Ark Fantasy   作:山田山彦

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11の文が未完成なので、順番が入れ替わるかもしれません。


文書
銀蛆の誉れ(原文)


 

私は、過去で斃れ、未来に生まれた。言い換えれば、遠い昔からの使者ともいえるか。悲しいことに、何の力も持っていないが。

前世は、■■に殺された。虫けら同然の俺達を、奴は屠った。閉鎖された都市の希望は、殺戮しか頭にないようだ。

ただ、怨んではいない。それが、あの世界の理であっただけなのだから。

現在の私といえば、眼前に広がる光景が信じられずにいる。

世界は全て一巡したはずなのに、不変であるはずがない。

全てが移り変わる中、ただ一つだけ、過去と同じ存在があった。

私は近くにいる人間を見つけ、声をかける。

動悸が早まるのを抑えながら、彼にそう問う。

"■■は、なぜ生きてるんだ?"

私は、言葉を紡いだことをひどく後悔する。

その答えを知る機会は、ついぞなかった。

 

 

 

 

 

……破れていて読めない。

 

 

 

 

 

人間は自分勝手で不条理な生き物である。

正義を掲げて、生を奪い合う。

悪に目を細めて、死を押しつけ合う。

きっと、私もその一部だ。不浄を構成する要素の、僅かな欠片。

早く捨ててしまいたい。

未来は、私を消そうとしている。

彼等にとって不都合な存在であるから。それは民にとっても同じこと。

一つ前の残滓は削ぎ落とす必要がある。

■■になるのは、いつだって人間なのだ。

 

 

 

 

 

きっと、この結末が最善なのだろう。

誰がどの選択をしても、終点は収束する。

過去は塗り潰され、未来の人間に幸福をもたらすのだ。

生きるために、世界を■■■する。

主は、■■の存続を選ぶ。

 

 

 

 

 

……破れていて読めない。

 

 

 

 

 

……破れていて読めない。

 

 

 

 

 

どう足掻こうと、■■■■■には出られない。

もし抜け出すことができたとしても、大型の■■■■が全てを呑み込むだろう。

■■の■■■は、ここで朽ち果てる運命なのだ。

 

 

 

 

 

実際に対峙して、理解したことが一つある。

彼等の精度は、非常に高い。

■■■とは思えないほどに。

 

 

 

 

 

まだ、足りない。

この程度の力では、奴等を殺すどころか傷つけることすら出来ない。

だから、今は戦力の増強に集中すべきなのだ。頭では、わかっている。

わかっている、はずなのに。

只々、虚しい。

結局、救うことができなかった。

あの叫び声を聞いたのは、二度目だ。 

しばらく、頭の中に潜んでいる化け物が、私の意識を食い荒らすだろう。

ああ。

痛みで気が狂いそうになる。

 

 

 

 

10

 

……破れていて読めない。

 

 

 

 

11

 

……破れていて読めない。

 

 

 

 

12

 

勇者は"複製"の鍵を握っていた。

いずれの時間軸に生まれ落ちたとしても、状態を構成する因子は等しいようだ。

全てのルートは、奴等によって管理され、収束する。

例外はない。

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