トゥルーエンド後の宮代拓留のハッピーエンディング   作:シュレーディンガーの猫

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ネットにある日突然何の前触れもなく、「和久井」という人物の
情報が大量に流れた。
そしてその内容にネットの住民達は驚く。


オポチュニスト達は祭りにわく

そして・・・・・

ある日突然、ネットをニュースが駆け巡った。

タイトルは「ニュージェネの狂気の再来の真実」

サブタイトルは「君たちは本当の事が見えていたのか。情弱たちよ」

 

最初に記事に興味をもたなくても、「ニュージェネ」「狂気」などのネット検索で

ひっかかるようにしてある。

 

内容は・・・・

 

「和久井」という人物の情報。

ご丁寧に、学園に残っていた彼のプロフィールと写真付きで。

彼は碧朋学園に研究のために勤務していた、新聞部の顧問。

脳科学の実験のために、ネットで見かけた人間を適当に選んで、殺害していたという内容だった。

 

現在連続殺人犯とされている「宮代拓留」は、その新聞部の人間だったため、

身代わりにされたに過ぎず、彼の妹も彼に罪をかぶせるために犠牲になった

という内容だった。

 

しかもその情報には音声データが添付されており 、その事件で共犯とされた親友が

「目の前で和久井が殺して、自分に犯人だという暗示をかけた」という告白が入っていた。

プライバシーの保護で、音声自体は誰の声はわからないようにはなっていたが、

当然、匿名で警察には本物の音声データが届けられていた。

 

追記として、現在犯人とされている「宮代拓留」の供述では、殺人の手口が要領を得ず、

取り調べも難航しているという。

重要参考人として犯人同然の報道をされて、精神的に追い詰められた彼が、

自分を犯人だと思い込んだ疑いも。

つまり、6年前のあの時と酷似している ・・・。

 

「まあ、渡部じゃないが、発信元を割り出されるようなへまはしない。

警察は火元を探すにやっきになるだろうが、その間にネットの方で祭りでも起こして

もらう」

久野里がにやりと笑う。

上の圧力で事件を無理やり終わらせた警察に、内心は腹をたてていたのだろう。

 

その後・・・・

狙い通りネットは祭りでわいた。

また、6年前と同じように、警察が「冤罪」を起こしたと非難なする書きこみ、「宮代拓留」を祭り上げる書き込み。

燃料が足りなければ、学園の生徒の和久井への疑惑のコメントでも載せればよかったが、

事件が事件なだけに、退屈していたネット民達は大喜びしているようだった。

 

(やれやれ、相変わらず無責任だな 。

宮代が犯人だとわいて、力士シールのかぶりものをした集団が闊歩した時

と大して変わらない現象だ)

久野里はあきれ気味に、PCの画面を見ていた。

 

そしてその様子を、少し離れた所からフリージアの所長が見つめていた。

「まあ、問題はなさそうね」

そう心の中で呟いた。

 

 

注釈

所長の動向については、「カオスヘッド」のネタバレになりますので、そちらの検索で

お確かめください。




色々悪い事をしてきた和久井にも責任を
とってもらう事にしました。
犯人が他に要れば宮代君も無罪放免と
いう事で。
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