インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~   作:憲彦

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皆さま、おはこんばんちは。日曜日なのに授業参観日の為、学校に行かされた作者です。…………日曜朝のグダグダタイムを返してくれ。

書き終わったら最低3回は確認しているのに誤字が無くならない…………。

それでは今日もゆっくりしていってね。

あっ、お気に入り登録者が160人行ったらストーリーに関係のない話しでも書こうと思います。


episode17 貴公子の正体

ラウラが一夏と司に事実を話した次の日、何かが変わったかと言うと大して変わったことはない。強いて言えばシャルルが千秋と同室になった位だろう。だからといって劇的な変化が起こるわけではない。ただいつも以上に女子が朝からハイテンションなだけだ。

 

千冬の軍隊を育成するような実技と真耶の分かりやすい座学を終えた放課後、司達はアリーナで訓練をしてた。

 

行く途中に、シャルルも加わり結構な大所帯となった。

 

「じゃあ始めるか。」

 

「待ってました!エマジェンシー!!」

 

始めるなりいきなり、鈴はデカスーツを纏った。

 

一夏

「いや、鈴は専用機でしょう。」

 

「そうだな。専用機持ちの代表候補生がデカスーツだけに慣れるのは好ましくないからな。」

 

鈴「えぇ~……。」

 

しぶしぶデカスーツを解除して、今度は専用機である甲龍を起動し、アリーナに入っていった。

 

「ラウラとシャルル。2人が鈴に教えてやってくれ。ISでの戦闘なら2人の方が詳しいだろう。」

 

シャルル

「うん。」

 

ラウラ

「分かった。」

 

快く受けてくれた。その後に簪も先に行かせ、2人はピット内で少し話をしていた。

 

因みにオルコットは並列思考をマスターするために別の場所で自主練をしている。

 

一夏

「ボス。シャルルの事何ですけど……。」

 

「ああ、女の可能性が高いな。鈴なら武術も嗜んでいる。練習の中で何かに気付くかもしれない。」

 

一夏

「でも……女だとしたらいったい何処が何のために……。」

 

「デュノアと言う名前を聞けば、真っ先に浮かぶのはIS製作会社のデュノア社だが……。社長婦人には出産記録が無い。まあ、何処の連中が送ったにしろ、今は情報が少ない。此方が焦って相手に悟られる訳にはいかない。」

 

一夏

「ですね……。」

 

調べようにも情報が無い。はっきり言ってこの状況は時間が経てば経つほど事態が悪化する可能性がある。早々に片付けなくてはならない。が、悟られる訳にもいかない。

 

2人は気付かれない様に慎重に情報を集めようとした。束に頼めば1発で済むのだが、絶対に余計な事までやるので頼むに頼めない。最後の最後までその手段は使うことが出来ない。

 

どうやって情報を集めるかを考えながら、2人もアリーナに入っていった。

 

「遅いよ2人とも。せっかく機体をチューンしてきたのに……。」

 

「すまないな。一夏、逝ってこい。」

 

一夏

「ロジャー。」

 

試合が始まると、簪は一夏に急接近し、ほぼ0距離でビーム砲を放ちダメージを与えた。

 

今までの簪とは違う戦法なので戸惑ってしまい、いつもより無駄な動きが出てしまった。

 

そして簪はいつも通りあのミサイルを放った。だがデカスーツの保護機能は束によって強化されている。一夏もそれを知っていたため、1発ずつ拳で破壊したが、

 

一夏

「グワッ!?何で保護機能突き抜けてきてるの!?」

 

「は?一旦止めろ!!」

 

強化したはずの保護機能を突き抜けて一夏自身にダメージが出た為、司は簪と一夏の試合を一旦止めた。

 

「強化してもカバーしきれなかったかったか…………。簪、そのミサイルは今後死人が出る可能性もある。よって使用禁止だ。」

 

「Σ(Д゚;/)/そんな~。」

 

「死人が出るよりはましだろ。」

 

デカスーツの保護機能を貫通した簪のデスソースミサイルは司の意見によって使用禁止となり、簪もそれを受け入れた。納得はしていなかったが……。

 

「大丈夫か?」

 

一夏

「はい……。何とか。」

 

簪が通常ミサイルに取り替えてくる間、一夏は司に水を買ってもらい、口や鼻、目をゆすいでいた。現在花粉症みたいに目が充血している。

 

しかしデカスーツはあらゆる悪性の物質から身を守り、変身者の体をカバーしている。それを超える簪のデスソースミサイルとは一体……。

 

「お待たせ~。ミサイル変えてきたよ。」

 

「今度は大丈夫だろうな……。」

 

「大丈夫!着弾したら周囲に電撃を流すだけだから。」

 

やっぱまともな武器では無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訓練が終わり、着替えをした司と一夏。だが部屋に戻る途中、一夏は更衣室にSPシューターを置き去りにしていることに気付き急いで戻った。

 

かなり焦っていたので、部屋のなかを確認せずにドアを開けて、自分の使っていた棚の中にあるSPシューターを取出し、出ようとしたとき、気づいてしまった。更衣室の中にもう1人居ることに。

 

シャルル

「あっ、」

 

一夏

「あっ。」

 

現在進行形でシャルルが着替えていた。そして、それを見たときに確信してしまった。シャルルの正体に。

 

少し流れた気まずい時間の後、一夏はブレスロットルで司に連絡を取り、今の状況を伝えた。

 

一夏

「ボス。シャルルの正体が判明しました。今から部屋に連れていきます。…………着替え終わるまで外に居るから終わったら着いてきて。」

 

シャルル

「はい……。」

 

数分後、ジャージに着替えたシャルルが更衣室から出てきたので、一夏は自分の部屋に連れていった。

 

部屋に入ると、そこには司以外に鈴も居た。彼女もSPDなので居て当たり前だ。

 

「じゃあまず、何で男としてこの学園に来たかを説明してくれ。後、本名もな。」

 

シャルル

「うん。本名はシャルロット・デュノア。デュノア社社長の娘だよ。ここに男として来たのは両親からの命令だよ。経営難に陥った会社を立て直すために。」

 

一夏

「経営難?でもデュノア社って世界第3位のIS製作会社じゃなかったっけ?」

 

「一夏の言う通り、デュノア社は世界シェア3位の起業ではあるが、作った機体は第2世代機のラファール・リヴァイブだ。しかもその機体は第2世代最後期の機体だ。デュノア社は他の企業よりも第3世代の研究に入ったのが遅れていると言っても良い。経営難に陥った理由はそれだろう。」

シャルロット

「大体それであってるよ。他にも資金の私的利用とかもあるけどね。遅れた第3世代機の開発のために、僕はここに来てISのデータ収拾や男性操縦者の機体データとかを集めてたんだ。それに男なら広告塔としても役立つしね。」

 

確かに男性操縦者がIS学園に入ったとなれば国は注目を受ける。さらにその男性がデュノア社の人間と分かれば経営難は解決するだろう。だが分からないこともある。

 

「でも何でわざわざ自分の子供を?いくらなんでも危険すぎるわよ。」

 

そう。自分の娘を使えば当然いつかはバレる。そうなれば会社の信用は一気に地に落ちる事になる。経営難と言っても、そんなリスクを背負う事はしないはずだ。

 

シャルロット

「僕はね、愛人の子なんだ。父とは数回しか話したことが無いし、本妻からは「泥棒猫の子が!!」って殴られたよ。でもISの適性が高かったから非公式だけどテストパイロットをしていたんだ。と言っても、2人からは自分の娘としての扱いを受けたことが無いけどね……。殆んど奴隷みたいに使われてたよ……。」

 

自らの過去を3人に話し、部屋から出ていこうとした。バレたから学園から立ち去るつもりなのだろう。

 

「成る程。これでデュノア社の社長達をデリートもしくは逮捕出来るかもな。」

 

一夏/鈴/シャルロット

「えっ?」

 

司の言葉に3人は驚いた。確かにスパイ行為や開発資金の私的利用、犯罪行為の強要は逮捕には十分な理由になる。だがデリートまでは普通は行かない。

 

一夏

「何故デリートまで……?」

 

「実はデュノア社は前社長から今の社長に代が変わったときから黒い噂が流れていたんだ。前社長派の人間が突然行方不明になったり不審死になったり、不当解雇や国家IS機密の他国への横流し等、上げればきりの無いほどある。だが今回のシャルロットの話で全てが証明されるだろう。」

 

どうやらデュノア社はかなりの犯罪に手を染めていた様だ。デリートされるのも当たり前だろう。

 

「シャルロット。お前の身柄はSPDが保護する。日本署で全てを話してくれるな?」

 

シャルロット

「でも……その後はどうすれば……。」

 

「その後の事も俺達がどうにかしよう。お前の身は必ずSPDが守ってくれる。」

 

自分の身を守ってくれる事を条件に、次の日の朝、シャルロットはSPD日本署へと運ばれた。

 

デュノア社検挙の日もそう遠くないだろう。

 




今回はここまでです。次回は今までにもちょいちょい登場していたあの人が出てきます。

次回 デカレッド

次回もよろしくお願いします。感想もよろしくね。
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