BLEACH 結界争闘篇   作:アルフレット

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浦原尋問回です
途中、浦原視点があります
かなり不自然です
浦原のキャラを考えて書いたつもりですが、違和感を感じると思います
飛ばしていただいてもあまり問題はありません
読む場合は、自己責任でお願いします

アルフレット



第十六話

ついに逃げ道がなくなった

一護さんたちがいるからという言い訳もできない

覚悟を決めたのにまだ逃れようと考える

目を閉じ、深く息をつく

そしてゆっくりと目を開け、浦原さんたちをしっかりと見る

 

「訊いてもいいっスか」

「うん」

 

目をそらすことなく頷く

もうこの二人から逃げない

 

「まずは、アナタが狙われている理由、検討ついてますよね」

「…ついてる」

「理由、教えてもらってもいいっスか」

「二人もわかっているはず」

 

私が狙われる理由…そんなのひとつしか思いつかない

言葉で答えるかわりに胸を指でつつく

私の予想通り二人はやっぱりという顔をしていた

 

「力のせいですか…」

「そう…」

 

やっぱり知っていた

父さんと母さんから聞かされていたんだろう

私のことを頼んでいる時点で、何の不思議もない

それより、今まで何も言わずにいてくれたことがありがたかった

 

「次の質問、いいっスか」

「…うん」

 

何を聞かれるのか分からず、怖い

浦原さんたちがせめていつものように

飄々とした感じでいてくれたらいいのに…

 

「仮面集団について心当たりがありますよね?

 教えてもらえますか?」

「っ‼」

「どうしましたか?」

 

あぁ…この質問がきてしまった

未だに私が避けている問題のひとつ

未だに自分に気のせいだと偽って先延ばしにしていること

正直に答えなければならない

答えると決めた

でも答えることでそれを認めてしまうのが怖くて答えにつまる

 

「天…答えたくないことは答えなくてもよい」

 

夜一さんが優しく声をかけてくれる

それに甘えたくなる

でも、正直に答えるって決めた

きっと賢い二人にはもう私の態度で仮面集団の正体に気付いているだろうけど

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

(お二人が一番懸念していたことが現実となってしまいましたね)

 

天サンの力を聞いたとき勇サンと皐月サンが気がかりなこととして天サンの力を狙った者たちが出てくることをあげていたことを今でもしっかりと覚えてます

ですが、正直誰の仕業なのか検討がつきません

そういえば…この間の襲撃のとき天サンは驚いたような顔をしてましたね

それも話しているときではなく黒崎サンが戦っているときに

そのあとから様子が変わりましたから何か思うところがあったんスかね

それも仮面集団に対して

 

「仮面集団について心当たりがありますよね?

 教えてもらえますか?」

「っ‼」

 

図星みたいっスね

答えが返ってこないということは心当たりはあるが、話すのにためらいがあるというところっスかね

それだけでおおよその検討がつきますが

 

「天…答えたくないことは答えなくてもよい」

 

夜一さんも検討がついたのか優しく声をかけていますが、

話さなくてもいいということは話さなくてもわかってるということっスから

隠したいのなら、ばれてるから話せともとれますから止めっスね

 

「…話す

 この間一護さんと戦っていたのは界人さんだった」

「界人サン…スか?」

 

聞いたことありませんね

ですが、天サンが知っていたとなると…

 

「界人さんは兄さんと同じ師匠に師事していた人…」

「ということは同じ一族の人ってことですか」

「そうなる」

 

やはりそうでしたか…

話せばそれを自分で認めてしまうことになりますから

答えに詰まってたんスね

 

「では他にいた二人には心当たりはないか?」

「あの時と同じように一緒にいるなら薫さんと伊織さん…」

「その二人はその界人とかいう輩と同じなのか」

「少し違う…年が近かったからいつもつるんでいた

 二人とも兄さんとは違う師匠に師事していた」

 

なるほど…

夜一サンがアタシが次に聞こうと思っていたことを横取りしてしまいましたが、天サンの一族が大きく絡んでいる可能性が高いっスね

 

「あの二人はその界人サンに『戦闘をやめて帰るぞ、命令だ』と言っていましたね…

 ということはさらに彼らの上に誰かがいると思うんスけど

 心当たりはありませんか」

「…ない」

 

これは本当にないみたいっスね

アタシにもわかりませんからこの話はこれ以上話しても仕方ないですし

ついでにこれも訊いておきましょう

 

「これはあまり関係ないっスけど…

 黒崎サンを血盟者にしないのはなぜっスか」 

「それは…」

「彼に隠れ家のこと、話したんスよね?」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

一護さん、隠れ家のことを浦原さんたちに話したのか…

隠していたというわけではないから別に構わないけどこの質問も答えにくい

少し考えて口を開く

 

「たしかに話した

 けど正直、今の一護さんと血盟を結んでも意味がないと思う」

「どうしてっスか?」

 

分かってるくせに…

二人ともやっぱりという顔をしている

 

「私と血盟を結べば必然的にこの件に関わることになる

 そうなれば、また界人さんと戦うかもしれない

 もしかしたら薫さんや伊織さんとも

 でも今の一護さんでは界人さんたちに十中八九負ける」

「まぁ…そうなるじゃろうな…」

 

あの時、明らかに一護さんがおされてた

卍解をしていないから、何て言えばわからなかもしれないが、それは界人さんも同じ

二人が全力でやりあったとしても一護さんの勝てる確率はそんなに高くない

それ以前に一護さんが全力を出せる状態に自力で持っていくのは難しいだろう

 

「ならなぜ一護さんと一緒にいるんスか?」

「離れられたら苦労しない」

「まぁそうでしょうね…

 ですが、アナタには記憶から自分を消す術があるんスよね?

 それを使えば済む話じゃないっスか」

 

少し怒り気味でいうと二人は乾いた笑みを浮かべていた

それより術の話までしたのか一護さんは…

話すべきじゃなかったかな

ある意味、一番知ってほしくなかった人たちに伝わってしまった

 

「あれはホイホイ使えるものじゃない

 一ヵ月ほど前に使ったばかり

 おまけに皆、かなり強い霊圧持ち…

 霊圧が強いほど消すのに使う力は大きくなる

 私から一護さんたちを離したいのなら手伝って」

 

私がすぐに使わなかったことから使えないことぐらいわかるだろうに…

次にあの術が使えるようになるのはおそらくあと数日かかるだろう

つまり、最低でもあと数日間は一護さんと一緒にいることになる

その間に何もないことを祈るばかりだ

それに、もともと一護さんといるように、血盟者になるように仕組んだのは他の誰でもなく浦原さんだ

 

「それに界人さんたちに私が一護さんと一緒にいることを知られてしまったから

 あの三人から一護さんたちの記憶を消さないといけない

 それはもっと大変」

 

でないとせっかく離れたのに今より悪い状態で関わることになりかねない

 

「それは…そうっスね」

「じゃが、それでは一護たちから離れられんのではないか?」

「それは問題ない

 ちゃんと考えがある」

 

そのあたりはちゃんと考えている

本当に成功するかは正直わからないがほぼほぼ大丈夫だろう

それと…と浦原さんが口を開いた

 

「確認なんスけど、あなたを襲った虚のことっス

 あれも仮面集団によるものっスよね?」

「たぶん…」

「虚に術を使えばお主にケガをさせるくらい

 それほど難しいことではなかろう」

 

私もそう思う

といっても霊圧の探知は割と得意だから

自分で言うのもなんだが、そんな私に気付かれないようにするのは簡単なことではない

浦原さんは突然手を叩いて立ち上がった

 

「少し疲れましたね

 休憩しましょうか」

 

そう言うと浦原さんは部屋を出ていった

部屋には私と夜一さんが残された

 

「大丈夫か?」

「大丈夫…

 でも、少し疲れた」

 

夜一さんは心配そうに私の顔を覗きこんできた

それからしばらくすると浦原さんがお茶を持ってきてくれた

鉄裁さんが淹れてくれたであろうお茶で一息つく

お茶を飲むと肩に入っていた力が抜けていく

誰も話すことなく時間が過ぎていった




今回もお読みいただきありがとうございます
浦原視点はどうだったでしょうか?
今後も出てきます
というか、次回もあります
早くキャラを崩さず書けるように頑張ります
それでは次回も読んでいただけると嬉しいです
それでは、この辺で失礼します
次回の投稿は一週間後の8月7日を予定しております。

アルフレット
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