トゥルーエンド後の宮代拓留のハッピーエンディング   作:シュレーディンガーの猫

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宮代拓留の冤罪を晴らすための作戦が始まる。
作戦が乱暴で雑なのはごめんなさい。
ここまでしか思いつきませんでした。
あと、伊藤君ちょっとごめんね。


伊藤君救済作戦?

「まあ、そうとんがるな。

お前の敵、300人委員会に嫌がらせくらいはできるかもしれないぞ」

「どういうことだ」

「和久井を真犯人に仕立ててもらいたい。」

「!」

「面白い話だか、和久井をどうやって犯人に仕立てる?

ネットの 奴らは根拠のない情報でも興味があれば飛びつくが、燃料がないと

炎上しないとかもしれないぞ。それでは意味がないだろう。」

 

「・・・これはちょっとした賭けだが、伊藤真二に会わせてもらいたい。

あいつの口から、和久井真犯人説を語らせる。」

「どうやってだ?回復したとは言っても、伊藤は自分の手で結衣という娘を

殺したという事実を覚えているんだぞ」

「あまりやりたくはないが、少しだけ思 考誘導を使いたい」

「なんだと!」

 

「・・・このままだと、どのみち伊藤は社会復帰できないだろう。

一生悔やんで生きていくことになる。

それは宮代拓留も望まないはずだ。

脳に負担がかかる事は百も承知だが、記憶をすり替え、伊藤は冤罪、

和久井が目の前で少女を殺し、自分がやったと思いこまされたと

誘導出来れば、燃料にもなるだろう。」

 

「ああ、言わなくてもいい。確かに私の能力は思考盗撮だったが

今は違う、と言ってもいいかもな。

宮代が私を改変した時に能力を手放した反動か、今は私が真の

ギガロマニアックスってやつなんだ」

 

どうやって伊藤の記憶をすり替えるのか、と久野里が思考した途端、裏世莉架は答えていた。

 

「能力に限定はない、か。」

久野里はしばらく考え込んでいたが、やがて口を開いた。

「確かに、宮代拓留犯人説の時に、何の証拠も提示されていないのに、

大騒ぎしたやつらだ、伊藤の証言の音声でもとれれば、喜んで拡散

させるだろうな」

「学園の資料にあった和久井のプロフィールと写真もつければ、

やっきになって、居所を探しを始めるだろう。

・・・宮代の時のようにな」

「やり方は・・・乱暴だが、あれでいくか」

 

作戦自体は実際乱暴な上に雑では、あった。

 

伊藤の現在の回復状態を確認したいと面会を申し込み、世莉架は能力を使い、

自分がそこにいる事を認識させないようにして、久野里の後を堂々とついて

行った。

人払いをした後、最低限の負担で伊藤に誘導をかけ、証言を録音。

鎮静剤で落ち着かせ、何食わぬ顔で状態を報告して病院を出た。

 

その夜、事務所には表にあたる世莉架がきょとんとした顔で立っていた。

「おい、宮代拓留を助けたいんだろう。作戦実行だ。お前もこっちにこい。」

当然、昼間、裏の世莉架が出ていた時の事は覚えていないので、事態が

のみこめないようだ。

 

(前からそうだったが、さらに面倒なやつになったな)

久野里澪は溜息をついた。

 

これからネットで起こる事を、表の世莉架に目撃させ、足りない情報は久野里が補足

する。そういう手はずになっていた。

ひっこむ前に、裏世莉架は一言いっていった。

 

「まあ事件の概要はともかく、最終的には私の方が宮代に会う必要が出てくる

だろうな。

出来れば出ないですませたいが、宮代が、世莉架に普通の幸せを与えてやれなかった

と、一歩を踏み出せなくなるのは目にみえている。

その時は、適当にフォローしてくれ」

 

相変わらず、同じ世莉架と思えない言葉と口調で言い終えると、返事もまたずに

切り替わった。

「まったく、勝手なやつだ。」

久野里は心の中で毒づいた。




強引ですが、伊藤君を救済する為にも
記憶はかいざんしておく必要があると
思いまして、こういう展開にしました。
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