Fate/zero【つらぬきの騎士が召喚されました】   作:4256巻き

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デモンズソウルのオンラインが2018年の2月あたりに終わるらしい

デモンズはオフラインでも楽しい・・・・楽しいが
少し、他の人には盛り上がりに欠けてしまうかもしれない

じゃあなおさらデモンズの小説が増えるよう
書き続けるっきゃないじゃん、と思ったので投稿

ここからが本当のデモンズソウルだ!


3話 つらぬき

私は、明日が嫌い

 

ずっと眠っていたら苦しくないのに

起きて明日になったらまた苦しくなる

 

だから明日が嫌い

 

いつも苦しそうな雁夜おじさんも

きっとそう思ってる・・・・けど

 

「桜ちゃん!!」

 

なんで、そんなに頑張れるんだろう・・・・

 

――――

 

――

 

「二階に行ってくれバーサーカー!」

 

【了解した】

 

小脇に抱えた雁夜の指示に答える為

つらぬきの騎士は両膝曲げてしゃがみ込み・・・・

 

「・・・・どうしたんだ?階段はあっちに――」

 

ドッ!

 

跳躍すると同時に拳を突き上げ

 

ドッ、ゴォォン!!

 

一階の天井を殴り抜いて二階の廊下に到着した

 

【着いたぞ】

 

「な・・・・なんて行き方をするんだお前は!?」

 

【近道をした、次はどこだ】

 

「近道って・・・・次は絶対にやるなよ!

なにも壊さずあそこの部屋に入ってくれ!」

 

それを聞くとつらぬきの騎士は廊下を駆け

指示された部屋の扉を壊さず開いた

 

そこにはただ静かに俯く幼き少女が

間桐桜の姿がそこにあった

 

「桜ちゃん!!」

 

「雁夜、おじさん・・・・?」

 

雁夜は自身を抱えるつらぬきの騎士から離れ

時折ふらつきながらも桜のもとへと行き着いた

 

片膝を地面に着き、視線を合わせて桜に語る

 

「助けにきたよ、桜ちゃん」

 

「私が・・・・助かるの?」

 

「ああ、助かる」

 

「・・・・そっか」

 

雁夜は力なく答えるを桜を抱きしめて

言い聞かせるように話す

 

「もう苦しまなくていいんだ・・・・!

もう誰にも桜ちゃんが苦しむ事なんてっ」

 

「やっと、終わるんだ」

 

「?・・・・桜ちゃん?」

 

「ずっと眠っていてもいいよね」

 

「なにを言って・・・・」

 

抱きしめていた手を緩めてその顔を見ても

桜は顔を向けず、雁夜ではないどこかに話し続ける

 

「もう起きなくてもいいよね・・・・

私を・・・・終わらせてくれるよね」

 

「バーサーカー!!桜ちゃんを早く安全な場所に――」

 

あまりにも危うく感じる桜の言動を不安に思い

雁夜はつらぬきの騎士に声を掛けつつ振り返り

 

「その剣で――――――私を殺してくれるよね」

 

つらぬきの騎士があの長い直剣を両手で構え

桜を正面に捕らえていた

 

「・・・・なにを・・・・しているんだ?」

 

【・・・・】

 

「なんで剣を向けているんだッ!!」

 

雁夜の叫びに答えずつらぬきの騎士は体の向きに変え

剣先の桜に向けたままその反対に両腕引く

 

全力の突きを放つ、言葉せずともその意思が伝わる

 

「やめろッ!・・・・やめろよバーサーカー!!

この子を救ってくれるんじゃ――」

 

【雁夜】

 

言葉が遮られようともつらぬきの騎士に耳を傾ける

それが桜の生存に繋がるならばと

 

【今より虫だけを殺し、その子供を必ず生存させる】

 

「虫、を・・・・?でも・・・・なんで、桜ちゃんを」

 

強い困惑と不安の混じる雁夜のか細き声に

男性と女性の声が重なる奇妙な声色は無感情に述べる

 

【解せぬだろう、信じられないだろう・・・・

だからこそ令呪を使い、違わぬように命じろ】

 

桜の心臓部を狙いを定め

細く長大な直剣に青白く光る輝きが流れ伝う

 

その様に雁夜は目を見開き、明らかな動揺が現れ

緊張は更に高まり動悸や呼吸が荒くなっていく

 

「俺は、お前に恩義を感じている・・・・!!

令呪を使わずとも俺の為に行動して仮にも臓硯を葬った!」

 

剣を輝かせる青白い光りが一瞬、ざわりと波打つ

 

「半信半疑に思ってる・・・・お前が、剣を持って構えても

まだ俺は助けてくれるなんて思ってる・・・・それでも」

 

雁夜は握り締めた拳を顔の近くにまで上げて

刻まれた三つの模様、令呪を見せて大きく叫ぶ

 

「それでもやるなら、お前に令呪を使う!」

 

つらぬきの騎士は桜を視線に捉えたまま頷き

雁夜は

 

「令呪をもって命ずる!いま、全霊をもって!!」

 

誰かが嘲笑う瞬間、それは――

 

「間桐桜だけを救え!!!」

 

音もなさず、既に間桐桜の心臓を―――

嘲笑うより早く、それを―――

 

 

 

つらぬいていた

 

「――――――ぁ」

 

気づく頃、つらぬきの騎士は剣を桜から離しており

剣先に刺さる親指ほどの肉塊から一滴の血が落ちる時

 

倒れる桜を雁夜が優しく受け止め

傷から服を伝って広がる赤い色に心が震えた

 

「バーサーカー!!出血がッ!」

 

【いま】

 

雁夜が目を向けるとつらぬきの騎士の左手には

不思議な光りが生じていた

 

【治す】

 

それは手の輪郭が見えなくなるほどの強い光りであるのに

目は眩まず、沁みる熱もない、しかし暖かさが思い起こされる

誰も傷付けない優しいものだと思えた

 

その光りを伴った手は桜の体になんの抵抗もなく通り

手が引き抜かれると同質の光りが体全体から満ち溢れた

 

数秒経つと光りは消え、穴の空いた服の部分からは

傷痕や血痕すらも残らない綺麗な肌だけが見えた

 

とても喜ばしい、泣いて喜んでしまいそうなほどに

・・・・しかしまだ純粋に喜んではいられないと

雁夜は再び気を引き締める

 

【雁夜】

 

「ああ、わかってる」

 

そう言って雁夜はつらぬきの騎士が持つ

剣の先に刺さった親指ほどの肉塊を見つめる

 

「なにか言いたい事はあるか、臓硯!」

 

「・・・・カ・・・・リ、ヤ」

 

とても掠れた声ではあるが、それは紛れもなく

臓硯の声であると雁夜にはわかっていた




せっかく筋力A+だから天井つらぬいてショートカットしてみた

そして蟲を使って襲えない時点で雁夜に対しての
人質にも盾にも使える桜に潜むだろうなと思ったのでこうした

まぁつらぬき式オペで摘出されたけども
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