インフィニット・ストラトス~蒼の天使と紅の騎士   作:武御雷参型

36 / 118
気が付いたら既に三十話まで言っていた事について、驚いている武御雷参型です。
漸く落ち着いたので、更新を再開していきます。
まぁ、既に再開しているのですが、定期的更新を頑張って行きますのでよろしくお願いします‼
因みに、この作品を主体にしていくので、他の作品の更新は遅くなると思いますが、ご了承ください。

では、本編に行きます‼



因みに、380件のお気に入り登録突破しました‼ 英雄達より超えました。
皆様、ありがとうございます‼


第三十話

 

キラ達はアークエンジェルに着陸すると、機体を量子変換する。

 

「ふぅ、何とかなったね。アスラン」

 

「ああ、何とかなったのは良いがこれからが大変だぞ?」

 

「判っているよ………でもね、今回の襲撃って……」

 

「可能性はある。クルーゼ隊長が居ると言う事はレイもいる可能性も高い。だが、今はそれを言っている場合ではないぞ?」

 

「そうだね」

 

キラは何処かしらの思いがあるのか考え始める。

 

「お疲れさん、ボウズ共」

 

「「ムウさん」」

 

ムウはそう言うとスポーツドリンクをキラ達に投げ渡す。

 

「クルーゼがここにいるのか……」

 

「「………」」

 

ムウの言葉にキラ達は黙る。宿縁の敵であるクルーゼにムウは考える。今の機体は〈ヤタノカガミ〉が搭載されているので、ビーム兵器には返り討ちにする事が出来るが、もしクルーゼが近接格闘武装を搭載していた場合、厄介な事にしかならなかった。

 

『艦内通達。キラ君、アスラン君、ムウはブリッジに来てください』

 

マリューの声がアークエンジェル内に響く。キラ達はどうして呼ばれたのかが判らず頭を傾げる。

 

「まぁ、行って見るか」

 

「そうですね」

 

ムウの言葉にキラ達は頷き、ブリッジに向かうのであった。

 

 

 

「マリューさん、どうかしたんですか?」

 

「来たわね、そうなの。少し大変な事になったのよ」

 

「どうかしたんですか?」

 

アスランの言葉にマリューはモニターにある画像を表示させる。そこには三機のISが映し出されていた。しかし、この三機を見てキラ達は驚きを隠せなかった。

なぜならば、その三機はキラ達の世界でザフトから奪取された機体に酷似していたからである。

 

「どうしてこの三機があるんですか?」

 

「判らないわ。でも、これだけは言えるわ。もしかしたら私達の世界からこの世界に来ている可能性もあると言う事よ」

 

「「………」」

 

マリューの言葉にキラ達は黙る。それもそのはずである。先の戦闘ではキラが殺したと思っていたラウ・ル・クルーゼが居たからである。

 

「でも、僕達にはまだ独立権は無い筈ですが?」

 

「そうよ、其処がネックなのよね。めんどくさい事にしかならないわね」

 

「そうですね………それで、僕達はいつ学園に戻るんですか?」

 

「そうだったわね。さっき、千冬さんから連絡があってアークエンジェルが地下ドックに収容後に戻って来てほしいんだって。何でも、先の戦闘の事について聞きたい事があるらしいわ」

 

「判りました‼」

 

マリューの言葉にキラ達はオーブ式の敬礼をするのであった。

キラ達は学園に戻ると、すぐに整備室に行きストライクとイージスの調整を行って行く。まだまだシステム的に調整を加えないといけない所があった為、キラが主体で改良をしていた。

キラがシステム改良を終えたのは、整備室が閉まる三分前であった。その後、キラはイージスをアスランに渡すと、部屋に戻り泥の様に眠るのであった。

 

 

翌日、キラ達は一夏よりも先に教室に入っており機体の確認を行っていた。

 

「キラ、調整してもらって悪いんだが、ここの部分は再調整してもらえるか?」

 

「………そうだね。アスランの動きからしたらこの部分は要らなかったかもね」

 

「すまない」

 

キラはモニターを見ながらイージスの調整を行って行く。アスランは折角、キラが自分の為に調整してもらったが、自分の動きでは足枷にしかならない事に気付き、キラに再度、調整をしてもらう事に少し罪悪感を感じてしまたっため、謝る。

 

「いいよ、アスラン。僕も調整するときに気付いておけば良かった箇所だから。それに………」

 

「判っている。だが、俺達が表立ってできる事はこの機体で学園を護る事だ。だが、あの時の事になれば……」

 

「うん、そうだね」

 

アスランの言葉にキラは少し苦虫を噛んだ表情になる。

 

 

「みんなおはよう‼」

 

一夏が教室に入って来た為、一旦キラ達は会話を中断する。

 

「一夏、おはよう。今日も特訓するからね?」

 

「うげっ⁉ マジかよ………よろしく頼む」

 

キラの言葉に一夏は悲しそうな表情をする。

 

「まぁ、さすがに僕でもストライクに負担を掛けれるような無茶はしないよ。それに、箒やセシリア、鈴なんかも誘って特訓した方が君の今後のISの動かし方にも役に立つと思うよ」

 

「そうだな……今日もよろしくな‼」

 

「ああ、キラほどではないが、俺も特訓に参加する事になった。キラみたいに甘い特訓はするつもりは無いから覚悟して特訓に励めよ?」

 

「判っている、アスラン」

 

「なら、良い…そろそろ織斑先生が教室に入ってくる時間だ。皆、席についた方が身の為だぞ?」

 

アスランの言葉に教室内にいた生徒は秒速で自分達の席に座った。

それと同時に、千冬と麻耶が教室に入ってくる。

 

「では、本日のHRを開始する。その前に…山田先生」

 

千冬はそう言うと、教壇を麻耶に譲る。

 

「今日からこのクラスに仲間が増えます。しかも‼ 二人です‼ それと、新しい先生も来て下さっています。入ってきてください」

 

麻耶が教室の外に声を掛けると二人の生徒とスーツを着た男女が二人が入ってくる。

 

「え? 男……」

 

教室に入って来た四人のうち、二人は男性の制服を着ていた。

 

「初めまして、フランスから来ましたシャルル・デュノアです」

 

中性的な男性…シャルルがそう言って自己紹介をする。

 

すると、教室内は瞬く間に女子達による音響兵器に早変わりする。

 

「きゃぁぁぁぁぁぁ‼ 男よ‼ それもキラ君みたいに護ってあげたいタイプ‼」

 

「キラ君とは違った男……キラ×シャルル……ジュルリ…おっと涎が」

 

キラはその言葉に苦笑いしか出来なかった。もともと、キラは中性的な顔立ちをしている為、幼少のころはいつも女の子に間違えられる事がしょっちゅうであった。しかし、今では幼げの残った男性と言う立ち位置な為、今では女子と間違えられる事は無くなった。だが、キラとシャルルが並ぶと……女子と言ってもおかしくは無かった。

その隣ではアスランが笑いを堪えていた。キラはそれを見ると、無性に腹が立ち仕返しに、今日の特訓で絞めてやろうと思うほどであった。

 

「静かにして下さい。まだ紹介していない人が居ますよ」

 

真耶の言葉でクラスが静かになる。

 

「…………」

 

「挨拶しろ、ラウラ」

 

「ハッ、教官」

 

ラウラと呼ばれた少女は千冬に敬礼をする。しかし、千冬は頭を抱える。

 

「今は教官ではない。一の教師だ。そこを間違えるな」

 

「ハッ‼ ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

「………あのう、それだけですか?」

 

「他に言葉が必要か?」

 

真耶の言葉にラウラは睨む。それを受けた真耶は怯んでしまう。

すると、ラウラは一夏の所に向かって行く。

 

「貴様が織斑一夏だな?」

 

「あ、ああ。そうだが?」

 

ラウラは一夏の言葉を聞くや否や、張り手を一夏に放ったのだった。

それを見たクラス中が呆けてしまう。

 

「ハァ~、初日早々から問題を起こしてくれるな。ラウラ」

 

「申し訳ありません。ですが、どうしてもこいつを許せないのです‼ 貴様が教官の弟だと言う事は絶対に認めないからな‼」

 

ラウラはそう言うと、指定された席に向かって行くのであった。

 

「で、では、ラミアス先生。フラガ先生」

 

真耶はそう言うと席を開けるとマリューとムウが教壇に立つ。

 

「初めまして、マリュー・ラミアスよ。普通にマリュー先生って呼んでね。私は織斑先生と山田先生の補助をする為にいますので」

 

「ムウ・ラ・フラガだ。俺はマ…ラミアス先生と同様で織斑先生たちの補助としていると言う事になる。よろしくな」

 

ムウの笑顔にクラスの女子達は忽ち、堕ちて行く。それを見たマリューは生徒に見えない様にムウの足先を踏むのであった。

 

「では、ホームルームを終了する。各自、次の授業の準備を行う様に。解散‼」

 

千冬はそう言うと真耶、マリュー、ムウの三人を連れて教室を後にするのだった。

 

「あっ、君たちが織斑君にヤマト君、ザラ君だね? 僕は」

 

「そこまでだ。今から空いている更衣室に向かうぞ」

 

アスランはシャルルの言葉を切り教室を出る。それに続きキラや一夏、シャルルが教室を後にする。

 

「急ぐぞ、もう少しで噂を聞いた女子達が来るぞ‼」

 

「アスラン……もう遅かったみたい」

 

「………」

 

一夏達四人の前には既に女子生徒たちによる壁が構築されていた。

 

「さぁ、これでキラ様やアスラン様、一夏君、そして今日転入してきたシャルル君とお話をさせてもらうわ‼」

 

壁の中から一人の女子生徒が出て来る。新聞部に所属する黛薫子であった。

 

「さぁ、観念して私達に捕まりなさい‼ 者共、行け‼」

 

『ウラァァァァァァァァァァ‼』

 

壁が一斉に崩れ全員がキラ達に向かって行く。後ろからも壁が構築され逃げ場を失ってしまう。キラとアスランは顔を合わせ、一度頷くとキラがシャルルを抱える。そして、アスランが窓ガラスを破り、其処から脱出を行う。それに続く形でキラと抱えられているシャルルが脱出をした。

 

「アレェェェェェッ⁉ 俺の事は助けてくれないのかよ⁉」

 

「自分の力で乗り切れ」

 

「頑張ってね?」

 

「イヤァァァァァァァァァァァッ‼」

 

アスランとキラは一夏にエールを送るが、対してのシャルルは叫び声を上げるだけであった。そして、一夏は授業に遅れ、千冬からの鉄槌を受ける羽目になったのであった。




IS学園に二人の転入生と二人の教師が一組にやって来た。
だが、一人は何かを隠している様に見え、もう一人は一夏に対して恨みを込めていた。
そして、なぜかマリューとムウが教師に⁉

次回『波乱』

悪を断ち切れ、ジャスティス‼

誤字脱字、感想等ございましたらどしどし送ってください‼
作者にはそれが一番の栄養剤です。

作品の今後について

  • 面白いから、このまま続けてくれ
  • 書き直しを要求する
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。