IS―兎協奏曲―   作:ミストラル0

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お待ちかね?の改心一夏とラバーズのお昼休みですよ~

はてさて、どうなることやら・・・・




最近、新しいISやパック書いてないから少し禁断症状が・・・・


66話 ランチタイムとアピール合戦 兎、彼女のお弁当を食べる

午前の部が終わり昼休み。一同はいつものように集まって食事をすることにしたのだが・・・・

 

(変だ)

 

(変ね)

 

(変ですわ)

 

(変だ)

 

一夏の様子が少しおかしいことに気付く箒達ラバーズ達。具体的に言うと、いつもなら箒達が近くにいても平然としている一夏が雪兎側におり、箒達に近付こうとしないのだ。

 

(これは・・・・)

 

(もしかして・・・・)

 

(私達・・・・)

 

(避けられてる?)

 

今までにない事態に箒達は困惑していた。そんな中、雪兎は一人真相を知る身として一夏に呆れていた。

 

(一夏のやつ、意識し始めた途端にこれかよ)

 

そう、一夏は箒達を避けているのではなく、むしろ箒達を恋愛対象として意識したが為に距離感が掴めなくなっているのだ。つまり、鈍感の次はヘタレたのだ。

 

(はぁ、これは箒達にもフォロー入れとかないとマズイな)

 

一方の箒達は何故一夏に避けられているのか考え始め、今まで行ってきた数々の事(主に一夏をボコボコにしたこと)を思い出したのか顔が真っ青になっていた。

 

「箒、鈴、セシリア、ラウラ。お前らに話がある」

 

とりあえず箒達の方にフォローを入れるべく、雪兎は箒達を少し離れた場所へと連れ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雪兎、我々は一夏に避けられているのだろうか?」

 

連れ出された四人を代表して箒が不安そうに雪兎に訊ねる。

 

「安心しろ。避けてる訳じゃない」

 

雪兎がそう断言すると四人はホッと息を吐く。

 

「まあ、お前らが何を思って顔を青くしてたかは知らんが、程々にしとかないと本当に避けられるぞ?」

 

((((びくっ!?))))

 

「な、なんのことかしら・・・・」

 

明らかに目が泳いでいる四人。自覚はあるようだ。特に鈴は冷や汗まで出ている。

 

「今までは割りと多目に見てきたが、今後はああいう暴力沙汰にIS使うのは止めてもらおうか?今は学園がフォローしてくれるが、それが癖になって将来あんなことしてみろ。軽くて罰則、最悪は捕まってブタ箱行きだぞ?」

 

「「「「うぐっ」」」」

 

雪兎の指摘に四人の顔が再び真っ青になる。

 

「お前らが一夏に恋愛対象として意識されてなかった原因の一つはそれだぞ?事あるごとに武器だのISでやられてみろ?恋愛感情なんぞ沸くか!」

 

「「「「・・・・おっしゃる通りです」」」」

 

気付けば四人は正座して雪兎の説教を受けていた。

 

「・・・・お小言はこの辺にして、一夏に避けられてるように見えるのは何故か?って話だったな」

 

すると、箒達は正座をしたまま聞き入る姿勢を取る。

 

「それは一夏がお前らを恋愛対象として意識し始めたからだ」

 

「「「「えっ?」」」」

 

それを聞き、四人は思わず我が耳を疑う。あの鈍感を擬人化したような鈍感の化身たる一夏が自分達を意識している?

 

「いい加減に後ろから刺され・・・・いや、ISが殺人の凶器になりそうだったからはっきり言って意識するようにした」

 

この時、箒達は雪兎を崇めたくなっていた。今、雪兎を神とした宗教を興せと命じられれば実行してしまいそうな程に。それほど一夏の鈍感さは深刻だったのだ。

 

「俺ができんのはこれくらいだ。あとは真っ当な手段であいつを取り合ってくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏side

 

顔を青くした箒達は雪兎に連れ出された。原因はわかっている。俺がいきなり箒達を避けるような行動をしたからで、雪兎は箒達のフォローをしてくれているのだろう。思い返せば似たようなことは以前にも何度かあった。つまり、その頃から雪兎には色々と世話になっていたのだろう。

 

「大丈夫?一夏」

 

「あ、ああ」

 

そんなことを考えていると残っていたシャルロット達が心配そうにこちらを見ている。

 

「一夏君、何か悩み事?良ければ相談に乗るよ?」

 

「ありがとう、聖」

 

せっかくなので相談に乗ってもらうことに。

 

「悩み事って、やっぱりしののん達のこと?」

 

のほほんさんの言葉に頷き、俺は雪兎に言われたことや自分が思っていたことを話す。

 

「・・・・確かに毎回あんな仕打ち受けてたら混乱するよね」

 

「真剣とかISとか・・・・そういえば何度か当たったら死んでるようなのもありましたね」

 

「一夏の話を聞くと箒達も半ば自業自得な気がしてきた」

 

「おりむー、よく生きてるよね」

 

うん、俺もよく生きてると思う。

 

「それでも、急にあの態度はどうかと思うよ?」

 

「ああ、それはわかってるつもりだ」

 

急に意識したせいか、俺はいつも通りに箒達と接することが出来ず、結果的に箒達を避けてしまっていた。思い返せば意識する前は一緒に座るなんて目じゃないことも平気でやっていた気がするのに・・・・

 

「戻ってきたら、ちゃんと謝るよ」

 

「謝ったら、謝ったで色々話が拗れそうだけどね」

 

「じゃあ、どうしろっていうんだよ・・・・」

 

聖の指摘に頭を抱えていると。

 

「ふん、いつも通り接してやればいいだけだろう」

 

そんな俺に遅れて束さん達と一緒にやってきたマドカがそう言った。

 

「あいつらはお前がいつもと違う態度を取ったから不安になったのだろう。だったらいつも通りに接してやれば安心する」

 

「めっずらし~。まどっちがいっくんにアドバイスするなんて」

 

「わ、私はこいつが兄さんをこれ以上煩わせないようにと・・・・」

 

束さんの言葉にマドカは顔を真っ赤にしてそう反論する。しかし、マドカの言葉は正しいと俺は思った。

 

「ありがとな、マドカ」

 

「ふんっ!」

 

俺がお礼を言うと、マドカは顔を真っ赤にしたままソッポを向いた。

 

side out




遅くなってすいません。
そして、昼食にたどり着けなかった・・・・orz


劇場版なのは公開初日に観て来ました。ライブビューイングでヴォルケン暴走してる・・・・


次回予告

改めて昼食を開始する雪兎達。しかし、そんな雪兎達を楯無のサプライズが襲う。

次回

「ランチタイムパニック 兎、堪忍袋の緒が切れる」
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