インフィニット・ストラトス~蒼の天使と紅の騎士   作:武御雷参型

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お気に入り件数が403件になっていました。ありがとうございます‼
ちなみに、403の前に伊をつけるとなんと‼ 伊403になるではないか⁉(当たり前です)

久しぶりの更新で、忘れてないですよね⁉


第三十四話

「僕は、学園から出てしまったら……」

 

「そう言う事だ。だが、それを回避する事も出来る」

 

「ホントか‼」

 

「ああ。だが、それにはそれ相当のリスクがある。それに耐えられる?」

 

「………」

 

一夏は希望が見えたと思った。しかし、現実はそう容易い物では無い。アスランはそれを確かめる為に、シャルロットに問う。

 

「アスラン、どう言う事なんだ?」

 

「俺達は極秘にIS学園から任務を依頼されている」

 

「この事を知っているのは織斑先生と学園長である笠松学園長、生徒会長の更識楯無、その妹の更識簪さんだけ」

 

一夏の言葉にキラとアスランが答える。

 

「俺達の任務はこの学園に脅威を成す者達に対する戦闘行動が独立している。権限においては織斑先生より上になっている」

 

「僕達はシャルロットさんを脅威と見るか、傍観するか決める事が出来るんだよ」

 

キラの言葉にシャルロットに戦慄が走る。

 

「ぼ、僕はもしかしたら君たちに殺されている可能性があると言う事なの?」

 

「………厳しい事を言うかも知れないけど、そう言う事になる。脅威を成す者達に対しての慈悲は無い。これは、俺とキラの二人の共通だ」

 

「今ここで君の事を脅威を見なして、排除する事も出来る」

 

「どう言う事だよ、キラ‼」

 

「一夏、黙っててくれる? これは学園からの任務を遂行しているだけだから。それに、君を拘束する事も出来るんだよ?」

 

「ッ⁉」

 

キラの殺気に充てられた一夏は黙る他無かった。もし、ここで何かを発し様なら、キラに殺されると思ったからである。

 

「僕達が何が言いたいかと言うと、僕達の部隊に入らないか?」

 

「「えっ?」」

 

一夏とシャルロットが驚くのは当然の事である。キラ達は独立権限を持っているが、二人部隊である。それを独断で決めて良いのかと思ってしまう。

 

「君たちが考えている事は、勝手に僕達だけで決めても良いのかと言う事だよね? それに関してはクリアしているから大丈夫だよ」

 

キラはそう言うと携帯を一夏達に見せる。そこには学園長である笠松からのメールで『部隊に関しては独断で決めてもらっても構いません。ですが、我々の学園に迷惑が掛から無い程度でお願いします』と書かれていた。

 

「これで君も独利権限を持った僕達の部隊に入る事が出来るよ?」

 

「………」

 

キラの言葉にシャルロットは考える。キラ達の部隊に配属になれば、今後の自由も確立されたと同じ事である。だが、その一方で、会社からの援助が無くなると言っているのも同然の事であった。

 

「君の専用機であるラファールに関しては、デュノア社に返還される可能性がある。それを回避する方法はあるのはあるが、それには時間が掛かる。まぁ、君の考えを尊重するからもう少し考えてくれ」

 

キラ達はそう言うと、部屋から出て行く。

 

 

 

 

キラ達は部屋を出て、一夏の部屋から幾らか離れた場所で話し出す。

 

「キラ、良かったのか? あんなことを言えばデュノアは決めるの時間が掛かるぞ?」

 

「判っているよ………でもね彼女に残された時間は無いに等しいんだよ? それを見す見す逃すのは僕としてはしたくない事なんだ」

 

「だが‼」

 

「アスラン、彼女が新しい剣を持つに相応しい人間じゃなかったら、僕はこんなことは言わなかったよ?」

 

「………」

 

キラの言葉にアスランは黙る他無かった。

 

「まぁ、こればかりはシャルロットさんに決めてもらう他無いけどね」

 

「……そうだな」

 

アスランは諦めたかのように返事をする。

 

「まぁ、機体に関しては本体は出来ているけど、コアがね…」

 

「コアに関しては仕方が無いだろう………こればっかりはどうしようもないからな」

 

キラ達はそのまま整備室に向かうのであった。

 

 

整備室には一機のISが鎮座していた。その機体は何処かしらキラ達の機体に似ている。それもその筈である。キラが製作した機体はGシリーズと言われた五機のうちの一機だからである。

 

「これがヤマト君が作った機体………」

 

「やっぱりここにいたのね、簪ちゃん?」

 

「お姉ちゃん……」

 

整備室の扉に体を預けている楯無が立っていた。簪は姉の楯無を見て緊張が走る。

 

「大丈夫よ、ここはキラ君が認めた人しか入れない所だから」

 

楯無の言葉に簪はホッと胸を撫で下ろす。

 

「でも、この機体の事は秘密よ?」

 

「判ってると、お姉ちゃん。私だってそれぐらい………」

 

「何と無く行って見ただけよ」

 

その言葉を聞いた簪は頬を膨らませる。

 

「でも、ここにいても良いの? 明日菜ちゃんはどうしたの?」

 

「明日菜ちゃんはさっき寝たわ。キラ君に会えたことが嬉しくてはしゃぎ過ぎて、いつの間にか寝てたわ。寝る子は育つのかしら?」

 

楯無の表情を見た簪は何も言えなくなってしまう。いつもの楯無では無く、一児の母親の顔をしていたからである。

 

「それはそうと、どうしてここにいるの、簪ちゃん?」

 

本題を思い出した楯無は、自然と簪に尋ねる。だが、簪も自然と話題を変えられたことに気付くも、敢て何も言わずに、楯無の質問に答える。

 

「私の専用機の打鉄弐式の改良がしたいなって………でも、私ひとりじゃ出来ないからヤマト君に手伝ってもらおうと思ったんだけど……」

 

「誰もいなかった…と」

 

楯無の言葉に簪は何も言わずに頷く。

 

「あれ? 楯無さんに簪さん?」

 

「どうしたんだ?」

 

整備室の前に立っていた楯無と簪が居る事にキラ達は尋ねる。

 

「私の専用機の打鉄弐式の改良を一緒にしてもらおうと思って来たんだけど、ヤマト君達が居なかったから、中にいるともって入っちゃったの……ごめんね?」

 

「大丈夫だよ、この機体はある人に渡す事になってるけど、その前に簪さんに見てほしかったんだ」

 

「えっ? 私にですか?」

 

「そう、君にね。僕はソフト面では強いけどハード面では弱いんだ。アスランは僕とは反対にハード面が強いんだけどね……でも、君の意見も聞きたかったんだ」

 

簪の言葉にキラは答える。簪としては負い反れた事ではあるが、誰かに頼ってもらえる事の方が嬉しく、二つ返事で答えた。

 

「ありがとうね、簪さん。それで、ここなんだけど………」

 

「ここはこうしたら良いよ……それと、ここは少し弄った方が効率が良くなるよ」

 

「ありがとう」

 

簪とキラは二人の世界に入ってしまい、楯無とアスランは何も言えなくなってしまう。いや、楯無に至っては、簪の真剣な表情に愛が溢れ出していたのだった。

 

「締まらない終わり方だな」

 

ご尤もです。




誤字脱字、感想、指摘等ありましたら、よろしくお願いします‼

作品の今後について

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