四日目
……キャベツで疲れた&カズマさんにバレたかもしれない。
うん、順を追って書こう。
まず……あー、うん。
このスパッツだよ……言い訳タイム開始!
えー、カズマさんがダクネスさんの連れのクリスさんに、スキルを教えてもらうと聞いてね。
ちょっと覗き見て盗賊スキルを覚えようとしただけなんだよ、よ!
それでね、窃盗スキルを取得して、クリスさんがカズマさんに窃盗スキルを使っていいよと言ったから、どうせ石を盗るだろうと思ってね、こっそり使っちゃったんだよ、窃盗。
いや、犯罪なのは分かってるし、スキルを使っての犯罪行為は重罪ってことも知ってる。
でもね、つい使っちゃったんですよ……
で、結果がこのスパッツですよ!!
いや、返そうにもカズマさんがパンツを盗っててそれができる雰囲気じゃなかった、うん。
さすがレア運だけのカズマさん、あの後もめぐみんさんのパンツも窃盗してたし。
ちゅーかさー、クリスさんにスパッツ無くなってるの絶対に気づかれてるよね。
あ゛ー、シュワシュワがうまい!
……あ、花鳥風月が五ポイントで取れたな、取ろう。
いえーい! 花鳥風月!!
あーあとね、ダクネスさんがカズマさんのパーティーに入った。
それでね、キャベツの話だけどね。この世界のキャベツ、飛ぶの。
確かにギルドの裏にサンマ畑があったり、川にバナナが泳いでるのを見たときは我が目を疑ったけどさぁ……これには驚いたよ。
まぁキャベツはエリスと味と経験値で三度おいしかったんだけどね、収穫する方法がいけなかった。
バレたかもしれない話になるんだけどね、収穫をカズマさんの方法を真似てたら結構注目を集めてたみたいでー、カズマさんに顔を見られてしまったよ。
一応ゲームでは日本人ってカズマさんに話してるから多分大丈夫だとは思うんだけどね。
日本国籍のハーフだから見た目でわからないって理由だけだとやっぱり心配だ。
ボイスチャットをしていたから声を聴かれるのもアウトだし……
いっしゅんねてた、ねる。おやすみ。
五日目
昨日のシュワシュワって炭酸じゃなくて酒だったのか!
酔っぱらった勢いで花鳥風月取ったからスキルポイントがゼロになっちゃった……
これで今使えるスキルは敵感知と潜伏に窃盗、そして花鳥風月。
頑張ってレベル四まで上げたのに……花鳥風月を取っちゃうなんて……
と、思っていたら朝食のキャベツを食べてレベルが二つ上がりました。
今日は昨日の疲れをとるために、潜伏しながらカズマさんを尾行していました。
そして装備を整えていたので、自分も傷んだ装備の整備や買い替えをしました。
そしてゾンビメーカーの討伐に出かけたカズマさん達を追っているとね、潜伏してるのに尾行がバレました。色々考えてたからさ、敵感知に引っかかっちゃったんだと思うのよね。
そこからは即捕まって尋問ですよ。まぁ前もって用意していた嘘を喋りました。
喋った内容を忘れてボロを出さないようにここに書き記しておきます。
『先祖に紅魔族がいた』
『薄く混ざっているから赤っぽい茶目で明るい茶髪』
『名乗った名前は だるたん』
『ついてきた理由は紅魔族がいたから』
エセ外国人のような口調で喋ればさすがのカズマさんでも気が付かなかったみたいです。
でも、どこか気が付いてほしい気持ちもあったんでしょうね。
『だるたん』の名前の元は、カズマさんとやっていたゲームで自分のプレイヤーネームの『ダルタ』なんですから。
……まぁなんとかカズマさん達を上手く丸め込んで、バーベキューをごちそうになり、カズマさんの初級魔法で作られたコーヒーを飲みながらゾンビメーカーを待っていました。
……書くのが面倒なので色々省きますと、現れたのはゾンビメーカーではなく、アンデッドの王であるリッチーでした。
しかしそのリッチーは墓場にいる迷える魂を送っていただけだったのでーす。
ゾンビはリッチーの魔力に反応して発生するだけだったので、アクアさんが変わりに浄化することで折り合いがつきました。
しかしリッチーのウィズさんが、このアクセルで普通に生活しているとは思いもしませんでしたね。
今度カズマさんはリッチーのスキルを教えてもらうそうです。自分も一緒に教えてもらいたいですね。
あと自分、カズマさんのパーティーに入ることになりました。やったぜ!
幸せを噛みしめて、おやすみ!