インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~   作:憲彦

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タイトルに深い意味はありません。ただ私が常々思っていることです。

今回は臨海学校初日のエピソードをお送りします。

毎度の事なが、ゆっくりしていってね。

あっ、司の年齢は20代後半とだけ言っておきます。真耶よりは歳上だと思います。


episode26 海を見ると疲れが癒される所かますます疲れてくる。

週があけた月曜日。ハッキリと言うと、とても憂鬱に感じる。特に土曜日や日曜日にハシャイだ人は体がダル重く感じるだろう。

 

そんな月曜日の朝から、IS学園1年生はバスに揺られ海にへと向かっていた。

 

一夏

「あっ!ボス!海が見えてきましたよ!」

 

隣でラウラと一緒に寝ている司を揺すって起こした。因みにラウラは司の膝の上。

 

「ああ、そうか……。」

 

一夏

「やけにテンションが低いですね?」

 

「海を見て騒ぐ歳じゃないからな……。目的地に着いたら起こしてくれ。」

 

そう言うと、また眠りに着いた。

 

真耶

「はぁ、……あぁ……。」

 

千冬

「ん?どうした?山田君。」

 

真耶

「あ、イエ。何でもありません。」

 

こちらも少し疲れが残っているようだ。まあ、昨日あれだけハシャげば当然こうなる。

 

司が眠ってから約10分後。バスは目的地である旅館に到着し、全てのバスから1年生がわんさか出てきた。

 

千冬

「それでは、ここが今日から3日間お世話になる花月荘だ。全員、従業員の仕事を増やさない様に注意しろ。」

 

『よろしくお願いしまーす』

 

千冬の言葉の後、全員で挨拶をする。この旅館には毎年お世話になっているらしく、着物姿の女将さんが丁寧にお辞儀をした。

 

「はい、こちらこそ。今年の1年生も元気があってよろしいですね。」

 

見た目から推測するに30代前半と言うところだろうか、しっかりとした大人の雰囲気を漂わせている。仕事柄笑顔が絶えないからなのか、その容姿は女将という立場とは逆にスゴく若々しく見える。

 

「あら、こちらが噂の……?」

 

千冬

「今年は男子が居るせいで浴場分けが難しくなってしまって申し訳ありません。」

 

「いえいえ。そんな。それに、良い男の子じゃないですか。しっかりしてそうな感じを受けますよ。」

 

司と一夏が前に出て自己紹介をした。

 

「SPD日本署署長の久我司です。よろしくお願いします。」

 

一夏

「同じく、SPD日本署の姶良一夏です!よろしくお願いします!」

 

2人が挨拶を済ませると、千冬が千秋の事を前に出し、自己紹介をさせた。

 

千秋

「織斑千秋です。よろしくお願いします。」

 

「うふふ、ご丁寧にどうも。清洲景子です。」

 

そう言って女将さんはまた丁寧にお辞儀をする。その動きは先程と同じく気品あるものだった。IS学園にはこんな人が少ないので少し身構えてしまう。

 

その後はと言うと、全員荷物を持って旅館の中へと入って行った。荷物を置いた生徒から水着を持ち外に走っていった。

 

因みに初日は自由行動。食事は旅館の中にある食堂で各自とるように言われている。

 

そして司達の部屋はと言うと、

 

「まさかこことはな……。」

 

一夏

「仕事は来ていないから問題無いかと……。」

 

『教員』と言うプレートの貼られた扉。そこが2人の部屋になるようだ。この一部屋に千冬、千秋、司、一夏の4人が泊まるようだ。

 

仕事関係の書類があったらなにがなんでも拒否していただろう。

 

荷物を置き、マスターライセンスとブレスロットル、SPシューターと水着を持ち、2人も海に向かった。

 

「一夏。もう少し筋肉付けたらどうだ?」

 

一夏

「い、いや。そんなこと言われても……。」

 

水着に着替えた一夏の体を司が見ると、そんな感想を言った。確かに司に比べると、一夏は大して筋肉が付いていなかった。

 

一夏

「それよりも何でパーカー羽織ってるんですか?」

 

「銃創やら傷痕を見られたくは無いからな……。さてと。」

 

一夏

「何故釣竿を?」

 

泳ぎにきた筈なのに何故か釣竿を用意し始めた。

 

「長い時間泳ぐ気は無いからだ。」

 

そう言って釣りの出来そうな岩場に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

砂浜にて、

 

一夏

「やっぱ日差しが強いな。」

 

「あっ!一夏みーっけ!!って……。何でこんなとこにまでブレスロットルとSPシューター……?」

 

一夏を見付け、飛び付いて驚かそうとしていた鈴だが、ブレスロットルとSPシューターを見て引いた。100%この場には必要ないからだ。

 

一夏

「用心のためだよ。盗まれないとも限らないしね。」

 

「あぁ~成る程。まぁ私も持ってきてるから人の事は言えないんだけど……。」

 

だが、鈴の場合身に付けている訳ではないので、ある意味一夏よりマシである。

 

「一夏!鈴!一緒に泳がない?」

 

海の方から簪に声をかけられ、2人は走って向かった。

 

ラウラ

「ん~?」

 

シャルロット

「ん?どうはしたの?ラウラ。」

 

周りをキョロキョロしているラウラを見付けたシャルロットが声をかけた。

 

ラウラ

「あぁ。父様を探していてな……。何処に行ったんだろうか……?」

 

シャルロット

「確かに居ないね……。あっ!それよりも一緒にビーチバレーしない?山田先生も居るよ。」

 

ラウラ

「母様も!行く!」

 

全員それなりに楽しんでいる様だ。泳いだり、ビーチバレーをしたりとかなり賑わっている。

 

その頃司はと言うと、

 

「ん?今回は引きが強いな。よっと!……サメ?」

 

引きが強いと思ったらサメが釣れた。そこそこのサイズのヤツが。何でサメ?

 

「……。」

 

チャポン。

 

無言でリリースした。そしてまたエサを付けて糸を垂らした。その後釣れたのは……。

 

「アジか。」

 

サメ以降、大きな当たりはなく、全て小振りの魚が釣れた。もう釣れないと思ったのか、道具を片付けて皆の居る砂浜に向かった。

 

一夏

「あっ!ボス!何か釣れました?」

 

「釣れたぞ。サメとアジがな。」

 

一夏

「え?サメ?」

 

最初のアジは理解できたが、サメと言う単語に驚いた。リリースしたことを言えば更に驚くだろうが、それは言わなかった。




アジはその後、旅館には寄付しました。

そろそろこの小説も終わりますね。福音編終わったら番外編でも書きましょうかね。司が同期1人を失ったepisode0や卒業後のストーリー等ですけどね。需要あるかは別として。

次回は福音登場かな。

次回もお楽しみに!感想もよろしくね。
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