インフィニット・ストラトス~蒼の天使と紅の騎士 作:武御雷参型
アンケート結果は、この作品と英雄達となりました。ですが、残念な事に作者自身、現在一人暮らしをしようと模索中であり、金銭面での色々な事で執筆時間に余裕がありません。
なので、この作品とメインとして、英雄達は不定期更新と言う形を取らせて頂きます。
ですが、安心して下さい。この作品は必ず完結させますので、それまでお付き合いください‼
と言う事で、本編へ…………パンツァー・フォー‼(作品が違う⁉
その後、キラと楯無の二人は千冬の説得に向かったのである。明日奈はアリスと共に遊んでいた…が、どちらかと言えば、明日奈がアリスに引っ付きアリスが引き離そうとしていただけであるが………
「織斑先生。彼女の事ですが……僕たちが引き取ろうかと思っています」
「待て⁉ 彼女は薬漬けであったのだろう‼ それを簡単に認められるとでも思っているのか‼」
「判っています。ですが、彼女…いや、アリスは家族を望んでいたのです。それに、彼女にはもう寿命が迫っています」
「………どういうことだ。詳しく話せ」
千冬の要望にキラはアリスが自分のクローンであることを伝えた。
「…………ヤマトのクローンだと……俄かには信じられない話だが………」
「いきなりこんな話をされても信じられないのは当たり前です。ですが、僕のクローンであるという事は、必然的に僕の娘であることには変わりはしません」
「確かにその通りだが………だが、ザラは納得するのか?」
「アスランであれば、大丈夫でしょう。僕と長年、幼馴染をしてきたんですから………」
「………判った。そう言う事であるならば致し方が無い。アリス・ヒビキはキラ・ヤマトに一任する」
「「ありがとうございます‼」」
千冬の言葉にキラと楯無は頭を深々と下げた。
「………悔いのない生活を送らせてやれ」
千冬はそう言うと早々にその場を去ったのである。
キラと楯無はそのまま病院の医師と看護師に、アリスを引き取ることを伝えた。だが、アリスの禁断症状がいつ発症するか判らない危険を、キラ達に任せる訳にもいかないので、病院側も条件を付けたのである。
それは、ごく当たり前の話であるが、週一回は病院へ連れてきて検診を受けさせる事。そして、急変時はすぐに病院へ知らせ、連れて来る事の二つであった。
キラ達は病院側の対応は当たり前の事である為、受け入れたのである。
そして、アリスはキラと楯無の手を繋がず、明日奈に手を繋がれた状態で病院を後にしたのであった。
キラと楯無の二人は、アリスを正式に自分たちの娘として引き取った旨をアスランやマリュー達に知らせる為、アークエンジェルへと向かっていた。
「さて、皆さんに集まって頂いたのは、前回、僕とアスランが助けた少女を正式に僕と楯無さんの娘として迎え入れた事を知らせる為です。アリスちゃん」
キラに背中を押されたアリスは、頬を赤くさせながら前へと出ると自己紹介を始めた。
「あ、アリス・ヒビキ…じゃなかった、アリス・ヤマトです。これから、よろしくお願いしましゅ…アウ」///
アリスは最後の最後で噛んでしまった事に恥ずかしくなり、更に顔を赤くさせたのであった。
その表情を見たアークエンジェルのクルーを始め、ドミニオン、ミネルバのクルー達はホッコリとしていたのであった。
「キラ、賑やかになりそうだな」
「うん、そうだね………」
「キラ………」
アリスはクルー達にチヤホヤされているのをキラは見ていた。すると、アスランが近づき、楽しくなりそうだと思っていたが、キラの表情は晴れる事は無く、暗くなっていたのである。
アスランはキラが暗くなっている理由は見当がついていた。
「どうしてかな………人間は闇を作りたがるのかな………」
「………」
キラの呟きはアスランにとって、答える事が出来ない事であった。
「キラ君、君の悩みは仕方が無い事だ」
「クルーゼ隊長……そうでしたね」
ラウがキラの呟きに答えたのである。彼自身、C.E世界ではムウの父親のクローンとして生み出され、そしてレイもまた、同じように作り出されたクローンである。ラウやレイにとっては、昔話のように感じていたのである。
「私やレイが経験して来た事だ………だが、彼女は生まれは私たちと同じなのかも知れないが、私たちと同じような過ちを起こさないであろう?」
「……そうですね。僕や楯無さんはそうならない様にしないとですね」
「それこそ、キラ君だ」
ラウはそう言うとそのままレイを連れ、アークエンジェルを後にしたのであった。
「お、お父さん………」
「何かな? アリス」
アリスはクルー達から離れ、キラに近づいてきたのである。
「私は幸せになっていいのかな?」
「当たり前だよ。君は君の人生を歩むんだ。僕じゃない。アリスはアリスの幸せを掴んでほしいんだ。それが、僕や楯無さんの願いかな」
「うん‼ 判った‼」
キラの願いを聞き、アリスは笑って頷いたのである。
「なぁ、キラ。子供を持つってやっぱり大変か?」
「そうだね、一夏。僕や楯無さんは一から子供を持った訳じゃない。だけど、子供を持つと言う事は、責任が付きまとうんだ。それこそ、子供の生活環境を始め、成長には親が必要なんだよ」
「………俺には判らないな………」
一夏はそう言うと顔を暗くさせた。
「一夏、君が暗くなっている理由が見当たらないね。僕から見て君は幸せ者だと思うよ」
「………どうして、そう思うんだ?」
「だって、君には親の代わりに姉がいるじゃないか。織斑先生が君にとっての親じゃなかったの?」
「………そうだな………俺には両親はいないが、千冬姉がいるんだ」
一夏はそう言うと腫物が取れたかの様に顔を明るくさせたのである。
「明日から忙しくなるね」
キラは楽しそうに呟くのであった。
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