Sideショウ
「ジャジャ~ン!性転換光線銃!」
「「「「「「「「はい?」」」」」」」」」
俺達はいつも通り部室で談話していると突然アザゼル先生が変な銃みたいなものを担いで部室に来た。
「えっと、先生、それなんすっか?」
疑問に思ったイッセーがアザゼル先生が持っている銃を指して問いかけるとアザゼル先生は嬉々として説明してくれた。どうやらおふざけで開発したもので男を女に女を男に変えるものらしい。
「つってもまだ試作段階だからな。ちょっと実験に付き合ってくれや」
「アザゼル先生。貴方さまは堕天使の総督でこの学園の教師なのにそのようなものを開発なされるなんて暇なのですか?しかし、それにはとても興味が注がれます」
ナチュラルにアザゼル先生に毒を吐くフィルだが何故か熱い目線を俺に向けていた。
まあ、何となく察しはつくけど。
それからイッセーが光線銃を持って部長さんや朱乃たちに光線を浴びさせていくと皆イケメンになった。
さすがに美女、美少女なだけであって男になったとしてもイケメンになっておかしくはないよな。しかし、何故ギャスパーだけ何も変わっていないんだ?
そんなことを思いながらイッセーは今度は木場に光線銃を浴びさせると金髪美少女姿の木場がいた。
「・・・・・・・」
イッセーは美少女姿の木場をガン見していたがすぐに視線を外した。恐らくイッセーの中の何かが壊れそうになったんだろう。
にしても木場もイケメンなだけに女になったら美少女になるもんだな。
何となく予想していたから俺は特に態度は変わらず木場を見ているとイッセーが持っていた光線銃を今度はフィルがかまえていた。俺に向けて・・・・・・。
「ショウ。覚悟はよろしいでしょうか?私もなったのですからぜひともショウも」
目をキラキラさせながら言ってくるフィル。周りを見れば部長さんや朱乃たちも興味があるかのようにこちらを見ていた。
「はぁ~、まあいいよ」
俺はため息を吐きながら了承するとフィルが俺に向けて光線を浴びさせてきた。
さて、俺はどんな風になっているのかな?
俺はどんな風になっているのか聞こうとフィルに視線を向けると何故かフィルは俺に背中を見せこちらに振り向こうとはしなかった。そんなフィルに疑問に思った俺はフィルに声をかけようとしたが
「ダメです!今はショウの顔は見れません!」
どういうことだ?
疑問を抱きながら俺は他の部員たちを見まわすと
「何か、負けた気がするわ・・・」
「部長、私もです」
こちらを見て何故か落胆している部長さんと朱乃。
「ショウさんは男性で・・・・私は女の子なのに・・・」
「言うな、アーシア。その気持ちは私も同じだ」
「そうね。私も同じだわ・・・」
落ち込んでいるアーシアの肩を抱きながら同情するかのように言うゼノヴィアとイリナ。
「・・・・・・・・」
頬を赤く染めこちらに視線を向けない木場。
「ショウは男ショウは男ショウは男ショウは男ショウは男ショウは男ショウは男ショウは男ショウは男ショウは男・・・・・」
部室の隅で頭を抱え呪文を唱えるかのようにぶつぶつ言っているイッセー。
「「・・・・・・・」」
頬を赤く締めながら羨ましそうにこちらを見ている小猫ちゃんとギャスパー。
いったいどうなっているんだ?そんなに変なのか?女の俺は・・・。
疑問に思った俺は部室に置かれてある鏡に視線を向けるとそこには髪は腰ぐらいまで長い黒髪、すらりとした肢体、部長さんや朱乃ほどじゃないがそれでも結構あるであろう胸にバランスのよいプロポーション。肌も白く顔つきも凛々しく何より印象的なのは青い目だ。まるで青い宝石を埋め込んであるかと思わせるような綺麗な瞳・・・・・・・って、これって。
「俺!?」
そう女になった俺自身であった。一瞬自分だとは気づかないほどの美少女に俺はなっていた。
「ハハハ!何だ、えらい美少女になったもんだな!ショウ」
「うるせぇ!俺だって驚いてるんだ!ていうかこれ本当に俺なのか!?」
鏡に映っている自分を指しながら叫ぶ俺に部員全員が頷いて応えた。
「お前、生まれてくる性別間違えたんじゃねえか?」
「余計なお世話だ!さっさと元に戻してくれよ!」
「安心しな。数分経ったら元に戻る」
そう言われ俺は大人しく待つことに数十分。いっこうに男に戻る気配が来なかった。
どういうこと?
どういうわけか男に戻れない俺にアザゼル先生は申し訳なさそうに言ってきた。
「ハハ、悪い。失敗しちまったみてえだ」
「はぁぁぁあああああああああああっっ!!」
どうやら他の部員たちに使っていたせいかなんらかのエラーが起こったらしく元に戻るまでかなりの時間が掛かるらしい。ならもう一度光線銃を使えばいいと主張したがエネルギー切れらしく次に使えるようになるまで三日は掛かるらしい。
「じゃあ、三日間俺はこの姿で生活しろと!?」
風呂とかトイレとかどうすんだよ!?
「まあいいじゃねえか。何事も経験だ。若者よ」
「うるせえ!この独身総督!」
「独身は関係ねえだろ!?」
それからしばらく俺と独身総督との不毛な言い争いは続いた。
「はぁ~」
家に帰り俺は自室で落ち込んでいた。それと同時女性の苦労がわかった気がした。
胸が重くて肩が凝るし、外に出ると変に目線を多く貰うし、髪が長くてくすぐったい。女性って普段の生活から大変なんだな。まさか、自分が体験するとは思いもよらなかった。と、今日は俺が当番だったな。
俺は部屋を出て台所へと向かう。我が家では毎日料理は作れる人は当番制で作っていて今日は俺。台所へ行き冷蔵庫の中身をチェックして何を作るか決めて調理を行った。
「ふぅ~」
料理とはいい。無心になり無駄なことを考えないで済む。そう思いながら夕飯を作っていると小猫ちゃんが来た。
「・・・・・今日はショウ先輩でしたか」
「ん?ああ。今作り始めたからもう少し待ってくれよ」
「・・・・・わかりました。お母さん」
「誰がお母さんだ!」
微笑しながら言ってくる小猫ちゃんに俺はツッコンだ。
確かに今の俺は女だけどさ!やめてくれよ!傷つくぞ!
そう心の中で荒れていると今度は訓練を終えてきたゼノヴィアが来た。
「ご飯はまだなのか?お母さん」
「ゼノヴィア!お前までもか!?」
罰として今日の夕飯で小猫ちゃんとゼノヴィアの夕飯の量はいつもの半分にしてやった。
俺は男だ!
それから皿を洗い俺は速やかに部屋で寝ようとしたが朱乃とフィルに肩をがっしり掴まれていた。
「あらあら、ショウどちらへ?」
「・・・・・勘弁してくれ」
「ダメですよ。毎日体はキレイにしなければ」
「本当に許して・・・・・」
そう問題の一つである風呂が俺に迫って来ていた。いくら自分の体でも女の体には間違いない。そんなの恥ずかしくて風呂に入れるか!
そう二人に訴えかけたら二人は笑顔でこう言った。
「「でしたら、私たちが洗って差し上げます(わ)」」
俺は目隠ししてあとは二人が俺の体を洗う。
いったいなんのプレイだよ。大丈夫だよ。一日二日、三日ぐらい風呂に入らなくても死にはしない。
しかし、俺の抵抗は虚しく終わり。俺は二人に風呂場まで引きずられていった。そして、目隠しされ、服を脱がされた。
「ふふ、それではお背中流しますわね」
そう言って背中を洗ってくれる朱乃。
うう、前に一度洗ってもらったことがあるけど今回は俺は全裸。恐らく朱乃たちもそうなんだろう。恥ずかしい、恥ずかしさのあまり死ぬ・・・・・。
朱乃に背中を洗ってもらいながら俺は悶えている。すると、
むにゅ
「ひゃ!?」
突然胸を揉まれ変な声が出てしまった。
「ふふふ、可愛い声で鳴いてくれますね。ならここはどうでしょう?」
ドSモードの朱乃だ!声だけでわかる!
「ちょっ、朱乃!やめてくれ!普通に体を洗うだけにしてくれ!」
「ええ、もちろん洗いますわ。体の隅の隅まで」
いったいどこまで洗うつもりなんだ!?でも、このままじゃまずい!主に心が!
俺は何とか脱出を試みようと考えたがよくよく考えたら四面楚歌だった。
朱乃の後ろにドアがある。ということはまずは朱乃を通り過ぎないといけない。目隠ししたまま。しかし、よくよく思えばこの風呂場はさほど大きくない。左側には浴槽、しかも今はフィルが浸かっている。右側は壁、前方も壁。後ろにはドSモードの朱乃。
「あれ!?始まる前から終わってねえ!?」
「それでは流しますわね」
むにゅうぅぅ。
「うおっ!」
柔らかく、時に弾力がある二つの感触。まさか・・・・・・。
「ふふふ、どうですか?気持ちいいですか?私の胸は」
やっぱりかあああああああああああああああああああっっ!!
「朱乃さま!」
突然、大声を出すフィル。
おお、そうだ、言ってくれ!嬉しいけど恥ずかしいからやめてくれ!と
「前は私がやりますから洗わないでくださいね」
「ええ、わかっていますわ」
おまえらぁぁぁああああああああああ!!何時の間にそんな契約を交わしていたんだぁぁぁぁああああああああああああ!!
そうして俺の体は二人の手によって隅の隅まで綺麗にされた。
「汚れてしまった・・・・・」
主に心が・・・・・。
「だ、大丈夫なのか?ショウ」
俺は今、イッセーの家に避難している。あのままだと俺の貞操は(主に朱乃とフィル)奪われてしまいそうだったからだ。
「もう無理、嫌だ、速く男に戻りたい・・・・・」
切にそう願う。
「ショウさん・・・」
「今はそっとしといてあげなさい」
アーシアと部長さんも俺を慰めてくれる。
ああ、アーシア本当にいい子だ。見るだけで癒される気がする。そんな時だった。突然イッセーの部屋に魔方陣が出現し魔方陣から朱乃とフィルが出て来た。
「ひっ!」
「お、おい!ショウ!」
現れた朱乃たちに怯えながら俺はイッセーの背中に隠れる。
悪い、イッセー!今だけは許してくれ!
自分でもわかるほど俺は今怯えている。普段ならこんなことしないと思うけど女になったせいなのか!?
そんなことを思いながら朱乃とフィルは俺に近づいて
「ごめんなさい、ショウ」
「申し訳ございませんでした」
二人は俺に謝ってきた。
「ショウの反応が可愛くてつい苛めすぎてしまいましたわ」
「私も朱乃さまも反省しています。ですから許してください」
謝ってくる二人に俺は言った。
「・・・・もうしない?」
「「はい」」
「なら許す」
俺はイッセーの後ろから出て来て二人のところへ行き魔方陣を展開させる。
「ごめん、イッセー。迷惑かけた。また明日な」
「あ、ああ」
それだけを言って俺はジャンプして部屋に戻ると俺は部屋を見て頭が真っ白になった。何故ならそこには大量のコスプレ衣装が散らかっていたからだ。
「あ、あの、これは・・・・?」
「もちろん、ショウに着せる為の衣装ですよ?」
笑顔で言うフィルだがその手にはすでにメイド服を握っていた。
「せっかく女の子になられたのだからこのままではもったいないと思いまして」
そう言ってくる朱乃の手にはチャイナ服を握っていた。
「・・・・反省してくれたんだよね?」
「ええ、さすがに一方的すぎるのはいけないと反省しましたわ。ですので」
バン!
部屋の扉が突然開かれそこから様々なコスプレをしている小猫ちゃんたち。その手にはカメラを握っていた。
「今度は皆でしましょう」
いつのまにかコスプレしている朱乃たち。皆はじりじりと俺に迫って来て俺は思わず叫んだ。
「いやだあああああああああああああああああああああああああああっっ!!」
光線銃が治るまで俺は必至に男の尊厳を守り通した。
Sideout
何となく思いつき書きたくなったので投稿してみました。