不遇な朝田詩乃に寄り添いたい   作:ヤン詩乃ちゃん( _´ω`)_

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なんか伸びてる

話が進まなすぎて泣きたい


朝田詩乃と友達になりたい

「えっ?」

 

 「友達になってください」という、質問ともお願いともつかない何かを発した僕に、後悔はない。頼む、受けて。お願いします。300円あげるから……

 

「いい……の?」

 

「え?いや、僕から頼んでるし……是非?」

 

 顔真っ赤にして口押さえてる。どうしたのかな?大丈夫?あ、もしかして、僕の事気持ち悪いとか思ってる?……ち、違うよね。いいの?って聞いてきたもんね。なんか吐きそうな人みたいなんだけど……

 

「で、でも。私、なんて……可愛くないし、全然普通に話せないし、柊君の友達なんて……無理だよ……」

 

 名前呼んでくれた……呼んでくれた!凄い!嬉しい!……あ、いや、これはマジで気持ち悪いな……

 

「大丈夫だよ。朝田さんは可愛いし、僕だって学校だったらまともに話せないしね?」

 

「……っ、で、も!」

 

 友達になりたくないのかな……

自分の意思ではないが、少し悲しい表情になってしまう。朝田さんは、潤んだ瞳で僕の顔を見て、とうとうツーーッと、を涙が流れた。

 

「あ、朝田さん?いや、なりたくないなら、別に……」

 

「違う……違うの……わかんないぃ……」

 

 ガチ泣きし始めてしまった。涙をぽろぽろ零し、嗚咽を漏らす。途切れ途切れながらも、ハッキリと、しっかりと、その言葉は僕の鼓膜に届いた。

 

「私で、良けれ、ば……お願い、します……!」

 

 ……あぁ、よかった。

この世界で、僕は幸せに暮らせそうだ。

 

「―――ありがとう」

 

 僕がそう言って、彼女の頭を撫でる。まだ子供なので男女にそれ程身長の差はなく、少し手を伸ばさなければいけないが。

2度、3度、と撫でていると、詩乃ちゃんが僕の体をギュッと抱き締めてきた。

 

「だ、大丈夫?」

 

「……」

 

 何も言わず、ギューーっと、強く抱き締めてくる。撫でるのを止めると、小さい声で「もういっかい」と言ってくる。それを何度かやり取りしているうちに、お母さん乱入。しかし詩乃ちゃんは離れない。幸せ過ぎて明日死ぬんじゃない僕。

 

「あらあら……まぁまぁ♪」

 

 そんな貴婦人みたいな笑い方……そんなのしなくていいので、助けてください。詩乃ちゃんの力強い。待って本当に強い。

 その数分後、やっとこさ詩乃ちゃんは離れてくれた。顔は(2つの理由で)真っ赤で、鼻をすすっている。

僕の服がべっちょりしたけど、まぁ、いいや。案外家近かったし。本当なんで1年間気付かなかったんだろう。

 

「あ〜……それじゃあ、僕はこれで」

 

「そう?もっと居ればいいのに。詩乃もそう思ってるわよね?」

 

 何も答えない。お母さんが、「全く、この子は恥ずかしがり屋なんだから♪」と言って、気を付けて帰ってねと言ってくれた。

 

「ここから僕の家、結構近いですよ」

 

「そうなの?」

 

「はい、出て右に行って、最初の曲がり角曲がって、そのまま、真っ直ぐ言った所にある、青い屋根の家が僕の家です」

 

「近いわねー。遊びに行けるじゃない?」

 

 今、詩乃ちゃんはお母さんの背中に隠れてしまっている。今更、羞恥心が沸いてきたのだろう。お母さんの足に抱きついて顔を隠す詩乃ちゃんグッジョブですありがとうございます。

 

「それじゃあ、失礼します」

 

 詩乃ちゃんの横を通って、最後に詩乃ちゃんに「また明日ね」と囁いてから帰る。僕って結構Sっ気があるのかもしれない。今、更なる羞恥に悶える詩乃ちゃんを想像すると、ゾクゾクする。

 

「あぁ、早く、明日にならないかな」

 

 今、自分でもわかる。この世界に来て、最高の笑顔を浮かべているという事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 何がなんだか分からない。その気持ちで、私の心の中は埋め尽くされていた。

今日、人生の転機とも言える出来事が起きた。

 

 人気者で、私なんか、話していいのかも分からないぐらいの、高嶺の花と言ってもいい人。柊 出雲君。

今、彼の笑顔と優しい声を知っているのは、彼の家族と私とお母さんぐらいじゃないだろうか?それ程までに、彼は喋らないし、表情を変えない。

 そういう人なんだと思っていた。関わろうとも、関われるとも思っていなかった。

 

 私だって、人間だし、女の子だ。かっこいい男の子は好きだ。人並みに恋もする……今の所、した事はないけれど。

私はまだ小学生だし、誰かを好きになる年齢でもないのかもしれない。クラスで周りを見て、みんなが自分より年下に見えて仕方ないのは、私が大人びているのか、みんなを見下しているのか。

はっきり言って、どうでもいい。私とお母さん以外よく見ていなかったし、何かをする時も、何処か達観している部分もある。

 

 ……少し、自惚れていたのかもしれない。いや、自惚れていた。今までなら、自惚れている事にも気付かなかった。彼と触れ合った事で、色々な事に気づけた。

 

「……くるしい」

 

 さっきから、心臓の動機が収まらない。体も熱く、何度深呼吸しても冷めない。

 

「風邪……なの、かな」

 

 …………違う。分かってる。自分の気持ちくらい、わかる。自分でもちょろいと思う。軽い女だと言われても、反論する言葉もない。いくら勉強が出来て、色んな事を知ってても、精神は年相応か。

 

「柊君」

 

 名前を呼んでみると、小さな幸福感を感じる。あぁ、心の底から理解出来る。もしかしたら今だけなのかもしれない。だけど、1年後、10年後、私は彼と一緒に居たい。

 

「……柊君……柊、君……ふふ」

 

 人が見てたらなんて思われるのか不安だけど、私1人しかいない自室ならば、好きなだけ言える。

 

()()……大好きだよ……柊君」

 

 明日は明日の、1年後は1年後の、10年後は10年後の私に任せよう。




途中まで詩乃ちゃんヤンデレ路線を考えてた。



ちょっとヤンデレ要素入れようかな?

※こいつらは小2です。

サブヒロイン候補

  • ピトフーイ
  • レン
  • フカ次郎
  • 銃士X
  • 要らない!ヤン詩乃ちゃん一筋で行け!
  • 閲覧用(作者の好きにしたらいい)
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