遊戯王EXTRA CCC   作:藏条絵識

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第四話

僕は眼を覚ますとどうやら島に着いたようで、僕らは自分らの寮に荷物を置くことになっているようだ。僕の荷物はそう多くなくトランク一つでも有り余ったくらいであり、調整用のカードを大量に詰めたことでやっといっぱいになったのだ。調整用といっても、効果が面白いが使い所を選ぶロマンカードと言われるものと「地砕き」のような凡庸性のあるカードを持ってきたものだ。あとこのデッキに入りやすいシンクロ、融合、エクシーズモンスターを。今は除去ガジェットと言われるタイプと代償ガジェットと呼ばれるタイプの混合型で相手を除去しながらも出来たらワンキルするデッキ構成となっている。ガジェットで打点が足りないことがあるためエクシーズで突破できないようなときは「古代機械の巨竜」などの上級モンスターが入っている。僕の切り札はエクシーズモンスターではなくある龍になっている。ーー初めてその龍を見たとき僕は何故か惹かれたのだ。その神々しさと禍々しさに。とりあえず僕はレッド寮と思われる寮にたどり着いた。ーー一つ言おう。こ れ は ひ ど い

なんたってあの月の裏側の校舎のマイルームよりも酷いかも知れない。なんせマイルームの部屋を更にボロくして、それを四人で共同に使うのだから。三人部屋と違って広いのが救いだが、流石これが格差社会というものか。まぁこの部屋には僕とアーチャーとレオとガヴェインが住むからそんなに気まずくはないけどね。ーーギルガメッシュ? あいつがここにいると思う? 専用の部屋を作ってたし。カルナは普通にイエローで過ごせるみたいだしーーなんて羨ましい。イエローは個室なのだ。ーーしかもレッドの四人部屋よりも広い。カルナが言うには「俺には過ぎた部屋だがありがたくもらっておく、ジナコの時は菓子類ばっかりの食事で今度はまともな料理を食べられるとは嬉しいことだからな」とだ。なんと羨ましいことだ、レオも荷物は少ないようで僕らは共有のスペースに机を置き、申し訳ないように置いてあるロッカーに自分らの制服の予備を入れる。

 

「岸波さんはこのあとどうするんです。僕はレッドの歓迎会が夜遅いらしいので、ブルーのほうの歓迎会を覗こうと思うんですけど」

 

そうだな僕も特に予定はないな。ーー僕もレッドの歓迎会以外特に予定がないからとりあえず僕もレオと一緒にブルーを覗くかな。ーー僕ら追い出されなければいいけど。

 

「別に追い出されそうになったら決闘でねじ伏せればいいだけですし、あっちには特例でいっている慎二さんや普通に女子ということでラニさんや凛さん、セイバーさんやキャスターさん、桜さん、ジナコさんがいますし大丈夫だとは思いますよ」

 

そうだよね。じゃあ行こうか。あれ? アーチャーは?ーーそしてねじ伏せるって......流石ハーウェイクオリティ

 

「どうやらキッチンに行ったようです。ーー流石僕らの寮のほぼ全ての料理を賄っていただけありますね」

 

まぁほぼというのは僕の大好物である激辛麻婆の存在があるからなんだけど。そのことをアーチャーにいうと「君の舌はどうかしている。あの、あの、「俺外道麻婆今後ともよろしく」といっているような地獄からやってきた名状しがたいものを喜んで食べるなんて君はあの神父と同類なのか?ーー君はギルガメッシュにどうやらかってに愉悦部の庶務にされているようだし......」とブツブツとなんかいっていたのだ。愉悦はとりあえずギルガメッシュに教えてもらっているけど、自分がその立場になることが少なくて逆に涙が出たよ。まぁそんなことをブツブツと言っているアーチャーはおいて置いて、さっさとブルー寮に向かうとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルー寮

最高Levelということもあった内部での歓迎会はちょっとした社交界になっている。色とりどりの料理がたくさん並んでおりとても美味しそうだ。ーー流石にあの赤い弓兵にはかなわないが。あちこちでは料理をかけて決闘しているところもありここ、イエロー寮長からお裾分けしてもらったカレーの残りをかけて今、決闘が始まろうとしていた。

 

「ふん。降参する気ならさっさと降参しろ‼ 決闘で恥をかいても知らないからな」

 

そう相手にいうのは岸波白野達とともに「シンクロ・エクシーズ」のテストプレイヤーとしてここデュエルアカデミアに来た特例でブルーの「間桐慎二」だ。髪の毛が特徴的で「ワカメ」という愛称はあるが本人はえらく嫌っているがそれでも「ワカメ」 「ワカメ」と連呼されるため最近は諦め気味である。実際に決闘の回し方は上手く、ブルーにいる実力の中でもトップクラスの実力があるということをいっても過言ではない。その向かい側にいるのはまた岸波白野達とともに来た「ラニ=Ⅷ」だ。

 

「私が負けるとでも? チェスでも散々負けたのに? まぁチェスよりはいい結果になることを期待していますよ。ーーそれでは」

 

「「決闘‼ 」」

 

間桐慎二 LP 4000 手札5

 

ラニ=Ⅷ LP4000 手札5

 

「僕のターンからだ。ドロー。僕は「水精鱗-アビスリンデ」を通常召喚する‼ 」

 

水精鱗-アビスリンデ

効果モンスター

星3/水属性/水族/攻1500/守1200

フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、

デッキから「水精鱗-アビスリンデ」以外の

「水精鱗」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。

「水精鱗-アビスリンデ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

慎二が使うデッキは「水精鱗」と呼ばれるジャンルだ。 手札を捨てる事でサーチ・サルベージを行いつつパーツを揃え、リクルート・蘇生などといった様々な特殊召喚手段によってエクシーズやシンクロをしていくデッキだ。コントロールとしても色が強く、様々な場面に対応した動きが可能となっている。慎二の場には人魚のような女性が召喚されており、妖艶な雰囲気を醸し出している。

 

「僕はカードを一枚セットしてターンエンドだ‼ さぁ次はお前のターンだ‼ 」

 

間桐慎二 LP4000 手札4

場 「水精鱗-アビスリンデ」

伏せ1

 

「では私のターンですね。ドロー‼ 私は手札から「召集の聖刻印」を発動‼ 」

 

召集の聖刻印

通常魔法(準制限カード)

デッキから「聖刻」と名のついたモンスター1体を手札に加える。

 

ラニの使うデッキは「聖刻龍」というジャンルだ。「聖刻」となのついた古代エジプトの神官文字名前がついた龍達でビートダウンを行うデッキだ。エジプトが関係するということでラニは「聖刻」が気に入ったらしい。

 

「そして効果によって「聖刻龍

-ドラゴンゲイヴ」を手札に加える」

 

 

聖刻龍-ドラゴンゲイヴ

効果モンスター

星4/光属性/ドラゴン族/攻1800/守 400

このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、

自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、

攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

また、このカードがリリースされた時、

自分の手札・デッキ・墓地から「聖刻」と名のついた通常モンスター1体を特殊召喚する。

 

ラニの場には黄色に近い色をした龍が現れ、鎧のようなものをつけている。

 

「そのままバトルフェイズに入ります。「聖刻龍ードラゴンゲイヴ」で「水精鱗ーアビスリンデ」に攻撃‼ 」

 

「聖刻龍ードラゴンゲイヴ」

ATK1800

 

「水精鱗ーアビスリンデ」

ATK1500

 

1800ー1500=300

 

間桐慎二 LP4000→3700

 

「これくらいのダメージ。痛くもないね」

 

慎二はそういいあざわらうか、デュエルモンスターズではLPの100か200かで勝負を分けるのでそう余裕は無いはずだ。

 

「そして僕の「水精鱗ーアビスリンデ」の効果発動‼ デッキから「水精鱗ーアビススパイク」を特殊召喚する‼ 」

 

水精鱗ーアビススパイク

効果モンスター

星4/水属性/魚族/攻1600/守 800

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

手札の水属性モンスター1体を墓地へ捨てて発動できる。

デッキからレベル3の水属性モンスター1体を手札に加える。

「水精鱗-アビスパイク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

「じゃあチェーン処理なのでわたしの「聖刻龍ードラゴンゲイヴ」の効果により、「神龍の聖刻印」を特殊召喚します」

 

神龍の聖刻印

通常モンスター

星8/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0

謎の刻印が刻まれた聖なる遺物。

神の如く力を振るった龍の力を封じた物と伝承は語る。

黄金の太陽の下、悠久の刻を経て、それはやがて神々しさと共に

太陽石と呼ばれるようになった。

 

 

ラニの出したモンスターはモンスターとは思えない形をしており、魔法に見える人もいるかもしれない。ーーそしてそのモンスターはフレーバーテキストに書いてあるように神々しく、太陽石と言われるようにソリッドビジョンだが、太陽のような暖かさを感じることが出来る。

 

「じゃあ僕の「水精鱗ーアビススパイク」の効果を解決する。手札から「海皇の重装兵」を捨ててデッキから「水精鱗ーリンデ」をまた手札に加える。そして手札から捨てられた「海皇の重装兵」の効果によりラニの「聖刻龍ードラゴンゲイヴ」を破壊する‼ 」

 

海皇の重装兵

効果モンスター

星2/水属性/海竜族/攻 0/守1600

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分のメインフェイズ時に1度だけ、

自分は通常召喚に加えてレベル4以下の海竜族モンスター1体を召喚できる。

また、このカードが水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時、

相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。

 

魚人のような名状し難いインスマスのようなものが銃のようなものを構え魚雷を発射しラニの「聖刻龍ードラゴンゲイヴ」は爆殺されてしまった。

 

「はん。攻撃力守備力共に0の「神龍の聖刻印」だけとは笑えるね」

 

「これくらいは「水精鱗」との決闘では想定内のことなので別にかまいません。そしてメインフェイズニに入り手札から魔法カード「アドバンスドロー」を発動します」」

 

アドバンスドロー

通常魔法

自分フィールド上に表側表示で存在する

レベル8以上のモンスター1体をリリースして発動できる。

デッキからカードを2枚ドローする。

 

「「神龍の聖刻印」を生贄にしデッキからカードを二枚ドローします。そしてカードを一枚伏せてターンを終了します」

 

ラニ=Ⅷ LP4000 手札5

伏せ1

 

 

「僕のターンだ。ドロー‼ 僕は手札から「水精鱗ーアビスリンデ」と「海皇の竜騎兵」を捨てることで手札から「水精鱗ーメガロアビス」を特殊召喚する‼ 」

 

水精鱗ーメガロアビス

効果モンスター

星7/水属性/海竜族/攻2400/守1900

自分のメインフェイズ時、

手札からこのカード以外の水属性モンスター2体を墓地へ捨てて発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

この効果で特殊召喚に成功した時、

デッキから「アビス」と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。

また、このカード以外の自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する

水属性モンスター1体をリリースする事で、

このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。

 

 

慎二の「水精鱗」の中でもトップクラスの性能を誇るモンスターだ。2400という打点がありながらも水属性を一体リリースすれば二回攻撃することができライフを全て削り切ることもできるカードだ。そして特殊召喚時にも効果があり、デッキから「アビス」となのついた罠カードを手札に加えることもできるのだ。

 

「そして僕は「海皇の竜騎兵」の効果で「海皇の重装兵」を手札に加えさらに「水精鱗ーメガロアビス」の効果でデッキから「アビス

アビスフィアー」を手札に加える。

 

アビスフィアー

永続罠

デッキから「水精鱗」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

また、このカードがフィールド上に存在する限り、

自分は魔法カードを発動できない。

このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。

このカードは発動後、次の相手のエンドフェイズ時に破壊される。

 

 

「僕は「水精鱗ーメガロアビス」の効果で「水精鱗ーアビススパイク」を生贄にすることでこのターン「水精鱗ーメガロアビス」は二回攻撃することができる。つまりはこの二回の攻撃が通った時にはお前はすでに敗北しているということだ。じゃあバトルフェイズにはいる。「水精鱗ーメガロアビス」で二回のダイレクトアタック。アビスダブルスラッシュ‼ 」

 

「水精鱗ーメガロアビス」は二回の斬撃をラニに放ち辺りは煙に包まれた。

 

「これで僕の勝ちだね」

 

 

確かにこの二回のダイレクトアタックが成功すれば慎二の勝ちであろう。ーーだが

 

ラニ=Ⅷ LP4000

 

ラニとライフポイントは一たりとも減ってはいなかった。ラニの目の前に鎖で縛られ動きを封じられている「水精鱗ーメガロアビス」の姿があった。微かに震えており、動こうとしても鎖によって全ての動きが封じられてしまう。ーーそうラニの発動した伏せカードは「デモンズ・チェーン」だったのだ。

 

デモンズ・チェーン

永続罠

フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。

選択したモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。

 

 

「ちっ「デモンズ・チェーン」かなんてめんどくさいカードを......まぁいい、次のターンで「アビスフィアー」の効果で第二の「水精鱗ーメガロアビス」を特殊召喚し

二体でエクシーズ召喚すればその忌々しい鎖も意味がなくなる。そうすればお前に攻撃する際に邪魔をする手だては無いはずだ。僕はカードを二枚伏せてターンエンドだ‼ 」

 

間桐慎二 LP3700 手札3

場 「水精鱗ーメガロアビス」

伏せ2枚

 

 

「では私のターンです。ドロー‼

まずは「ナイト・ショット」を発動します‼ 」

 

ナイト・ショット

通常魔法

相手フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

このカードの発動に対して相手は選択されたカードを発動できない。

 

ナイト・ショットによって撃ち抜かれたのはさきほど手札に加えた「アビスフィアー」であった。

 

「貴方の場にモンスターがいて私の場にモンスターが存在しない場合この「聖刻龍ートフェニドラゴン」を特殊召喚します」

 

聖刻龍ートフェニドラゴン

効果モンスター

星6/光属性/ドラゴン族/攻2100/守1400

相手フィールド上にモンスターが存在し、

自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

この方法で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。

このカードがリリースされた時、

自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、

攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

 

「そして私は「聖刻龍ートフェニドラゴン」を生贄にし、手札から「聖刻龍ーネフテドラゴン」を特殊召喚します‼ 」

 

聖刻龍ーネフテドラゴン

効果モンスター

星5/光属性/ドラゴン族/攻2000/守1600

このカードは自分フィールド上の「聖刻」と名のついた

モンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる。

1ターンに1度、このカード以外の自分の手札・フィールド上の

「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、

相手フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。

また、このカードがリリースされた時、

自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、

攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

 

光り輝く龍からさらに新たなる龍が現れるのさらにその龍のしたには新たなる龍が更に現れている。ーーまるで昆虫が脱皮したあとの蛹が生物としての自覚を持ったかのようだ。場には二体の龍が現れており、その神々しく光り輝く二体の龍に間桐慎二は息を飲む。ーーそう場にはさっきラニが「アドバンスドロー」の効果により生贄にした「神龍の聖刻印」が存在したのだ。それは「聖刻龍ーネフテドラゴン」の為に生贄になった「聖刻龍ートフェニドラゴン」の効果によるものだ。それは龍が次の龍へとつなげるかの様連鎖、龍からさ龍が生まれ抜け落ちた抜け殻は更に新たなる可能性を見出す。それこそが「聖刻龍」の特徴である。「聖刻龍」には共通する効果があり、それは生贄になった時に手札、デッキ、墓地から通常モンスターのドラゴンを特殊召喚する効果だ。

 

「そして私は「神龍の聖刻印」の特殊召喚にチェーンして「地獄の暴走召喚」を発動します」

 

地獄の暴走召喚

速攻魔法

相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在し、自分フィールド上に

攻撃力1500以下のモンスター1体が特殊召喚に成功した時に発動する事ができる。

その特殊召喚したモンスターと同名モンスターを自分の手札・デッキ・墓地から

全て攻撃表示で特殊召喚する。

相手は相手自身のフィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、

そのモンスターと同名モンスターを相手自身の手札・デッキ・墓地から全て特殊召喚する。

 

 

「では慎二も手札、デッキ、墓地から「水精鱗ーメガロアビス」を可能な限り特殊召喚してください」

 

「はん。僕の場を増やしてくれるとはありがたいね。次のターン三体で攻撃すれば勝てる」

 

そういい慎二は手札から一枚、デッキから一枚「水精鱗ーメガロアビス」を特殊召喚した。

 

「では私は二体の「神龍の聖刻印」でオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚‼ 「聖刻神龍-エネアード」‼ 」

 

聖刻神龍-エネアード

エクシーズ・効果モンスター

ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2400

レベル8モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

自分の手札・フィールド上のモンスターを任意の数だけリリースし、

リリースしたモンスターの数だけフィールド上のカードを破壊する。

 

「神龍の聖刻印」の内部が開き中からは太陽を具現化した様龍が現れる。その龍から発せられる熱はソリッドビジョンながらも感じられる。

 

「私は「聖刻神龍ーエネアード」を効果発動します。手札から「聖刻龍ーネフテドラゴン」と「龍王の聖刻印」、場から「神龍の聖刻印」を生贄にすることで慎二ーー貴方の三体の「水精鱗ーメガロアビス」を破壊します‼ 「エネアード・コロナ」‼ 」

 

すると「聖刻神龍ーエネアード」は大きく雄たけびをあげ、自分の周りの龍を糧に慎二のフィールドに火炎の雨を降らせる。火炎が地面に落ちると燃え上がり、メガロアビスは灰も残さずに消滅してしまった。

 

「くっだがこっちにはこの伏せカードが残っている‼ それでこのターンは凌げるはずだ」

 

「いいえこのターンで決着をつけます。墓地に送られた「聖刻龍ーネフテドラゴン」の効果により墓地から「龍王の聖刻印」特殊召喚します‼ 」

 

龍王の聖刻印

デュアルモンスター

星6/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0

このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、

通常モンスターとして扱う。

フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、

このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。

●このカードをリリースして発動できる。

自分の手札・デッキ・墓地から「龍王の聖刻印」以外の

「聖刻」と名のついたモンスター1体を選んで表側守備表示で特殊召喚する。

 

「私は手札から装備魔法「スーペルヴィス」を発動します」

 

スーペルヴィス

装備魔法

デュアルモンスターにのみ装備可能。

装備モンスターは再度召喚した状態になる。

フィールド上に表側表示で存在するこのカードが墓地へ送られた時、

自分の墓地に存在する通常モンスター1体を選択して特殊召喚する。

 

「装備対象は「龍王の聖刻印」でそして「龍王の聖刻印」の効果を発動します‼ このカードを生贄にすることで墓地から「神龍の聖刻印」を特殊召喚します。そして「スーペルヴィス」の効果により二体の「神龍の聖刻印」を特殊召喚します」

 

また現れたるは二体の太陽を内包した聖刻印。

 

「ーーまた「聖刻神龍ーエネアード」か」

 

「ええ、ではまた二体の「神龍の聖刻印」でオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚‼ 「聖刻神龍ーエネアード」‼ そして効果により手札から「聖刻龍ーシュウドラゴン」を生贄にしその残りの伏せカードを破壊します。「エネアード・コロナ」二発目‼ 」

 

また龍を糧にし「聖刻神龍ーエネアード」は雄たけびをあげ慎二の伏せカードを焼ききった。どうやら伏せカードは「聖なるバリア ミラーフォース」だった。

 

聖なるバリア ーミラーフォース

通常罠(準制限カード)

相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。

相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。

 

 

「そしてまた「聖刻龍ーシュウドラゴン」の効果により「エレキテルドラゴン」を特殊召喚します」

 

聖刻龍ーシュウドラゴン

効果モンスター

星6/光属性/ドラゴン族/攻2200/守1000

このカードは自分フィールド上の

「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる。

1ターンに1度、このカード以外の自分の手札・フィールド上の

「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、

相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

このカードがリリースされた時、

自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、

攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

 

エレキテルドラゴン

通常モンスター

星6/光属性/ドラゴン族/攻2500/守1000

常に電気を纏い空中を浮遊するドラゴン。

古代より存在し、その生態には未だ謎が多いものの、

古のルールにより捕獲は禁止されている。

 

 

 

 

「そして手札から魔法カード「死者蘇生」を発動します。効果により聖刻龍ーシュウドラゴン」を特殊召喚します」

 

 

死者蘇生

通常魔法(制限カード)

自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。

 

 

 

「そして「聖刻龍ーシュウドラゴン」と「エレキテルドラゴン」でオーバーレイネットワークを構築‼ エクシーズ召喚‼ 「聖刻龍王ーアトゥムス」

 

聖刻龍王ーアトゥムス

エクシーズ・効果モンスター

ランク6/光属性/ドラゴン族/攻2400/守2100

ドラゴン族レベル6モンスター×2

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、

デッキからドラゴン族モンスター1体を選び、

攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

 

「もう勝ってるんだからいいんじゃないか? 効率的に考えて悪いだろ‼ 」

 

慎二は少し身震いしている。ーーそう海の波によって揺れるワカメのように。

 

「いえ。今一度どれくらいこのデッキで特殊召喚できるか試したいので試させてもらいます。ーーでは「聖刻龍王ーアトゥムス」の効果によりデッキから「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」を特殊召喚します」

 

レッドアイズダークネスメタルドラゴン

効果モンスター(制限カード)

星10/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400

このカードは自分フィールド上に表側表示で存在するドラゴン族モンスター1体を

ゲームから除外し、手札から特殊召喚できる。

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に手札または自分の墓地から

「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」以外の

ドラゴン族モンスター1体を特殊召喚できる。

 

レッドアイズの最終形態であり、そのあまりの強さに制限カードにもなったほどの強力な効果を兼ね備えている。

 

「そして「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」の効果により墓地から「聖刻龍ートフェニドラゴン」を特殊召喚します」

 

言ってしまえば最後に特殊召喚するモンスターはどれでもよかったのだ。

 

「ではバトルフェイズに入ります。「聖刻神龍ーエネアード」二体と「聖刻龍王ーアトゥムス」と「聖刻龍ートフェニドラゴン」でダイレクトアタック‼ 」

 

「聖刻神龍ーエネアード」二体

ATK6000

 

「聖刻龍王ーアトゥムス」

ATK2400

 

「聖刻龍ートフェニドラゴン」

ATK2100

 

3700-10500=-7800

 

 

 

 

 

「グワぁぁぁぁぁあ」

 

間桐慎二 LP0

 

ワカメは龍から吐かれる聖なる炎によって焼かれ、焼きワカメへと進化した。ソリッドビジョンだが何故か慎二の頭から煙があがっている。ーーまぁどうでもいいことなので別にいいが。

 

 

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