運命の子   作:ほんさん

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第二話ですどうぞ


第2話 謎の殺人事件

 

西暦2017年日本の神奈川県のとある大学にて1000年に一度現れるという運命の子が現れる。その名も海王シン。彼は幼いころから天才で数々の賞を受賞している。そんな彼が通う大学で殺人事件がおきた。被害者はシンと同じゼミでまじめそうな彼、佐藤大輔。3日前に自己紹介という茶番を行ってから彼をゼミでみかけることはなかった。そこで彼の自宅に入ったら彼は腹を何かで貫通され死んでいた。殺人事件として警察は彼のゼミで一緒の石田剛、藤堂教授、大森紅、海王シンを容疑者として捜査することとなった。果たして犯人はだれなのか。波乱の一日が始まる。

 

 

 

「ということで俺がこの事件を解決してやるぜ」

 

 

シンは何がということなのか知らないがどうやらこの事件を解決したいみたいだ。

 

 

「何が解決するだ。お前も容疑者の一人なんだぞ。こんなときに某名探偵ごっこなんかしてるんじゃねーよ」

 

 

石田剛はこんな時にも調子にのっているシンに対して嫌悪感を抱いていた。同じゼミ仲間が殺されたというのにシンは他の人とは違い、冷静に見えたからである。

 

 

「まあまあ、確かにそうだけど刑事さん。彼の死因を改めてきいても?」

 

 

勝手にだんどりを取り始めるシンにたいして刑事もいい思いはしないが、話が進まないということもあり、彼の質問に答える

 

 

「あぁ、彼の死因はさっきもいった通り、腹部を何かで貫通させられている。即死だ。穴の大きさから推測すると鉄パイプくらいのものだ。死亡推定時刻は昨日の午前9時から10時の間。その間、ゼミで一緒のあんたらには詳しく何をしていたのかを聞きたい」

 

 

刑事の話を聞き、シンはまた主導権をとる

 

 

「では、まずは俺から。昨日は大学で受講している授業がなく、ゼミもなかったため、家で本を読んでいました。ありばいはその時間ならないが、その30分後なら家の近くのコンビニに行ってたからありばいになるんじゃないか?俺の家と彼の家は一時間は移動はかかるし」

 

 

刑事は話をメモしていく

 

 

「だが、10時半にコンビニだとしても9時から9時半の間で殺害すれば一時間もあればもどってこれるといいたいと思っていたのでちゃんとしたありばいを提示しましょう。それはこれです」

 

 

シンが取り出したのは一枚のレシート。そのレシートはネットショッピングで買い物して自宅で受け取るときにもらうものである。そのレシートに書かれている時刻は8時45分。シンの無実を証明するのに確定的な証拠であった。

 

 

「それがあれば先に言ってくれないか」

 

 

刑事はシンに対して理解できないといった感じである。

 

 

「いえ、少し探偵にあこがれてまして」

 

 

ここにいる一同は(一名を除く)ばかだこいつと心を同じにした。まぁコンビニ店員からの証言がとれれば確実に無実となるのでシンは先に進める

 

 

「では次に大森さんのありばいですが」

 

 

「紅とよんで」

 

 

紅の目からの威圧感にたえられずシンは紅と訂正した

 

 

 

「紅さんのありばいですが、それも証明は難しくないです」

 

 

刑事である男は何故かとシンに尋ねる

 

 

「それどころか、教授や石田についても証明できる。つまり俺たちには全員犯行は不可能なんだ。なぜなら、この3人はその時間大学の授業に出席している。生徒である2人は一緒の授業をうけていた。教授はその授業の担当だった。違いますか?」

 

 

シンは教授を見て笑みを浮かべる。

 

 

「あ、あぁ。そうだが、でもどうして君がそれを。君は今日のスケジュールどころか3人が同じ授業を受けることを知らないはずだが」

 

 

石田も大森もシンには何の授業を受けるかまでは話してはいない。

 

 

「一限の授業は9時15分から約1時間の講義となる。紅とは9時から10分間だけ電話していたんだ。もちろん俺はスピーカーにして電話していた。それで聞こえてきたんだ。声が」

 

 

「だがそれだと講義の時間はまだ」

 

 

刑事は電話していた記録を確認した。すると通話時間に違和感を覚えた。

 

 

「通話時間が30分になっている」

 

 

それをきいた紅と石田、教授は目を丸くする。

 

 

「そう、紅は講義がはじまるから通話をきった。が、実は切れていなかった。それに気づかぬまま授業が始まり、教授は出席のために点呼をとりはじめた。それでここにいる3人がその時間授業を受けていたと分かったのさ。まぁさすがに音声までは録音していないから証拠なんてだせないが刑事さんはこれでもまだ僕たちを疑いますか?」

 

 

刑事もシンの推理をきいて彼らの無実を実感した。いわゆる感というやつである。

 

 

「では、犯人に心あたりはあるかね?」

 

 

刑事は質問を変えるが、誰も知らないとこたえる。そうしてこの事件の犯人は見つからず、刑事は引き上げていった。シンだけは浮かない顔をしていたが

 

 

「さすがシン君。有名なだけあって見事な推理だったよ」

 

 

「ばかといって悪かったな。今回は助けられた」

 

 

「やっぱりシン君かっこいい。名探偵みたいだったよ」

 

 

とそれぞれシンをほめるが、シンはまた上の空であった。果たしてこの事件の真相やいかに




次回から物語が動き始めます
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