内浦の少女たちと帰郷した青年   作:アルト@FA20

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おはヨーソロー!(*> ᴗ •*)ゞ

今回は番外編ストーリーでございます!
千歌ちゃんと曜ちゃんがどうやって祥一くんと出会ったかを書いていきました(´ω`)

ではスタートです!


番外ストーリー
千歌と曜との出会い


とある日の夜、帰宅したら1通の郵便が届いていた。

 

 

 

僕「郵便?親父からだ。」

 

 

 

中身は手紙と1枚の写真が入っていた。

 

 

 

親父『祥一!どうだ?内浦の生活は満喫しているか?どうせお前のことだから大きくなった千歌ちゃんと曜ちゃんを見て鼻の下伸ばしてるんだろ?www』

 

 

僕「うっせ!wバカオヤジwww」

 

 

 

思わず手紙に向かってどついてしまったw

 

 

 

親父『それはまぁさておき、この前家を掃除していたら懐かしい写真を見つけたんだ。お前がもっとけ!』

 

 

僕「手紙はこれで終わりか…まったく、なんつー手紙だよ…んで、写真ってのはどんな写真だ?あっ、これは…」

 

 

 

写真に写っていたのは幼い頃の千歌と曜と僕だった。後ろには親父の当時の愛車、黒の180SXが写っている。この写真を撮ったのは千歌、曜と初めて出会った日というのは今でもハッキリと覚えている。

 

 

 

僕「懐かしいなぁ。写真立てに入れて飾っておくか。」

 

 

 

後日────────。

 

 

 

千歌から今から3人で家に行っていいかとL〇NEが来たのでいいよって返したら5分も経たないうちにやってきた。

 

 

 

千歌「祥くーん!」

 

 

曜「ヨーソロー!」

 

 

梨子「こんにちは!」

 

 

僕「3人ともいらっしゃい。今日はどうしたんだい?」

 

 

千歌「今日は3人で宿題をやろうかと思って…部屋貸してほしいんだけどいいかな…?」

 

 

僕「いいよ、今日はこっちの部屋使ってもらえる?」

 

 

千歌「ありがと!祥くん♪」

 

 

 

今日は前に貸した部屋ではなくリビング兼寝室の部屋を貸した。というのも前に貸した部屋には荷物が置かれている状態だからである。

 

千歌たちはお礼を言って部屋に入った。僕はその後、千歌たちに出す用のお茶の用意を始めた。

 

 

 

~千歌 Side~

 

 

 

祥くんに部屋を借りた私たちはテーブルを囲んで座った。ふと部屋を見渡すと懐かしい写真が目に入った。

 

 

 

千歌「あっ?この写真って。」

 

 

曜「なになに?あっ?これは…」

 

 

梨子「なになに?あっ?この写真に写ってるのって千歌ちゃんと曜ちゃんと祥くん?」

 

 

千歌「うん。これね、初めて祥くんと出会った日に撮った写真なんだ。」

 

 

梨子「そうなんだ。この頃の祥くん、かわいい~!」

 

 

 

~祥一 Side~

 

 

 

さて、お茶の用意ができたし3人の所に持っていくか。

 

 

 

僕「3人とも、お茶でいい?」

 

 

3人「うん」

 

 

 

テーブルにお茶を置いて部屋を出ようとしたところで千歌に呼び止められた。

 

 

 

千歌「ねぇ祥くん?この写真って…」

 

 

僕「この写真?ああ、この前オヤジから送られてきたんだ。このときのこと覚えてる?」

 

 

千歌「うん。もちろん、忘れるわけないよ。」

 

 

僕「そっか。懐かしいよね~。」

 

 

梨子「ねぇ。この時って何かあったの?」

 

 

千歌「写真のわたし、膝に絆創膏貼ってるでしょ?これ、祥くんが貼ってくれたんだ。」

 

 

僕「そんなところまで覚えてるのか。」

 

 

千歌「うん。だって、私にとって大切な思い出なんだもん…」

 

 

 

単に放っておけなかっただけだったけど…なんか照れくさいな。ちょっとあの頃の話をしたくなってきたしテーブルも丁度1人分のスペースが空いているのでちょいとおじゃましますか。

 

 

 

僕「よっこらせと。ちょっと昔話してもいいかな?」

 

 

梨子「うん!聞きたい!」

 

 

ようちか「私も!」

 

 

 

─────────。

祥一 5歳

ようちか 3歳

 

 

 

~千歌 Side~

 

 

 

曜「千歌ちゃ~ん、まずいよ。やめようよぉ~。」

 

 

千歌「大丈夫だよ~。今日こそこの車のライトがどうなってるか見るんだから!」

 

 

曜「見つかったら怒られるよ~。」

 

 

 

今わたしは近所の家にとまっている車のライトがどうなっているのかを見ようとしているの。その車は普段はライトが見えないのだけれどこの前の夜に見かけた時はライトが見えるようになっていたんだよね。その光景をもう1度見たいわたしはその車が止まっている隙を見てライトのヒミツを見てみようとしてるの。

 

ガチャ

 

その時、その車が止まっている家のドアが開き出した。

 

 

 

曜「千歌ちゃん!」

 

 

千歌「逃げるよ!曜ちゃん!」

 

 

 

その時、わたしと曜ちゃんは見つかったら怒られると思って走って逃げようとした。

 

 

 

~祥一 Side~

 

 

 

僕は何がきっかけかは忘れたけど車が好きだ。多分父ちゃんの影響だろう。運転?勿論したいさ。でも5歳だから運転は出来ない。ペダルに足が届かないし、それに免許というものがないと運転出来ない。なので僕はラジコンで気分だけでも運転するのを楽しんでいる。

 

 

 

僕「さーて、今日もインプレッサ(ラジコン)でドライブだ♪」

 

 

 

ガチャ

 

ラジコンを走らせるために外に出たらみかん色の髪の女の子とグレーの髪の女の子が走っていた。女の子たちが行ったらラジコンを走らせようかと思っていたらみかん色の髪の女の子が盛大に転び、泣きだした。あまりにも大泣きしてたので思わず駆け寄った。

 

 

 

みかん「う、うわぁーん!」

 

 

僕「ちょ、大丈夫!?」

 

 

みかん「痛いよー!!」

 

 

僕「ちょっと見せて!…うわっ、痛そ~…」

 

 

みかん「うわぁーん!」

 

 

 

みかん色の髪の女の子は膝を擦りむいていた。その子は泣き止む気配もないし、放っておくことが出来なかったためその子を家で手当しようと思った。絆創膏とキズぐすり、たしか救急箱にあったよな…?

 

 

 

僕「ねぇ、うちにおいで。僕が手当してあげるよ。」

 

 

みかん「グスッ…う、うん…グスッ…」

 

 

 

僕がみかん色の髪の女の子の手を取ってうちに連れていこうとするとグレーの髪の女の子がこっちにやってきた。

 

 

 

グレー「千歌ちゃん!!」

 

 

僕「ん?君はこの子のお友達かい?」

 

 

グレー「う、うん。」

 

 

僕「だったら君もおいでよ。これからこの子の手当するから。」

 

 

グレー「う、うん…」

 

 

 

僕は2人の女の子を家に上げ、みかん色の髪の女の子の手当てをしてあげた。

 

 

 

僕「はい、おしまい。これでもう大丈夫だよ。」

 

 

みかん「ありがとう。」

 

 

グレー「ありがとう。」

 

 

父「祥一~?いるか~?おっ?新しいお友達か?」

 

 

 

みかん色の髪の女の子の手当てが終わったタイミングで父ちゃんがやってきた。

 

 

僕「父ちゃん、家の前で転んでたから手当してあげたんだ。」

 

 

父「そっか!えらいぞ、流石父ちゃんの息子だ!」

 

 

 

そう言って父ちゃんは僕の頭をわしゃわしゃと撫でた。

 

 

 

僕「へへっ♪」

 

 

みかん「あ、あのっ!ごめんなさい!」

 

 

僕&父「へ?」

 

 

 

突然みかん色の髪の女の子が謝ってきたけど僕と父ちゃんは何のことかわからなかった。

 

 

 

みかん「わたし、この家の車のライトが気になってて、どうにか開けようとしてたの。でも開かなかった。さっき転んでたのもこの子が家から出てきた時で、見つかったら怒られると思って逃げようとして走ったからなの。」

 

 

グレー「千歌ちゃん…」

 

 

 

なるほど。それで家の前を走ってたんだ。確かにあのライトは気になるよね。僕もずっと見てるけど未だにライトが開く瞬間を見るのにワクワクするもん。

 

 

 

父「…なーんだ、そんなことか。」(ニシシ)

 

 

女の子2人「えっ?」

 

 

父「あのライトはな、リトラクタブル・ヘッドライトって言ってライトを点ける時だけ出すライトなんだ。まぁなかなか見かけないから気になっても仕方ないさ。おいで!見せてあげるよ!」

 

 

 

父ちゃんは女の子2人にリトラクタブルの開閉を見せてあげてた。2人とも目を輝かせて見てたからか父ちゃんはドヤ顔だったwその後、なぜか車を背景に2人の女の子と僕で写真を撮ろうという流れになった。

 

 

 

女の子2人「ありがとう!おじさんと…えっと…?」

 

 

僕「あ、僕は時雨 祥一!5歳だよ!」

 

 

みかん「わたしは高海 千歌!3歳!」

 

 

グレー「わたしは渡辺 曜!千歌ちゃんと同じで3歳!」

 

 

僕「千歌ちゃんと曜ちゃん、よろしく!写真出来たら渡すよ!」

 

 

千歌「うん!よろしくね!祥兄ちゃん!」

 

 

曜「よろしくね!祥一お兄ちゃん!」

 

 

 

──────────。

今現在。

 

 

 

梨子「へぇー、そんな事があったんだ。」

 

 

僕「うん、あれからよく一緒に遊ぶようになったんだ。」

 

 

千歌「家も近かったしね。」

 

 

曜「わたしはよく千歌ちゃんの家に遊びに行ってたからその時によく遊んでたんだ。」

 

 

僕「ホント、懐かしいなぁ。そういえば僕のこと『祥くん』って呼ぶようになったのは何時からだっけ?」

 

 

千歌「うーん、私たちが小学校に入る前だったかなぁ…?」

 

 

僕「そっか、なんで呼び方変えたんだい?」

 

 

曜「えぇっ!///えぇっと…///」

 

 

千歌「そ、それは…///」

 

 

僕「それは?」

 

 

梨子「祥くん…?」(ジトー)

 

 

僕「え、えぇ…?」

 

 

 

なんで梨子ちゃんにジト目で見られてるんだ?(泣)

 

 

 

曜「あ、アレだよ!///何となく「お兄ちゃん」って呼ぶのが恥ずかしくなったんだよ!///」

 

 

千歌「そ、そうだよ!///じゃあ聞くけどなんで祥くんは私たちを呼び捨てで呼ぶようにしたの?///出会った頃はちゃん付けだったのに!///」

 

 

僕「それは…ちょうどその頃、親友が出来た頃だったんだ。そいつとはお互いに下の名前で呼び捨てで呼んでた仲でな、それでふと思ったんだ。千歌と曜、それに果南のこともそいつと同じぐらい…いや、そいつ以上に一緒にいたいと思う子なんじゃないかって。そう思ってたら意図せずに呼び捨てにしちゃってたって所かな…///」

 

 

 

うわ…なんか軽い告白みたいなこと言っちゃった!引かれると思っていたら千歌と曜が顔を真っ赤にして軽くパニック状態になっていた。

 

 

 

千歌「い…い……一緒にいたい………///」

 

 

曜「あ…あわわわわわ………///」

 

 

 

そのまま千歌と曜は部屋の端に寄せてある畳んだ布団に顔を埋めてしまった。僕のにおいが付いてて恥ずかしいからあんまりやらないで///

 

って、それは置いといてやべぇ…完全にやっちまった…パニックになるぐらい引かれてしまったようだ。しばらく立ち直れないかも。千歌と曜が落ち着いたら謝ろう。そう思っていると…

 

 

 

梨子「祥くんって、意外とアレね。」

 

 

僕「アレ?」

 

 

梨子「アレはアレよ。あと、千歌ちゃんと曜ちゃんは引いてないからね。」

 

 

 

ってなんで思ってることがバレてるんだ!?もしや梨子ちゃんってエスパー?

 

 

 

─────────。

数分後

 

 

 

千歌と曜が落ち着いたらしく顔を上げたのでさっきのことを謝ろうとした。

 

 

 

僕「千歌、曜?その…さっきは変な事言ってごめんね。」

 

 

千歌「う、ううん、大丈夫だよ///」

 

 

曜「ちょっとビックリしただけだから///」

 

 

僕「そっか。えっと…その…呼び方だけど、もし呼び捨てが嫌だったらちゃん付けに戻すけど…」

 

 

ようちか「いや、呼び捨てがいい!!」

 

 

僕「お、おう…(汗)」

 

 

曜「だって一緒にいたいって思ってもらえてすごくうれしいんだもん…///

 

 

僕「えっ?」

 

 

曜「えへへ、なんでもないよーだ!///」

 

 

 

なんでもないって言うわりには嬉しそうな顔をしてる曜。まぁ本人達が呼び捨てがいいっていうなら今後も呼び捨てで呼ぼう。




なぜ祥一くんのお父さんのクルマが黒の180SXかと言うと…
僕が小学生の頃にかわいがってくれた叔父が黒の180SXに乗っていたからです(笑)

子どもの頃、その180SXを見るたびにWaku-Waku-Week!してたのは今でも覚えています(・ω・)/

今となってはリトラクタブル・ヘッドライトは空気抵抗や安全面等の理由で規制がかかって作られなくなってしまい、仕方が無いとはいえ正直さみしさを感じています。

では今後ともよろしくお願いします。
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