今はのらりくらりと友人を避けていますwww
「さ、ここが博麗神社だぜ」
霧雨さんのおかげで無事に博麗神社に着くことができた。道中妖怪に何度か襲われたものの、霧雨さんが追い払ってくれた。
なんか、もういろいろすごかった。
手に持たれている八角形の何かから出されるいろとりどりの光の玉。それはまるで流星群のようだった。しかも大きな星型の弾もあれば小さな小粒程度の弾までたくさんあった。みんなは弾幕ごっこと呼んでスペルカードルールに則って、このごっこを行うらしい。慧音さんから教えてもらった、この弾の出し方はこれのためだったのか。弾幕ごっこでは死人は出ないものの、肉弾戦用のルールでは相手との力量の差が歴然としている場合、誤って死んでしまうのではないかといわれている。
……『言われている』だ。今のところは死人が出ていないらしい。
と、博麗神社に着いたんだった。しばらく休ませてもらおう。
「すみませーん。お酒を一斗お持ちしまし―――?」
目の前に広がっているのは草が伸び放題の境内。石畳の間から石畳を押しのけ雑草が伸びているところもある。神社の本殿は、劣化が見られるが『古い』と形容できなくもない。
傷だらけの柱、
落ち葉だらけの縁側、
不思議な気も何も感じない御神木。
そう、これを一言で表すなら―――
「ぼろい」
「なんですってぇ!?」
シュダダダダ←何者からの弾幕
全力でよけて、酒おいて、別方向に逃げてまたよける。
ただひたすらよけるだけでは花がないので、途中で踊りだす。まさか、穴に落ちる途中の一時間のスキルが変なところで役に立った。五分後には自分が作曲(即興)の曲が終わりに近づいて………
「オゥレィ!」ピチューン
決めポーズと同時に顔面に弾。………どうしてカルメンだったのだろう。
顔面を押さえて痛みにもだえていると、「げしっ」という音とともに蹴り飛ばされ、境内の床に背中を打ち付ける。起き上がろうとすると再び足が踏みつけてきたので手でガードした。
ゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシゲシ………
ワノレイージもびっくりの連射力だ。いや、連打力か。
ギシッというひときわ大きい音とともに僕は手越しに顔面を踏まれぐりぐりされる。
「ダレノォ、何ガァ、ボロイダッテェ?」
ぐりぐりが悪化し始めてきた。
「あはは、空耳じゃないですか?あ、お酒もって来ました」
「アァ!?」
めっちゃガンくれてきた。正直逃げたい。だが、この体勢的に逃げれそうにもない。
何者かによる猛攻は続く。
ゲシゲシゲシゲシゲシ
もう、ゲシの音だけでゲシュタルト崩壊を起きてもおかしくなさそうだ。手で防いでるおかげで踏みつけのダメージはそこまで大きくない。
手、以外は
「何カ、言ウコトハアルゥ?」
「ダァメ(はぁと)」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!!」
その後僕が目覚めたのは実に数時間後だったりする。いや、あれだねうかつに言葉を発するモンじゃないね。
「死ぬかと思った」
「お前もお前だが霊夢も霊夢だぜ」
「こいつがぼろいって言うから悪いのよ」
「でも普段からちゃんと掃除していれば経年劣化が激しい程度ですんだはずだぜ?」
「それはぼろと同じよ」
僕は完全に蚊帳の外。そして、霊夢さんの背景には光がさすほどの満面の笑みで親指を立てて後ろに向けて、
「表に出なさい魔理沙。あんたの心をたたいて、削って煮て焼いて地獄の業火で灼き尽くしてあげるわ」
なんだろう。つっこめという合図だろうか。
「でもそれって、焼くと灼くがかぶってますし、何より巫女さん………ですよね。神に仕える人がそんなことを言ってもいいんですか?」
うん、すっきり
「…………」
「…………」
「そんなことはどうでも「いいわけないでしょ」
「自業自得だな
」
「いまさらですがなんで脇出してるんですか?変態ですか?」
あ、ちなみにHという単語は変態→HENTAIの頭文字からとってるんですよ。
「家の神社では、これが正装なのよ」
ギョプ……目潰しを食らった。もう、悲鳴すら出ない。
じばらくじたばたのた打ち回ったあと
「あ、お金お願いします」
目を真っ赤に充血させてお金を要求した。
「え?なんの?」
「…………え?」
「だからなんの?」
「いや、お酒ですよ。注文書にもありましたし」
「あ、それね。あとで渡すわ」
「いつ?」
「あとでって言ってるでしょ」
「あとでって言って僕が帰るのを待っても無駄ですからね」
「くっ!」
まったく、この神社に参拝客が来ないのは半分はこの人のせいなんじゃないだろうかという予想が根拠なく立った。
「ま、まあ、せっかくなんだし、お、お参りしていきなさいよ」
「ええ、そうさせてもらいましょう」
「具体的には3000円ぐらいを入れてもらえるとうれしいわね」
「それ、お酒の注文料と同じですよ」
「…………ッチ」
せめて舌打ちは聞こえないようにやりましょうぜ。
まあ、せっかく神社にやってきたんだ。まあ、賽銭を多く入れておけば願いをいくつかかなえてくれるだろう。
そうだな。具体的には。
『一日二食食べられますように』『能力が元に戻りますように』『体が元に戻りますように』この三つくらいだな。
三つというとドラゴンボールみたいだな。ナメック星の。まあ、全部かなうとは限らないんだが。
まあ、最後の一つはまじめにお願いしたんだ。僕が望まない形以外でかなってもらわないと困る。
「一日一食は本当つらいな。ああ、早く暖かい家庭を作りたい」
ブツブツブツブツブツブツ
「おーい?聞こえるかー?」
ブツブツブツブツブツブツ
「ブラジルの人聞こえますかー?」
「ブラジルは日本の反対だから声が届かない以前に言葉が通じないよ!ちなみにブラジルの公用語はポルトガル語だから」
反射的につっこんでしまうなんて夢にも思わなかった。
―――そのとき
紅い霧が境内に充満していた。
「大丈夫よ」
「ああ、大丈夫だ。問題ない」
何だ。大丈夫なのか。
「「今はな(ね)」」
「あるのかよ!じゃあ何とかしないとまずいでしょう!?なんで当然のようにスルーしてるんですか!なんですか!?後出しじゃんけんですか!?」
何かツッコミが支離滅裂になってきている気がする。
「「うるさいな(わね)少し落ち着け(なさい)」
「なんでこんなときに息がぴったり!?なんですか!?双子ですか!?」
何この人たち。疲れる。
「でも、この霧少し妖気を纏ってるのよね。私たちはともかくあんたや人里の人たちは発狂するんじゃないかしら」
「じゃあ、行きましょう!すぐ!」
わざわざ発狂するつもりはない。
「30分も当たらなければ大丈夫よ。それに、解決しようとすればすぐできるし」
「それよりこいつをどうする?異変を解決しようにも人里に返すにしろ30分以上かかるぜ?」
「じゃあ、連れて行きましょう」
「はあぁ!?もしかしてもう霧にやられたんですか?」
「失礼ね。相すれば発狂しても気絶させるだけですむじゃない」
「そうだな」
「はは、ははは………」
僕は霧雨さんの箒につるされて異変解決に向かった。
とりあえずいろいろとネタを考える時間が欲しい今日このごろ・・・