勇者の家庭教師!!
ついに原作が開始され、世界中の各都市でモンスター達が暴れ出しました。人々は、魔王が復活した事を否応なしに知る事になったのでした。
天界殲滅作戦の準備も6割程終了したので、息抜きにそろそろ原作が始まるであろう、デルムリン島にこっそり観光しに行こうと思います。もちろん姿を見せずに、こっそりと見ているだけですが・・・・
南海の孤島であるデルムリン島でも、普段は大人しい怪物達が凶暴化し、破壊のかぎりを尽くしています。ダイ少年も突然凶暴化したモンスターに、手を焼いている様ですね。何故かゴメちゃんだけは凶暴化をまぬがれ、ダイ少年に付き従って飛び回っています。
ダイ少年の育ての親である、ブラス老も凶暴化しかけていましたが、精神力で何とか耐えている状態です。ダイ少年に逃げる様に勧めるブラス老と、「そんなの勇者のする事じゃないよ!!」と拒否するダイ少年でした。そんな時、赤い服を着た剣士風の男と、魔法使いの服装をした少年が島に訪れました。
ぶっちゃけ、アバンとポップなんですけどね。アバンは突然物凄い勢いで、剣で地面を掘りながら突進し、モンスターを跳ね飛ばしながら進んで行きます。剣で描いた魔法陣が完成し、アバンお得意の
凶暴化したモンスターも魔王の意思から解放され、表情にも普段の穏やかさが戻ってきました。「これは奇跡か!?」などと感心し、男に何者かと問いかけるブラス老に、アバンは懐から取り出した巻物を見せ付けました。(これさえ無ければ、大した男なんだけど・・・・・・・・・・)
勇者の育成ならおまかせ!!
この道15年のベテラン
アバン・デ・ジュニアール三世
※ 魔法使い・僧侶も一流に育てあげます
“ 私に連絡下さいドウゾヨロシク ”
あいかわらず、この男のセンスは壊滅的ですね。昔は自分の能力を誤魔化す為、わざと演じているかと思っていました。冒険が進むにつれ、実はこれがこの男の素だと理解した時の事を思い出し、思わず笑いがこみ上げて来ました。
アバンは、ブラス老の質問に「ま、ひらたくいえば家庭教師ですな」と気楽に答えました。予想の斜め上を行かれてしまった、ダイ少年とブラス老は「はぁ!?」と答えるのが精一杯の様です。アバンのターンは、まだ続き「正義を守り悪を砕く正義の使徒! 勇者・賢者・魔法使い・・!! 彼らを育て上げ、超一流の戦士へと導くのが私の仕事なのですっ!!」とノリノリで説明しています。
そこで思い出したかの様に、二人に弟子であるポップの紹介をしました。ブラス老はアバンの名をどこかで聞いた事がある様ですが、思い出せずにいる感じです。アバンはこの島以外が、どんな事になっているのか簡単に二人に説明しました。
ダイ少年は、レオナ姫やロモス王が心配な様子です。アバンはパプニカ王家から頼まれて、未来の勇者であるダイ少年を、真の勇者として育てて欲しいと依頼された事を説明しました。その最中の事です。
ガーゴイルは島の結界のせいで、中に入れない様です。アバンはポップを指名し、軽く捻る様にと指令をだします。「俺一人でですかぁーーー」などと言っていますが、ポップも案外と乗り気の様です。
ブラス老は少年なのに、強力な魔法を扱える事に感心している様です。(もしかしたら、教えたアバンに感心しているのかも知れません)ですがこのまま進まないのが、ポップクオリティです。もう一匹のガーゴイルの放った
その隙にガーゴイルはポップに向って、剣を振り下ろしました。間一髪のところでダイ少年が、カバーに入り相手の剣をナイフで受け止める事に成功します。ガーゴイルとダイ少年の斬り合いが続いていますが、間合いの問題からガーゴイルに軍配が上がる様です。
ですが、ダイ少年には私が教えた《波斬り》があります。離れた所からでも攻撃出来る技なので、間合いの問題を気にせず、攻撃が行なえます。技を放った途端に、あっと言う間にガーゴイルは真っ二つになりました。おまけに後ろの海まで切り裂いた威力に、さすがのアバンもビックリした様子です。技が自分の《海波斬》とそっくりな事に思わず、アバンはダイ少年に問いかけていました。
ダイ少年は無邪気に「ちょっと前に、島にやってきたお姉さんに教えてもらったんだ!」と答え、ブラス老が補足する様に、「光輝く剣を持った、凄腕の女剣士でしたじゃ。名前はロッテ殿と言っておったかのぅ」とアバンに説明していますが、アバンは何事か考えている様子でした。
ブラス老が不審に思い、アバンに向って「アバン殿どうかしたのかのぅ」と話かけました。そこで気が付いたのか、アバンは正気に戻った様に「何でもありません」と言ってダイ少年に向って、「その女性に他に何か、教わったのかい?」と聞いています。
ダイ少年は、「うん!」と言って近くに在った大岩に向って、《岩石切り》と言って、ナイフで斬りつけました。大岩は轟音とともに、真っ二つに切断されていました。それを見たポップは、開いた口がふさがらないと言った感じで、大口を開けています。