天才サッカー少年の異世界生活   作:夜乃 夜空

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オーウェン村にて

 蒼也と優は、ログハウスの近くの村の長、クエントに村まで案内して貰った。

 村は柵に囲まれていて結構賑わっていた。村の入り口には、村を守る自警団の団員が見張っていた。村の中に入ると1人の男性が歩いて来た。

 

「お帰りなさい、クエントさん」

 

 男性がクエントさんに挨拶すると今度は俺達の方を見た。

 

「後ろの子供たちはどうしたのですか?」

「狩りをしていたら偶然見つけた家があってな。そこに暮らしている1人を見つけたので村まで案内していたんだよ。結構近くにあるからな」

 

 クエントがそう言うと他の門を守る団員に向かって歩いて行った。

 

「初めましてオーウェン村を守る自警団の団長のノリートです。何かかあれば自警団の本部に来てください。私がいますから。相談事でも、聞きましょう。後、気になっていたんですけどその白と黒の丸い形をしたのはなんですか?」

「こちらこそ、初めまして。村の近くの家に住んでいます。如月 蒼也です。そして、今おんぶしているのが妹の優です。」

「どうも、初めまして。如月 優です。よろしくお願いします」

 

 妹の紹介をするといつの間にか起きていたのか俺から降りて、かくる挨拶した後に頭を下げた。

 そのあと、サッカーボールの説明をした。

 

「これはサッカーボールと言って、足で蹴って遊ぶスポーツ用のボールです」

「さっかー?なんですか?そしてすぽーつ?聞きなれない言葉ですね。まぁ、詳しいことはまた後日にします。見回りがまだですので。失礼します」

「話は終わったか?今日は軽く俺の家の周りだけ案内するよ。他は明日だ。それにそろそろ帰らねえと嫁に叱られるぜ」

 

 ノリートと話し終えると村長の家の周りをかくる案内してくれた。

 村の形は円形で、道が村の真ん中で交差して十字になっている。村には、沢山の店があり、中心の方は冒険者ギルドと自警団の本部、それと村長の家がある。

 村をまっすぐ歩くとすぐに村長の家が見えて来た。

 

 

 クエントの家はレンガでできていて、中は1階にリビングとクエントとクエントの嫁の寝室があり、2階には客室がある。

 とりあえずもう夜なので今日は泊めてもらうことにした。

 夕食の時に、クエントに自分のことを話した。

 

「クエントさん今から言うことは本当のことで、決して嘘ではありません。俺はこの世界の人間ではありません。前の世界では死んでこの世界に転生して来ました」

 

 自分がこの世界の人間ではないことを。最初は記憶喪失で誤魔化そうとしたけど、さすがにこれまでよくして貰ったていたから本当のことを話した。

 そしてその話を聞いたクエントは、

 

「だから何?でどうした?別にいいじゃねえか。今を生きているんだから。何かあれば相談しろ。解決できるか分からないけど、相談に乗ることぐらいできるさ」

 

 と言って来た。

 蒼也はそんなことを聞いた瞬間に涙が出た。変な人だなぁとは違う言葉が出て来て、親の愛を初めて知った感覚だった。

 

 

 

 蒼也の両親の話をしよう。

 蒼也と優の両親は小さい頃から、海外を飛び回っていた。そのせいか親の愛を知らずに育って責任感の強い子に育っていた。しかし、その責任感が強すぎたのだ。それゆえに、1つの失敗自分を責めすぎた。

 U-15日本代表のキャプテンを任されてからは周りがフォローに入ったりしてくれたから、よかったものの、この世界では親がいないし、今まで支えてくれていたチームメイトもいない。

 そんな中相談できたのが、この世界に来て初めてあったクエントさんただ1人だった。

 この世界に来て不安だらけだった悩みを吹き飛ばしてくれるかのような一言に蒼也は、聞こえたのだ。

 

「おうおう、男が泣くな。何かあればここにくればいいだけだ」

 

 そんな言葉に泣き虫だった頃の自分を思い出した。あの時父親に、

 

『男が泣くのは嬉しい時だけだ!』

 

 て叱られたのを思い出した。

 蒼也は泣き終わると、顔を赤くしてうつむきながら、お礼を言った。

 

「ありがとうございます」

 

 蒼也はお礼を言うと、食器を片付けて風呂に入りに行った。風呂を出てから2階にはある客室のベットに優を寝かせたら、蒼也はソファに寝っ転がった。

 寝っ転がるとだんだん眠くなり目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暗闇の森の中ある道を馬車と商人1人と護衛に3人が歩いていた。

 リーダー格の男性が止まって声を出した。

 

「そろそろ、止まって野宿の準備するか」

「そうね。早めに準備し方がいいよね」

「そうだな。じゃあ、俺が火をつけるからテントの準備してくれ、商人さんもそれでいいだろ?」

「ああ、俺も手伝う」

 

 そう行ってテントの手伝いを始めようとしたら急に倒れた。

 その音に気づいたもう1人の男性が魔法で周りを明るくし商人の方を見ると心臓に矢が刺さっていた。

 

「おい!大丈夫か!くそもう死んでる!」

「どこからだ!誰かいるのか!」

 

 男性2人が腰にある剣を構えながら叫ぶ。しかし周りは静かだった。

 女性が目を瞑って魔力探索をすると囲まれているのがわかった。数にして約90人。

 女性がそのことを告げ用とすると、女性が倒れた。しかもさっきと同じ様に心臓に矢が刺さっていた。

 そして2人の男性が逃げようとすると、矢が飛んで来た。その矢は男性2人の心臓に直撃し死んだ。

 男性が死ぬと1人の男が来た。外見は黒いフード付きローブで囲まれていて顔までは分からなかった。手には短剣と腰には長剣がある。

 男が、男性の死を確認すると後から来た複数の男が、馬車の荷物を奪って行った。そして荷物を奪ったらまた暗闇の森の中に入って行った。

 その時に、右手の甲にある紋章があった。

 ドクロに2本の剣が刺さっていて、ドクロに絡みつくかの様に蛇がある。少し意識がある男性が見たのはそれが最後だった。それと同時にある言葉をつぶやいた。

 

「まさかな。グ・・・ラー・・団・・とは」

 




誤字があったらすいません。
蒼也の両親の話でよく分からなかったらすいません。ちゃんと詳しく説明しときます。長くなるので飛ばしてくれて結構です。

蒼也が小学校、中学校に通っている時にはもう両親が海外を飛び回っていた。

両親が海外を飛び回っている時はお婆ちゃんがいたけど小4の時に亡くなった。

それから、妹を守るという使命感というか正義感?が出来た。

しかし、妹がサッカーを初めて蒼也が中学校に上がったったある日に妹と一緒にU-13の代表の招集が来た。

けど、招集がかかったはいいものの妹は、周りから嫉妬されて代表のチームメイトに虐められてサッカーを辞めた。

それを知らなかった蒼也は、何故もっと早く気づかなかったのか自分を責めすぎた。

それから妹はサッカーがつまらなくなってしまった。

それでも妹にサッカーをして欲しくて、妹が中学校に上がった時に女子サッカー部に入れた。

なんとか妹がサッカーへの楽しさを少しは取り戻した。

そんなある日に、蒼也が代表の遠征に行って帰りのバスで銃の流れ弾が蒼也の心臓に当たり亡くなった。(これは、プロローグで書いてあります。妹の死にましたけどそっちはプロローグをみてください)

転生して、クエントさんに会った。

で今に至る。



こんな感じですかね。
本当に長くなりましたね。
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