BLEACH 結界争闘篇   作:アルフレット

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浦原尋問回の序章…です
途中、わけわからなくなるかもしれませんが今回も最後まで読んでいただけると幸いです

アルフレット


第十五話

皆でバドミントンをやり、皆が疲れてきたところで

織姫さんと石田さんが持ってきたお菓子を食べる

織姫さんが持ってきた自作のお菓子は…個性的だった

お菓子を食べながらワイワイしているのを眺めて、

時々混じりながら過ごしてあるとだんだん空がオレンジに染まってきた

 

「そろそろいい時間ですし、帰りますか」

「そうじゃの」

 

浦原さんと夜一さんの号令で皆で片付けをして帰る準備をする

木々の間から見える広場を見ると人も疎らになっていた

この時間が終わってしまうのが少し寂しく、

空を見上げていると夜一さんが声をかけてきた

 

「寂しいか」

 

辺りを見渡しても夜一さんの姿がなく、

視線を下に移すと黒猫姿の夜一さんがいた

 

「少し…こんなに楽しかったのは久しぶり

 こうやって公園で誰かと遊ぶのも」

「また来ればよかろう」

 

夜一さんは優しく言ってくれる

『また』があればいい、そう思うがまたがあるということは

一護さんたちとまだ一緒にいるということ

だから『また』があってはいけない

でも一方で『また』が来ればいいのにと思う自分もいた

 

「天サン!夜一さん!置いていきますよ~」

「早く来いよ」

 

帰る準備ができたのか浦原さんと一護さんが私たちを呼ぶ

夜一さんは私に行くぞと視線を動かして

皆のもとに歩いていき浦原さんのカバンの中に入った

私も夜一さんに続いて皆のもとに追いつく

私が追いついたのを確認すると駅に向かって歩きだした

帰り道も賑やかで夜一さんは行きと同じように電車代をうかすために浦原さんのカバンの中にいた

 

空座町の駅に着くと皆と別れて一護さんと一緒に黒崎家に帰る

 

「今日は楽しかったか?」

「楽しかった」

「そうか」

 

二人になった途端、昨日のこともあり気まずい空気が流れる

今日の沈黙は気が重くなるようなものだった

結局私たちはそのまま一言も交わすことなく黒崎家に着いた

玄関のドアを開け、リビングに入ると

遊子ちゃんたちが笑顔で出迎えてくれた

そして昨日と同じように何もなかったように振る舞い、

夕食を食べて一日を終えた

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

明日の用意を終えて、俺はベッドに寝転がった

目を閉じると思い出されるのは

今日のピクニックのときのことだった

 

(いつもより表情が柔らかかったよな…

 とりあえずは成功か…)

 

今日のピクニックの目的は俺たちとの仲を深めることもあったが、

一番の目的は天に抱えていることを少しの間だけでも忘れてもらうことだった

最後の最後で、気まずくなってしまったが、

いつもの人形みたいな表情が少しだけだが

人間らしい表情になっていたからよしとしよう

と井上たちと話していた

 

(あいつの心に変化があればいいんだけどな…)

 

天の心にいい変化があることを祈りながら俺は眠りについた

 

翌朝、俺は天を浦原さんのところに送るために浦原商店を目指していた

その道中も一言も交わすことなく浦原商店に着いた

 

「浦原さん!連れてきたぜ!」

「ハイハーイ…おはようございます…黒崎サン、天サン」

 

寝起きなのかあくびをしながら奥から浦原さんが出てきた

 

「学校が終わったら迎えに来るからここで待ってろ

 浦原さん、あとは頼んだぜ」

「わかった…」

「任せてください

 いってらっしゃい黒崎サン」

 

俺は天を浦原さんに任せ、二人に見送られて浦原商店を後にした

 

学校に向かって歩いていると向こうから井上たちが来るのが見えた

どうやら浦原商店に行く途中だったらしい

井上は俺の姿を見つけると駆け寄ってきた

 

「おはよう!黒崎くん!」

「おう!井上は朝から元気だな

 どうしたんだ?浦原さんに何か用か?」

 

この道は学校へのルートから外れている

そのことを不審に思って井上に聞くと

 

「ううん違うよ~天ちゃんに会えるかなって」

 

そう言いながら俺たちはチャドたちのもとへ歩く

チャドたちはその場で俺たちが追いつくのを待っていた

 

「ちゃんと彼女を送ってきたのか?」

「お前に言われなくてもな‼︎」

 

石田は顔を見るなり、メガネを押し上げながら聞いてきた

その姿にイラっとして喧嘩口調になってしまったが

石田は気にとめる様子もなくスルーされた

井上が気になってたんだけどと口を開く

 

「天ちゃん、あのあとどんな様子だった?」

「あぁ…いつも通りだったぜ

 楽しかったかって聞けば、楽しかったって答えたけどな」

「そっか…楽しかったんだ!良かった!」

 

あいつが楽しんでくれたことが

とても嬉しかったのか井上は満面の笑みを浮かべている

チャドたちも嬉しかったのか小さく笑みを浮かべていた

そう言う俺も顔がゆるんでいた

突然横を歩いている井上が残念そうに言った

 

「でも天ちゃんに会いたかったな…」

「学校が終わった後、迎えに行くんだから会えるだろ」

 

井上はそうだけど…と残念そうに下を向いた

そんな井上を急かして俺たちは学校に向かった

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「さて…黒崎サンたちも学校に行ったことですし、

 中に入りましょう」

 

案内されて部屋に入るとちゃぶ台の上にご飯がのっていた

 

「スイマセン…まだ朝食中なんっス

 すぐに食べてしまいますから適当に座ってください」

 

そう言うと浦原さんはご飯を食べ始めた

私は適当に腰を下ろす

すると不意に後ろから声が聞こえてきた

 

「今日は天が来るから早く起きろと親切に言うてやったのにのぅ」

 

その声に振り返ると夜一さんが立っていた

なぜか全裸で…

 

「おはよう…

 なんで裸なの?」

「おう!天、昨日はよく眠れたか?」

 

なぜ裸なのかという問いは完全に無視されたけど、

服を着始めたからよしとしよう

夜一さんは着終わるとちゃぶ台のそばに座った

そして浦原さんが食べ終わる頃、鉄裁さんがお茶を持って来てくれた

そのお茶を飲み、一息つく

しばらくしてから浦原さんが切り出した

 

「さて…黒崎サンたちもいないことですし、

 アタシたちだけに話せるとこもあるでしょうから

 質問に答えていただけますか?」

「わかった…でも、その前に小太刀を見せて」

「そうっすね…ちょっと待ってください」

 

そう言うと浦原さんは棚の中から夜一さんは懐から小太刀を取り出した

それを受け取り、本当に父さんと母さんのものなのか確認する

浦原さんたちを疑うわけではないが念のためだ念のため…

この小太刀は血盟を結ぶ時に使われるもので、血盟者に渡される

そしてこれが血盟者の証でもある

その小太刀には二つの模様が彫られている

一つ目は、その人の家の紋章

二つ目は、血盟を結ぶ者二人が霊圧を小太刀にこめることで現れる模様

これら二つを組み合わせることで世界に一振りだけの小太刀となる

実際に第三者が小太刀の確認に使うのは家の紋章だけであることが多い

しっかりと院殿家の紋章が彫られていた

確かに父さんと母さんのものだった

 

「ありがとう…」

 

二人に小太刀を返す

二人は直そうとせずちゃぶ台の上に置いた

 

「じゃあ、答えてくれますか?」

「わかった…でもその前にもうひとつ

 父さんたちと交わした契りは何?」

「私がアナタのお父さんと交わした契りは

 『自分に何かあったとき、皐月と龍、天のことを頼む』です」

「儂と皐月、お主の母君と交わした契りはこうじゃ

 『私に何かあったとき、勇さんと子供たちのことをお願いします』」

 

二人とも私と兄さんのことを頼んでいたのか

だから放っといてくれないのか…

この契りは絶対ではない

 

「だから私に関わろうとするの?」

「たしかにそれもあります」

「じゃがの、天

 一番の理由は儂ら自身がお主を守りたいからじゃ」

 

———私を『守りたい』

 

浦原さんと夜一さんはしっかりと私の目を見て、

いつもとは違った真剣な顔ではっきりと

 

「わかった

 わかることは全部話す

 でも一護さんたちにはまだ話さない」

「今はそれで構いません」

 

この二人からはもう逃げられない

覚悟を決めて聞かれたことは全て話すことにした




今回もお読みいただきありがとうございます
次回も読んでいただけると嬉しいです
それではこの辺で失礼します
次回の投稿は一週間後の31日を予定しています

アルフレット
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