水態の神器使い   作:ユキシア

5 / 92
はぐれ悪魔の討伐

「とても、おいしいですわ。彰さん料理がお上手なんですね。」

 

俺が、作った朝食を食べながら姫島先輩が褒めてくれるが、俺はそれどころじゃなかった...

 

「一人暮らしですからね、料理はできてたほうがいいでしょう....それより、どうして俺の家にいるんですか?」

 

俺は、あれから、白装束を着ていた姫島先輩が突然脱ぎ始め、慌てて部屋から飛び出た。そのとき、姫島先輩のほぼ半裸姿を見てしまい、気持ちを落ち着かせるために、少し早めの朝食を作り、今にいたる。

 

「ですから、あなたと一緒に暮らすためですわ。」

 

姫島先輩はニコッと笑いながらだから、教えてはくれるが、イヤ...それ、答えになってませんよ?

と頭を悩ませていると....

 

「本当は、リアスからあなたと一緒に住むように言われたのです。」

 

グレモリー先輩から?いったい何故?

 

「最近、堕天使の動きが活発になっているんです。それに、堕天使はあなたが神器持ちだと、知っていますし、なにより、顔も知られています。いくら、神器持ちのあなたでも、まだ人間のあなたでは、命を狙われる可能性があります。ですので、私が、あなたと一緒に暮らして守るようにいわれたのです。」

 

「..........」

 

姫島先輩の話に俺は納得した。確かに、今の俺じゃ、堕天使を倒すのは難しいだろう...

いくら、『三態の水零』があっても、水がないと戦えないし、そもそも、身体的に大きく違いがある。女の人に守られるのは、男としてどうかと思うが、ここは、先輩たちに甘えよう...

 

「わかりました、それでは、よろしくお願いします。」

 

「はい。こちらこそ、お願いしますわ。それから、私のことは、朱乃と呼んでください。」

 

「わかりました。朱乃先輩」

 

それから、俺と朱乃先輩は、談話しながら、朝食を食べ始めた.......家にいるのはわかったけど、何でお俺のベットの中にいたんだ?........まーいいや、イッセーじゃないけど、眼福だったし...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後

 

「二度と教会に近づいたらダメよ」

 

その日、俺は少し遅れて部室に顔を出すと、何故か、グレm、じゃなかった、部長さんが、いつになく険しい表情でイッセーを怒ってた。

 

「なぁ、木場なんで、部長さんあんなに怒ってるんだ?」

 

俺は、近くにいた木場に聞いてみた。

 

「どうやら、兵藤君、道に迷ったシスターを教会近くまで案内したらしいんだ。それで、部長は怒ってるみたいなんだ。」

 

そりゃ、悪魔だもんな...教会は苦手だろうな。

 

「いい、イッセー、協会は私たち悪魔にとって敵地。踏み込めばそれだけで神側と悪魔側の間で問題になるわ。今回はあちらもシスターを送ってあげたあなたの厚意を素直に受け止めてくれたみたいだけど、天使たちはいつも監視しているわ。いつ、光の槍が飛んでくるかわからなかったのよ?」

 

うわっ...イッセーよく無事だったな...。俺も一応気を付けよう。

 

「協会の関係者には、関わってはダメよ。特に『悪魔祓い』は我々の仇敵。神の祝福を受けた彼らの力は私たちを滅ぼせるほどよ。なかには、神器持ちもいるの。もうそれは死と隣合わせと同義なの。イッセー」

 

部長さんから目から凄まじいまでの眼力を感じる...それだけ危ないってことか...

 

「人間としての悪魔への転生で免れるかもしれない。けれど、悪魔祓いを受けた悪魔は無に帰されるの。無。何もなく、何も感じず、何も出来ない。それがどれだけのことかあなたは、わかる?」

 

無か....想像もできねえな....

 

「ごめんなさい。熱くなりすぎたわ、とにかく、今後は気をつけてちょうだい....どうしてものときは、ショウをつかいなさい」

 

俺は、便利アイテムですか?....部長さん....

 

「あらあら、お説教は済みました?」

 

いつもの笑顔でイッセーの背後にいた...いつのまに...

 

「朱乃、どうしたの?」

 

「討伐の依頼が大公から届きました」

 

討伐の依頼か...ちょうどいいかもな...

 

 

 

 

 

 

町はずれの廃屋近くに今、俺と部長さん達は来ている。

 

討伐するのは毎晩ここで人を誘き寄せて人を食べる「はぐれ悪魔」らしい。

 

「あの、部長さん、ちょとお願いがあるんですけど...」

 

「なに?」

 

俺は、討伐の依頼を聞いてからどうしても確かめたいことがあった。

 

「今回のはぐれ悪魔の討伐俺にさせてくれませんか?」

 

「「「「「えっ?」」」」」

 

全員、驚いてるな....無理ないっか....

 

「そんなの、ダメに決まってるじゃない!!」

 

「部長の言うとおりだ!無理だって!!」

 

「人間のあなたでは、すぐに殺されてしまいますわ!!」

 

「朱乃さんの言うとおりだよ。僕もやめたほうがいいと思うよ?」

 

[.........同感です。」

 

部長さん、イッセー、朱乃先輩、木場、塔城ちゃん、全員に止められるが.....

 

「すみません、でも、俺は今どこまで、戦えるか、知りたいんです。俺の為にも、みんなを守る為にもどうしても、知っておきたいんです。もう、弱い自分は嫌だから....お願いします。」

 

俺は、みんなに頭を下げ、頼むと...部長さんは、額に手をあて、大きく息を吐き....

 

「わかったわ、でも、あぶないと判断したらすぐに止めるわよ。」

 

「ありがとうございます。」

 

なんとか、部長さんから許可を貰い、廃屋の中へ足を進めた....

 

廃屋の中は、嫌な気で充満していた....が奥へと前に進むと、塔城ちゃんが

 

「......血の臭い」

 

血の臭い?俺には、わからないけど、塔城ちゃん、鼻がいいのかな?と思っていると...

 

「まずそうな臭いがするぞ?でもうまそうな臭いもするぞ?甘いのかな?苦いのかな?」

 

姿を現したのは、上半身裸の女の人で下半身は化け物の異形の形をしていた....

 

「あなたが、はぐれ悪魔バイザーね。あなたを消し飛ばしにきたわ!」

 

部長さんは、いつもどおり、堂々とした....がバイザーはそれを聞きケラケラと笑い...

 

「こざかしいぃぃぃぃ!小娘ごときがぁぁぁ!その紅の髪のように、おまえの身を鮮血で染め上げてやるわぁぁぁ!」

 

「雑魚ほど洒落のきいたセリフを吐くものね。じゃあ、ショウ、頑張りなさい」

 

「はい!!」

 

おれは『三態の水零』発動し、氷結の槍ではなく....

 

「水冷の剣!」

 

氷の槍ではなく、水でできた剣発動し、俺は、『水冷の剣』から、複数の水の球を出し、

 

「弾けろ!!水の球(ウォータァボール)!!」

 

それを、バイザーの顔めがけて、一斉に放ったが、バイザーは、それを、避ける。

 

「当たるかぁぁぁ!!」

 

バイザーは、太い腕で、俺を押し潰すかのように殴ってくるが...

 

「よっと!」

 

見切れる速さだったので、俺は、簡単に避け

 

「フっ!!」

 

ズバッ!!

 

バイザーの腕を切り落とした。

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああああっ!!この、糞餓鬼がぁぁぁぁぁぁ!!」

 

バイザーは、もう片方の腕で、俺に、殴りかかってきた。

 

(そろそろか.....)

 

俺は、『水冷の剣』を変形させ、盾を作りそれを、凍らせ、バイザーの攻撃を....

 

「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

「うわっ!!」

 

あえて受けたが、何メートルも飛ばされてしまった。

 

「ショウ!!」

 

「ショウ!!」

 

「彰くん!!」

 

「駿河君!!」

 

「...駿河先輩!」

 

イッセーや皆が、俺を心配そうに呼ぶが...

 

「大丈夫です。まだいけます!!」

 

さすがに、力には、負けたが、準備は整った!!

 

「まだ、生きてたか、いいかげんくたばれぇぇぇぇぇぇぇっ!!」

 

バイザーはまた、俺に殴りかかろうとするが.....

 

「ああ、おまえがなっ!!」

 

グサっ!

 

「えっ?」

 

一本の氷の槍がバイザー腕に刺さり.....さらに....

 

グサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサ

 

空から降ってきた複数の氷の槍がバイザーに突き刺さった。

 

「ぎあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

氷の槍は、バイザーの体を余すとこなく、突き刺さり、絶命した...

 

氷槍の雨(アイススピア・レイン)安直だけど、そう呼ぶか.....」

 

おれはみんなのところに戻った

 

 

「ショウ!!無事だったか!!」

 

「驚いたわ、まさか、一人ではぐれ悪魔を倒すんなんて...さすが私の眷属候補ね」

 

「無事でよかったですわ。」

 

「ほんと、凄かったよ、一回しか見れなかったけど、剣の腕も凄いんだね。今度、手合せをしようよ。」

 

「......お見事です。」

 

みんなで褒めてくるから少し照れるな.....まーなんとかできたな...

 

「ところで、ショウ」

 

「なんですか?部長さん」

 

「最後のアレいったいどうやったの?」

 

バイザーに突き刺さった氷の槍を指して、部長さんが、言ってきた。

 

「あぁ、あれは、簡単ですよ。ほら、最初バイザーに水の球(ウォータァボール)を撃ったでしょう?」

 

「ええ」

 

「それを、バイザーの上で複数に分裂させ、それを槍の形に変え、あとは、凍らせて、タイミングを見計らって、落としただけですよ。」

 

「じゃあ、あのときの攻撃はわざと受けたの?」

 

「はい、じゃないと、あそこまで、うまくいきませんしね。」

 

「なるほどね、納得したわ」

 

部長さんは、納得し、バイザーの死体を消し飛ばし綺麗にした。

 

「それじゃあ、ショウ、お疲れ様、今日は、ゆっくり休みなさい。みんなもご苦労様。今日は、もう、解散よ。」

 

「わかりました。それじゃあ、今日は、ここで、朱乃先輩、帰りましょう。」

 

「はい。」

 

朱乃先輩は、俺の隣へきて、一緒に帰り始めようとしたが.....

 

「ちょと、待てーーーーー!!」

 

突然、イッセーが俺の前に現れ

 

「ショウ!!お前、朱乃さんと帰るとは、どういうことだ!!まさか、一緒に暮らしてんのか!?」

 

あぁ、しまった.....煩悩と性欲の権化のことすっかい忘れとった...なんて、説明しようか?

下手に言うとこの変態なんて言うかわかんねえし....どうしようか考えていると、朱乃先輩が...

 

「うふふ、兵藤君のいうとうり、一緒に同じ家にいますし、今朝だって、同じベットで寝ましたわ」

 

朱乃先輩の一言で、イッセーは....

 

「ショウ!!貴様って奴はーーーーーー!!!」

 

変態が壊れた。

 

「ちょ、イッセー落ち着け!!てゆうか、朱乃先輩!!間際らしい言い方しないでください!!」

 

「でも、事実ですわ」

 

「ショウーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

 

俺は、バイザーより変態から逃げるのに体力を使った.........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。