「…えっ?」
「さっきは住んでたこと無いって言ってたけど、あれ嘘だよね?」
「…何で嘘だと思うの?」
…自分では上手く誤魔化したつもりだ。そこまで分かりやすくも無かったと思うんだけど。
「簡単だよ。私が涼くんのことを覚えてるから。涼くんは私のこと覚えて無い…?」
「………。」
緒方紗彩。どこかで聞いたことある名前。だけど思い出せない。何でだ…?…そもそも俺はいつ頃アメリカに住んでた?いつ日本に戻った?どんなとこに住んでた?…あれ…?…俺はアメリカでどんな生活をしてた…?
「…ごめん。アメリカに住んでないって言ったのは嘘。俺はアメリカに昔住んでた。…だけど、紗彩のことは覚えて無いんだ…。」
…えっ?…あれ?俺は今自分で何て言った?
「でも、今涼くん私のこと紗彩って…!!」
…やっぱり。今俺は、緒方さんのことを紗彩って呼んだ。会ったのは今日が初めてのはずなのに。…初めてのはず…なの…に…?
「…涼くん?何で泣いてるの…?」
「…あれ?…俺…何で泣いてんだ…?」
何でだ?俺自身のことなのに俺自身が分かんねー。何で俺は泣いてんだ?何で俺は初めてあったはずの女子を名前で呼んだ?何でこの子は俺のことを知ってる?アメリカで会ったからか?そもそもどういう経緯でアメリカに行った?どういう理由で日本に戻ってきた?つかいつ行っていつ戻ってきた?いつから広樹や勝山と仲良くなった?アメリカに住んでたあたりの記憶を忘れてる…?…何でだ…!?
…思い出せない…。
「……ん!」
…何で思い出せないんだ…!?
「りょ…くん!」
…何でだ…!?…何で…。
「涼くん!!!」
…あっ…。
「…大丈夫?顔色悪いよ?」
「ごめん、大丈夫。…そろそろ5限始まるし教室に戻ろう。」
「………。」
「どうしたの?」
「」ううん、何でも無いよ。先戻ってるね。
「分かった。」
何でだろ、全然昔のことが思い出せねー。昔の俺のことを知ってる人は…あー…。いたな。ま、とりあえず俺も教室戻っか。
~少年移動中~
~授業中~
あー…やっと終わった…。まぁこれで学校終わったし、帰るかー…。
「涼ー!!!てめぇ帰ろうったってそうはいかねーぞ!!!昼休みのこと白状するまで帰さねー!!!」
ちっ。めんどいのに捕まった。
「おい広樹。確認したいことあるからさっさと帰りてーんだよ。明日にしてくれよ。」
俺のアメリカ時代についてさっさと調べてーのに…。まぁ、反応は…。
「んな言い訳聞くわけねーだろうがぁ!!!」
デスヨネ、ウン、シッテタ。(白目)
「で!?緒方さんに何て告られた!?」
…さあて何て言うかな~。正直に言っても信じないだろうし、第一俺自身が言いたくない。ん~…?こいつらが信じる嘘か~…。
「ねぇ滝野くん、一緒に帰ろ!」
『なっ…!?』
…えっ?
『涼ー!!!(怒)』
「えぇっと…まぁ、そういうわけだから俺は帰る。じゃあ、また明日な。」
『てめぇ覚えとけよ!!!(怒)』
おぉ~怖い怖い。
「じゃあ行こっか。」
「うん!…そういえば涼くんどこに住んでるの?」
あっ…。
「とりあえず、外出よ。なっ?」
「ん?まぁそうだね。」
さっさと逃げねーとめんどいことに…。
「りょ、涼くん…だと…?」
『涼てめぇ明日絶対にぶっ殺す!!!(怒)』
いかがでしたでしょうか?
今回は俺の感情がバリ入っております☆
まぁつまらないですがもし宜しければ次回もよろです!!!