水態の神器使い   作:ユキシア

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救いを誓う神殺しの槍と白龍皇現る

「これが俺の禁手『救いを誓う神殺しの槍』(セイヴ・スウェア・ゴット・キル・ランス)俺たちの強さを見せてやる!」

 

俺は『救いを誓う神殺しの槍』をコカビエルに向けるが

 

「まさか一日で二度も禁手が見れるとわな。しかし、今更禁手に至ったとしてもその怪我でなにができる?」

 

コカビエルの言うとおり今の俺は立っているだけで精一杯だが、俺は槍の先端から水を出しそれを自分の腹にかけると

 

「『清き治療水』(クリア・キュアーウォーター)

 

コカビエルから受けた怪我を治した。その光景をコカビエルはおもしろそうに見ていた

 

「ほぅ、あれほどの傷を治すとは・・・それが貴様の新しい力か?」

 

「敵に教えるわけないだろう。でも、答えてやる。清き水には傷を治す力がある今の俺ならその水を作り傷を今みたいに治すことができる。だが、俺の力はこれだけじゃねぇ!」

 

俺は神器を使い水蒸気を発生させ、俺とコカビエルを覆うぐらいの濃霧を作った

 

「フン、ただの目くらませか。そこだ!」

 

コカビエルは濃霧の中にある人影に光の槍を投げその槍は人影の胸辺りに刺さったが....

 

パキャァァン!

 

「なっ!」

 

「残念!あれは偽物だ!」

 

ドスッ!

 

俺はコカビエルの後ろに回り込み背中から刺した。

 

「ぐぅ!貴様っ!」

 

コカビエルは光の剣を出し俺に斬りかかったが俺はそれを避け再び濃霧の中へと姿を消した。

 

「いったいどういことだ!?俺が攻撃したのには確かに貴様の気配を感じた!何故俺が氷ごときに騙される!?」

 

「お前が間違えるのは無理ないよ」

 

「なにっ!」

 

俺は濃霧の中コカビエルを諭すように教えた。

 

「さっきのは『完全なる氷人形』(パーフェクションアイスドール)見た目も気配もすべて俺と同じ氷人形だ。と言ってもまだ一体しか作れねぇけど」

 

それにもうコカビエルには使えないだろう。いくら俺と似ててもコカビエルほどの強者なら今度は俺ごと攻撃するだろう。だが、準備はできた。

 

「コカビエル悪いが時間がないんでな、もう終わらせてもらう」

 

「俺に一撃入れたぐらいで調子に乗るなぁぁっ!」

 

コカビエルは翼を広げ空を飛び濃霧から脱出した

 

「フハハハ!ここからその霧ごと貴様を葬ってくれる!」

 

コカビエルは巨大な光の槍出し、濃霧ごと攻撃しようとするが空から白い粉が降ってきた。

 

「・・・・これは雪?」

 

「もう夏が近いのになんで雪が降ってんだ!?」

 

部長さんやイッセー、皆突然の雪に驚いているが降ってきた雪はまるで意志があるかのようにコカビエルを中心に集まり始めた。

 

「なんだこの雪は!?・・・貴様の仕業か!」

 

コカビエルは未だに濃霧にいる俺に向かって叫んだ。俺は濃霧を解きコカビエルのところまで飛んだ。

 

「ああ、その雪はお前が濃霧にいるときここの気温を下げ人口降雪機と同じやり方で作った雪だ。」

 

実際にこんなに早くできるとは思わなかったが、きっとルルナが手伝ってくれたんだな....ありがとう。と心のなかでルルナに礼を言っているとコカビエルは雪から逃げようとするが雪はしつこくもコカビエルに纏わりつく。

 

「いったいなんなんだ!?貴様の神器は!?これほどの力は神滅具と同じ、イヤそれ以上ではないか!?」

 

コカビエルは俺の神器の力に神滅具じゃないかと言ってくるが俺は首を横に振った。

 

「確かに俺の神器は神を殺す力を持つが神滅具じゃない。神を滅ぼすじゃなく神を殺す力だ。これで終わりだ。コカビエル!」

 

コカビエルに纏わりついた雪をコカビエルから離し雪を細かい刃に変え、猛吹雪となってにコカビエルを襲いかかった。

 

「『猛吹雪による刃』(スノーストーム・ブレイド)!!」

 

そして刃と化した猛吹雪はコカビエルを容赦なく切り刻みコカビエルに重症を負わし俺は止めをさそうとした瞬間

 

「これ以上は困るな」

 

空から突然聞こえた声。その声と同時俺の眼前に白い全身鎧を纏った奴がいた。似ている....いや、同じだ。イッセーの禁手と同じ....もしかしてこいつが....

 

「『白い龍』(バニシング・ドラゴン)か・・・」

 

神滅具のひとつ『白龍皇の光翼』(デイバイン・デイバイデイング)すでに鎧姿ということはすでに禁手を発動できるのか....

 

「我が名はアルビオン。悪いがコカビエルは回収させてもらうぞ。」

 

白龍皇はコカビエルとフリードを抱え飛ぼうとしたがこちらに振り向き

 

「貴様の名を聞いておこうか。蒼い槍を持つ男よ」

 

「・・・・駿河 彰だ」

 

白龍皇は満足したのか再び空へ飛び立とうしたが

 

『無視か、白いの』

 

初めて聞く声の方を見るとそれはイッセーの籠手から聞こえた。この声の主がドライク....赤龍帝か....

 

『起きていたか、赤いの』

 

白龍皇もしゃべり始め会話を始めた。

 

『せっかく出会ったのにこの状況ではな』

 

『いいさ、いずれ戦う運命だ。こういうこともある。』

 

『しかし、白いの。以前のように敵意が伝わってこないが?』

 

『赤いの、そちらも敵意が段違いに低いじゃないか』

 

『お互い、戦い以外の興味対象があるということか』

 

『そういうことだ。こちらはしばらく独自に楽しませてもらうよ。たまには悪くないだろう?また会おう、ドライグ』

 

『それもまた一興か。じゃあな、アルビオン』

 

これが二天龍の会話。やっぱりこいつがイッセーの宿敵の相手か....

 

「また会おう。駿河 彰そして俺の宿敵くん」

 

白き閃光と化してアルビオンは飛び立っていった。

 

「・・・・ショウ君?」

 

俺の様子を見て変に思ったのか朱乃先輩が話しかけてきた。

 

「・・・・・・・なんでもありません。大丈夫ですよ」

 

俺は笑って誤魔化し朱乃先輩と一緒に皆のところへ戻り始めた。今考えても仕方ないな....

 

「ショウ!怪我は大丈夫なの!?」

 

「大丈夫ですよ。ほら」

 

俺は腹を見せて怪我がないのを教えると部長さんは安堵の息をした。

 

「やったな、木場。もう復讐に走るんじゃねぇぞ。いや、愚問だったな」

 

「ショウくん、僕は・・・」

 

口を開こうとした木場を俺は手で遮る

 

「それ以上は何も言わなくてもいい。わかってるから、今はとりあえずここで終わりとしようぜ」

 

「うん」

 

「祐斗」

 

木場を呼ぶ部長さんは笑顔だった。

 

「祐斗、よく帰ってきたわ。それに禁手だなんて、私も誇れるわよ」

 

「・・・・部長、僕は・・・部員の皆に・・・。何よりも、一度命を救ってくれたあなたを裏切ってしまいました。お詫びする言葉が見つかりません・・・」

 

部長さんは木場の頬なで、木場を慰め始めた。

 

「でも、あなたは帰ってきてくれた。もう、それだけで十分。彼らの想いを無駄にしてはダメよ」

 

「部長・・・。僕はここに改めて誓います。僕、木場祐斗はリアス・グレモリーの眷属『騎士』(ナイト)として、あなたと仲間たちを終生お守りします」

 

「うふふ。ありがとう。でも、それをイッセーの前で言ってはダメよ?」

 

俺は木場を嫉妬の眼差しで睨んでいるイッセーを押さえている。

 

「木場。誓いをたてた以上責任持ってその誓いを守り通せよ。」

 

「うん。わかっているよ」

 

「さて」

 

部長さんは手が紅い魔力包まれ、木場にニッコリとほほ笑んで言った。

 

「祐斗、勝手なことした罰よ。お尻叩き千回ね」

 

.......死ぬなよ、祐斗。イッセーはその倍耐えたんだ。君なら大丈夫だよ。と他人事のように思っていると

 

「ショウ、あなたもよ」

 

..............................はい?

 

「えっ!何で!?俺なんも悪いことしてませんよ!」

 

エクスカリバーを破壊する件のときはしたけどその時のお仕置きの分はイッセーにさせたからないはずっ!

 

「あの時はイッセーだけお仕置きしたけど、あなたも協力してたんだからやっぱりしないといけないと思ってたの。それに祐斗もするのだからこの際あなたにもしないと」

 

ついでかっ!絶対にごめんだ!!俺は逃げようとしたが

 

「・・・・ショウ先輩。どこに行くのですか。怪我をしているのですから動いてはダメですよ」

 

「いや、大丈夫だよ、小猫ちゃん。ほらこのとおり怪我はないのだから」

 

「・・・ダメです」

 

くっ.....小猫ちゃんまで妨害するとは.....ならば、俺は小猫ちゃんとは別の方向へ逃げようとするが

 

「あらあら、ダメですよ。じっとしていないと」

 

手に魔力を込めていたニコニコ笑顔の朱乃先輩がいた。

 

「いえいえ、心配しなくても平気ですよ。ですのでそこを通していただけませんか?」

 

「ダメです」

 

笑顔で即答。そして朱乃先輩と小猫ちゃんはじりじり迫ってきた。ならば奥の手!

 

「「あっ!」」

 

俺は神器を発動させ霧を作り隙を見て逃亡、それから魔王さまが来るまで俺の尻を賭けた鬼ごっこは続いた。

 

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