内浦の少女たちと帰郷した青年   作:アルト@FA20

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こんにちは!

久しぶりの投稿、失礼します。
実はストーリー自体は大体思いついていたですが文章の構築で苦悩してました(・ω・`;)

今回は7年前の回想からのスタートになります。

相変わらず駄文ですが読んでやってください~


追記↓(6/7)
少し文章を直しました。場合によってはまた直すかもしれないのでよろしくです。


謝罪

7年前───。

 

 

僕「転勤…?」

 

父「ああ、神奈川に行く事になった。」

 

僕「な、なんだよ父ちゃん。そんな冗談は面白くないよ。」

 

母「残念ながら冗談じゃないのよ。」

 

僕「は?母ちゃん、どういう事だよ?」

 

母「お父さんの会社、戦略的都合で沼津の事業所を畳んで横浜の事業所と統合することになったの。」

 

僕「そんな…てことは向こうに行ったらもうこっちに帰って来れないって事なのかよ!」

 

父「ああ、そういうことだ…」

 

 

この時、僕は目の前が見えなくなるぐらい泣いた。

嘘だろ?神奈川に行っちまったらもう千歌と曜に会えないってことじゃねーか!こんなの酷すぎるぜ!どうしようも出来ないのかよ!

ガキの頃の僕はそれしか考えられなかった。

 

その後、千歌と曜に会うことはあったがそのことを言い出せず、結局何も言わずに内浦を出てしまった。理由は千歌と曜の泣く顔を見たくなかった、ただそれだけだった。親父と母さんは千歌のご両親と志満さんと美渡さん、曜のご両親と松浦一家には神奈川に引っ越すことを話したらしいが千歌と曜にはおまえから話せと言われた。よって2人には話していなかったようだ。僕が千歌と曜に引っ越すことを話せなかったと知った時はめちゃくちゃ怒られた。

 

それはそうだろう。だって幼なじみに黙って消えるようなことをしたんだから。

 

 

今現在───。

 

 

急遽お泊まりが決まったのでおじさんにパジャマを借りようとする。そしたらおじさんはすぐにパジャマを用意してくれた。服は洗濯して乾燥機にかけるから明日には着れる状態にしてくれるとのことだった。ありがたい。

 

先に千歌がお風呂に入るのでその間、曜と僕は曜の部屋で待機する。しばらくすると曜が話しかけてくる。

 

 

曜「ねー、祥くん?」

 

僕「んー?」

 

曜「なんで7年前、何も言わずにいなくなっちゃったの…?」

 

僕「!」

 

曜「なんで、わたしと千歌ちゃんには話してくれなかったの?」

 

僕「そ…それは…」

 

曜「ねぇ!なんで!」

 

 

曜が目に涙をためながら叫ぶ。

7年前、僕が何もいわずに内浦を出て行ったせいで幼なじみを傷つけた。だからあの頃の気持ちを隠さずに話すと決めた。

 

 

僕「曜!ごめん!俺はあの時、曜と千歌が泣く顔を見るのが嫌だったから言い出せなかったんだ。その結果、黙っていなくなっちまった!本当にごめん!」

 

曜「…!」パチン!

 

 

曜にビンタされた。

 

 

曜「わたしと千歌ちゃん、黙っていなくなられてどれだけ寂しかったとおもってるの!?」

 

千歌「そうだよ!」

 

 

このタイミングで千歌がお風呂から上がってきた。千歌も目に涙をためている。

 

 

千歌「あの時、祥くんが黙っていなくなっちゃったからわたし達嫌われたと思ったんだよ!」

 

曜「後で祥くんのお父さんが転勤する関係で引っ越したって聞いたから祥くんがわたし達のこと嫌いになった訳じゃないって思えるようになった。でもやっぱり不安だった!悲しかった!寂しかった!」

 

千歌「だって祥くんがいなくなるのを知らなかったのわたしと曜ちゃんだけだったんだよ!こんなのあんまりだよ!やっぱりわたし達のこと嫌いなの!?」

 

 

千歌と曜のことが嫌い?

そんなわけが無い。

そんなことあるわけない!

 

 

 

僕「千歌!曜!」

 

 

 

2人を抱きしめる。

 

 

 

僕「千歌と曜のことが嫌い?そんなことあるか!むしろ好きだ!大好きだ!!」

 

 

ようちか「…えっ……?」

 

 

僕「俺が千歌と曜のことを嫌うわけがない!そんなこと絶対に無い!」

 

 

 

千歌「ほ、本当?」

 

 

 

僕「ああ、本当だ。」

 

 

 

曜「本当に本当?」

 

 

 

僕「ああ、だからごめんな。黙って出て行って。寂しい思いをさせて。本当にごめんな。」

 

 

 

 

 

 

ようちか「う、うう…うわああああぁぁぁぁん!!」

 

 

 

 

 

 

 

2人はダムが決壊したかのように僕の胸の中で泣いた。自分たちが嫌われてないと本人から伝えられて安心したのだろう。僕も2人を抱きながら泣いた。2人のこの泣き様は本当に不安で寂しかったのだと思う。僕がやったことで千歌と曜を長年苦しめてきたのだろう。

 

 

 

2人が落ち着くまで結構時間かかった。もう2人を悲しませることはしない。そう誓った。

 

 

 

僕「落ち着いた?」

 

ようちか「うん。」

 

 

2人が僕から離れると胸のあたりが2人の涙で濡れていた。

涙だけじゃなく鼻水も付いてたけど…

 

 

 

 

曜「ごめんね祥くん。服、汚しちゃった…」

 

 

千歌「わたしもごめんね。」

 

 

僕「いいよ。洗濯すれば落ちるだろうし。それより曜、風呂入らなくていいのか?」

 

 

曜「入る、でもいいの?服汚れてるのに先に入っちゃって。」

 

 

僕「俺が泣かせたんだしな。」

 

 

曜「ありがと!じゃあ、先に入ってくるね!」

 

 

 

 

曜が風呂に行ったあと、部屋に千歌と2人きりになった所で千歌に声をかけられる。

 

 

 

 

千歌「…ねぇ?祥くん。」

 

 

僕「んー?」

 

 

千歌「離れていてもわたしと曜ちゃんのこと好きでいてくれたんだね。」

 

 

僕「あ、あったりめーだろ…///」

 

 

 

千歌「えへへ、ありがと。」ギュッ

 

 

 

そう言って千歌は背中に抱き付いてきた。あの、胸が当たってるんですけど…?

 

 

 

 

僕「千歌…その…柔らかい物が当たってるんですけど…?///」

 

 

千歌「はっ…!///バカああああぁぁぁぁ!///」

 

 

 

 

千歌にポカポカと頭を叩かれる。

 

 

 

 

僕「痛い!千歌!痛いって!」

 

 

 

 

その後、なんだか気まずくなって、と言うより恥ずかしくなって一言も話さなかった。

 

 

 

─────────。

 

 

 

しばらくすると、曜がお風呂から上がってきた。

 

 

曜「祥くん、お風呂いいよー。」

 

僕「おう、サンキューな。」

 

 

曜にそう告げ、僕はお風呂に向かう。するとおじさんと遭遇する。

 

 

僕「お風呂いただきまーす!」

 

曜父「おう!お?その様子だともう大丈夫みたいだな?」

 

僕「ええ、お陰さまで。」

 

曜父「まぁ、その服を見たらわかるわ(笑)」

 

 

あ、服に千歌と曜の涙と鼻水が付いてるんだった…

 

 

僕「曜と千歌にはそれだけ辛い思いをさせてしまったんだと思います。」

 

曜父「そうか。まぁ風呂でも入ってこい。その間に洗濯しといてやるから。」

 

僕「ありがとうございます。」

 

 

そう言って僕は風呂に向かった。

 

 

──────────。

 

 

風呂から上がってとりあえずリビングに向かう。

 

 

僕「お風呂いただきました~。」

 

曜母「はーい。」

 

僕「ところで、僕は今日どこで寝ればいいんですか?」

 

曜母「どこって?曜の部屋じゃない?」

 

僕「…はい?」

 

 

いやいや、ちょっと待ってください!年頃の男女が同じ部屋で寝ちゃアカンでしょ!

 

 

曜父「曜が自分の部屋に千歌ちゃんと祥一の分の布団敷いてたぞ。」

 

 

マジっすか…。

 

 

曜父「言ったろ?『頑張れ』って。」

 

 

おじさん、マジ何考えてるんっすか…

 

 

曜母「分かったら早く行きなさい。2人とも待ってるわよ♡」

 

 

おばさん、さり気なく語尾に♡を付けないでください…

 

まあ、しゃーないと思いながら曜の部屋に向かう。

そういえばガキの頃はお泊まりとなると同じ部屋で寝てたっけ。最初は別々の布団で寝てたけど結局はどっちかが僕の布団に入ってきて…ひどい時は2人とも入ってきたな。さすがにこの年齢になればそれはないと思うけど…というかあったらヤバイから!(僕の理性的な意味で)

 

 

僕「千歌、曜、上がったよ?」

 

曜「あ、祥くんおかえり。」

 

 

なんか部屋に布団が2枚敷いてあるんですけど…

 

 

僕「なぁ、とりあえず質問させてくれ。曜、千歌、2人はどこで寝るんだ?」

 

曜「わたしはベッドだけど?」

 

千歌「わたしはここだよー。」

 

 

やっぱり、1人分の布団が余ってるじゃないすか。

 

 

僕「あの…つかぬことをお聞きしますが僕はどこで寝ればよろしいのでしょうか?」

 

曜「ここだよー。」

 

 

曜が余った布団に指をさす。

 

 

僕「なぁ、これだけ言わせてくれ。さすがにこの年になって同じ部屋に男女が寝るのはマズイって。」

 

 

もちろん僕の理性的な意味でね。

 

 

千歌「えー!いいじゃん!あの頃は一緒の部屋に寝てたんだし!」

 

僕「ダーメ!おじさんとおばさんに頼んで別の部屋で寝かせてもらいます!」

 

 

だって理性的にヤバいんだもん。

そう言って曜の部屋を出ようとすると千歌と曜に腕をつかまれた。

 

 

千歌「そんなにわたし達と寝るの…いや…?(ウルウル)」

曜「やっぱりわたし達のこと嫌いなの?(ウルウル)」

 

 

やっべぇ、そんな顔されたら断れねぇ…

 

 

僕「わ、わかったよ…///今日はここで寝るよ…///」

 

ようちか「えへへ…///」

 

僕「ということだからもう寝ようぜ。なんか今日は眠くなってきた。」

 

千歌「そうだね。わたしも眠いの。」

 

曜「じゃあ、電気消すね。」

 

 

パチッ

 

 

曜「ねぇ、祥くん?」

 

僕「んー?」

 

曜「祥くんが帰ってきてからまだ言ってないことがあるから言うね。」

 

千歌「あ、わたしも。」

 

僕「お、おう?」

 

 

なんだろ?俺、他にもなんかしたかな?

 

 

ようちか「…おかえり。」

 

僕「…ただいま。」

 

 

千歌と曜からおかえりって言われて内浦に帰ってきたという実感が強くなった。僕が内浦に帰りたかった一番の理由、もしかしたら大好きな幼馴染がいるからだったのかもしれないな。そう考えているうちにいつの間にか眠りについていた。




はい、今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございます♪

過去のこと無事に謝れてよかったですね~。
(もっと早く謝れってツッコまれそうですが…)

では、次回もお楽しみにしていただけると嬉しいです♪

(*´∇`)ノシ ではでは~
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