毎度のことながら戦闘描写は皆様の想像力に頼っております
今回も想像しながら最後までお読みいただけると幸いです
アルフレット
俺と伊織が呆れながら界人を見送り、
黒崎一護が界人を満足させることを祈っていると
下から無数の矢と霊子の砲撃が飛んできた
「何だよ…俺たちとやろうってか?」
「君たちを逃がすわけにいかないからね」
めんどくさい
戦闘は界人に任せるつもりで戦うつもりなんてしていなかった
二人と、浦原喜助と四楓院夜一と戦えば
『今回の任務の戦闘は俺にやらせてくれるんじゃなかったのか』
と文句を言われるに違いない
「戦闘は黒崎一護の後にあいつとやってくれないかな?
今君たちと戦えばあとで
「それはそっちの事情だろ?こっちは君たちに用があるんだ」
伊織も同じことを思ったのか説得を試みるがどうやらこのまま引き下がってくれる気は全くないらしい
そのとき、界人のやつがこっちを見ていることに気付いた
戦闘を一時中断しているということはきっとこっちを見て敵相手に愚痴をこぼしてんだろう
仕方ない
俺たちは名前も知らないやつの相手をするのは何となくイヤで名前を訊く
「なぁ、まずは名前、聞かせてもらってもいいか?」
「石田雨竜、
「…茶渡泰虎」
「なるほど、ありがとう
君は滅却師か…初めて見たな
見た目は普通なんだな」
正直、すんなりと答えてくれると思ってなかったが訊いてよかった
なかなか興味深い
滅却師が紛れ込んでいるとは
要注意人物に入っていなかったのが意外だった
浦原喜助が四楓院夜一に耳打ちをすると四楓院夜一が消えた
おそらく院殿天を探しに行ったのだろう
「こいつらの相手、任せてもいいか?」
「院殿天を探しに行くの?
四楓院夜一がさっき行ったよ
そっちの方が面倒だと思うけど」
「でもな…こっちだと絶対戦闘だろ?
なら確実じゃない方にかけてみようってな」
正直、こいつらの相手をするのがめんどくさいだけだが
伊織のことだから俺の面倒なことを押し付けようとしていることがわかっているのだろう
その上で明確に言うわけでなくやんわりと断ろうとしてくる
たしかに四楓院夜一とやり合うようになってしまえば面倒だがそれは俺の努力次第でどうにでもなるだろう
しかし、このままここにいればこいつらと戦うのは絶対だ
「わかったよ…気をつけてね」
「じゃあ、こっち頼むわ」
伊織に二人の相手を任せて俺は院殿天を探しに向かった
正直、探すのは至難の業で、がれきをどかしていくのが地道だが一番早いような気がした
「仕方ねぇな…どかしていくか」
大体の目安をつけてがれきに手をかける
すると、急に何かが飛んできた
「っ‼危ないなぁ…」
「避けておいて何を言ってるんじゃ」
早速四楓院夜一と出会ってしまった
「はぁ…こうなるなら俺が二人の相手をしておけばよかったな」
「何をグチグチ言っておるんじゃ?」
「あの、提案なんですけど、俺じゃなくて黒崎一護が今戦っている相手としてもらえませんかね?
俺正直、戦いたくないんですよ」
ダメもとで提案してみる
界人なら喜んで相手するだろう
もうそろそろ決着がつくころだろうしな
「それは聞けんのう」
「どうしてもですか?」
「どうしてもじゃ
儂としてもお主を逃がすわけにも、あやつを渡すわけにもいかんしの」
やっぱり無理だったか…
仕方なく戦闘態勢に入る
「そんなにいやか?儂とやり合うのは?」
「別にあなただから嫌ってわけではないですよ
そもそも今日は戦いたい気分じゃないんです
だから戦いたがっているやつがいるからそいつの相手をして欲しいんですよ
あいつ、不完全燃焼起こすと後で厄介だから」
本当に最悪だ
なかなか治らない上に次に戦える機会では暴れすぎる
それさえなければいいやつだと思うんだけどな
「しかしのう、お主たちを逃がすわけにはいかんしのう
お主が降参すればすぐ終わるし、すべて解決するのではないか?」
「そういうわけにはいかないな…
それを言うならあなたが見逃してくれれば万事解決だと思うんですけど?」
「う~ん…そういうわけにはいかんのう」
結局こうなる
戦闘を回避できる気がしない
「結局こうなるんですかね」
「そうじゃの」
こうなるなら伊織にこっちを任せればよかったと後悔するが時すでに遅し
そんなことを思ってる暇もなく四楓院夜一は攻撃を仕掛けてきた
さすがに元二番隊隊長にして瞬神・夜一の異名をとるだけはある
かなりきつい
こっちが防戦一方に追い込まれる
おまけに俺はどちらか言えば中・遠距離派だから相性が悪い
本当に最悪だ
やっとの思いで距離を取り、二人の方を見る
どうやら界人も伊織もとりあえずは終わったみたいだ
二人とも勝って浦原喜助と対峙しているようだった
「おうっと!」
「余所見か?余裕じゃの?」
「これが余裕あるように見えますか?」
四楓院夜一は全く攻撃の手を緩めてくれる気配がなかった
「あぁ…余所見など余裕のある証拠じゃろう」
「あの!そろそろ終わりませんか?
黒崎一護も茶渡泰虎も石田雨竜も皆やられちゃいましたよ」
ダメもとで言ってみる
「じゃが、まだ儂と喜助がおるじゃろう?」
やはり無駄だった
厄介な二人が残っている
またもやダメもとで訊いてみる
「はぁ…もう疲れましたよ
降参してもらえませんか」
「お主が降参すればいい話じゃろ?」
言われる思った…
もうどうしようもないのか…
深いため息が漏れる
「お主はなぜ戦いたくないんじゃ?」
「戦うことは今回の任務に入っていないし楽したいじゃないですか
別に戦うことは嫌いじゃないんですよ…好きでもないけど」
今回の任務は院殿天の生け捕りであって、取り巻きの殲滅は入っていない
俺としては戦闘なしでさっさと連れて帰りたい
「ふむ…お主たちはそれぞれ考えが違うのだな」
「そうかもしれないですね
戦闘狂に真面目に不真面目な三人がそろっていますから
なので戦闘狂としてもらってもいいですか?
たぶんあいつこれから浦原喜助とやりたいと思うんでそのあとで」
もう一度しれっと界人と戦うように言ってみる
しかし、効果はなく
「ほう…お主は喜助にあやつが勝てると?」
「さぁ…どうでしょうね
ですが、仲間の勝ちを疑うことなどあってはならないのでは?」
正直、あいつは手傷を追っているだろうし勝てるかと聞かれたら厳しいと思うがそれでもあいつの負けた姿は想像できないししたくない
「なるほどのう…少しはまともなことを言うんじゃの」
「あれと一緒にしないでもらえますか」
何気に界人と一緒にされた気がして腹が立つ
そして、再び戦闘を開始する
直撃することはなかったが、何発か掠ってしまう
だが、何とか力を使うことなくやり過ごしていく
再び四楓院夜一と距離が開いたとき突然後ろに気配を感じた
知っている気配だ
「どうしたんだ?」
「至急、戻ってください‼」
葵が突然姿を現した
慌てた様子が気になる
何かあればいつも長がカラスを飛ばすのに今回は葵が来たということは長に何かあったということか
「何があった?」
「村が…‼」
まずいことが起きたことはすぐに理解できた
そして迷わず撤退を選ぶ
俺は四楓院夜一に拘束術をかけて時間を稼ぎ、二人のもとへと向かおうとするがすぐに解かれてしまった
「噓だろ…ぐっ‼」
「何が噓なんじゃ?
何があったかは知らんが、お主を逃がすわけにはいかん」
その上顔面に一発食らってしまった
次は葵と協力して強めの拘束術をかける
とりあえず二人と合流できればそれでいい
次は何とか時間を稼ぐことができた
そして二人に言う
「いったん引くぞ‼」
「はぁ?何でだよ⁉」
「今回は戻らないとさすがにまずいです‼」
葵のがここにいることで二人は緊急性に気付く
「帰るんスか?」
「帰らないとまずいんでね
それでは今回はここまでにしましょうか
次は絶対に院殿天をもらっていきますから
それまで
それとこれはお詫びです
帰り際に複製世界を解除し、浦原喜助の家を元に戻す
そして、四人でその場を離脱した
今回もお読みいただきありがとうございます
最後は雑でしたかね…
次回も読んでいただけると嬉しいです
それでは、この辺で失礼します
次回の投稿は一週間後の9日を予定しております。
アルフレット