インフィニット・ストラトス~蒼の天使と紅の騎士   作:武御雷参型

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一日遅れではありますが、リハビリを兼ねて書きました。
本編はもう暫くお待ちを。


エイプリルフール

ロゴスが世界を巻き込んで起こした、第三次世界大戦。各国家が集まって出来上がった連合軍は、ロゴスという共通の敵を目の前にして、一致団結して終戦へと持ち込むことに成功した。だが、色々な国家が集まったことにより、覇権争いにより紛争が勃発。一時は第四次世界大戦へと発展しそうになったこともあった。

だが、旧国際IS学園に存在した三部隊の奮闘により、紛争も形を潜める形となっていた。

 

そして、それから月日が流れ四年後。キラ達は静かに暮らしていた。

 

「それじゃぁ、パパ、ママ。行ってきます‼」

 

「お母さん、あまり無理はしないでね」

 

小学6年生となったアリスと小学4年生となった明日奈は二人して、小学校へと向かおうとしていた。そんな二人を玄関先で見送っているのは、嘗て、旧IS学園アークエンジェル隊初代隊長であるキラ・Y・サラシキと、学園卒業と同時に結婚した更識楯無。そして、その彼女のおなかの中にいる新たな命の三人であった。

 

「気を付けてね」

 

「行ってらっしゃい」

 

「「行ってきまーす」」

 

そんな三人に見送られてアリスと明日奈は学校へと向かっていた。

現在、キラは結婚と同時に更識家へと婿として迎えられ、また、更識と各連合が主導で設立された世界平和機構“コンパス”の初代総部隊長として働いていた。楯無は子供を身籠っているのだが、家督をそのままにし、楯無のままでいた。

 

「そう言えばキラ君はこのままコンパスでの仕事だったわね」

 

「ええ、なるべく早く帰ってきます。この子の為にも」

 

キラはそう言うと、楯無の膨らんだお腹に目をやる。妊娠が発覚したのは、キラと一緒に世界を飛び回っている最中、産気づいたのである、それから、楯無は産休に入り、キラも自宅からの出勤となったのである。

キラがいない間は、待機中であるコンパス隊員が交代で、楯無の護衛を務めている。

 

「今日は誰が来る日でしたっけ?」

 

「千冬さんよ」

 

「そうでしたか……」

 

二人は千冬が来るのを待っていた。すると、チャイムが鳴りキラが応対すると、千冬が立っていた。その手には赤子を抱いて。

 

『待たせてすまない。中々、泣き止まなくてな』

 

千冬はそう言いながらも優しげな眼で赤子を見つめる。

 

「どうぞ、中にお入りください」

 

キラはそう言うと、玄関の鍵を開け千冬を中に招き入れる。

リビングへと招かれた千冬は手慣れた様子で、赤子を布団に寝かしつけた。

 

「母親の目ですね。千冬さん。いや、千冬・アズラエルさん」

 

「ああ。だが、まだ目が離せなくてな。育児も大変だ。それはそうと、良いのか? 時間的に」

 

千冬の言葉にハッとなったキラが時計を見ると、遅刻ギリギリの時間までに迫っていた。

 

「僕も行ってきます。千冬さん、よろしくお願いします」

 

キラはそう言うと、急いで家を出るのであった。

 

「あ奴も大変だろうな。これから」

 

「そうですね」

 

「お茶を入れてこよう」

 

「あっ、私が」

 

千冬が席を立とうとするが、千冬が手で制した。

 

「お前は身籠っている身。静かに安静していろ」

 

「はい」

 

千冬の言葉に少し嬉しそうに笑う楯無。

 

 

こんな日が来ることを願うばかりである。




捕捉として書きますが、コンパスの総帥はアズラエルです。オブサーバーにはジブリール。顧問にデュランダル、通信士として簪がいます。
総部隊長はキラですが、各部隊長は、一番隊をアスラン。二番隊を一夏、三番隊をラウが担っています。誰も勝てない機構、それがコンパスです。
しれっと結婚している千冬さん。お相手はアズラエルでした。
書いていて思った、誰が勝てるの? 闇落ちしていないキラ。もしファウンデーションが出たとしても、一瞬で蹴散らしそう。

作品の今後について

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