終末のイゼッタ 黒き魔人の日記   作:破戒僧

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徐々にテオがはっちゃけはじめます。

まあ、色々目的はあるんですが……全部明らかになるのはけっこう先かなあ……少なくとも2週間以上……

一部は、今回の終盤で吐露されてますが。

ではStage.17、どうぞ。


Stage.17 レッドフィールド 会談

 

1940年7月11日

 

少し前、世界を相手に『黒の騎士団』の結成やら何やら、色々と宣言してからというもの……まあ、その宣言に偽りなしって感じで、色々やってきた。

 

ゲルマニア帝国軍の、テルミドール共和国制圧のための軍事作戦を妨害したり、隙をついて敵の陣営を突破、支配地域を開放したり、はびこっている犯罪集団を殲滅したり。

ゲールの収容所を襲撃して、閉じ込められている人たちを開放したり……なんてこともした。

 

……その収容所に、どこかでみたことのあるおっさんが所長の立場でいて……警備兵が全滅しているところを見て、顔を青くして絶叫してた。

何でも、これ以上の降格は云々、すでに領地も失っているのにどうこう。

 

……お気の毒ですけども……まあ、これって戦争なのよね。

諦めて没落してください、グロスコップ元・中将。

 

気持ちはわからんでもないけど、降格させられてふてくされて適当に警備配置してたあんたが悪い。だから僕みたいなのに目をつけられるんだ、落としやすそうだから。

ついでに備蓄の物資とかも奪っておいたので、もう出世コースからは脱落決定だな。下手したら、表舞台に二度と出てこれないかもしれん。

 

……まあ、聞いた話じゃあの時、エイルシュタットの制圧までの早さだか何だかで酒賭けて遊んでたらしいから……別に気の毒でもないか。

 

ともあれ、時に僕が直接出向き、時に指示を出して現地の駒を動かして軍事行動を連日のように起こさせ……有言実行を徹底することで、その知名度は急速に広まってきている。

 

さらには、情報操作によって、それまでいくつか行われていた、犯人・首謀者不明の武力行使等のいくつかに関しても、騎士団の仕業……もとい、手柄にしてしまえた。

 

その甲斐あってか、そろそろもって帝国も『黒の騎士団』というものをただのテログループやレジスタンス集団などではなく、危険な存在だと認識しだした。

 

そしてそれは、反帝国のレジスタンス集団や、今現在も戦っている、エイルシュタットみたいな国家にも同様であり……古参とまでは言わないまでも、かなり前から活動を続けている(ということになっている)『黒の騎士団』に、そしてその総帥『ゼロ』に一目置く者は多くなった。

 

いくつかは、手を取り合って帝国と戦えないものか……あるいは、利用できないか、と考え始めるくらいには。

 

そんな感じだからこそ……機を見るに敏ないくつかの国や集団は、すでに接触して来始めていて……今度、ちょっとした会議に招かれることになった。

 

どうやら、ブリタニア王国のレッドフィールド邸において、反帝国を掲げるいくつかの国々による秘密会談が行われるらしい。そこには、エイルシュタット公国や、アトランタ合衆国すらも招かれるという話だ。

 

その秘密会談に……『黒の騎士団総帥・ゼロ』も呼ばれた。

 

参加する意義がかなりありそうな会議だし、その後におそらく起こるであろう、ある軍事行動を考えれば……さすがに影武者に任せておける仕事ではないので、スケジュールを調整して僕自身が向かうことにした。

 

こっちは本職のゲール軍人、しかも期待の新人ってことで、かなりの情報閲覧権限が与えられている。向こうさんのスパイが苦労して集めるようなレベルのそれ以上の情報を、簡単に閲覧できる……やりすぎて発覚しないように調整するけど。

 

療養を兼ねた長期休暇も終わり目前だから、当面これが最後の遠征になるだろうな。まあ、それだけに式典ももう出尽くしたから、時間は確実にある。

 

『やらかした』後、さすがに招集されるだろうから……それまでに戻れればいい。まずは、休暇終わりにちょっとだけ旅行に行く体で、すぐに戻ってこれないような場所に行く申請をして……と。

 

 

☆☆☆

 

 

ブリタニア王国は、レッドフィールド邸。

そこの会議室で……反ゲールを掲げる国の重鎮たちが、一堂に会して喧々諤々の理論をかわしていた。

 

ブリタニア王国首相、ノルド王国王子、テルミドール共和国の将軍、そして大西洋の向こうの大国アトランタ合衆国の大使……そうそうたる面子である。

 

机の中心には……問題となる資料。主に、航空写真からなるそれ。

帝国が新規に完成させた、超大型空母『ドラッヘンフェルス』……この存在が、反ゲルマニアの戦線に及ぼす、無視できない影響と……それへの対処について。

 

そこに姿を現したのは……今や世界中で話題の中心となりつつある、エイルシュタット公国の大公・オルトフィーネと……その懐刀であり、帝国の宿敵とまで言われる、現代の『白き魔女』……イゼッタの2人。他の会議出席者たちに比べて、あまりに年若い少女たちだった。

 

箒に乗って窓から現れ、その魔法の力を存分に見せつけたイゼッタに、感嘆の声を漏らす会議出席者たちだったが……いざ本格的に会議が始まれば、態度はまた別だった。

 

ブリタニアなど、おおむね好意的な感情を寄せて理解を示す者もいれば、いかに強大な力であれど、使えるのがたった1人であれば焼け石に水だと、否定的な意見もあった。

しかし意外にも、フィーネはそれを否定しなかった。

 

「我が国が擁する彼女……魔女イゼッタの力は強大です。実際、ケネンベルクとベアル峠で、我が国はこの力で持って勝利を手にしました……ですが、それは言うなれば細剣(レイピア)のようなもの……強大なゲールに対し、一点を突くだけでは、これを討ち滅ぼすことはできません」

 

「つまり、我々にも兵を出せと……国際社会が連合を組み、その力でもってゲールに対抗することを提案なさるわけですな?」

 

「その通りです。ですが、いきなりこのような提案をしてもご承諾いけないのはわかっています……なので、今皆様が直面している一番の問題について……我々が解決して見せる、というのはいかがでしょうか?」

 

「何!? まさか……」

 

「ええ。空母ドラッヘンフェルス……イゼッタの牙で、へし折って見せましょう」

 

その提案は、あまりにも魅力的なものではあったが……同時に、限りなく不可能に近い、と、皆一様に思っていた。

 

何せ、この空母の規模からして、どれだけの戦闘機が搭載可能わからず……さらに、随伴艦を伴っている上、空母自体の防御力も強固で守りも万全。

いくら魔女の力が強大とは言っても、届くかどうか怪しいものだと言う。

 

これに関しては、ブリタニアが作戦行動として支援して臨む見通しだと、事前にフィーネとブリタニアの外交代表の間で交わされたプランの説明がなされる。

 

……余談ではあるが、ブリタニアの代表はフィーネと面識があった。

かつて、政略結婚の受諾と引き換えに自国への支援を願い出た彼女に対し、若いのになんと立派な君主としての覚悟か、と感激していた彼は、それもあってエイルシュタットに好意的に構えており……成功すればリターンも大きいとして、その申し出を受けていたのだ。

 

しかしそれ自体にも、会議参加の代表たちは慎重論を展開する。

実現性があまりに不確かだ、と。無要な犠牲を生みかねない作戦を、安易に実行に移すのはいかがなものか……と。

 

そしてここで問題になったのが……フィーネ達にとっては不運なことに、先にイゼッタが帝国に対して喫した、たった1度の敗北だった。

 

たった一度、損害は軽微、されど敗北には変わりなし。

魔女の力は強大ではあるが、無敵ではないと知らしめたその一件が、思いのほか後を引いていたことに……フィーネは冷静な表情を保つものの、イゼッタはわずかに目を伏せた。

 

「ほかならぬイゼッタ嬢のためにも、ここは慎重であるべきではないのでしょうか? 相手は、最新鋭の戦闘爆撃機を主とする航空艦隊、それに加えて、空母と随伴の戦艦、さらには陸上の砲台による攻撃もあるでしょう」

 

「ですが、それらは全て、対峙した敵戦力の面制圧を主軸に考えられている兵器です。イゼッタの場合のように、的が小さければ逆にそれにあたる危険は少なく……また、その機動力から、鈍重な砲台の死角をとることや、攻撃が本格開始される前に決着をつけることも十分に可能です」

 

「だが、今度は火力の問題もある! この作戦概要によれば、魚雷4発をほぼ同時に船底へ叩き込むことで、過重反動によって轟沈させる見通しとあるが……」

 

「戦争とは不測の事態が起こるもの。『遊び』の少ない、勝利条件が限定的すぎる点は作戦破たんの元です……極端に言えば……何発の魚雷を作戦当日に持参するかはわかりませんが、残弾が4発を切ってしまった時点で作戦終了・失敗になってしまう。こういうことを言いたくはありませんが、敵の作戦・対応等次第では、現状でなお彼女の戦力は不安定であると言わざるを得ません」

 

「それは……」

 

「いくら戦力として強力であれど、不安定性の大きさを許容することはできません……そのような、1つの面の力だけが強力な……いわば片翼の鳥では、とても安心して……」

 

 

 

『ならばそのもう片翼……私が請け負おう!』

 

 

 

「「「――!?」」」

 

突如として、会議室に響いた声。

驚いた面々が、何事かとあたりを見回すと……先程、イゼッタが現れた時と同様に、いきなり窓が開き……運命のいたずらか、雨も降っていないのに稲光が空に閃いた。

 

その光が、窓枠に立つ長身のシルエットを影にして映し出し……それに驚いて振り向いた面々が目にしたのは……

 

「お、お前は……」

 

「ぜ……ゼロ!?」

 

黒ずくめの装束に黒マント、そして黒い仮面……

今や、エイルシュタットの魔女・イゼッタに並んで、世界中で語られる謎多き怪人物……黒の騎士団総帥・ゼロがそこにいた。

 

 

☆☆☆

 

 

1940年7月13日

 

ブリタニアとゼロ……という組み合わせにちょっと思うところがあったものの、まあ別にこの世界に若本皇帝も福山皇子もいないので、気にしないことにして。

 

レッドフィールド邸で行われている秘密会議に乗り込み……颯爽登場からのスタイリッシュポーズを決めて、なるたけ不遜な感じで会議に参加。

 

……割と楽しいんだよな、この悪役芝居。

テレビで本家を見てるときは、半分かっこいいと思ってたものの、半分は『恥ずかしっ』って思ったりしたもんだが……やってみると面白い。相手が自分の仕草に見入ってる感じがいい。

 

そのまま、大言壮語にしか聞こえないけど実現できたらめっちゃかっこいい感じのプランを提示し、それを各国―――といっても、今のところはブリタニアとエイルシュタット(の、イゼッタ)だけだけど――と協力して成し遂げる、ということで一致した。あと、黒の騎士団もだが。

他の国が兵を出すのは、その結果を見て判断……ってことで。

 

他の国々は、イゼッタという大戦力と……自画自賛だが、戦略家として早くも名を知られ始めている『ゼロ』が、ブリタニアと組むとわかってなお、この作戦の成否に懐疑的だった。

恐らく、成功確率は半分、いや3割も見ていないんじゃなかろうか。まあ、無理もないが。

 

……と言いつつ、僕という帝国内部への内通者がいて、さっき議場で発表したものよりもかなり大きな範囲で情報がわかっている点や、すでに作戦に際して根回しを色々と進めている点を考慮すれば……むしろ現時点で、すでに勝利こそ決まっているような感じであって、問題はむしろ『どれだけインパクトのある勝ち方をするか』であると、僕は考えているんだけども。

 

それに……ぶっちゃけ、他国に対しては、軍事力と政治方面に限っての支援をお願いしたいので、作戦方面に口出しはいらないというか……ぶっちゃけ、多方面で色々口出しするならもうちょっと気合入れてほしいというか。

 

テルミドールの代表は、我が国にはまだ反抗のための戦力があるみたいに言ってるけど、それをどうにかまとめてるのは現場の努力であって、大本の信頼はかなり落ち目だし……何なら大部分は黒の騎士団が裏から手を回して資材とかも流してどうにか供給してる感じだし、

 

……その資材その他は、帝国軍の兵站部のバカが横領したのを摘発した際に、一部すでに消費されてたことにしてちょろまかして流した。

 

自信満々でノルド王国が持ってきた情報は、帝国軍が用意した欺瞞情報だったし……というか、あんたらに限って言えば、帝国との開戦の理由はあんたらにあるのであって、瀬戸際外交から始まった越境侵犯という名の国内向けデモンストレーションの末の悲劇という名の喜劇であって……あー、それに巻き込まれて色々アレな目にあったからか、感情的になりそうだ。

 

ブリタニアは前の2つと比べればまともではあるし、現在保有している戦力もかなり大きい。特に海軍艦隊は、帝国のそれと真っ向から戦って拮抗、あるいは勝利できるであろうレベルとまで言われていて、参謀本部も危険視しているほどだ。

 

ただ、だからこそドラッヘンフェルスを危険視しているのだろうし……この国は、海軍は強いが、一旦上陸されたらかなり脆い防備構成になっていることから、防衛には積極的なんだろうな。

 

あとなぜか、フィーネ達に好意的に見えるのが気になる。事前情報では、過去にエイルシュタットの半導体企業の買収を進めたがったとか、政略結婚をフィーネに申し込んだとかいう情報もあったっけ……まあ、ちょっとだけ注意して見とくか。

 

あーっと……イゼッタとフィーネはいいか。どうせワンマンアーミーだ。

シンプルゆえに、不安要素は少ない。まあ、ピンポイントに不安な部分はいくつかあるが……幼馴染のよしみだ、フォローはさせてもらおう。『片翼を担う』なんて言い方もしたわけだし……異端視されている者同士、多少怪しく見られても助けるのに問題はあるまい。

 

で、残るはアトランタ合衆国だけども……今回の作戦は傍観に閲する旨の申し出はあったが……ここに関しては、むしろうまくいった後に警戒が必要だろう。耳心地のいいセリフで協力を申し出てくるようなことがあれば……なおさらに。

 

実のところ、僕がこうしてゼロになってここに来たのには……ゲールの外交部門では探り切れない、アトランタの動向をどうにかして少しでも見ることができないか……っていう目的もある。

 

不可侵条約を結んでいるヴォルガ連邦と並んで、ブリタニア以上に危険視され……もし本格参戦してきたら帝国の敗北が確定する、なんて言われている。ただ、かの国は反戦ムードが高くて出兵を国民に納得してもらえないから、大統領もなかなか話題にすら上げられないそうだけど。

それはそのまま、アトランタを呼び込んで帝国と戦いたい、フィーネ達の懸念事項でもあるわけだが……ここは後回しにするしかないが、要注意だな。

 

虎を追い出して、狼を招き入れることなかれ……って、東洋の国のことわざにもあるし。

 

少し調べた感じ……かの国は今現在すでに、『世界の警察』を自認している気風が強い。

気のせいならいいが……会議中、僕やイゼッタに時折向けられていた視線……あれは、警戒だ。

僕ことゼロみたいな仮面の男や、魔女なんてオカルトの超戦力……そりゃ警戒するのも当然だろうが、その果てに何をするつもりかで、こっちの対応や備えも変えなきゃいけない。

 

……僕は、ゲルマニアを滅ぼして、戦争を終わらせるつもりだけども……そのための、理想的な形ってもんがある。滅ぼすにしても、滅び方ってもんがある。

 

国一つ考えなしに無くしたりして……いや、このまま戦争が続けば、ただ単にそうなる危険性が高いんだけど……そうなれば、面倒ごとがわんさか湧いて出る。戦後復興に、各国への賠償金、難民、占領統治、戦犯の裁判、他国の介入……それらをどうにかした果てに、国がバラバラになって、治安が最悪に……なんてことになるのは困る。どうにかしてそれらを最小限にする必要がある。

 

ただ単に各国からの攻撃を強めて戦争を終わらせたんじゃ……そりゃ確かに終わるかもしれないが、今言った問題が悪化した状態で終わること請け合いだ。それも、各国にまで飛び火してだから……色々大変になるだろう。

 

段取り八割、と偉い人は言った。やるなら……きちんと準備した上でだ。

 

今の地位を利用して、進められるだけ根回しその他準備を進め、シナリオを整え、

 

いざ作戦に着手したら、迅速に事を進め、排除すべき者を排除して、救うべき者を救い、

 

最小限の軍事行動、最小限の破壊、最小限の取りこぼしで……戦争を終わらせる。目指すは、最大限のコストパフォーマンスで、平和という最高の結果を手にすること。

それも、ゲルマニアも、エイルシュタットも……欧州全体を巻き込んでだ。

 

そのためにやるべきことは多い。潜在的な不安要素の排除もその1つ……平和になった後に、どんな理由であれ、僕や僕の仲間に危害が及ぶ可能性は……残さない。

 

平和になったけど、代わりに大切なものを失いました……じゃ、笑えない。むしろ、平和になった後にこそ、第二の人生って形で楽しく穏やかに僕は暮らすつもりなんだから。

その時に、僕自身の身の安全はもちろん、精神的な健康を害しかねない事態もまた断固として阻止しなきゃいけないわけで。

 

僕自身と、僕の大切な人達の未来のために……僕は、限りなく都合のいい形で戦争を終わらせる。

そのためのゼロ。そのための黒の騎士団……その他いろいろ、だ。

 

……ちゃんと戦争終わらせて平和な世の中を作るのに尽力するから、設立の動機については勘弁願おう……ま、誰にも話すつもりはないが。

 

さて、まずはその第一歩として……今回の作戦を成功させますか。

 

 

 

……そういえば、どうでもいいことだけど……ちょっと気になったことがあったな。今回の作戦に関して。

 

……事前に帝国軍の方に探りを入れてたからわかったんだけども……この計画、具体的な方法とか規模、時期なんかはともかくとして、ゲールにばれてるんだよなぁ。

魔女を伴って、ブリタニアかどこかがあの空母を沈めに来る、って。予測だけど。

 

それを知って、わざわざゲールは『あの場所』で待ち構えてるのだ。

 

……まあ、ばれてることは別にいい。

こっちがそれを知ってるんだから、いくらでもひっくり返せる。

 

……問題は、その場所が、旧ノルド王国の、あの港であること。

 

『ソグネフィヨルド』……かつて、僕が謀略を用いて制圧した、あの港。僕の2つ名の1つである『ソグンの悪魔』の元ネタだ。

帝国軍の輝かしい快進撃の象徴ともいうべき場所の1つ。今回、それにあやかろうとしてるのか……はたまた、単に守りやすい地形だからか。ま、どっちでもいい。

 

帝国軍は……あろうことか、空母ドラッヘンフェルスを囮に使い、それを餌として食いついてきた魔女を、そしてそれに協力する黒の騎士団を(多分一緒に来ると予想していた)一気に排除する、またはその情報を集めることを目的にしているのだ。

 

その指揮を執っているのは……何度かあったことがある、帝国軍きっての切れ者……というか、何を考えてるかわからない、あの怪しいメガネのおっさん……アルノルト・ベルクマン少佐。

布陣見たけど……空軍のエースパイロットまで引っ張り出して、何を企んでるのか……。

 

……そこまでわかってしまうと、ただ空母沈めるだけじゃあ、物足りないっていうか……向こうの連中の手の上、みたいな感じで面白くない。

だから、もう1歩先を行ってやることにしたわけだ。

 

拝啓、ベルクマン少佐。ご無沙汰しております。

 

あんたの(あんたのじゃないけど)、ご自慢の囮……盛大に散らせるつもりでちらつかせてるそのデカブツ、空母ドラッヘンフェルス!

 

 

 

この僕が……もらい受ける!!

 

 

 

 

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