インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~   作:憲彦

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将来は専業主夫になりたい。作者です。

取り敢えず今回は自己紹介とクラス代表選出まで行けたらなと思います。

それでは皆さん、ゆっくりしていってね。


episode2 IS学園

入学式が始まる1時間前、IS学園に向かっていた司と一夏だが、

 

一夏

「そこの車!停まれ!!」

 

「これ以上は危険だ!早く停まれ!!」

 

何故かカーチェイスの真っ最中だった。

 

何があったのか簡単に説明すると、

 

・準備が終わったので余裕を持ってIS学園に向かう

・途中で銀行強盗に遭遇する。

・SPDの車に乗っていた為、周りの警察から協力を頼まれる。

・犯人逃走。

・追い掛ける←今ここ

 

平日の朝からとんでもないイベントに巻き込まれる2人だった。

 

「一夏、少し距離を開けろ。」

 

そう言うと、窓を開けてSPシューターを窓から出して、逃走車のタイヤを狙った。

 

「フン!」

 

撃った弾は見事にタイヤを破裂させ、中に乗っていた連中も逮捕した。

 

一夏

「まさか、朝からこんなことに巻き込まれるなんて。」

 

「俺達の平穏な日常は何処に行ったのやら。」

 

全くだ。

 

その後、日本署に報告を終え、IS学園に向かった。

 

だがもう既に入学式は終わり、各クラスで自己紹介を始める所だった。

 

学園側も事情は知っていたので特に問題は無かったが、初日から遅刻してしまった。

 

千冬

「2人のクラスは1年1組だ。私が呼んだら入ってきてくれ。」

 

そう言い、千冬が教室に入った瞬間、悲鳴の様な声が辺りに響き渡った。

 

一夏

「この学園って、防音効果のほどこらせた壁を使用していた筈なんだけど…………」

 

「音響兵器でも配備されてるんじゃないか?」

 

ハッキリ言って直ぐに帰りたい。が、2人の心境である。

 

そんな事を考えていると、千冬から呼ばれた。

 

ここまで来たら仕方がないと思い、教室に足を踏み入れた。

 

教室に入り、自己紹介をするために教卓付近に立つと、周りからとんでもない視線を浴びせられた。

 

普通の人なら緊張で声も出せなくなる位の視線だ。

 

しかし2人はこれくらいの事にはなれているので問題ない。

 

「SPD日本署署長の久我 司だ。仕事の為たびたび学園に居ないことがあるだろうが、よろしく頼む。」

 

一夏

「同じくSPD日本署の姶良 一夏です。特技は家事全般、趣味は料理です。俺も仕事の都合で学園に居ないことがありますが、よろしくお願いします。」

 

無難に自己紹介を終わらせた2人だが、次の瞬間、音響兵器が発動した。

 

女子生徒達

「キャァァァァ!!!!」

 

司/一夏

「グッ!!」

 

とっさに耳を押さえたが少なからずダメージを受けてしまった。

 

女子生徒その1

「片方は堅物系でもう片方は爽やか系よのイケメンよ!!」

 

女子生徒その2

「男子が全員このクラスだなんて!!神様ありがとう!!」

 

女子生徒その3

「携帯の番号教えて!!!」

 

等と色々騒がれた。迷惑なことこの上無い。

 

だが、最初に居た男子生徒とある女子生徒がこちらに敵意のある視線を向けていた。

 

が、問題ないので無視した。

 

千冬

「静かにしろ!!早く1時間目の準備に移れ。」

 

クラスを黙らせ、準備に移らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よう。出来損ない。まさか生きていたとはな。しかもSPDに居るなんて。」

 

「貴様!今更どの面を下げて人の前に現れているんだ!!」

 

授業が始まるまでの行間休み、2人の生徒が司と一夏に突っ掛かってきた。

 

1人は世界初の男性IS操縦者、織斑千秋。そしてもう1人はISの開発者、篠ノ之 束の妹、篠ノ之 箒である。

 

死んだ筈の一夏がここに居ることが気に入らなかった様だ。

 

一夏

「初対面の人に失礼じゃないですか?俺はあなた方が知っている一夏ではないんですが。」

 

千秋

「とぼけるなよ。その顔、まんまアイツじゃないか。他人のそら似にしては似すぎている。」

 

一夏はしらを切ろうとするが、しつこく付きまとう。

 

余りにも邪魔なので、隣で作業をしていた司が声をかけた。

 

「仕事してるのが見えないのか?静かにしろ。」

 

資料に目を通しながら伝えた。

 

「お前!!千秋に対してその口の聞き方は何だ!!ふざけているのか!?」

 

千秋

「まぁいいよ箒。SPDもこんな出来損ないを入れるなんて堕ちたもんだな。……署長さん、こんなヤツクビにして俺の事をSPDに入れてくれないか?こんなヤツよりも絶対に得するぞ。」

 

「入りたいなら試験に合格しろ。まぁ、無理だろうがな。」

 

千秋

「それはどうかな?それじゃあねぇ~。」

 

それを言い残すと、自分の席に戻っていった。

 

篠ノ之は相変わらず敵意のこもった視線を向けてるが、関わるのは面倒なので無視した。

 

2人が離れるとチャイムが鳴り、そのまま授業が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず授業の感想を言おう。

 

すごく分かりやすかった。

 

これ程の腕を持ちながら何故副担任なのかが理解出来ない。

 

生徒1人1人を気遣いながらではあるが、遅れることはなく、丁寧に教えている。

 

真耶

「ここまでで分からない人は居ませんか?」

 

聞いてみるが誰も手を上げない。

 

全員がちゃんと理解している証だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分かりやすい授業が終わって再び行間休み、司と一夏の2人は日本署から送られてきた資料に目を通している。

 

SPDに入っている以上、この作業とは斬っても斬ることが出来ない長い付き合いになる。離職原因・体調不良原因の理由ナンバーワンである。

 

と言ってっても、離職してもまたこの仕事に戻る人はかなり多い。待遇が良いからである。それに、慣れればどうと言う事は無いからだ。

 

「ちょっとよろしくて?」

 

司/一夏

「よろしくない帰れ。」

 

作業をしている2人に、また迷惑なヤツが来た。

 

「何ですの!?その口の聞き方は!?この私、セシリア・オルコットに声をかけられるだけでも光栄な事なのですよ!それ相応の態度と言うものがあるのでは無いですか?」

 

ハッキリ言って面倒くさい。

 

この様に、「女=偉い、だから男は女に媚びろ。」と言う女尊男卑の風潮に染まった人を相手にするのはかなり面倒くさい。

 

その為、2人は先程の様な対応をしたのだ。

 

まだ騒ぐつもりなのか、2人の側に居るのでどんな対応をしようかと頭を回していたが、結局とる対応は1つである。

 

無視

 

面倒くさいヤツを相手にするときはこれに限る。

 

キーンコーンカーンコーン。

 

そんな事をやってる内に次の授業のチャイムがなった。

 

オルコット

「また来ますわ!!逃げないことね!!」

 

2度と来んな。心の中でそんな事を思いながら次の授業を受けた。

 

千冬

「それではこの時間は実践で使用する各種装備の特性について説明する。」

 

今度は真耶ではなく、千冬が教卓に立っている。

 

授業の内容について軽く説明して、始めようとしたとき、思い出したように連絡した。

 

千冬

「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないとな。クラス代表者はそのままの意味だ。生徒会の会議や委員会への参加、所謂クラス長だ。自推他推は問わない。」

 

この言葉にクラスがざわめいた。

 

そして、

 

「はい!織斑君を推薦します!」

 

「私も!」

 

「私も!!」

 

「私は姶良君を!!」

 

「私は久我君を!!」

 

等と、予想はしていたが男子に推薦が集中した。

 

千冬

「では、候補はこの3人か。他に居ないならこの3人で代表決定戦を行うぞ。」

 

千秋

「ちょ!待ってくれよ!!俺はそんなのやらないぞ!!」

 

千冬

「他推されたものに拒否権は無い。」

 

千秋

「イヤでも!」

 

まだ反論を続けようとしていたが、突然甲高い声が響いた。

 

オルコット

「お待ちください!納得が行きませんわ!!」

 

机を叩いて立ち上り何か演説を始めた。

 

オルコット

「そのような選出は認められません!大体、男がクラス代表だなんて良い恥さらし!このセシリア・オルコットにその様な屈辱を1年間味わえとおっしゃるのですか!?」

 

自推他推はかまわないと言っていたのに随分な物言いである。

 

オルコット

「実力から行けば私がクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからと言う理由で極東の猿にされては困ります。私はISの事を学びに来たのであってサーカスをする気は毛頭ございませんわ!大体、SPD等と言う連中に任せられる訳が無いですか!!」

 

「随分と勝手な事を言ってくれるな。」

 

五月蝿かったので司が口を挟んだ。

 

オルコット

「今になって反論ですか?少し遅いのでは無いですか?そんなんで国を守れると?笑い話も良いところです!」

 

「何を勘違いしているかは知らんが、俺達SPDは国を守る訳ではない。」

 

オルコット

「何ですって?」

 

司の言葉に、クラスの皆が驚いた表情をした。

 

一般的な認識として、SPDは国を守る組織になっているからだ。そこに国を守る訳ではないと言われれば、誰もが驚く。

 

「俺達SPDは人を守っている。そこに住み、平和な暮らしを求める人のために戦っている。国なんぞと言うちんけな物のために戦ったことなど1度もない。それに、1つ言っておこう。お前のさっきの発言は戦争を引き起こす可能性があるぞ。」

 

オルコット

「な、何を根拠にそんな事を。嘘ならもっとまともな嘘をついたらどうですか!」

 

司の言葉に一瞬戸惑ったが、嘘だと言い平静を保った。

 

「そうかな?お前は代表候補生。ここにいる限りお前の発言はイギリスの発言になる。俺がさっきのお前の演説を両国の政府に聞かせればどうなると思う?最悪戦争。良くてもお前達イギリスはかなりの被害を受けることになるだろう。」

 

オルコット

「な、な!?そんな…………」

 

「まぁ、俺に伝える義務は無いけどな。教師は知らんがな。」

 

この言葉で少しは黙ると思ったが、

 

オルコット

「け、決闘ですわ!!よくも私に恥をかかせてくれましたわね!!この罪、あなたの一生を持って償わせますわ!!」

 

と訳の分からない事を言い出した。

 

この手のヤツと関わると本当にろくなことが無い。

 

結局、1週間後に代表決定戦を行うことになった。司とオルコットの場合は決闘になるが。

 

負けたら司はオルコットの奴隷になるそうだ。逆の場合は特に何もない。オルコットが指定しなかったからだ。自分が100%勝つと思っているからだ。




次回 それぞれの1週間。

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