内浦の少女たちと帰郷した青年   作:アルト@FA20

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大変長らくお待たせして申し訳ございません。

本編がやっと形になったのでアップします。


仮入部からの…

仕事が終わってから野暮用で十千万に行き、丁度帰ろうとしたところで千歌が帰ってきたため少し浜辺を散歩することにした。

 

 

 

僕「スクールアイドル部が承認されたんだね!おめでとう!」

 

 

千歌「ありがとう!祥くん♪」

 

 

僕「でも人数少ないのに本当に承認されたんだね(汗)」

 

 

千歌「理事長、なんというかすごいノリノリだったよ…(苦笑)」

 

 

僕「あー、何となく想像出来たわ…『ショーニン☆』とか言ってそう(笑)」

 

 

千歌「まさにそんな感じだよ…あはは…」

 

 

 

まぁ何はともあれ承認されてよかった。また千歌たちのライブが見れるのが楽しみだ。

 

 

 

後日────────。

 

 

 

仕事の休み時間中に千歌から電話がかかってきた。

 

 

 

僕「体験入部?」

 

 

千歌「うん!今日、1年生の子が2人体験入部で来てくれたの!」

 

 

僕「マジで!やったじゃん!」

 

 

千歌「それでねそれでね、夕方ごろに淡島神社でトレーニングするんだけどよかったら見に来ない?」

 

 

僕「うん、仕事が終わったらすぐ行くよ!」

 

 

 

Aqoursの練習を見に行くために、仕事をこれでもかってぐらいの速度で進めた。多分いつもの倍ぐらいの速度だろう。自分でもビックリした。Aqours様のお力かも知れませんなw

………

……

さて、淡島神社の階段前に到着したけどまだAqoursご一行様はご到着されていないようだ。それにしてもスクールアイドル部に体験入部する子ってどんな子なんだろ?じきに現れると思っていたらAqoursが到着したようだ。

 

 

 

千歌「祥くーん!」

 

 

曜「ヨーソロー!」

 

 

梨子「こんにちは!」

 

 

僕「よっ!ってあれ!?」

 

 

ルビィ&花丸「あれ?祥兄ちゃん!?(祥一くん!?)」

 

 

僕「ルビィちゃんとマルちゃん!スクールアイドル部に体験入部したのってルビィちゃんとマルちゃんだったんだね!」

 

 

ルビィ「うん、そうなんだ!」

 

 

花丸「マルもルビィちゃんと一緒に体験入部したずら。」

 

 

僕「へぇ~♪」

 

 

千歌「あの~、ルビィちゃんと花丸ちゃんと祥くんって知り合いだったの?」

 

 

僕「うん、ルビィちゃんは母さんの友達の娘さんでマルちゃんは散歩してた時に出会ったんだ。」

 

 

千歌「へぇ~、ルビィちゃんはともかく『マルちゃん』ねぇ…」(ジトー)

 

 

ようりこ「(ジトー)」

 

 

僕「な、なんだよぉ…」

 

 

 

なんか最近3人にジト目で見られる率が高いんだけど…僕、ジト目で見られたいとかそんな趣味ないからな?

 

 

 

僕「ところで、トレーニングするんじゃないのか?」

 

 

曜「おおっとそうだった!」

 

 

僕「オイオイ…」

 

 

ルビィ「ところで…これ、一気に上ってるんですか!?」

 

 

千歌「もちろん!」

 

 

曜「いつも途中で休憩しちゃうんだけどねー。」

 

 

千歌「…えへへ…(汗)」

 

 

梨子「でも、ライブで何曲も踊るには頂上まで駆け上がるスタミナが必要だし。」

 

 

千歌「じゃあ!μ's目指して、よーい!ドン!」

 

 

僕「気をつけてねー!」

 

 

 

さて、僕は水を5本買ってから久しぶりに階段を登ってみるとするかな。

………

……

うわ…ここの階段ってこんなにキツかったっけ?神奈川に行く前はこんなにキツくなかったように感じてたけどやっぱり中高の部活どっちも文化部で運動量が減ったのがここでキタのかな…

 

途中の展望台まで登ったところで人影を見かけた。よく見たらダイヤちゃんだった。

 

 

 

僕「あれっ?ダイヤちゃん。」

 

 

ダイヤ「祥一さん?」

 

 

僕「こんな所でどうしたの?」

 

 

ダイヤ「さぁ?何のことだか分かりませんが呼ばれたので来たってだけです。」

 

 

僕「呼ばれたってルビィちゃんに?」

 

 

ダイヤ「いえ、ルビィのお友達です。」

 

 

僕「ってことは…あっ、その呼び出したと思われる人物が現れたから僕は消えるとするよ。」

 

 

 

ダイヤちゃんと話しているところでマルちゃんが降りてきたので僕は退散したと見せかけて隠れてこっそり2人の会話を聞くことにした。

 

 

 

ダイヤ「なんですの?こんな所に呼び出して?」

 

 

花丸「…あの、ルビィちゃんの話を、ルビィちゃんの気持ちを聞いてあげてください!」

 

 

ダイヤ「ルビィの?」

 

 

 

そう言ってマルちゃんはダイヤちゃんにお辞儀をして走り去った。

 

 

 

ダイヤ「あっ!」

 

 

 

マルちゃんの真剣な表情からダイヤちゃんに何を伝えたいかは何となく想像出来た。

 

 

 

僕「ってやべ!マルちゃんに気づかれる前にさっさと降りねーと!」

 

 

 

マルちゃんに見つからないように急いで入口まで降りたつもりだったが…

………

……

 

 

 

僕「あ、マルちゃんおつかれ!」

 

 

花丸「おつかれさまずら~。」

 

 

 

マルちゃんは僕より先に入口まで降りてきていた。

 

 

 

僕「はい、水。あれっ?みんなは?」

 

 

花丸「ありがとうずら~。(ゴクッゴクッ)ぷはぁ~。マルだけ先に降りてきたずら。」

 

 

僕「そっか。やっぱりキツかった?」

 

 

花丸「うん、それにこれでよかったずら。」

 

 

僕「これでよかった?」

 

 

花丸「ルビィちゃん、ずっと人に気を使って自分の気持ちを抑えてたずら。本当はスクールアイドルやりたいのにマルに気を使って…ダイヤさんに気を使って…」

 

 

僕「ルビィちゃん…」

 

 

花丸「だからマルはルビィちゃんに気持ちに正直になるように言ったずら。無理に人に合わせても辛いだけだって。」

 

 

僕「そっか。」

 

 

花丸「これでマルの話はおしまい。もう夢は叶ったから。マルは本の世界に戻るの。」

 

 

僕「本の世界?」

 

 

花丸「大丈夫、一人でも…」

 

 

 

その時、マルちゃんは少しさみしそうな顔をしてたので思わずこんなことを聞いてしまった。

 

 

 

僕「マルちゃんはスクールアイドルに興味無いの?」

 

 

 

花丸「マル?興味はあるけど…マルには無理ずら…」

 

 

僕「どうして?」

 

 

花丸「マルは体力ないし、それにオラ…「オラ」とか言っちゃうし、向いてないよ…」

 

 

僕「うーん、じゃあこんな質問をしてみよう。マルちゃんはスクールアイドルは好きか嫌いかって言ったらどっち?」

 

 

花丸「えっと…その…(好きずら…)」

 

 

 

最後、マルちゃんの口調が弱くなってよく聞き取れなかったけど肯定的な答えをしているのは顔をみて察せた。

 

 

僕「だったら、それでいいんじゃない?」

 

 

花丸「?」

 

 

僕「好きならそれだけでやる理由になるんじゃないってことさ。」

 

 

花丸「あの…どういうことずら?」

 

 

僕「僕が言えるのはここまで。あとはマルちゃんの気持ちしだいだよ。」

 

 

 

ちょっと哲学的過ぎたか?マルちゃんの頭には?マークがついた状態だけどこれ以上はもう言わない。あとはAqoursやルビィちゃんに任せるとしよう。

 

 

 

───────────。

 

 

 

マルちゃんと別れてからしばらく経つとAqoursとルビィちゃんが降りてきた。

 

 

 

僕「あ、おかえりー。」

 

 

千歌「ただいまー、疲れたよぉ~。」

 

 

僕「おつかれさま。はい、水。」

 

 

4人「ありがとう~。」

 

 

 

4人は水を手にした瞬間、ゴクゴクと勢いよく飲み始めた。

 

 

千歌「祥くん、なんで登らなかったのー?」

 

 

僕「いや~、ちょっと仕事で疲れてて登る気になれなくて。あはは…」

 

 

曜「じゃあ祥くんもこれから朝練やる?」

 

 

僕「勘弁してくれ、仕事に行く体力使い切っちゃうよ。」

 

 

曜「あははー」

 

 

 

その後、しばらく休憩した後に解散することになったのでルビィちゃんを送って帰ることにした。話したいことあるしネ。

 

 

 

ルビィ「お兄ちゃん、送ってくれてありがとう。」

 

 

僕「いいよいいよー、ちょっと話したいことあるし。」

 

 

ルビィ「えっ?」

 

 

僕「ルビィちゃんはスクールアイドル部に入る事にしたの?」

 

 

ルビィ「うん!明日、入部届け出すんだ!」

 

 

僕「そっか。スクールアイドル、楽しかったかい?」

 

 

ルビィ「うん!」

 

 

 

ルビィちゃんは楽しそうにうんと答えてくれた。

 

 

 

僕「マルちゃんはどうするとか言ってた?」

 

 

ルビィ「花丸ちゃんは…」

 

 

 

ルビィちゃんは黙りこんでしまった。

 

 

 

僕「マルちゃんは今日、楽しそうにしてた?」

 

 

ルビィ「うん。大変そうだったけど、楽しそうだった。」

 

 

僕「そっか。」

 

 

ルビィ「お、お兄ちゃん…?」

 

 

僕「ん?」

 

 

ルビィ「花丸ちゃん、どうかしたの?」

 

 

僕「ん?ああ、いや。さっき実はちょっと会ってさ、なんか寂しそうな顔してたから…」

 

 

ルビィ「…」

 

 

僕「マルちゃん、『自分には無理、向いてない』って言っててさ…」

 

 

ルビィ「そんなことない!」

 

 

 

ルビィちゃんは普段からは考えられないような大声で叫んだ。

 

 

 

ルビィ「そんなこと言ったらルビィだって人見知りするし、向いてないもん!それに…」

 

 

 

ルビィちゃんの自虐スイッチが入ったためちょっとタチの悪い疑問をぶつけてみることにした。

 

 

 

僕「そっか…だったらなんでルビィちゃんはスクールアイドルを始めようとしたんだい?」

 

 

ルビィ「えっ?」

 

 

僕「向いてないって思うんなら始めないんじゃないかな?」

 

 

ルビィ「そ、それは…」

 

 

 

ルビィちゃんが黙りこんでしまった。普段はルビィちゃんにこんなこと言ったりしないからか驚いてしまったのかもしれない。

 

 

 

僕「…ごめん。言い方がキツかったね。単に疑問に思っただけなんだ。別にルビィちゃんがスクールアイドルを始めようとしてることは悪いと思ってるわけじゃないよ。」

 

 

ルビィ「ううん、別に気にしてないよ…」

 

 

 

口ではそう言ってるけど表情はちょっと暗いままだ。ちょっと酷なことを言ってしまったから無理はないか…

 

 

 

ルビィ「ルビィね、ずっとスクールアイドルに憧れてたんだ。それに今日、スクールアイドルをやってみて楽しかったんだ。たしかに人見知りをするし、練習もキツかった。でもそれ以上に楽しかった。だからルビィはスクールアイドルを始めることにしたんだ。」

 

 

僕「そっか。なら僕も応援するよ!ルビィちゃんの楽しそうな所見たいし!」

 

 

ルビィ「お兄ちゃん…ありがとう!」

 

 

 

ルビィちゃんに笑顔がもどった。

 

 

 

僕「うん。あと、話しを戻すとマルちゃんは話してる限りやりたそうな気がしたよ。」

 

 

ルビィ「ホントに?」

 

 

僕「うん、あとはマルちゃんが一歩踏み出すか踏み出さないか次第って所かな。」

 

 

ルビィ「そっか。」

 

 

 

ルビィちゃんは何かを決心したような顔をした。

 

 

 

ルビィ「ルビィ、スクールアイドルやりたい!花丸ちゃんと一緒に!」

 

 

僕「がんばってね!ルビィちゃん!」

 

 

ルビィ「うん!」

 

 

 

──────────。

次の日

 

 

 

仕事上がりにルビィちゃんからL〇NEが届いた。どうやらマルちゃんもAqoursに入ったようだ。写真も一緒に送られてきて、千歌、曜、梨子ちゃん、ルビィちゃん、マルちゃんが楽しそうに写ってる写真だった。

 

 

 

僕「よかった、みんな楽しそうだ…」

 

 

 

思わずそう呟き、家に向かって愛車を走らせるのであった。




今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

やぁーっと本編を進めてられて正直ホッとしていますw
今までも本編を進めようと執筆はしていたのですがどーもいいアイディアが浮かばず、サイドストーリーを水面下で勧めてモチベ維持をしてました←

書きあがり次第そのサイドストーリーもアップしますので読んでやってください!


P.S.
祥一くんのお父さんのマブダチ(車屋のオーナーさん)の名前ですが苗字だけ変更させていただきます。
理由はよくよく確認してみたら某車系マンガの登場人物に同性同音のキャラがいたからです。
今後ともよろしくお願いします。
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