比企谷八幡のラブコメには色々ある   作:Soアニ

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お、お久しぶりでーす。汗

いやぁ、お待たせいたしました。。。

なんか筆が乗らなくて。すみません!!!

今回はちょっと短めです。


彼と彼女の仲はやっぱり進んでいたらしい。

冬の寒さがだんだんと薄れ、桜が咲く季節となった。そろそろ花粉の季節も始まり、ちらほらと花粉症対策のマスク姿が目につく。この時期は寒さが薄れてきたこともあってか、薄手の長袖を着ている人から分厚いジャケットを羽織っている人までそれぞれである。ただそれでもまだ寒さが残っていたが、会話の内容も「まだまだ寒いね〜」というものから「ちょっと暑くなってきたな〜」など季節の感じ方さえ変わってきていた。

 

そんな中駅前で今か今かと待ち構えている少女がいた。

 

 

 

 

そう、一色いろはである。

 

 

 

 

さてこの少女が10秒毎に鏡で身だしなみをチェックしているのにはある理由があった。

 

 

〜以下回想〜

 

 

「明日俺とデートしないか?」

 

「ふぇ?」

 

デート?でえと?でぇと?デートってあのデート?具体的には、一般に食事、ショッピング、観光や映画・展覧会・演劇・演奏会の鑑賞、遊園地・アトラクション、夜景などを楽しむ、といった内容であることが多いがetc……、

 

ってわたしばかになっちゃってるよぉ……。

 

そんなわたしの脳内パニックを知ってか知らずか先輩が呆けた顔でわたしのことを凝視していました。

 

「あー、もし無理ならいいんだが……」

 

「行きます!」

 

「お、おう」

 

即答でした。はい。もはや脊髄反射レベル。先輩軽く引いちゃってるし……。何はともあれ、先輩とデート?夢かな?

 

頬をつねってみると痛くてこれは現実なんだって改めて実感させられました。

 

「お前なにしてんの」

 

「夢かと思いまして」

 

「や、現実だから……」

 

嬉しさのあまり頬が緩みそうになるのをこらえながら、明日のデートに想いをはせるのであった……!

 

 

って事で冒頭に戻る。

 

ーーー

 

居ても立っても居られず、1時間も前に集合場所へ到着したわたしは鏡片手に身だしなみチェックをしながら想い人を待ち続けていました。

 

まぁ本当は駅前のデパート集合なんですけどね?じゃあなんで駅で立っているのかというと……、

 

き、きたぁぁぁぁぁぁぁぁ!せんぱいぃぃぃぃぃぃぃ

 

ゴホン。失礼しました。

 

そう、先輩が駅から出てきて絶賛デパートに向かっている途中なのです。まぁ何がしたかったというと、ただ先輩を眺めたかっただけなんです。はい、すみません。

 

……誰に対して謝ってるんだろう。

 

しかし先輩が約束より20分も早く来てるなんて珍しい。もしかして楽しみにしてくれてたのかな?……まぁ多分小町ちゃんでしょうね。

 

そうやって5分ほど見つめていたものの、我慢できずに精一杯の笑顔で小走りに先輩に近づいて行く。

 

「せーんぱい!おはようございます!早いですねぇ、あっ、もしかしてわたしとのデートが楽しみで早く来ちゃいました?先輩にしては上出来ですけど先輩に対する私のポイントはもう一杯なんでわたしからもっとアピールさせてくださいごめんなさい」

 

「お、おぉ、のっけから飛ばしてくんな……」

 

思い返してみるとなかなか際どいこと言っちゃってましたけど先輩はあんまり聞いてないみたいなんで良しとしましょう。

 

正直聞いてて欲しいけど。

 

「ま、行こうぜ」

 

「はいっ」

 

そういって私は先輩の手を取り指を絡める。

所謂恋人繋ぎというやつです。

 

「ちょ、何やってんだよお前」

 

「え?だめですか?」

 

「ダメに決まってんだろ……」

 

「でもー、今日って《デート》なんですよねぇ?」

 

「うぐ、」

 

上目遣いで悪戯っぽく言うと先輩は真っ赤になってそっぽ向いてしまいました。やっぱり可愛い。

 

「さ、行きましょう先輩!」

 

「はぁ、わかったよ」

 

観念した先輩はわたしの手を引いて歩いていった。

 

「先輩、今日はどこに行くんですか?」

 

「ん、まぁついてからのお楽しみってやつだ」

 

……ずるい。先輩が考えてくれたデートプランなんて喜ぶに決まってるのに、さらに到着するまで内緒にするとかドキドキさせすぎです。

 

「……ずるいです」

 

「何がだ?」

 

「何にもないですよーだ」

 

そんなずるい先輩にぶうたれながらバス停へと到着。

 

「バス乗るんですか?」

 

「おう」

 

そういって先に先輩はバスに乗り、わたしが段差で躓かないようちゃんと立ち止まって繋いだ手を持ち上げて支えてくれる。

 

 

ーーほんと、ずるい。

 

 

しかもバスは満員で、必然的にわたしと先輩の体が密着する。普段先輩にボディータッチした時の匂いがより濃密にそして持続的に体に吸収されるせいで幸せな気持ちでいっぱいになる。

 

 

ーーうぅ〜、悔しいけど幸せ。

 

 

そんなことを考えながら、そういえば先輩は平気なのかな?と思って恐る恐る顔を上げてみると、

 

 

耳まで真っ赤にして窓の外を眺めてましたとさ。

 

 

うん、かわいい。

 

 

 

 

バスが急停車したせいでお互いがお互いをガッチリ抱きしめてしまい、先輩がちょっと涙目になりながら、

 

「心臓が持たねぇよ……」

 

って悶えてるのを見て更にわたしが悶えて悶々とした時間を過ごしたのはまた別のお話。

 




もうお前ら付き合っちゃえよぉぉ!!!

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