「それ、本当ですか!?」
やっぱりそうだったのか!?
「え、あ、うん。てか滝野くん覚えてないの?いつも仲良く遊んでたのに。」
「それ、どれくらい前の話ですか!?」
「どうしたの?そんなに必死になって。何かあったの?」
「え、あ、いやまぁちょっと…。」
正直この人達に余計なこと言うと話が一切進まなくなるからな…。
「まぁちょっと気になることがあるんすよ…。で、どれくらい前ですか?」
「…滝野くん怪しいな~…。」
…そうだった…この人めっちゃ勘鋭いの忘れてた…。どーすっかなぁ…。
「…まぁ良いや。ってか吉平も覚えてるんじゃないの?紗彩ちゃんのこと。」
「もちろん覚えてるよ。」
「……は?……はぁぁぁぁぁぁ!!?」
吉平さんも知ってんの!?マジで!?
「ちょ…吉平さんさっき知らないみたいな感じだったじゃないっすか!!」
「別に知らないとは言ってねーぞ?つか俺はあんま覚えてないしな。あんま話したこと無かったし」
「確かに吉平はあんま話して無かったね~。」
「と、とりあえず俺のアメリカ時代について教えてください!!」
「ん~…。私もそこまではっきり覚えてる訳じゃないんだよね~…。大まかなことしか分からないよ?」
「それでも良いんで教えてください!」
「えっとじゃあ…まず何年前に住んでたか、だったっけ。あれは…十年前かな。」
…十年前っていうと…七歳か。俺けっこう記憶力ある方なんだけどな~…。…駄目だ全然思い出せねー…。まぁ、とりあえず次だ。
「えぇっとじゃあ…。」
…あれ?確か前紗彩に聞いた時は九年前って言ってたはず…。
「どうしたの?」
「…俺と紗彩が遊んでたのも十年前ですか?」
「えぇっとそう…だと思うんだけどね…。吉平覚えてる…訳ないよね~…。」
「覚えてねーな。つか決めつけんなよ…。」
「でも実際覚えて無かったじゃん。」
「愛音といつ会ったか、いつ告ったか、何て告ったか、なら全部言えるぞ?」
「え…あ…えぇっと…///」
目の前でリア充がいちゃついてんのみるとぶっ殺したくなるよね♪
「………帰るか。」
もう二人の世界に入ってるから声かけても無駄だろ。つかこれ以上いちゃついてんのみると本気で刺したくなるし。
~少年帰宅中~
はぁ…やっと家着いた…。
「…ただいま~…。」
『お帰りなさ~い。』
ん?声が重なってる…?一人はまぁ母さんだろうけど残りは誰だ?多分二人いるんだろうけど…。まぁとりあえず上がるか。
「誰か来てんの?」
「あんたも知ってる子よ。」
俺も知ってる子?
「こんにちは、涼くん。」
「久しぶりだね~。」
「…えぇっと…?」
「はぁ!?あんたまさか覚えてないの!?」
…誰か全然分かんねー…。
「信じらんない!!あんた散々二人と遊んでたでしょ。普通覚えてるわよ?」
「あ、えっと…すいません。」
「仕方ないよ。会ったの久々だし。」
「最後に会ったの九年前だしね~。」
「…ってことはアメリカで…?」
「うん。じゃあ改めて。久しぶり、涼くん。西川杏美です。」
「じゃああたしもか。えっと九年振りに涼の目の前にいる大川琴実だよ~。」
いかがだったでしょうか?今回はまぁ手がかりを少しだけ手に入れた上に新しい子の登場回ですね~。(何気に母親初登場)では、第6話もお楽しみに~!