インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~   作:憲彦

16 / 37
ゆっくりしていってね。


episode13 無人機

突然試合に乱入してきた所属不明のIS、司と一夏が非難活動を行っている間、それの相手をしていた鈴は、

 

「やっぱ専用機でもISは使いにくいわね…………。」

 

そう言うと、ISを解除して左腕に一夏が付けているのとは色違いのブレスロットルを装着した。

 

「エマジェンシー!デカブライト!」

 

形状記憶特殊合金デカメタルが微粒子状に分解され、鈴の体に纏わりつき、デカスーツを形成した。

 

「フェイスオン!!」

 

変身が完了すると、そこには銀色のデカレンジャーが立っていた。

 

「さーてと、やりますか。」

 

体の間接を鳴らし、動こうとすると、

 

千秋

「どけ!!アイツは俺がやる!見てろ!俺の実力を!!」

 

エネルギーの少ない白式で所属不明のISに突っ込んでいった。

 

それを止めようとした鈴だが、次の瞬間、更に予想外な事が起きた。

 

「千秋ィィ!!!男なら、男ならそのくらいの敵に勝てなくてどうする!!」

 

馬鹿が居た。正真正銘の馬鹿が。

 

実況用の放送室に入り、マイクの音量を最大にして流した。

 

その声は当然、観客席で非難活動をしている2人にも聞こえた。

 

まずいと思い、放送室を見ると馬鹿(箒)以外に山田先生も居た。どうやら連れ戻すために来たようだ。

 

しかし山田先生の言葉を聞かず、マイクでまだ何かを言っていた。

 

すると、所属不明機の2体が放送室を狙い攻撃をしようとした。

 

「!?まずい!!エマジェンシー!!フェイスオン!!!」

 

急いでデカスーツを身に纏い、放送室とISの間に飛び込んだ。

 

「グッ!!」

 

ディーソードベガを引き抜き、攻撃を受け止めたが予想以上に重たかった。更に不安定な体勢で攻撃を受け止めたので、ビームを弾いた後に勢いを殺すことが出来ず放送室に突っ込んだ。

 

真耶

「大丈夫ですか!?」

 

少からずダメージを受けた司を心配し駆け寄った。

 

「早く逃げろ!ここに居たらまた攻撃を受けるぞ!!」

 

真耶

「ですが…………」

 

まだ馬鹿な事をやっている箒に目を向けた。

 

すると司は立ち上り、箒の首筋に手刀と入れ気を失わせた。

 

「早く連れていけ。」

 

気絶した箒を真耶に投げ渡すと、所属不明機の居るアリーナに飛び込んで行った。

 

一夏

「ボス!遅れました!!」

 

司が着地するとデカブレイクに変身した一夏が駆け寄ってきた。

 

「3人で一気に片付けるぞ!!」

 

鈴/一夏

「ロジャー!!」

 

一夏

「無法な悪を迎え撃ち、恐怖の闇をぶち破る!夜明けの刑事!!デカブレイク!!!」

 

「並みいる悪を、白日のもとに暴き出す、光の刑事!!デカブライト!!」

 

「百鬼夜行をぶった斬る!地獄の番犬!!デカマスター!!!」

 

3人が名乗り終わると、4機のISも攻撃の準備に入った。

 

千秋

「退け!!ソイツを殺るのは俺だ!!!」

 

等とまだしぶとく生きていたヤツが突っ込もうとしたが、

 

「邪魔」

 

鈴の一撃でピットまで飛ばされた。

 

「奥の2機は俺がやる。手前の2機を頼んだ。」

 

鈴/一夏

「ロジャー!!」

 

それぞれ相手をするために飛び掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァ!!デリャ!!」

 

奥の2機を相手にしていた司は戦いの中で違和感を感じていた。

 

(可笑しい。動きが単調すぎる。それにワンパターン……。)

 

違和感を感じていたのは敵の動きの様だ。そして、1つの仮説を立てた。コイツは無人機ではないかと言う仮説だ。

 

(確かめてみるか…………。)

 

仮説が本当かどうかを確めるため、1体の腕を掴み間接部を一思いに斬った。

 

「やっぱりか……。一夏!鈴!コイツらは無人機だ!手加減の必要は無い!!」

 

と、戦っている2人に伝えた。

 

すると、腕を斬られたISがもう片方の腕を伸ばし、司にビームを撃とうとしたが、

 

「ビームなら簪の方が威力高かったぞ。」

 

手の銃口であろう部分にディーソードベガを突き立て爆発させた。

 

「テリャ!!ハァァ…………ベガスラッシュ!!!」

 

武装の無くなった方を縦に真っ二つに切り裂き、もう1体をベガスラッシュで片付けた。

 

「ゴッチュウ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

司に相手が無人機だと知らされた2人はと言うと、

 

一夏

「無人機か……。」

 

「なら思いっきり殺れるわね……!」

 

無人機だと聞き、全力でスクラップにすると決めた。

 

一夏

「鈴、久々にあれをやろう。この2機相手ならちょうど良い。」

 

「私も同じことを考えてたわ。しっかり合わせなさいよ。」

 

どうやら2人は2機とも一気に片付けるようだ。

 

鈴/一夏

「電撃拳!エレクトロフィスト!!!」

 

2人の放った電撃が2機のISを直撃し、動きを鈍らせた。

 

一夏

「今だ!!」

 

「分かってるって!!竜巻拳!トルネードフィスト!!」

 

トルネードフィストで一夏を押し出し、とんでもないスピードで相手に撃ち込んだ。

 

一夏

「高速拳!ライトニングフィスト!!」

 

ただでさえ早いライトニングフィストに、鈴のトルネードフィストが合わさり、目で追うことの出来ないスピードで相手に攻撃を入れた。

 

当然そんな攻撃が無人機に避けられる訳が無く、粉々に砕け散った。

 

鈴/一夏

「ゴッチュウ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わったな。残骸のデータは既に送ってある。報告に向かおう。」

 

無人機の撃破が終わり、司、一夏、鈴そして千秋と箒の5人は千冬と真耶が居る管制室に向かった。

 

部屋に入るなり行きなり、司は箒に胸ぐらを掴まれ色々と文句を言われた。

 

「何故あの時邪魔をした!?私は千秋の為に命を懸けてあそこから応援をしたのだぞ!!それをお前は!!!」

 

自分勝手なことこの上ない言い分である。

 

「お前の応援は他人の命を犠牲にするほどの価値があるものなのか?その応援を受けた本人はピット内で延びていたぞ。今回は助けたが次は無いぞ……。」

 

僅かな殺気を込めて箒に言った。まぁ、司が助けに言ったのは真耶が居たからであって彼女1人なら助けたであろうが避難を促すまではしなかっただろう。警告位はしたかもしれないが。

 

その後、一通りの報告を終え、各自部屋へと戻っていった。

 

千秋

「おい鈴!!何故邪魔をした!?あんなヤツら俺一人で十分だったんだぞ!!」

 

「気安く『鈴』何て呼ばないで。と言うか邪魔をしたのはあんたでしょう。そんな馬鹿な事を言うならそれ相応の実力を着けるのね。」

 

まぁ無理だろうけど。と言いながら自室へ帰っていった。

 

後で何かを蹴飛ばす様な音がしたが無視だ。

 

千秋

「アイツら…………!今に見てろ…………!」

 

恨めしそうにそんなことを呟いていた。何をするかは知った事では無いが……。

 




といつ訳で無人機戦でした。

鈴と一夏の合体技はゼブラとトリコのやった音速釘パンチを思い浮かべてください。大体そんな感じです。

次回は日本署での話をしようと思います。鈴の正式な異動手続きと完成したドSなISを束に見せる回です。……こんなことやってるから進行スピードが遅いんだけど(笑)

感想をよろしくお願いします。次回もお楽しみに!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。