インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~   作:憲彦

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今日よりタイトルを『ISの世界に地獄の番犬』から『インフィニット・デカレンジャー~クールで熱い戦士たち~』に変更しました。

リクエストをくれたルオンさん、ありがとうございました。

それでは今日もゆっくりしていってね。

※物語の進行スピードを見てあまりにも遅すぎたので、一夏VSオルコット、司VS織斑、オルコットVS織斑は省きます。ご理解下さい。

見たいと言う方が居ましたら、福音編終了後の番外編で書こうと思います。



episode6 白(ブレイク)VS白(白式)

クラス代表決定戦第5試合、一夏VS織斑の戦いが始まろうとしていた。

 

第2第3第4の試合を簡単に説明すると、一夏VSオルコットは一夏の勝利、オルコットVS織斑は千秋が負けた。司と一夏の戦いでオルコットは相手を見下すことが無くなったからだ。一切の隙がなかった。司VS織斑はみんなが予想した通り、一撃で織斑が敗北した。今日の試合の中で最短だ。(試合開始0.25秒)

 

そして、次は一夏と織斑の番になった。

 

織斑の方は先にピットから出て、アリーナ上空で待っていた。

 

「存分にやってこい!」

 

一夏

「ロジャー!エマジェンシー!デカブレイク!!」

 

形状記憶特殊合金デカメタルが、微粒子状に分解され、一夏の体を包みデカスーツとなった。

 

一夏

「フェイスオン!!」

 

司のデカマスターとは違い、武装は左腕のブレスロットルと鍛え上げられた技のみ。姿は司とは逆の白。

 

「アイツは恐らく剣でかかってくるだろう。これを使え。敢えて同じ土俵に立ってやれ。」

 

そう言うと、司はディーソードベガを一夏に渡した。

 

一夏

「ロジャー!行ってきます!」

 

ディーソードベガを受け取り、勢いよくピットから飛び出した。

 

一夏

「無法な悪を迎え撃ち、恐怖の闇をぶち破る!夜明けの刑事!!デカブレイク!!」

 

会場が一気に沸いた。SPDの名乗りはやはり皆が興奮するようだ。

 

千秋

「フン。お前みたいな出来損ないがSPDとは…………しかも俺と同じ刀で勝負とはな。相変わらず馬鹿だな。お前みたいな汚点は、ここで俺が殺してやるよ。なぁ~に、事故として処理されるさ。」

 

真っ黒に染まった歪んだ笑みで一夏を睨み付けた。

 

生理的に受け付けない顔だ。

 

『試合、開始!!』

 

千秋

「各の違いを見せてやる!無様に死ねぇぇ!!」

 

開始のブザーが鳴り響くのと同時に、千秋がフルスピードで一夏に突っ込んできた。

 

ハッキリ言おう。的だ。

 

普段から常人には理解し難い訓練を積んでるSPDの実働部隊だ。その程度の攻撃は訓練生でも沈めることが出来る。

 

当然、SPD内で司の右腕である一夏が止められない筈が無い。

 

一夏

「正拳アクセルブロー!電撃拳エレクトロフィスト!!」

 

左腕のブレスロットルのハンドルグリップを展開して絞る事で発動する正拳アクセルブロー。

 

その攻撃の1つ1つが強力で、数多の犯罪者を粉砕してきた。

 

左腕から放たれた電撃に、千秋はなすすべなく撃ち落とされた。

 

千秋

「アガッ!ひ、卑怯だぞ!刀を持ってるなら刀で戦え!」

 

一夏

「卑怯?聖者でも相手にしてるのか?戦いに卑怯なんて物は無いんだよ!」

 

むしろアイツの口から卑怯なんて言葉が出てくるとは思わなかった。散々卑怯なことしておいたのに、どの口が言うんだ。

 

一夏

「ディーソードベガ!!」

 

電撃で機体の動きが鈍くなっている白式に、一夏はディーソードベガの封印を解いて一気に突っ込んだ。

 

千秋

「グワ!アァ!アァァ…………」

 

手に持っていた雪片弐型と言われる白式唯一の武器を弾き飛ばし、斬りつけた。

 

武器を失ったことで、完全に戦意が喪失している千秋。だが試合はまだ終わっていない。

 

ルール上は相手の戦意が無くなろうと動けなくなろうとシールドエネルギーを0にするまでは終わらない。

 

これがこの試合のルールだからだ。

 

一夏

「どうした?各の違いを見せるんじゃ無かったのか?」

 

逃げ腰の千秋にジリジリと迫ってくる一夏。

 

顔は見えぬが目の前に立たれれば分かる。

 

今の彼は完全に犯罪者を裁く人間になっていると。普段の穏やかさなぞ一辺も残っていないと。

 

千秋

「ひぃ!アァァァァ…………!わァァァ!!」

 

あまりの恐怖に怖じ気ついたのか、フルスピードでその場から逃げようとしたが、

 

一夏

「逃がすか!赤座流剣法!雷神剣!」

 

千秋

「グワァ!!」

 

攻撃を背中に受け、落ちてしまった。

 

背中の傷は剣士の恥と言うが、もはや恥しか晒してない。

 

一夏

「まだシールドエネルギーが残っていたか。案外丈夫だな。」

 

止めを刺そうと拳を上げたら、

 

千秋

「ま!待ってくれ!俺の敗けだ!もう止めてくれ!!」

 

そう言った。

 

その言葉を聞くと、一夏は背中を向けてピットに戻ろうとした。

 

その時、

 

千秋

「馬鹿め!!戦いに卑怯も無いんだろ!死ねぇぇ!!!出来損ないぃ!!!!」

 

無防備になっている背中を貫こうと、腕を前に突き出し突撃してきた。

 

一夏

「そんな手に引っ掛かるわけ無いだろ。」

 

千秋

「!?」

 

突き出された腕を弾き、彼の胴体に攻撃を叩き込んだ。

 

一夏

「高速拳!ライトニングフィスト!!」

 

高速の打撃が千秋の体に炸裂し、壁に吹っ飛ばした。

 

その結果、白式のシールドエネルギーは0になった。

 

『白式、シールドエネルギー0。よって勝者、姶良一夏!!』

 

『ワァァァァァァ!!!』

 

会場が割れんばかりの声援を浴びた。

 

軽く手を振ってピットに戻っていった。

 

「カッコいい…………」

 

本音

「?」

 

何か熱っぽい視線を一夏に向けていた簪に本音が?を浮かべていた。

 

ピット内で、一夏は司に注意を受けていた。

 

「よくやったな。だが少しやり過ぎだぞ。今度からは気を付けろ。」

 

一夏

「ロジャー!」

 

こんな話をしていると、後ろから急に胸ぐらを捕まれた。

 

篠ノ之箒だ。

 

「おい一夏!貴様何だあの戦い方は!!刀を持つものがあんな戦い方で良いのか!!何か言ってみろ!!!お前の卑怯な戦い方のせいで千秋が怪我をしてしまったではないか!!!」

 

自分の想い人がやられたことに怒っているようだ。

 

一夏

「試合で怪我をするのは相手が弱いから、相手の鍛練が足りないからだ。どっかの誰かが言った言葉だ。」

 

どっかの誰かとは、目の前に居る女だ。

 

「貴様ァ!!」

 

一夏

「俺達はルールのあるお遊びをしてるんじゃない。戦ってるんだ。口を出すな。」

 

手を振りほどかれ、何も言えなくなってしまった箒は、逃げるようにピットから出ていった。

 

一夏

「次は俺たちの試合ですね!負けませんよ!」

 

「あぁ、俺も負けるつもりは無い。」

 

次が最後の試合。

 

勝つのは黒か、白か。

 

今だけかつて見たことの無いSPD同士の本気の試合。

 

戦う本人達も、それを見る人達も緊張が走る中、刻々と準備が進められた。




と言うことで白VS白でした。

やっぱり屈辱的な敗北をさせるって難しいですね。

時間と体力が残れば今日中にもう一本出します。

感想よろしくお願いします。

後書きに出てみたいと言う方が居ましたら感想欄で質問内容と自分のしゃべり方等を書き込んでください。

順々にに後書きコーナーに出させていただきます。

質問には出来る限り答えますが、作品の根底に関わることや、今後の盛大なネタバレになることには答えられませんのでご注意を。

それでは次回もお楽しみに!!

次回 黒VS白 本気の戦い
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