BLEACH 結界争闘篇   作:アルフレット

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何とか週1を守れている状態です
もっと早くかけるといいのですが…
では、今回も楽しんでいただけると幸いです

アルフレット

*5/29…伊織のキャラを少し変更しました


第五話

命令を受けて、戻り始めて数分が経った

界人を中途半端に戦わせたことで機嫌は最悪だった

 

「いいところだったのによ‼︎」

「仕方ないだろ…長から

 

『院殿天の捕獲は一時中止、すぐに戻ってこい』

 

 との命令なんだから」

「そうだよ

 どうせもう一度あの娘を迎えに行くんだから

 また戦えるさ」

 

俺と伊織で機嫌が悪い界人をなだめる

任務を放棄してまで戻って来いというのは滅多になく、

俺たちも若干の嫌な予感を抱えながら急いで戻った

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

織姫さんが一護さんを治療し終わってしばらくたったころ、

今まで黙っていた浦原さんが口を開いた

 

「これからのことですが、天サンがまだ狙われていますし、

 どうしましょうか

 お兄サンから何か言われていますか」

「兄さんからは

 

『何かあったら護廷十三番隊に俺の血盟者がいるからソイツを頼れ

 向こうにもこっちの事情は説明してある』

 

って言われてる」

「ふむ…龍の血盟者の名前は聞いていないのか?」

「聞いてない」

 

浦原さんは考え込んで、夜一さんはやれやれといった顔をしている

一護さんたちは黙っている

 

「天サンは彼らを頼るつもりですか?」

「出来れば頼りたくない」

 

これ以上誰かに頼りたくない…それが本音だった

出来ることなら浦原さんたちにも

 

「…わかりました

 ですが、アタシたちもあなたを放っておくことは出来ません」

「…どうしても?」

 

浦原さんは困ったような表情をする

考えていたことを見抜かれていたみたいで、

先手を打たれた

 

「出来ればあなたたちにも頼りたくない」

「ここでアタシが首を縦に振っても納得しない人が居ますよ

 その人たちはあなたが説得してください」

「先に言っておくが、一護たちを説得するのは骨が折れるぞ」

 

浦原さんたちの言葉を受けて四人を見る

じっと見つめていると一護さんが大きなため息をついた

 

「そんなに見つめても無駄だ

 狙われているやつを放っておけるわけないだろ」

「どうして?私なんか放っておけばいいのに」

「黒崎にそれを言っても無駄だ」

「そうそう!それに天ちゃんも見てたでしょ!

 心配しなくても黒崎くんは強いから大丈夫だよ‼」

「…あぁ」

 

夜一さんが言う通り、説得は難しいらしい

他の三人まで私を守る気満々だ

 

(確かに一護さんは強い

 他の皆も…強いのは分かる

 でも…)

 

まだ渋る私を見かねて浦原さんが言う

 

「もうここまで関わってしまったことですし

 頼ってもいいんじゃないですか?」

「そうじゃのぅ

 儂らもおることじゃから大丈夫じゃよ」

「そうだ。もうここまで関わったんだ

 今さらだろ」

 

皆が私を見る

首を縦に振れという無言の圧力があった

 

「…わかった

 でも頼るのはここにいる人だけ

 向こうの人には頼らない」

 

正直、まだ頼ることに迷いがあった

この場で一護さんたちを説得するのは無理だと思ったから

とりあえず頷いておくことにした

 

(距離を置いておけば離れやすいだろう

 この人たちとの距離に注意しとかないと…)

 

何故か皆が嬉しそう

私のせいで危険な目に会うかもしれないというのに

 

「わかりました

 ではこれからのことを決めましょう

 まずは生活についてですが

 黒崎サンのところでおねがいできませんか?

 うちはもうばれてしまっていますしね」

「それは構わねえけどお前はそれでいいのか、天?」

 

浦原さんはここではなく、一護さんの家に行った方がいいと言う

皆は思うところがあるのか、口々に疑問を言っていた

 

「…私はどこでも構わない」

「でもよ、俺んちじゃなくて、井上の家の方がいいんじゃないのか?」

「確かに天サンは女性ですから、

 同じ女性の井上サンの家の方がいいかもしれませんが

 もし、もう一度襲撃があった場合

 我々が向かうまで耐えきれる可能性は黒崎サンの方が高い」

「確かに私じゃあの人たちには歯が立たないだろうし

 でも、それならこのままここでいいんじゃないですか?」

「えぇ、バレたといっても浦原さんや夜一さんがいれば安全では?

 それに昔からの知り合いなんでしょう?」

 

私も正直、一護さんの家よりもここの方が安全のような気がする

浦原さんたちの実力は知らないけど

 

「確かにここでならアタシと夜一サンで彼女を守ることはできますが

 それではダメなんですよね」

「それに儂らは天の両親の血盟者じゃが

 会ったことがあるのはずいぶん昔に会った一度きりじゃ」

 

浦原さんはここにいてはいけないと言う

夜一さんは浦原さんの考えに察しがついているのか

浦原さんの考えに同意しているようだ

私には全然理由がわからない

 

「しかし、最終的に決めるのはアナタです。

 天サン、どうしますか?」

「…私はどこでもいい

 皆がいてほしいところにいる」

 

私が答えると浦原さんは困ったような表情になった

 

「そうっスか…

 アタシは黒崎サンのところにいてほしいですかね」

 

浦原さんはそういうから一護さんをじっと見つめる

 

「俺は構わねぇよ、お前がそれでいいならな」

「私はいい…」

 

一護さんは何故かため息をついて、

家に電話をかけてくると言って部屋から出て行った

浦原さんは満足そうに頷いて、扇子で仰いでいた

 

「じゃあ、決まりっすね

 一護さんとの関係ですが…」

「そんなことまで考えるの?」

 

私が聞くともちろんといったように浦原さんは頷いた

 

「えぇ、他人であるアナタを泊めるのですから

 何か理由が必要でしょう」

「…わかった

 じゃあ、一護さんと兄さんは友達だった、でどう?」

 

皆、ポカンとしていた

電話を終えて戻ってきた一護さんは何が起こったのか分からずに

首をかしげていた

 

「家に電話したら、いいってよ

 それよりどうしたんだ?」

「いや、何でもない

 天が初めて自分の意見を言ったから驚いただけじゃ」

 

何だかおもしろくない気がした

私にだって自分の考えがあるのに…

浦原さんはまた扇子で仰ぎ始めて言った

 

「そうですねぇ…

 友達ではなくお世話になった人ということにして、

 黒崎サンが天サンのお兄さんに世話になったということにしましょ

 それでいいですか、黒崎サン?」

「わかった。天の兄貴に俺が昔世話になった、だな」

 

浦原さんはどこかに楽しそうだった

一護さんが頷いたことで私たちの関係が決まった

 

「ではそういうことで

 そろそろ皆さん、帰った方がいいですね」

「本当だ。もう暗くなってる」

 

そう言いながら皆は帰る準備を始める

私はそんな様子を眺めていた

そんな私に夜一さんが声をかけてきた

 

「天、その格好で外に出るつもりか?」

「えっ…?」

 

夜一さんに言われて自分の格好を見ると寝巻状態だった

 

「忘れてた…でも、服ない…」

「心配するな

 井上、頼んでいたものは持ってきたか?」

「あっ!ここにありますよ~‼

 はい、天ちゃん」

 

そう言って織姫さんが私に紙袋を渡した

中身を見てみるとそこには服が入っていた

 

「ほら、男どもは出ていけ!

 天、着替え終わったら出てこい

 外で待っておるからの」

「わかった…」

 

夜一さんは男性陣を部屋から追い出し、織姫さんとともに部屋から出て行った

それを確認した後、服を取り出して着替え始めた

服はシンプルで可愛すぎず、どちらかというとボーイッシュな感じで

よく着る服と雰囲気が似ていた

着替え終わるとふすまを開けてみんなの前へ

 

「着替え終わった…」

「うん!よく似合ってるよ~かわいい‼」

「あぁ…似合ってるぜ」

「ありがと…」

 

とても照れくさい

でも、嬉しかった

 

「この服、気に入った」

「よかった~

 天ちゃんを拾ったときに着ていた服を参考にさせてもらったの」

 

なるほど…あの時は確かに兄さんが買ってきてくれた服を着ていたはず

けど、その服は虚の攻撃で破れてしまった

今になって残念な気持ちがこみ上げてくる

 

「では、天サンも準備ができたようなので、

 あとはお願いしますね、黒崎サン」

「あぁ」

 

一護さんたちと玄関で靴を履き、浦原さんと向かい合う

 

「また明日、ここに来てもらえますか?

 まだ聞きたいことがあるんで

 あと、わかっているとは思いますが、

 なるべく一人で出歩かないようにしてください」

「わかった…その…ありがとう」

「…どういたしまして」

 

浦原さんは少し驚いたようだけど、

すぐにいつものニヤニヤ顔に戻った

そして、私は一護さんたちと浦原商店を後にした

 




今回もお読みいただきありがとうございます
次回も読んでいただけると嬉しいです
それでは、この辺で失礼します
次の投稿は1週間後の22日を予定しています。

アルフレット
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