インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~   作:憲彦

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今日は訳あって1本だけです。ゆっくりしていってね。


episode20 人を人として

司に指示を受けた次の日、龍馬と宝児はフランスに来ていた。現地のSPDと協力し、デュノア社を完全に包囲している。

 

「突入準備完了しました!」

 

宝児

「よし。最終確認だ!A班B班は残っている社員の逮捕と攻撃してくるISパイロットの制圧だ。C班は俺達と一緒に社長室まで着いてこい。D班は自宅に帰宅している社員に事情を説明してフランス署まで同行してもらえ。」

 

「ロジャー!」

 

周りを包囲しているSPDも突入しようとしている部隊からも緊張が漂っている。

 

そして、

 

龍馬

「現時刻を持ってデュノア社の一斉検挙を行う!突入!!」

 

龍馬の号令で、一斉にデュノア社の中に入った。

 

案の定、と言うか当然一般の社員は驚き短く悲鳴をあげたり、腰を抜かしたりしている。

 

そして、当然ISを纏った女性も出てくる。

 

「SPDか!?どういうつもりだ!いきなり突入してくるとは!!」

 

宝児

「予定通りA班B班は確保と制圧をしろ!!」

 

「ロジャー!!」

 

「制圧だと!?SPDと言えどそんなこと許されると思っているのか!!」

 

龍馬

「うるせぇ!邪魔だ!!退け!!!」

 

邪魔をするIS操縦者に豪快な蹴りを叩き込み前へと進んだ。

 

その他の行く手を阻む女性を蹴散らしながら最上階の社長室を目指した。

 

宝児

「はぁ、はぁ、お前……飛ばしすぎだぞ!」

 

デカスーツを纏った宝児が息を切らせながら社長室の前にいる龍馬の隣に居た。

 

龍馬

「当たり前だ!確めたいこともある!行くぞ!」

 

高級感漂う『社長室』と書かれたプーレトのある扉を蹴破った。

 

中には社長と社長婦人が居た。何故か随分と余裕そうな態度だった。

 

社長

「何か御用かな?SPDのお2人。」

 

宝児

「デュノア社社長と社長婦人だな。お前達に話しがあrーーー」

 

龍馬

「その前に!シャルロットの事についてはなして貰う。」

 

宝児の言葉を遮り、シャルロットの事を2人にたずねた。

 

社長

「シャルロット?あぁ、私と血が繋がっているあの娘の事か。それがどうかしたのか?」

 

龍馬

「何故彼女に犯罪行為を強要した?」

 

平静を保った声で言っているが、その声には明確な怒気が含まれていた。恐らくマスクで隠れている顔もかなり怒っている筈だ。

 

婦人

「奴隷をどう扱おうと私達の勝手では?」

 

“娘”ではなく“奴隷”という言葉を使った。この言葉に完全にキレた。

 

龍馬

「そうか……。シャルロットにはお前達2人に人の心が残っているのなら人として裁いてくれと言われていたが……、その様子じゃあ残っていないみたいだな。」

 

SPライセンスがきしむ程の力で握りしめ、2人にかざした。

 

横のスライドを一番下に合せ、罪状を伝えた。

 

龍馬

「デュノア社社長と社長婦人!前社長派の社員の不当解雇、殺人、誘拐、国家IS機密の他国への横流しに国から支給されたIS開発・研究資金の私的利用と、1人の何の罪も無い少女に犯罪者の十字架を背負わせ長きに渡り苦しめた罪で!ジャッジメント!!」

 

『ジャッジメントタイム』

 

SPDの要請で地球最高裁判所に犯罪者の起訴・即決を行うジャッジメント機能。現場や犯人の状況から裁判所に連れていく必要が無いと判断した場合、この様にして判決を決める。

 

『×』

 

宝児

「デリート許可!」

 

龍馬

「ディーソードアルタイル!」

 

ディーソードアルタイルの封印を解き、2人に近付いた。

 

社長

「ま、待て。私達を誰だと思っている。この会社が無くなったら国は混乱するぞ!それでも良いのか!?」

 

婦人

「そうよ!私達の存在がどれ程この国に影響してると思ってるの!?」

 

デリートの判決が下ってからと言うもの、最初の余裕は無くなり、急に命乞いを始めた。

 

龍馬

「国なんか知ったことか。俺は犯罪者が減らせればそれで良い。」

 

社長

「私達を殺した所で犯罪は無くならんぞ!」

 

龍馬

「例え犯罪が無くならなくても、苦しむ人が減る。それで良い!」

 

龍馬の降り下ろした刀は確かに2人の首を捉えた。だが、血所か首が落ちる音がしない。確かに斬れている。だが外側が薄皮1枚繋がっていた。

 

宝児

「何をした?」

 

不思議に思った宝児が龍馬に聞くと、

 

龍馬

「俺は人の道を外れた化物の魂を人に還す方法をこれしか知らない。人を人として斬る。これしか出来ないんだ。」

 

ディーソードアルタイルを見ながらそう言った。

 

外に出ると他のSPD隊員が後処理を行っていた。どうやら此方も全てが片付いた様だ。

 

「ご苦労様でした!あとのことは此方でやっておきます!」

 

宝児

「よろしく頼む。」

 

後の事を現場のSPDに任せ、2人は日本署に戻ることにした。

 

「どうしたの?龍馬君。」

 

宝児

「事件を解決したのにずっとあんな感じで……。」

 

まだ落ち込んでる様子の龍馬を心配し、理由を聞いてみると、

 

龍馬

「シャルロットには「人として裁いてほしい。」っ言われてたのにそれが出来なかったからだよ……。はぁ……。」

 

宝児

「でもお前は「人の魂を人に還す方法」って言ってたろ。人に還せたなら充分だろ。」

 

確かに化物の魂を人に還す為の方法は取った。だが、それが人として裁いたのかは分からない。それでも、救われる人が居るのなら間違いでは無いのかもしれない。




自分で書いておいてアレだけど、人の心ってなんでしょうね?人を思う事何でしょうか?それとも欲望のために周りを駒として使う事何でしょうか?そして龍馬の行為は正しかったのでしょうか?「人の道を外れた化物の魂を人に還す」これは正しいと言えるのでしょうか?

自分で書いたのに矛盾だらけですね。

次回はタッグトーナメントの少し前ですかね。何時もの訓練風景でも書きましょうかね。

次回もお楽しみに!感想もよろしくね。

あっ、龍馬がやったのは銀魂死神編のアレです。
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