水態の神器使い   作:ユキシア

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罰ゲーム2

Sideショウ

 

ゼノヴィアの毒殺みそ汁から生き返った俺は今日のご主人さまの処へ行く。今日のご主人さまは。

 

「よし、来たな。行くぞ!ショウ!」

 

いつも以上に気合の入ったイッセーというなの変態だった。

 

今日は変態か.....。つーか、どこに行くんだ?

 

「あの、ご主人さま。本日はどちらに行かれるのですか?」

 

服も何故か気合が入ってるし、部長さんのデートのサポートか?

 

そんなことを考えている俺だがイッセーは答えた。

 

「ナンパだ!」

 

何故に!?

 

変態の答えに思わず心のなかでツッコンでしまった。

 

 

 

 

 

そして、ご主人さまの命令で俺は普段着になり、部長さんと来たショッピングモールへと到着する。

俺は何故、変態・・・じゃなかった、イッセーが突然ナンパをするか訊いてみた。

 

「あの、ご主人さま。何故、ナンパをなさるのですか?失礼ながら私には付き合っている人がいるのですが・・・」

 

「・・・・わかってる。ショウと朱乃さんが付き合ってるくらい・・・でもな、最近思うんだよ、俺・・・」

 

「何がでしょう?」

 

俺がそう訊いたとき、イッセーが言った。

 

「俺が悪魔になって部長と出会いアーシアに出会い皆に出会った。そしていろんなことがあった。夏休みが終わって学校での評価も上がった。だから、もしかしたら、今の俺ならナンパに成功できるかもしれないんだ!」

 

................バカだ。

 

俺はあまりにもおかしなことを言う変態に思わずそう思った。確かにイッセーの学校の評価が変わったのは知ってるけど、わざわざナンパなんかしなくても部長さんやアーシア、多分イリナもお前のことが好きなのに何故わざわざナンパするんだよ。ハァ~、まあ、いいや、数人に声を掛けたら振られて諦めるだろう。んっ。待てよ。俺は必要あるのか?

 

「あの、ご主人さま。ナンパをなさるのなら私はいらないのでは?あ、もしかして、ご主人さまが上手くナンパが出来るようにサポートをすればいいのですか?」

 

まあ、俺がここにいるならそれしかないだろう。と思ったらイッセーが俺に指さしこう言った。

 

「イヤ、勝負だ、ショウ!どちらが多くナンパに成功するか!」

 

何故に!?

 

二度も思わず同じツッコミを入れてしまった。つーか、俺は朱乃と付き合ってんだぞ!何言ってんだ!この変態は!

 

「今の俺ならお前に勝てる自信がある!だから、勝負だ!」

 

ハァ~、まあ、いいや。適当に終わらせて帰ろう。

 

「・・・・わかりました。では。私は東側をご主人さまは西側を歩き二時間後真ん中で集まるというのはどうでしょう?」

 

これならサボれるし、適当にぶらついてもばれないだろう。

 

「OK!じゃあ、勝負開始!」

 

変態は勢いよく走り出した。さて、どこで休んどこうか.....。

 

あ、そうだ。あとで部長さんたちにメールしとこ、イッセーがあなたたちを置いてナンパをしているって。きっとおもしろいだろうな。

 

適当に歩いているとあれはあることを思い出した。

 

あ、そういえば、部長さんと一緒に来たときあのアイス食べてなかったな。どうせ、暇だし、あそこは中間地点より東側だしイッセーにはバレないだろう。

 

俺は再びそのアイスを買うと

 

「・・・・・・・」

 

小さな女の子が俺をじっと見ていた。いや、このアイスか。

 

「食べる?」

 

「うん!ありがとう!」

 

女の子は笑顔で受け取る。また食べれなかったけど、まあ、いっか。こんないい笑顔をしてるんだし。にしても、また、迷子の子か?

 

「ねぇ、お嬢ちゃん。お母さんはどうしたの?」

 

と訊いてみると

 

「お母さんはいないよ。お姉ちゃんときたんだよ」

 

姉妹できたのか。そのお姉ちゃんはどこに行ったんだ?

 

「お姉ちゃんはどうしたの?」

 

「それがね~、迷子になったの。もう私がいないとなにもできないんだから」

 

どうやら、この子は迷子という自覚はないみたいだ。お姉さんもかわいそうに。

 

「それじゃあ、お姉ちゃんを探してあげよう。お兄ちゃんも一緒に探してあげるから」

 

「うん!行こう」

 

片方の手で俺の手を取りもう片方の手でアイスを食べながら移動を始める俺と女の子。とりあえず、東側を歩き始めた。

 

「そういえば、お嬢ちゃんのお名前は?」

 

「マイって言うの!お母さんがつけてくれた名前みたい!」

 

「マイちゃんか。じゃあマイちゃんの上の名前はわかる?」

 

「え~と、木下って言うよ」

 

木下マイちゃんね。じゃあ、お姉さんの名字も木下か。にしても少し歩いたけど見つからないみたいだな。やっぱり店の人に訊いてみるかもしかしたら何か知ってるかもしれないし。

 

俺はマイちゃんと一緒に迷子を預かってくれるところに行くと一人の女性がいてこちらに気づくと

 

「マイっ!」

 

マイちゃんに抱き着いた。どうやらお姉さんみたいだな。思ったより早く見つかったて良かった。

 

「もう!心配したんだから」

 

「お姉ちゃん、苦しいよ。アイスが溶けちゃう」

 

そう言われて離れるお姉さん。お姉さんはアイスを見てマイちゃんに訊く

 

「マイ、そのアイスどうしたの?」

 

「このお兄ちゃんがくれたの!」

 

俺を指さすマイちゃん。そして謝ってくるお姉さん。

 

「ごめんなさい。妹がご迷惑をおかけしてアイスの分の代金はお支払します」

 

「いえいえ、いいですよ。アイスの代金くらい。それよりマイちゃん。もうお姉さんとはぐれちゃダメだよ」

 

「うん!ありがとう。お兄ちゃん!」

 

俺はすぐにその場から離れようとするが、どうやらお姉さんが納得できていないみたいだ。

 

「待ってください!やっぱり、何かしないと・・・」

 

と言われても....あっそうだ。

 

「でしたら、一つお願いがあるのですが」

 

「な、何でしょう!?」

 

「はい、実は」

 

 

 

 

 

しばらくしてイッセーとの約束の時間になり。

 

「ショウ!俺の勝ちだ!」

 

一人ナンパに成功したイッセーが勝ち誇って俺に言ってくる。そう、イッセーにナンパされた人はさっきのお姉さんだ。

 

『実は友人に無理矢理ナンパ勝負をされましてね。友人にナンパされて来てください』

 

『え、友人に勝たせるのですか?』

 

「はい。別に俺はナンパに興味はありませんし、もし、引き分けだったり俺が勝ったら延長になる可能性もありますしね。あ、大丈夫ですよ。無理矢理、手を出すような奴じゃないんで、向こうから話しかけてくると思いますのでそのままナンパされてください。あ、これが写真です』

 

と、いうことで俺が0人でイッセーが一人。勝負はイッセーの勝ちということで決着がついた。

 

「よっしゃあああああああ!とうとうショウに勝ったぁぁぁああああっ!」

 

俺に勝てたことに喜ぶイッセー。お姉さんはこちらによって来て耳打ちをする。

 

「本当にこれでよかったんですか?」

 

「はい、ありがとうございます。これでやっと終わりますよ」

 

「それなら、いいのですが、本当にこれで良かったんですか?」

 

「はい。今日の俺はある罰で一日あいつの執事なんですよ。影で主が上手くいくようにするのが執事としての務めだと思いましてね」

 

するとお姉さんはクスと笑う。

 

「本当、友達想いなんですね」

 

「ありがとうございます。俺はこれからあいつを連れて帰ります。妹さんとこれからも仲良くいてくださいね。あと、あなたの笑った顔も素敵ですよ」

 

それを言い俺はイッセーに近づく

 

「ご主人さま。そろそろ、他の場所へ参りましょう」

 

「ええ!?初めてナンパに成功したのに、もっとあの人とアレ・・・さっきの人はどこに行ったんだ?」

 

「彼女は妹さんから連絡があり何か急用が出来たそうです」

 

「そっか・・・・もっと、話がしたかったな・・・」

 

落ち込むイッセーを俺は慰める。

 

「大丈夫ですよ。ご主人さまはナンパに成功しているではありませんか。別の場所でまたナンパすればいいと私は思いますよ」

 

「そうだよな・・・よし!行くぞ、ショウ!」

 

「かしこまりました」

 

そうしてその場所から離れて行く俺とイッセー。にしても、どうして急にいなくなったんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん、こんな隅っこでどうしたの?」

 

「・・・素敵って・・私が・・・素敵・・・」

 

「お姉ちゃんなに顔真っ赤にしてぶつぶつ言ってるの?かぜ?」

 

「ううう~お名前でも聞いとくんだった・・・」

 

「変なお姉ちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、行こうか」

 

今日のご主人さまは木場だ。とは言っても木場はいつもどうりでいいらしく今あるところに向かっているらしい。にしてもイッセーのときは面白かった。あの後何十回も振られ落ち込み俺が慰めやる気を出し、また振られ、落ち込み、慰め、やる気を出すの繰り返しだったもんな。でも一番おもしろかったのは偶然部長さんたちに会ったことだよな。あの後のイッセーの顔はおもしろかった。

 

「着いたよ」

 

そう言われ木場に連れてこられた場所は

 

「学校?」

 

何故、学校?と疑問に思いながら木場についていくと剣道道場に着いた。木場は剣道部の部長さんに少しスペースを開けてもらうように頼むと喜んでOKをもらえたらしい。まあ、学校一のイケメンの頼みだもんなこの学校の女子なら誰も断れんか。

 

「ショウくん」

 

「おっと」

 

木場が木刀ならぬ木槍を渡してきた。いや、よく剣道道場にこんなのあるな。まあ、木場が何をしたいのはわかったけど。

 

「三本勝負でいいか?」

 

「うん。すみません。主将さん。合図をお願いします」

 

「は、はい。木場くんのお願いなら喜んで」

 

喜んで合図をしてくれる剣道部の部長さん。そしていつのまにか、剣道部の女子が面を取りこちらを見ていた。

 

「それでは両者かまえてください」

 

木場は木刀をかまえ俺は木槍をかまえる。お互い集中する。そして

 

「始め!」

 

合図と同時木場が攻めてきた。俺は薙刀の要領で木場の足を狙う。すると木場は最小限のジャンプで躱す。木場の木刀が俺に届く範囲に入ると俺は体を回転させ木槍の柄のほうで攻撃する。木場はそれをガードし俺はその隙に木場と距離を取り。今度は俺から攻めた。瞬時に動いた為木場は反応が少し遅れ木刀でガードをしようとしたが

 

「なっ!?」

 

俺は円の動きの応用で防御しようとした木場の木刀を流し木場の懐で寸止めした。

 

「一本!」

 

剣道部の部長さんの判定で今のは俺に一本入った。

 

「すごいね、今の。防御をすり抜けるなんて」

 

「今のは円の動きの応用だ。木場にも出来るよ。それに木場は防御するより避けるほうに専念したほうがいいと思うよ」

 

「なるほど、ありがとう。でも、次は一本取るよ」

 

「取らせねぇよ」

 

そうして所定の場所に戻りもう一度かまえる。

 

「始め!」

 

今度は俺と木場が合図と同時に攻め合った。

 

俺が突いたら木場は避けてカウンター気味に攻撃するが俺は体を捻り木槍で防御。木場はそのまま攻撃を繰り出すが俺は距離を取らず逆に木場の懐に入る。体全身を使い木槍で横薙ぎのように攻撃するが木場はしゃがみ避ける。俺はそのまま上から攻撃するが木場は距離を取り避ける。しばらくそれが繰り返していると....。

 

「もう一時間近くしているよね」

 

「うん、なのに二人とも全然息切れしていない」

 

剣道部の女子たちがそんなことを言い始めていた。息切れはしていないけど結構疲れてんだよ。

それにしてもこのままじゃあまずいな。

 

俺の槍の戦いの型は基本カウンターだ。さっきみたいに円の動きを基本にしているけどこれには結構集中力がいる。このまま続くと集中力が切れる。負けたくないしな、仕方ない!

 

俺は木槍のかまえを少し変えて

 

「ハァアアアアアアッ!」

 

掛け声と共に連続で木場に突き始める。

 

振る剣よりも突く槍のほうが隙が小さく攻めづらくなる。これで一気に決着をつける。

 

「くっ!」

 

木場は防御をしたり避けようとするが俺はそんな隙を与えず突きまくりそして、

 

「一本!それまで!」

 

何とか勝利した。

 

「負けたよ。最後の突きはすごいね」

 

木場が汗を流し床に座りながら苦笑し負けを認める。

 

「いや、俺も結構危なかったよ。次に勝てるかわからん」

 

「ふふ、じゃあ、次こそは勝たせてもらうよ」

 

「次を俺が勝つよ」

 

俺は木場に手を差し伸べる。木場を俺の手を掴んで立ち上がる。ある意味いい友情漫画みたいだなと俺は思った。そして次の日。俺×木場の話が多く広まっていた。それを知った朱乃は『私を捨てて祐斗くんにするのですか』と言われ朱乃の変な誤解を解くのに苦労した。勘弁してくれ....。俺はホモじゃない.....。軽く泣いたので俺であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご主人さま。外へ行きましょう」

 

「い、いやですぅぅぅぅぅぅ。お外いやぁぁぁぁぁぁっっ!」

 

本日のご主人さまはギャスパーだ。ギャスパーは可愛い服が欲しいので買ってきてくださいと言われたが俺にはよくわからないのでギャスパーと一緒に行こうとしたが本人は外を出るのにひどく嫌がった。

 

「申し訳ありませんが、私はどれが可愛い服はわかりません。ですのでご主人さまも一緒に来て引きこもりを直しつつ服を一緒に選びましょう」

 

「イヤですぅぅぅぅ!人が多くいるところはまだ無理ですぅぅぅぅぅ!」

 

もう三時間近くこの調子であった.......。ハァ~、この引きこもり女装バンパイヤめ!って言っても仕方ないしどうするかな。と、考えていると携帯が鳴った。フィルからだ。

 

「もしもし、どうした?フィル」

 

『あ、ショウ。今、大丈夫でしょうか?』

 

「大丈夫じゃない。ギャスパーに可愛い服が欲しいって言われたけど俺にはわからんから一緒に行こうと言ってんだけど外に出たくないみたいでな。どうしようか悩んでいたところだ」

 

『・・・・それは、大変ですね。もし、よろしければ私が手伝いましょうか?』

 

「いいのか?」

 

『はい。私も丁度暇をしていましたからお手伝いしますよ』

 

「おお、ありがとう、フィル。じゃあ、ギャスパー、ちょっと待ってろよ」

 

「は、はい~」

 

そうして俺はフィルのところまで走り到着する。

 

「ごめん、フィル。待たせた?」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。それでは行きましょう」

 

フィルは俺の腕を組んで歩き出す。俺も抵抗する理由がないのでそのまま一緒に歩く。

それからフィルのおかげで何とか可愛い服を見つけることが出来た。素人の俺が見ても可愛い服だとわかるものをフィルは選んでいく。そうして何着か買いこれぐらいでいいだろうとフィルに言いギャスパーの買い物は終わった。

 

「助かったよ、フィル。フィルのおかげで何とかなったよ」

 

「いいですよ。ショウのお役に立てて私も嬉しいですから」

 

何か、お礼をしないとな......。あ、そうだ。

 

「フィル、ちょっと待っててくれ。すぐに戻る」

 

「ショウ?どうしたのですか?」

 

「いいから、ちょっと待っててくれ」

 

「はぁ・・・」

 

俺はフィルにそう言いある所へ走り出した。

 

Sideout

 

 

 

 

 

 

 

Sideフィルナ

 

私は今日、ちょうど暇が出来たのでショウのお手伝いをしようと思いきたのですが買い物が終わりショウはどこかへ走っていきました。どうしたのでしょうか?

 

私は疑問に思いつつショウの帰りを待っていると五分くらいでショウが戻ってきました。

 

「お待たせ、フィル」

 

「どうしたのですか?ショウ。突然走り出して」

 

そう私が訊くとショウは私の手を取り

 

「これ今日のお礼」

 

ショウが渡してきてくれたのは指輪がついたネックレスだった。

 

「買い物しているとき偶然見つけてな。フィルに似合うかなと思って。まあ、俺センスがないけどよかったら貰ってくれ」

 

それを聞き私は微笑んだ。相変わらずショウは変わっていませんね。こういうところも、全然。

 

「ありがとうございます、ショウ。大事にしますね」

 

私はお礼を言いショウはギャスパーさまのところへ戻って行きました。

 

Sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Sideショウ

 

にしても、フィルのおかげで何とか買えたな。本当助かった。

 

「ご主人さま。ただいま「ごめんなさい!」・・・した」

 

俺の言葉を遮ってギャスパーが謝ってきた。

 

「ショ・・・ショウ先輩。ご・ごめんなさい。僕のわがままのせいで先輩に迷惑をかけてしまって・・・」

 

俺は謝ってくるギャスパーの頭を撫で言う。

 

「ギャスパー、初めて会ったとき俺はいくらでも俺に迷惑をかけていいって言ったよな。だから、気にしていないよ。もし、そう思うなら、次はもう少し人前に出れるようになろうな」

 

「は、はい。頑張ります~」

 

ギャスパーの引きこもりが治るのには時間がかかるな、これは.....。

 

そうしてギャスパーの奉仕はフィルのおかげで何とか完了した。

 

Sideout

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