《完結》うp主と彼女たちの妄想話。   作:雷電p

7 / 10
星のように輝く少女と―――――――俺

 

 

 寒さと共にカラッと乾燥した空気が肌の潤いを奪い取ろうとする。 それは疾風とも呼べるほどに吹き荒らす凩と言うもので、世間にとっても俺にとっても厄介な相手だ。 ビュンと吹いたと思いきや、砂やほこりを舞い上げて叩きつけようとする。 さらに、身を強張らせるほどに寒いときた。 いくらなんでも、このコンボだけは洒落になるものではなく、これから避けるために大抵家の中に閉じこもり気味になる。

 

 そんなあまりいいことがない木枯らしが吹き荒れる今日、俺はめずらしく外出している。

 どうしてこんな日に外に? と不思議がられるかもしれない。 そう思われるのは至極当然のことだ。 こんな軟な男が外に出たら、一瞬で吹き飛ばされてしまうだろうな――――と雲ひとつない冬空を1人で見上げつつ、走り出していた。

 

 

「まずったなぁ……予定時間よりもかなり遅れちゃってる……!」

 

 

 腕にはめた時計で確認しながら息を凍らせて、約束の場所へと急ぐ。 いくら自分がルーズな人間だからって、まさかここまで遅れるだなんて思ってもみなかったからだ。

 こんな俺のことを彼女はどう思っているのだろうか…? そして彼女はそこに居てくれているのだろうか、と心配になる。

 

 

「あっ……!」

 

 

 約束の場所に近付いた時、1人の人物に焦点が合う。 いくつもの人が俺の前を行き交うと言うのに、目に映るのはたった1人の女性のみ。 白の立派な大理石の時計台の真下に、ポツンと佇む彼女は灯火のように輝いて俺の道のりを照らしてくれているかのようだった。 その様子が、まるで「私はここに居るよ」と合図を送っているみたいで気分が高揚した。

 

 そして、導かれるように足早に近付いた。

 

 

 

 

「あっ……!! おっそいよぉ~!!!」

 

 

 こちらに気が付いた彼女は大きな声で呼び出してきた。 その様子はまるで、飼い主を見つけた時の犬のようでとても嬉しそうに耳をぴょこんと立てるような仕草をして見せているようだった。 というより、彼女の場合は猫というべきだな。 愛らしい撫で声で誘ってくるのだから間違いないだろう。

 

 そんな必死に俺のことを待つ彼女の許にようやく辿り着いた。

 

 

 

「ごめん……! かなり遅れてしまなかった……!!」

「もぉ~! あまりにも遅いから忘れちゃっているんだと心配しちゃったよぉ~!」

「ごめんっ! この埋め合わせはちゃんとするから!!」

「ほんとぉ~?」

 

 

 身体を斜めに倒しつつ、横になった顔で俺の顔を覗き込もうとする彼女。 目を細めてじとぉーと見つめてくるのだが、自然と顔を近付けてくる仕草をしてくるのでかなりドキッとさせられる。 それに、彼女から砂糖のようにやさしい甘みを含んだ匂いが鼻腔を突いてくるので余計に動悸を逸らせる。

 

 こんなにも女の子らしく振舞おうとする彼女を見る度、いつも新鮮な緊張を抱いてしまうのだ。

 

 

 

「ほ、本当に決まってるじゃないか……! 今日は、凛のしたいことをするからさ。 な? いいだろ?」

「ほんとぉ!? やったにゃぁー!!」

 

 

 そう言うと、つぶらな瞳が雲ひとつない星空のようにきらきらと輝かせて見てくる。 斜めに倒していた身体も一瞬にして正位置に戻すと、ぴょんぴょん飛び跳ねてその喜び様を表していた。

 

 すると、凛はそのまま俺の腕にしがみ付くと、その華奢な身体を押し当ててきた! 突然のことで、わっ?! となって驚くのだが、そんなのお構いなしだ。 終いには、その可愛らしいほどに小さい頭を俺の肩にくっ付けて、もう離れることが出来なくなった。

 無邪気にふるまう凛には、俺の今の心境は分かりやしないだろう。 こんなにも可愛い彼女の体温をこれ程までに感じ取ることが出来るなんて、他に類が無いだろう。 それに、まるでここに居る人たちに自慢するかのように見せていることに恥ずかしさを抱いてしまう。

 

 

「ねえねえ! 早く行こうよ! 凛ね、行ってみたいところがあるんだぁ!」

「ちょっ……!? 待って……!!?」

 

 

 全身を使って俺の腕を思いっきり引っ張って、どこかへ連れて行こうとする凛。 腕に感じるやわらかな感触に浸りつつ、俺は為されるがままに誘われていくのだった。

 

 

 

 

 

 

―― 

――― 

―――― 

 

 

 

「ここにゃ、ここにゃぁ~♪」

 

 

 凛が連れてきたのは貴金属ショップだ。 金細工のネックレスなどを主として取り扱っているこの店に来るだなんて思ってもみなかった。 凛のことだから、てっきり、新規開店したばかりのラーメン屋に行くものかと思っていた。

 けど、ショーケースの中にある煌めくネックレスなどを見て、興奮気味になっている凛を見ている限りではこっちで正解なのだろうと感じている。 しかし、凛がこういうモノに興味があるなんて知らなかった。 凛の性格上、まったく縁のないモノとさえ考えていたからだ。

 

 けれど、性格がなんであれ、今の凛の姿を見てどう思うだろうか? 俺が初めて会った時と比べて、一皮も二皮も剥けたような姿になっているのだ。

 

 ネックのある水色のシャツを着込んで、その上には、真っ白な厚手の生地を基調とし、袖口とパーカーにモコモコファーと呼ばれるやわらかな毛皮が彼女を包み込んでくれている。 下は太ももを隠すくらいの赤いチェックが入ったミニスカートで、そのスカートの裾まで伸ばした黒のニーソックスがピッチリと太ももを引き締めている。 少し風が吹けばスカートがめくれてしまいそうなのに、大胆にもその選択をしてくれる感謝したい。 肩から足先まで眺めてみても、可愛さ満点の女の子だ。

 極め付けがその表情だ。 ほっこりと朗らかな気持ちになれるやさしい瞳。 常に口角を上げて笑顔を絶やさないでいる様子は、天使のようだ。 時々見せてくれる恥じらいを含ませた赤面も、俺の心を擽ってくれるのだ。 そして、前まで短かった髪は今では首辺りまで伸ばしてかなり魅力が増した。 さらには、赤と黄のリボンのヘアピンを付けて、より一層女の子らしさを高めているのだ。

 

 元々がとても可愛らしく、女子力も周囲の女の子たちよりも高かったため、凛がこうした恰好をすると似合いすぎて仕方ない。 ただ、こうしたことに今まで気付けなかったことが残念であったのだが、そのおかげで俺が一番初めに凛の魅力に気が付くことが出来たわけだ。

 そして今、2人揃って出掛けることが出来たりする。

 

 

 あっ…言うのを忘れていたが、凛は俺の彼女で、もう付き合って数年は経っていたりする。 そして、今日はとても大切な日なのだが……生憎、遅刻してしまうと言うヘマをこいてしまったわけだ。 それで、何とか挽回する機会を伺っている次第、といった具合だ。

 

 

 さて、凛は一体何を見ているのだろうか……? ショーケースを屈んで眺めている凛の近くに寄って見ると、見るからに綺麗なネックレスが飾られていた。 それをよく見ると、空色に輝く宝石が付いていた。

 

 

 

「にゃっ……?! び、びっくりしたぁ……急に近くに来られたらビックリしちゃうよぉ!」

「あぁ、ごめんごめん。 何を見ているのか気になってさ。 それで、凛はこれが欲しいのか?」

「えっ……! あっ、いやそうじゃなくってね。 とっても綺麗だったから見ていただけなんだ……」

「そうか。 それで、何か欲しいモノは見つかったのか?」

「うん、見つかったよ! 今ね、店員さんに頼んで包んで貰っているんだ♪」

 

 

 そう言っていると、早速その店員が現れて凛に小包を手渡した。 凛はそれの会計を済ませると、上機嫌に鼻歌を交じらせていた。

 

 

「そう言えば、キミは何か買うモノがあったの?」

「ん、そうだな……一応決めているから、先に店の前に行ってて」

「うん、わかったにゃ!」

 

 

 俺はこの場に残り、凛はそのまま店前に向かっていくのだった。

 

 凛がいなくなったのを確認すると、俺はさっき凛が眺めていたそのネックレスを店員に注文した。 店員は快くそれを取ると、すぐにその場で包装をかけて俺に手渡した。

 

 少しお高い買い物となったが、痛くも痒くもないものだ。 それを懐に仕舞うと、俺のことを待ち焦がれている彼女の許へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

―― 

――― 

―――― 

 

 

 

 陽が落ちて、月が昇る夜がやってくる時刻になると、俺たちは暗い公園を静かに歩いていた。 あれから、凛が行きたい場所を次々と回り、夕食も済ませた。 後は、残りの時間をどう過ごそうかと歩きながら考えているのだった。

 

 

 

「うぅっ……ひ、冷えてきたにゃぁ………」

 

 

 風が一吹きすると、凛は身体をぶるっと震わせて、冬の夜の寒さを実感していた。 俺の手もこの寒さで悴みだし、思わずポケットに手を突っ込みたくなる。

 ふと、凛の方に目を向けると、両手を口に近付けて息で温めている様子だった。 耳元も真っ赤にさせ、あまりにも寒そうにしていた。

 そこで俺は思いきった行動に出る。 凛の肩に手を乗せると、そのまま引き寄せるように俺の身体にくっ付けさせた。 凛を背中から包み込むような感じで抱きしめると、凛の身体が急に熱くなり始める。 唐突に行ったことであるため、凛は思わず声を上げてしまうのだった。

 

 

「にゃっ……!? ど、どうしたの急に?!」

「凛が寒そうにしていたからな。 こうしたら温まるんじゃないかって思ってさ……どうかな?」

「どうって……うん、あったかいよ……キミの温もりを感じるよ……」

 

 

 驚きで緊張させていた身体も次第に解れてゆき、いつしかその可愛らしい身体を俺に預けていた。

 

 自然と足取りも止まってしまう。

 

 

 ゆっくりと呼吸する音がせせらぎようにやさしく耳に入る。 揺れる鼓動も身体でリズムを取ることが出来るほどよく聞こえた。 そして何より、こんな近くで愛しい彼女を感じられるのだ。

 

 だめだ……動悸が早すぎて身体がもたなくなってきた。 このまま、凛を抱きしめたまま倒れてしまいそうだ。 息苦しいそんな時間が俺を狂わそうとしていた。

 

 

 

「ねぇ……」

 

 

 凛が、ポツンと呟いた。

 

 

「今日は……何の日かって、知っている……?」

 

 

 弱々しいほどに呟かれたその言葉が俺に臨んだ。

 

 

「あぁ、知っているとも―――」

 

 

 俺は当然のように応えると、凛の身体をくるりと半回転させて、顔を向かい合わせた。 白い街灯に照らされた彼女の顔は、とても赤かった。

 

 煌めく瞳が俺を見つめる中、言葉を走らせる。

 

 

 

 

 

「―――俺が凛の恋人になった、記念すべき日だろ?」

 

 

 

 ゆっくりと、彼女を包み込むようにハッキリと応えた。 それを聞いた彼女は、目元をじんわりと滲ませて今にも泣き出しそうになる。

 

 凛は、流れそうになる感情をぐっと抑えるかのように唇を噛むと、俺の目をジッと見だして切なそうな声で語りだした。

 

 

 

「うん……♪ 始めて凛が勇気を出して、キミに告白した、とってもとっても大事な日だよ……覚えていてくれて、嬉しいよ……♪」

「当たり前じゃないか。 こんな大事な日を絶対に忘れるものか……」

 

 

 赤らめる表情に微笑みが浮かぶ。 頬が引きあがって目を細め出すと、目尻にじわじわと滴が溜まり始めていた。 そんな彼女は、小さな唇を微かに震わせつつ言葉を綴った。

 

 

「覚えてる……? まだスクールアイドルをやっていた時、凛は自分のことが良く分かっていなかったの。 かわいいとか言われてもまったくピンとこなかった。 凛はそういうの、似合わないって思ってたから……でも、そんな時にキミは、凛のことを“かわいい”って言ってくれた。 はじめてだったよ……男の子からそう言われたのが……とっても嬉しくって……凛、思わず泣いちゃいそうになったんだよ。 だからね……だから凛は、あのステージに立つことが出来たんだよ……!」

「覚えているさ……あの時の悲しそうに塞ぎこんでいた凛の姿を。 何もしてあげられない俺が唯一かけることが出来た言葉は、あの一言だけだった。 あの時の言葉も嘘偽りなんかじゃない、俺の本心が籠った言葉さ。 そんな俺の言葉で凛があんなにも……あんなにも綺麗で、美しくって、可愛い姿を見ることが出来たなんて思ってもみなかった……!」

 

 

 今でも忘れない……あのステージの下で見た、純白のウェディングドレスを着た凛を……!

 

 

「うん……! 全部キミのおかげなんだよ! だからなんだよ、そんなキミだから凛は好きになれたの……! 感謝しきれないほど感謝したくって、好きって言いたくなるほど大好きになったの!! だから…! だから凛は……!! ずっとずぅーっと、キミのことを大好きでいたいの……♪」

 

 

 透き通るように穏やかで美しいその顔から、白く光り輝く滴がぽとんと地面に落とした。 感情が溢れ返りそうになっているのだ。 今にも大量の涙を落としてしまいそうだ。 そんな彼女を今すぐにでも抱きしめてあげたい……この気持ちを直接伝わることが出来るように、抱きしめて囁いてあげたい……!

 でも、その前にまず伝えなくちゃいけない……彼女と向き合って、真剣な気持ちを伝えてあげなくちゃ……!

 

 凛の気持ちを受け止めた俺は、穏やかな気持ちになって、ゆっくりと語りかけるのだ。

 

 

 

「俺もだ、凛…! 俺も凛のことが大好きで、これからもずっと大好きでいたいんだ……!!」

「……! えへへ……♪ 凛は…とっても幸せだにゃぁ……♪」

 

 

 一瞬、驚いたような顔をして見せると、嬉しそうに笑い、そして泣き始めた。 感情が溢れ返りだしたのだろう、目尻からボロボロと涙が止まらず、ずっと流れてしまいそうに思えた。

 

 

「そんなに流すなよ……可愛い顔が大なしだぞ?」

 

 

 そう言いながら、涙を指で拭った。 すると、流れ続けていた涙がピタリと止まった。 未だに瞳を滲ませながらも、幸せに満ちたその笑顔は崩れることが無かった。

 

 

 

「そうだ。 凛に渡したいモノがあるんだ―――」

 

 

 そう言うと、懐からあの店で買った小包を凛に渡した。

 

 

「開けていいの?」

「ああ、いいとも」

 

 

 凛はそっと丁寧に包装を取ると、小包の蓋を開けてその中身を見た。

 

 

「……ッ! こ、これって……!」

 

 

 凛は目を真ん丸に見開いて、その中身を見た。 何度も俺の顔と箱の中身を見回して、その驚きを隠せないでいた。

 

 

「これは、凛が欲しそうに見ていたから買ったんだ。 どうだろう、気に入ってくれたかな?」

「うん!! 凛ね、これを首から下げてみたいなぁって思ってたの! それが叶うなんて、嬉しすぎるにゃぁ!」

 

 

 今にも飛び上がりそうに喜ぶその姿に、買ってよかったと満足気味になる。

 

 

「あ、あのね……凛もね、キミに渡したいモノがあるんだ……」

 

 

 凛はポケットから俺と同じ包装で包まれた小包を取り出すと、それを手渡された。 俺もこれを開けてもいいかと聞くと、いいよと快く返事をしてくれたので中身を取り出す。 すると、そこに入っていたのは、俺の買ったモノと瓜二つの形をしたネックレスが……! だが、付けられた宝石は俺のとは違って、とても小さく透明に光っていた。

 

 

 

「それはね……ダイヤモンドのネックレスなんだって。 凛、今日これを買うために頑張ったんだ」

「だ、ダイヤモンドって……! り、凛……!!」

「大丈夫だよ。 ダイヤモンドって言ってもそんなに大きくないから凛でも買えることが出来たんだ。 それよりもどうかなぁ? 気に入ってくれたかなぁ?」

「あぁ! もちろん気に入ったさ! 凛が俺のために買ってくれたモノなんだから嬉しくないはずがないだろ!」

 

 

 凛からのプレゼントに思わず声を上ずらせてしまいそうになる。 それほどまでに嬉しかったのだ。

 

 

 

 

「ねえ。 お互いにかけ合わない? 凛はキミに、キミは凛にってね」

 

 

 その思いつきにも感じられるような考えに、ドキッとさせられるが、俺から直接凛の首に付けられるということを考えるとその提案に乗った。

 

 お互いに、貰ったモノを交換して、手元には自分が買ったモノがそこにあった。

 

 

「そ、それじゃあ、かけるぞ?」

「う、うん……! や、やさしくやってね……?」

 

 

 箱からネックレスだけを取り出すと、互いに近付き合う。 正面からやっても上手く繋がらないので、必然的に抱き締め合った時と同じくらいに、首を交じらせてつけ出す。 つけ合うまでの間、互いに動悸を逸らせ、身体がやけどするくらいに熱くさせていた。 この時程、凛のことを意識せざるを得なくなったのは、他になかった。

 

 恥ずかしあいながらも上手く取り付けられると、お互いの姿を確認し出す。

 

 

「あぁ……思った通りだ。 よく似合ってるぞ、凛」

「キミこそ、とっても似合ってるよ♪」

 

 

 ふふふ、とお互いの姿を見ていると、笑いが零れてきてしまう。 自分が選んだものがよく似合っていることと、貰った贈り物が嬉しくって仕方が無かったのだ。 そのため、何度も首元を触って確認したくなってしまうのだ。 これは凛から貰ったものなんだと。

 

 

 

「凛に渡したその石はな、トパーズって言って、凛のこれからの未来に希望をもたらしてくれる意味が込められているんだ」

「そうなの!? へぇ~知らなかったにゃぁ。 ということは、凛が渡したのと同じ意味だにゃぁ♪」

「確か、ダイヤモンドは、永遠の絆だったよな……」

「うん。 凛にとって、未来に希望をもたらしてくれるのはキミなんだよ! そんなキミとずぅーっと一緒に居られますようにって、その宝石にしたんだにゃ!」

「そうなのか!? ははっ、それじゃあ俺は、凛の希望になれるようにずっと傍に居てあげるよ……」

「えっ……!? そ、それって……!?」

「その言葉通りの意味だよ。 凛はこれからも俺と一緒に居てくれるか?」

「……うんっ!! 凛はずぅーっとどこまでもキミと一緒にいるよ!」

 

 

 この嬉しさを抑えきれなくなったのか、凛は俺の首元目掛けて抱きついた。 とてもやわらかく、まるで羽を持ち上げているかのように軽かったのだ。 そんな彼女を一瞬だけ、天使のように思えてしまいそうになる。 何故なら、こんなにも可愛くって、ずっと抱きしめたくなってしまうのだ。 それを天使と呼ばないで何と表現したらいいのか分からなかった。

 

 ただ今は、俺のことをこんなにも好きでいてくれる彼女のために、俺の持つやさしさの限りを尽くして包み込んであげたい、そう思うのだった。

 

 

 

 

~Fin~

 




ドウモ、うp主です。

かなり遅れての投稿でした………申し訳ない。


できることならば、当日に投稿したかったです……でも、これでいいのかな……?


凛ちゃんの可愛さは筆舌し難いなぁ……
無邪気で、やんちゃなあの姿が素晴らしいと思うのは私だけだろうか?


次回は、年を越して花陽デス。

今度はちゃんと投稿したい………
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。