俺の妹がこんなに優等生なはずがない   作:電猫

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第30話

 加奈子を送り出した後、私たちは関係者スペースへ移動して、ステージ上で盛り上げている司会者とそれに乗っかって騒いでいるお客さんを眺めます。ステージの様子もお客さんの様子も良く見える、なかなか良い席です。

 公式の大会ということもあり、メルルの声優をされている星野くららさんが司会を務めていますし、可愛い子や綺麗な娘も多く参加しており、お客さんの盛り上がりが物凄いです。…このような熱狂した雰囲気は正直なところ苦手です。でも加奈子に無理を言って参加してもらったのに、私がそんな我儘な事を思ったらダメですよね。しっかりと見届けないといけません。加奈子なら優勝できると本人へ言いましたが、これだけ多くの人が参加すると少しだけ不安になりますね…

 

「あやせ、なあ、あやせ」

 

 そうですね。やっぱり加奈子に対抗してくるとなると前回の優勝者の娘ですかね? いえ、油断したらいけません。もしかしたらとんでもない伏兵がいるかもしれませんし…

 

「なあ、おい、あやせってば…」

「もうっ、なんですか、兄さん」

 

 しつこく呼びかける兄に仕方なく私が振り向くと、情けない顔をした兄さんがほっとした様子を浮かべました。

 

「やっと反応してくれた。なんでそんなに怒ってるんだよ?」

「……別に怒ってないですよ」

 

 ええ、私は別に怒ってなんていません。

 

「嘘つけよ。さっきまで完璧に無視してたじゃねーか!」

「…怒ってませんよ。ステージの音楽が大きくて、声がたまたま聞こえなかっただけです」

 

 ええ、ええ、怒ってなんていません。まさか兄さんがあんなに加奈子をベタ誉めするなんて、驚いただけですとも。加奈子を褒めるように視線で促したのは私なんですから、期待通り、いえ、期待以上に加奈子の機嫌を良くしてくれた兄さんに怒るなんて、そんな事はありえません。ええ、ありえませんとも。本当にまったく期待以上、そんなのじゃすみませんね、予想外の誉めっぷりですよ。むしろあれは加奈子を口説いていたと言ってもいいかもしれませ……ふふふふ。

 

「あっ、あやせ!?」

 

 何故だか兄さんが後ずさってますね。何があったのでしょうか?

 さっきの光景を思い出したら、イライラが……いえ、つい手に力が入ってしまい、思わず手に持っていたペットボトルを握り潰してしまいました。私としたことが床に零してしまうなんて、いけませんね。ちゃんと拭かないと、お水で良かったです。それにしても最近のペットボトルは柔らかいですね。

 兄さんが何故だか怯えた表情を浮かべているので、安心させる為に私はにっこりと兄さんに微笑みます。

 

「わ、悪かった。よくわからねえけど、俺が悪かった、あやせ」

 

 私の表情にますます怯えて、必死に謝ってくる兄さん…どういう事ですか? この態度に私は怒ってもいいんじゃないでしょうか? …まあそんな理不尽な事では怒りませんよ私は、ええ、怒りませんとも。

 それにしてもよくわからないですか……はぁぁ、まあ兄さんですからね。加奈子への言葉も本当に他意はないんでしょうね。本当に仕方ない人です。自分の言動がどんな影響あるか考えないんですから、まったく。

 私は呆れた口調で兄さんに告げます。

 

「別に怒ってないんですから、謝まらなくていいですよ、兄さん」

 

 私の様子が変わった事が分かったのか? 兄さんが恐る恐る問いかけてきます。

 

「ほ、ほんとに怒ってねえか?」

「ええ、怒ってません」

「ほんとに?」

「ええ」

「ほんとに、ほんとか? いきなりハイキックなんかしねえよな?」

 

 …この人は私をどういう目で見ているんでしょうか?

 

「いま、凄く怒りたくなったんですが、兄さんは私を怒らせたいんですね。そうなんですね」

「いや、いや、いや、そんな訳ねーぞ。うん、怒ってないなら、それでいいんだ」

 

 慌てた様子で兄さんが前に突き出した両手を振りながら否定しました。そんな兄の姿に私がジトッとした目で見つめていると、誤魔化すように兄さんが話題を変えてきます。

 

「そ、そう言えば、加奈子はまだなのか?」

「…はぁ、エントリーナンバーが遅かったから、まだ先ですよ。たぶん最後の方だと思います」

「そうなのか? それにしても人数が多いな。それにみんな気合い入ってるし。凄いよな」

 

 兄さんがステージに集まっているお客さんを見ながら感嘆の声を上げます。私も兄さんにつられて集合しているお客さん達を見てしまいました。兄さんの言う通りギャラリーの盛り上がりが物凄いです。怒号のような声を、皆さん張り上げています。

 ごめんなさい、先程は我慢しないとと思いましたが、やっぱり私にはこの異様な空間はキツイです。

 客席はあまり見ないようにステージのパフォーマンスに集中していたんですが…見てしまうとダメです。

 だって、なんで子供向けアニメなのに大人の男の人ばかりなんですか? しかも先頭集団の人達なんてメルルの写ったピンクの半纏を皆で着込んで…『くららっ! くららっ! はいっ、はいっ、はいっはいっはいっはいっ!!』叫びながら踊っているんですよ!? 凄い一致団結してキレの良い動きなんですけど…どうしてか、凄く気持ち悪いです。

 

「おいっ、あやせ、大丈夫か!?」

 

 私がギャラリーの熱気に当てられ、立ち竦んでいると兄さんが心配そうに声をかけてきました。

 

「顔色悪いぞ…少し離れて休むか?」

 

 心配してくれる兄さんには申し訳ないですが、そんな訳にはいきません。何せ、加奈子はこの異様な空間の中心に立つのですから。私が頼み込んだのに、その私がこの程度のことで逃げる訳にはいきません。

 

「大丈夫です。見届けないと加奈子に失礼ですから」

「…そうか、そうだよな。ただ、無理はすんなよ」

 

 ポンッと私の頭の上に兄の手が乗せられました。子供の頃から変わらない後頭部に感じる兄の手の感触が私を落ち着かせてくれます。

 

「ふふっ、兄さん、心配してくれてありがとうございます。でも、本当に大丈夫ですよ。ちょっと彼方の人達の熱気に当てられただけですから」

「ああっ、あの集団か。確かに凄えよな………ぶはっ!?」

 

 突然、兄さんが吹き出しました。何があったんでしょうか? 吹き出したまま、唖然とした表情で固まっている兄。その兄さんの視線の先には……

 

「メルルゥゥゥゥゥーーー!! ラブッリー、ラブッリー、メ・ル・ル! はいっはいっ、メ・ル・ルゥー! 来て良かったぁーー最高ぅぅーーヒャッホォォー!!!!」

 

 先程の人達と同じようなピンクの半纏を着て、左手にメルルの団扇を高らかに掲げて、右手に持ったペンライト振り回しながら叫んでいる私の親友が……

 

「ああ、そうだよな。当たり前だよな。自分は参加出来なくても、あいつがこの大会に来ねえ訳ねえよな」

 

 兄さんが何かを言ってますが、私の頭に入ってきません。私の脳裏に刻まれるのは信じられない姿を見せている桐乃の痴態だけです。

 えっ、あれが桐乃ですか!? 嘘ですよね? チガイマスヨネ、ワタシノタイセツナシンユウガアンナ、フフッフフフフフフ………

 

「……兄さん……」

「お、おぁう」

「…………ちょっと行ってきますね」

 

 会場の空調が効きすぎているんでしょう、小刻みに震える兄を置いて、私は桐乃の下へ向かいます。

 待っていて下さいね桐乃。

 

 

 

             ☆

 

 

 

 あたしはいま最高の瞬間を迎えている。

 あたしが観ているステージにいま天使が、いえあれはもう神ね! 女神が降臨しているのよ!! そりゃあもうテンションのメーターも振り切れるってもんよ!!!

 

「ぅきゃーーーーーっ! リアルあるちゃん降臨きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? ちょーーー可愛ぃぃぃ、格好ぃぃぃぃ、萌えぇーー! あたしの妹になってぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」

 

 あたしは両手を振り回し、ぴょんぴょん飛び跳ねながらステージに声の限り叫び続ける。

 ステージ上ではブリジットちゃん、イギリスから来た10才の白人の少女で、メルルに登場する『アルファ・オメガ』愛称『あるちゃん』にそっくりな女の子が、そのあるちゃんのコスプレをして黄金色に輝く長剣を振っていたのだ。

 

「みよ、わがけんぎっ! やぁぁぁぁぁっ! とぉぉぉぉぉぉぉっ!」

 

 エンジェルボイスで声を張り上げながら縦、横に剣を振るうたび、黒いマントや綺麗なストレートのブロンドヘアが翻る。踊るような足さばきで華麗に架空の敵と切り結ぶその姿は三次元に本物のあるちゃんが登場したようにしか見えなかった。

 パフォーマンスを終え、息を弾ませ顔を火照らしながら笑顔を浮かべるステージ上のブリジットちゃんの姿を観てあたしは神に感謝を捧げる。

 生きててよかったぁぁぁぁぁっ! 神さまありがとーー、ブリジットちゃんをこの世に誕生させてくれてっ!

 あぁっ、でもなんであたしは前回の大会を見逃しちゃったのよーーーーっ!? チクショーーーあたしのバカぁぁぁぁぁっ! でもでも今回は見逃さなかったわ。生ブリジットちゃんほんとサイコォォォォォォォォー! あの笑顔だけでご飯3杯はいけるわね。うひひひひひっ。やばい鼻血でそう。

 あたしが脳内であたしの妹(ブリジットちゃん)に賛辞を送っていると突然に肩を掴まれた。掴まれる前に話しかけられた気もするが、女神降臨中に余計な情報はカットに決まってる。第一こんな場所に知り合いなんか居るはず無いし、きっとイベントに乗じて痴漢行為を働いてくる最悪な変態に違いないわ。

 最高の気分を害されたあたしは変態に向けて、振り向きざまに肘鉄をおみまいする。

 

「死ねっ、痴漢っ、変態っ!!」

 

 しかしなんとあたしの肘鉄が防がれた。

 

「へーーー、桐乃にとって私は変態で痴漢なんですね」

 

 そしてこんな場所では決して聞こえる事のないソプラノボイスが…

 あたしがこの声を聞き間違える筈がない。恐る恐る確認すると、あたしの親友が底冷えのする微笑を浮かべて佇んでいた。

 

「な、な、な、なんであやせがいるのっ!?」

「そんなことはどうでもいいじゃないですか。まさか桐乃に痴漢、変態っなんて言われるなんて…」

 

 あやせの台詞にあたしは慌てて彼女の言葉を途中で遮る。

 

「違っ!? 違うからっ! あやせをそんな風に言う筈ないじゃんっ!」

「そうですよね。桐乃が私にそんなこと言う筈ないですものね」

「もちろんよ、当たり前じゃないっ!」

 

 あたしの必死の答弁で、あやせから感じていたプレッシャーが弱まった。

 た、助かった。でもなんであやせがここに…。あたしが考えこんでいると。

 

「じゃあ、行きますよ、桐乃」

 

 そう言いながら、あたしの腕を掴み引っ張って行こうとするあやせ。あたしはそれに必死の抵抗を見せる。

 

「ちょ、待って、行くって何処に!? あたしここにまだ重要な用事が残っているんだけど!?」

 

 せっかくステージが良く見えるいい場所をキープ出来たのに離れるなんてとんでもない。しかもこの後の出演者見逃しちゃうし…

 

「……桐乃」

 

 あたしの言葉に足を止めたあやせが、無表情の眼差しであたしを見据えてくる。

怖っ、怖いよ、あやせ!? うーーー、メインのブリジットあるちゃん見れたから、少しなら、ちょっとなら、離れても…嫌だけど、仕方ないわよね…はぁ…

 

「…わかった。行こう、あやせ」

「はいっ、桐乃!」

 

 あたしの言葉にあやせが表情を取り戻す。

 二人で人混みの中をかき分けて、後ろの方の人が少ないスペースへ向かった。しかしコミケの時も思ったけど、むさい男達をかき分けるのは、ほんとマジ勘弁っ。あいつらほんと風呂とかちゃんと入ってるのっ? ってレベル。

 

「それでなんであやせが、ここにいるの?」

 

 親友が相手とはいえ、せっかくの楽しみを中断された上、キモい行軍に付き合わされたあたしの言葉に不機嫌さが滲んでしまうのは仕方ないと思う。

 

「そ、それは……兄さんと一緒に桐乃の…ええっと…」

「京介とあたし?」

 

 あたしの機嫌の悪さを察したのか? あやせが困った顔で言葉を紡ぐ。

 しかし京介もここにいるの? ならなんであやせと一緒に来ないかな。

 あたしは群衆の中から京介を見つけようとキョロキョロする。

 

「はっ、そうです。私はそんな事を言いにきたんじゃありませんっ!!」

「ふぇっ」

 

 あたしが京介を探していると、あやせが何かに気がついた様に頭を左右に振った後、怒声を上げた。突然のあやせの剣幕にあたしは驚いてしまう。

 

「ふぇっ、じゃありません。ふぇっ、じゃ! 桐乃がメルルを大好きなのは兄から聞きましたから、この大会にいるのは…嫌ですけど、あまり認めたくありませんが、納得します」

「えっ、あ、うん、ありがとう」

 

 あやせのあまりの剣幕に思わずお礼を言ってしまう。

 

「……だけど、だけどですよ!!前に桐乃に言いましたよね。あまりに変な行動をしたら私も怒りますよってっ!!」

 

 あたしのお礼に反応しないで、顔をうつむかせてぷるぷる震えていたあやせがガァーーっと怒鳴りたてた。

 

「べ、別に変な行動してないし…」

 

 あやせの言葉に、あたしは目を泳がせながら抗弁を試みる。

 

「へぇーー、じゃあ、桐乃。その格好はなんなんですか?」

 

 あやせが再び無表情になってあたしに問いかけてくる。

 

「こ、これは正装なのっ! こういう場所では、これこそがTPOに合わせた正装なのよ!!」

 

 あたしは間違っていない。この場所にあっては、この格好こそ間違いなく正しい服装なのよっ!…あやせに目線は合わせられないけど。

 

「…そうなんですか。なら桐乃あの人達を見てどう思いますか?」

 

 あやせが感情を悟らせない淡々と口調で追撃をしてくる。

 あの人達? あやせが指差す先には…ああっ、さっきあたしの側にいたあたしと同じような格好をした集団のこと? いまも「クララたん、萌えぇぇぇぇっ!」「メ・ル・ルっ!メ・ル・ルっ!」など叫びながら会場を盛り上げている。その献身的な姿を眺めると。

 

「うえっ、キモっ!?」

「そうですよね。気持ち悪いですよね」

 

 思わず声を漏らしてしまったけど…なんだろうこの流れはマズイ気がするわ。

 

「いや、あの、彼らも会場を凄く盛り上げてくれてるし…いいんじゃない…あはは」

 

 あたしは慌ててフォローをいれる。

 

「ごまかされませんよ、桐乃。だって、さっきあの人達と一緒にいた桐乃も……その……気持ち悪かったんですから…」

 

 親友から衝撃の告白を受けた!?

 

「き、気持ち悪いってっ!? 酷いよ、あやせっ!?」

「うぅ…ごめんなさい、桐乃。でも、ごめんなさい、本当に気持ち悪かったんです…」

「あああっ、うううっ…」

 

 あやせが申し訳なさそうに謝りながら、あたしの胸に刃を突き刺してくる。親友に気持ち悪いとさらに強調されたあたしは蒼白になる。あの夏のあやせに否定されたことが、脳裏によぎってくる。

 嫌だっ、嫌だっ、嫌だっ! あんな思いをするのはもう嫌っ!

 身体が意思と関係なく震えてくる。そんな私を温もりが包み込む。

 

「酷いこと言ってごめんなさい。大丈夫、大丈夫ですから、落ち着いて、桐乃」

「……うん」

「聞いて桐乃、気持ち悪いって思っても、オタクでも、桐乃をもう否定したりしないよ、私は。だって私は桐乃が大好きなんですから…」

「あやせ…」

 

 ショックで呆然としているあたしにあやせが抱きしめながら告白してくれる。

 あやせの温もりに包まれたあたしは、あやせに認めてもらった嬉しさで心が一杯になった。先程流れそうになった涙が、今度は正反対の意味で流れてきそうになる。

 冷静さを取り戻したあたしを見て、もう大丈夫と思ったのだろう。あやせが再度言葉を紡いでいく。

 

「でもですね、桐乃……」

 

抱きしめていたあやせの身体が離れ、両腕があたしの肩に置かれた。

 

「…本当にお願いですから、少し自重して下さい!!」

 

 懇願の形をとっているが、これはもう命令だよね。あやせの目が本気だもん。つかまれてる肩に凄い力加わってるし。

 落として、上げて、また落とすって、あたしの親友は本当にズルい。感情の起伏がついてこれない。

 

「あっ、うん。ごめん」

 

 思わず反射で軽い感じで謝ってしまったあたしは悪くないと思うの。

 

「もーーなんですか、人が真剣に話しているのに、その返事は…………やっぱり桐乃にはしっかりとオハナシしないとダメですね」

 

 だけどそのあたしの空返事があやせの怒りの導火線にまた火を灯してしまったみたい。

 オハナシはメルルネタなんてツッコめる雰囲気じゃないわね。

 

「だいたいですね。親友である桐乃を気持ち悪いなんて思いたくないんですよ、私は……」

 

 こうなったあやせをもう止めることは出来なかった。頭をうな垂れてあやせの説教が終わるのを待つしかない。

 これはもうメルルコスプレ大会中に終わらないかもしれない。あーん、まだ大会観たいのにぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!

 心の中で絶叫しながらも、あたしを大好きと言ってくれた親友の事を考えると、流石のあたしでも「お説教は後にして、ね、あやせ♡」とは言い出せなかった。うわーーん。

 お説教を聞いている時に、会場が凄い盛り上がりを見せ、メルルのOPがどこかで聞いた事のある声で聴こえた気がする。

 ……何かとんでもなく惜しいものを見逃してしまった気がするわ。でもそれより今は長々と続く親友のお説教の方が問題なの。

 ごめん、あやせ、ちゃんと自重するから、もうお願い許してぇぇぇぇぇぇっ!!

 

 




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