投稿したつもりになって投稿できてなかったやつ。
本編のかなり後…になると思われ。
正直今までガッツリいちゃいちゃさせれなかったので、ちょっといちゃいちゃさせたかったんです
バレンタイン
「先輩こちらチョコレートになります」
「お、おう」
王に献上でもするかのように手渡してきた、そのピンク色のハートの中身はチョコレートらしい。
去年とかも会社で義理は貰ってはいた。
というか今年も一応貰った。
まぁ、1人は他の男性社員に配って俺にだけ配らないという徹底した俺嫌いだったのだが。
一色によりいろいろと知らされた今では欲しいと思わんが。
あと男性社員1名からの視線をやけに感じたが気のせいだろう。
何ならその女性社員1人貰えなかった時、ものすごく勝ち誇られていた気がするが。
「先輩?可愛い後輩からチョコ貰ったんですからもう少しテンション上げて気の利いたリアクションしてくださいよ。」
「俺が外でテンション上げてもいいのか」
「いえ、先輩がテンション上げると割とキモいので外でテンション上げられても私は離れて歩くんですけど。」
うーん、酷い言われようですね
「お前…」
「まぁ、でも?そんなところも私は結構好きなんですけど?」
「あの、急にデレるのやめない?俺の心臓がもたないんですけど?」
「今のポイント高いですかね?」
「その謎のポイント制度お前まで採用しないでくれ…」
いろはすポイントか…
本当にありそうで困る。いろはす1本買ったら1ポイントみたいな
「まぁ、なんだ。ありがとな」
「はい。あ、そうだ」
一色はそこで区切って体を近づけると俺の耳元に囁いた。
…どうでもいいけど背伸びして囁くのってあざといよね。
「本 命ですよ?」
「あざとい…」
「でもドキッとしましたよね?」
悲しい男の性である。
おとこって、ほんとバカ
「あ、お返し期待してますね!」
「おー、まぁなんとか頑張るわ」
アクセサリー系は重いって言われるけど、もうそろそろ渡してもいい頃だろうか…
そんなことを考えながら一色と2人で歩いて帰った。
⭐⭐⭐
(ここから一色side)
「先輩、こちらチョコレートになります」
「お、おう」
…私は何をしているのだろう。
散々ロマンティックな渡し方だのなんだの考えて置きながら、これでは献上品か何かじゃないかな?
だって先輩チョコ貰いすぎだよ…
というか普通彼女いる人に彼女の目の前でチョコ渡します!?
義理なんでしょうし、先輩にだけ渡さないのも変ですけど!
…これは完璧に私の嫉妬だよね
「先輩?可愛い後輩からチョコ貰ったんですからもう少しテンション上げて気の利いたリアクションしてくださいよ。」
「俺が外でテンション上げてもいいのか」
「いえ、先輩がテンション上げると割とキモいので外でテンション上げられても私は離れて歩くんですけど。」
まぁ、それが結構可愛いかったりするとか思う辺り私もしっかり頭お花畑しているようだ。
「お前…」
「まぁ、でも?そんなところも私は結構好きなんですけど?」
「あの、急にデレるのやめない?俺の心臓がもたないんですけど?」
「今のポイント高いですかね?」
「その謎のポイント制度お前まで採用しないでくれ…」
小町ちゃんが言ってたポイントのアレ。
かわいいよね。
「まぁ、なんだ。ありがとな」
こちらから目をそらして耳真っ赤にしながらお礼言うとか…
普段私にあざといあざとい言ってくるけど先輩の方がよっぽどあざとい気がするのは私だけですかね?
「はい。あ、そうだ。」
先輩に体を寄せて背伸びする。
…先輩背高いんだよねぇ。私的には背高いのはかっこよくて全然OKなんだけども。
「本 命ですからね?」
うーん、これは我ながらあざと過ぎるなぁ
顔が熱い、なんでかな
「あざとい…」
「でもドキッとしましたよね?」
知っているのだ。最近だと先輩があざといと言う時は照れているか、その…、可愛い、と思ってくれている時だと。
自分で考えておきながらまた熱くなってきた。
「あ、お返し期待してますね!」
その熱を誤魔化すように先輩に茶化して言う
「おー、まぁなんとか頑張るわ」
私は知っている。こんな風に適当に言っていても相当悩んで時間かけてしっかりとお返しをくれると。
んー、もうちょっと適当でも大丈夫なんですけどねぇ。
ここはホワイトデー近くになったら私からデートでもおねだりしましょうかね。
…本当は私がデートしたいだけなんだけど
内心悩んでいるだろう先輩と2人で帰った。
冬だけどポカポカした。それは照れとはまた違って、幸福感というやつだろう。
本編の続きはもう少ししたら投稿できると思います。
一応細々とやっていきますので良ければ見てください