西暦2017年
歴史ゼミ
「やぁみんなお待たせ」
シンはそういいながらゼミ室にはいる。ちなみに行方不明者であることを忘れずに。
「シン君いったいいままでどこにいたんだ。みんな心配したんだよ」
藤堂教授はシンを心配するが、腰に刺さってる剣らしきものに注意を向ける。
「あぁ、それはすいません。ご迷惑をお掛けしました。まぁちょっと冒険にいってたら3ヶ月もたってまして。これはその時の戦利品というやつですよ」
教授や石田はシンならそれはあり得そうと普段からの行いからそう予測したのであった。
「それで、石田のお父さんは?」
シンは当たりを見渡すがその姿は見えない。それについて教授が説明する。
「あぁ、それならもうじきつくはずだ」
教授が説明するとシンの後ろから石田剛とそのお父さん、石田刃、紅がゼミ室に入ってきた。紅は久しぶりーと挨拶するが剛は目を見開いてまるで生きているのかと死人を見るような目でシンを見る。
「おいおい、俺は死んでないぜ石田くん。それとはじめまして。俺は海王シンです。今回はよろしくお願いいたします」
シンは石田くんのお父さんに丁寧に挨拶する。
「あぁ、よろしくたのむよ」
石田刃はこれが行方不明者だった人物なのかと疑いたくなるほどシンの第一印象としてはしっかりものであった。教授は石田親子、紅を入れてさっそくブレスレットについての話題となった。
「今回見つけたブレスレットなんだが、まだいつの時代のかは特定できないが、かなり変わったものでね、真ん中に大きな石がはめこまれてるんだ。まぁ、今の状態が全部石、いわゆる化石状態だからなんともいえないが」
そのブレスレットの形はかなり見た目はごついが、シンはそれを見たときに違和感を感じた。
「(なんだこの違和感は。これからは何か特別な力を感じる。気のせいか?)」
シンの様子の変化に紅はすぐに気づく。
「どうしたのシン君」
「いや、どうもこのブレスレットが気になってな。刃さん、すみませんそれ貸してもらってもいいですか?」
「ん?あぁいいよ」
シンはブレスレットをもらうと腰に下げていた金属器を取り出した。紅は驚かないが他の人たちは突然凶器をだすシンにビックリする。
「な、な、なにをしているんだシン君。その剣は本物なのか?」
教授はシンにおそるおそる聞いてみた。
「はい、本物ですよ。今から少し試したいことがあるのでちょっとばかしの勝手をお許しください」
シンは少し金属器を持ち上げてジンの名を呼ぶ
「バアルよ、少しいいか」
「なんだ主よ」
シンが呼ぶと青い聖霊、バアルが姿を現す。
「このブレスレットに見覚えはないか?」
「ふむ、こ、これは!?」
バアルが見たところどうやら見覚えがあるようだ。ちなみに周りは(紅除く)突然現れた異形の者に恐怖し、しゃべれていない。
「これは遥か昔、ソロモン王が健全だったころよりある"時の宝稟"とよばれる魔法アイテムだ。この宝石部分にマゴイをこめるとこめた分だけ過去、未来に行くことができる。つまりマゴイを充電して切れるまでは自由にいろんな時代に行き来することができる。しかし、マゴイの充電を行う前に切れてしまった場合、復帰するのに最低1000年はかかる」
バアルの説明により、シンと紅を除く全員が話しについていけず、呆けている
「もしかしたら、これにマゴイをこめれば復帰するかもしれないのか。そうとわかればさっそくユナンにやってもらおう。すんません。ちょっとこれお借りしますね。失礼します」
「し、シン君まって。し、失礼します」
部屋を退出したシンに続き、紅もシンの後を追うのだった。部屋に残された一同はいまだに呆けているのであった。
休みがほしいですね 笑