その力は世界を滅ぼすのか?将又世界を守るのか?
世界に嵐を起こすことになる少年はその男と対峙するのだ
・クロスオーバー学園内地下闘技場
多くの生徒達に見守られながら二人の男が対峙していた
「俺の能力について説明しといてやろうか?」
「特に要らねえな」
男の発言に対し相手をする少年『星嵐優斗』は必要ないと答えたのだ
「ほう?聞いておくが何故だ?」
「お前と闘ってたら分かることだからな」
「といってもお前が知るのは俺の能力の本の一端に過ぎないがな」
(あの人は何を言ってるんだろう?)
男は優斗に聴こえないよう小声で呟いたがいちかには聞こえていた
「…御託はいい とっととかかってこいよ」
「フン 例えば俺が「構築」「分解」「創造」「破壊」「操作」の五つの力を扱えるとしよう」
(何か語りだしたぞアイツ)
「まず「構築」 これは現実に存在するものを出現させることができる」
男は片手から炎を出した
「それがどうした?」
「そこから形を変える」
そう宣言すると炎の形が揺らぎ変化し、形を変えたそれを手に取った
「見ろ 剣の形となった炎で炎剣構築だ」
「それで?」
「次は「分解」 どんなものも分解しちまう」
男は手のひら大のダイヤモンドを取り出し放り投げる
そしてダイヤモンドに目を向けるとキューブ状にバラバラになった
「「分解」は形が残るからな」
キューブ状になったダイヤモンドを持ちながら呟いた
「そして「創造」「破壊」「操作」だが…」
(「構築」と「分解」は兎も角、後の3つは強力そうだ)
「説明は要らないよな」
男は片手を優斗に向け、光球を生み出して撃ちだしたのだった…
さて何故優斗と謎の男「森尾」が対峙することになっているのか?
それは遡る事数時間前のことである
「ちょっと そこの方」
「ん?何だ俺に用があるのか?」
色黒の温和そうな男性が銀髪の青年に話し掛けてきた
「私ってどんな人間に見えますか?」
色黒の男性は笑顔のまま自分の人間性について質問してきたのだ
「その薄ら笑いは止めろ 顔は笑ってるだろうが内心は人間をダニのようにしか見てないだろ」
「フンッ! まさかダニ如きに私の本質が見抜かれるとは思ってなかったよ」
色黒の男性は銀髪の青年に人間性を見抜かれると笑顔を止めて蔑んだ顔で呟いた
「人間をダニ呼ばわりか 俺の嫌いな奴にそっくりだな」
色黒の男性の発言に銀髪の青年は不快感を覚えていた
「ダニは早々に私の前から消え失せるがいい!」
色黒の男性は片手を龍の爪に変えて襲い掛かったのだ
「あ、誰か襲われてるよ」
「ホントだ助けないと」
「ミライクリスタル!ハート、キラっと!」
「キュアラモード・デコレーション! ショートケーキ!」
その光景をはなといちかが目撃していて銀髪の青年を助けるべくプリキュアに変身した
「ハアッ!」
色黒の男性が振り下ろした腕を銀髪の青年は難なく躱し、居たところに巨大な水柱が発生した
「動きが鈍いぞ」
「ちょこまかとまどろっこしいダニめ!」
色黒の男性は前方に腕を薙ぐと無数の水弾が放たれ、何れも機関銃の如き威力を持っていた
「元より私はダニ共の性能を遥かに上回っていた!運動!学問!芸術!どれもダニ共を圧倒的に上回っていたのさ!私には人間がダニにしか見えなかった どれだけダニを殺そうとも私は全く罪悪感を感じる事など無かったのだよ!」
「酷すぎる…」
色黒の男の発言にキュアエールは顔をしかめた
「だが私はあの日「彼」に会ったのさ!あの方は私に力を与え、私はあの方を神と崇めようと誓ったのだ!」
『お前も自分の周りの人間を見下してるクチか?そういうの嫌いじゃないぜ』
「あの方の野望を叶えるためにもダニ お前には消えて貰うぞ!」
色黒の男は腕を高く上げると手から刃状の水が形成された
「何なのあれは…?」
「喰らえ!龍の怒りを」
その腕を振り下ろすと、夥しい量の水が放出される
「津波?」
「はははは 龍の怒りに飲まれるがいい!」
『「凍結」』
「何だ…と!?」
男性が呟くと放たれた水が全て凍り色黒の男性も纏めて凍結した
『雑魚が…「爆発」』
更に呟くと凍ったものが全て爆炎を放ち消滅したのだった
「行くか」
「ちょっと待って!」
「はなちゃん?」
「あな「言っておくが俺は転生者じゃないぜ、じゃあな」
男性が去ろうとするのをキュアエールが呼び止めるが、答えだけ先に言うと姿を消した
「行っちゃった…」
「報告だけでもしようか」
・宇宙空間
「お前は何者だ?」
「名前は名乗っとくか森尾帝都、星嵐優斗 俺と闘って貰おうか?」
そして現在
「フンッ!」
向けられた光球を素手で弾きつつ森尾の所に向かう
「ちっ 「停止「オラァ!」早い!」
森尾の言葉を無視して顔面に拳を入れる
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」
「ぐあっ!がっ!ごっ!がはっ!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」
更に間髪入れず連続で殴りつける
「くっ 「回復」そして「反射」
「ぬっ!」
森尾は受けたダメージを全回復し、衝撃を跳ね返したのだ
「勝負はお預けにしといてやる「転移」」
森尾はその場から立ち去ったのだった
「取り敢えず終わったね」
「心ばかりか 時間が掛かったような気がしますが…」
「けどあいつの能力の正体は分かったがな」
森尾帝都とはまた再会することだろう
間未宇という少女は無限零環にとある転生神の討伐を命じられる
間未宇の実力が明らかになるのか?
「貴方は私が執行します!」
次回、第六(四十四)話「腐った神に怒りの鉄槌を!」