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次の日
今日は土曜日、だけど俺は平塚先生に命じられた教室の模様替えに来ている。はぁ、休日出勤とか社畜感満載じゃねぇかよ、俺も社畜の親の血を引いてるだけあって将来も社畜になってこき使われんのかな…
てか昨日は寝れなかったぞちくしょう。あー、嫌だなぁ、なんでこんな思いしなくちゃいけねぇんだよ。帰りたい…。いや、ダメだダメだ、小町に怒られる。
教室
「あ、おはよー八幡!」
よし、今日も1日がんばるぞい
「おう、おはよう」
「八幡、元気ない?」
「そんなことはない。むしろ朝イチで戸塚に会えた時点でテンションマックス」
「あはは、照れるよ八幡」
ガラガラッ
「おー、全員揃ってるか?お、比企谷がまさか来てくれるとな!」
平塚先生、あんたが命令したんでしょう…
そう言いかけて衝撃のファーストブリットを思い出し、ぐっとこらえる。
「それじゃあまずは机を運ぶから3年生の教室に向かってくれ」
はぁ。俺の休日が…
ーーー
くそっ、重てぇ。普通こういうのって運動部で青春真っ盛りのやつがやることじゃないのかよ。まじ帰りてぇ。
「ふぅ、多すぎんだろ…」
愚痴をこぼしながらも淡々を仕事をこなす。休日出勤でも真面目に仕事とか、マジ社畜じゃん。
「はぁ、どっかに養ってくれる人いねぇかな…」
前から机を二つ重ねて持ち歩きながら誰かがこっちへ向かってくる。グラグラしてんぞ大丈夫か…
「ひゃっ!!」
案の定体勢を崩しかけ急いで駆け寄り支える
「っと!あっぶねぇぞ…って由比ヶ浜?」
「あ、ありがと…って、ヒッキー!えへへ、ありがとう」
「ったく、バカなんだから気をつけろよ」
「バカ関係あった!?」
「冗談だ。ほら、一個貸せよ」
「あ、ありがと」
「そういや雪ノ下は来てるのか?」
「うん、さっき会ったよ!今は体育館で入学式の準備してるらしいよ!」
「そうか」
こうして机も運び終わり教室に戻ろうとした時、運悪く平塚先生と遭遇…
「比企谷ー、由比ヶ浜ー、ちょっと体育館に行って入学式の準備手伝ってくれないか?」
「えぇー、嫌ですよ…」
「何か言ったか?」
「すぐに行かせていただきます」
あの圧力は反則でしょう…
「ゆきのんもいるかもしれないし!早く行こ!」
「へいへい…」
由比ヶ浜は雪ノ下に会えるのが嬉しいのかご機嫌にスキップしながら体育館に向かっていく。一方の俺は足取りが重く、今すぐ帰ろうかなんて思ったが平塚先生の鉄槌が下るのを想像し足早に体育館に向かった。
「ゆきのんは、っと。あ!いたいた!ゆきのーん!」
「ゆ、由比ヶ浜さん、抱きつかないでちょうだい。今は仕事中よ?」
「ご、ごめん」
「い、いや、いいのよ?少しぐらいであれば」
「ゆきのん!」
「ちょ、ちょっと抱きつくのは…」
相変わらずの百合っぷり。目の保養です。
「あら、そこで突っ立って何をしているの?サボり谷君」
「ちょっとまて、サボってねぇよ。バリバリ働いてるよ」
「あら、あなたから働く、なんて言葉が出るなんて天変地異の前触れかしらね?」
そこに関しては同意せざるを得ない。
「何か手伝うことあるのか?」
「それでは先生方が座るための椅子と机を用意してもらえるかしら」
「りょーかい」
椅子を倉庫から取り出し、倉庫から出ようとした時誰かとぶつかった。
「あ、すみません」
「あ、悪りぃ…」
ぶつかった相手は一色だった。2人は目を合わせたまま動かずまるで2人の空間だけ時が止まったような感覚だった。
「し、失礼します」
そういって一色は踵を返し戻っていった。俺は声を掛けようとしたができなかった。ただ引き止めるだけで良かったのに、それができなかった。
「比企谷くん」
「…雪ノ下か」
また罵声を浴びせられそうだな。なんて考えていた時
「あなたの気持ちわからなくもないわ」
意外だった。てっきりビビリだのヘタレだの言われるかと思ったんだがな。
「私も状況は違えど言いたいことが言えないことの方が多かったわ」
「お前が?思ってることをストレートに言うやつだと思ってたんだが」
「それはあなたにだけね」
「さいですか…」
「私、高校を卒業したら留学するわ」
急な雪ノ下の告白に一瞬戸惑った。
「そのこと由比ヶ浜は知ってるのか?」
「いいえ」
「なんで…」
「言いたくても、言わないといけないとわかってても言えないわよ」
あぁ、そうか。こいつは今俺と似た状況なのだ。大切な人に伝えたいことがあっても相手の反応が怖くて言えない。大切なものを無くしてしまうような気がして言えないのだ。
「けど、伝えてやらねぇとあいつとんでもなく落ち込むぞ」
「えぇ、わかっているわ。でも、あなたも同じよ?」
「…」
「確かに私も伝えるのが先延ばしになればなるほど怖くて言えなくなってしまう。だからこそちゃんと言おうって決めた時に言わなければならないのよ。あなたは決心したはずよ。そして私も伝えようって決心した」
やっぱダメダメだな俺。周りにこれだけ助けられねぇと一歩も前に進めねぇ。それでもいい。今伝えねぇとこの先伝えれねぇような気がする。
「ありがとう雪ノ下、ちゃんと伝えてくる」
「えぇ」
俺は意を決して一色の元へ向かった。そして声を掛けようとした時、上から何かが外れる音がした。上を見るとスポットライト用の特大照明が外れかかっていた、そしてその真下で一色が机を並べている。まずい。このままだと一色の真上に落ちる。俺は駆け足で一色の元へ向かい声を掛けようとした。
「いっし…」
その瞬間完全に外れたような音がした。確認するまでもなく落ちて来ているのがわかった。俺と一色との距離はもう5メートルもない。そして一色に飛びかかり突き飛ばした。その瞬間
俺は頭上からの衝撃で意識を失った。
えぇー、完結するような感じを醸し出しておいて八幡が…
次回予告ですが、八幡人称からいろはは人称へ!!