「失礼します」
夏美に案内され、降谷零が入って来た。
飛翔「初めまして。私はこの店のオーナーの高橋飛翔といいます」
「初めまして。今日は無理を言ってすみませんでした。どうしてもここで働きたくて。自分は安室透と申します」
安室透か。私立探偵で使ってる名前を使ってきたな。
飛翔「安室さんですね。では今から面接を始めさせてもらいますね。安室さんは、何故ウチの店で働きたいと思ったんですか?」
安室「はい。何度かここに来たり、私の知り合いからこのお店が新しくなり、従業員もたのしく働いていると聞きまして」
飛翔「ふむふむ」
安室「お恥ずかしい話ですが、私は結構コーヒーやスイーツが好きでして。偶に休日には自分で作ったりするんです」
飛翔「なるほどなるほど」
嘘は言ってないな。ま、確かにコーヒーとか煩そうだな。さて、別に採用してもいいんだが…
飛翔「それでは、次の質問いいですか?」
安室「はい」
飛翔「では…貴方は何の目的で、ウチの店に来たんですか?…降谷零さん?」
降谷「!?」
俺がコイツの本名を言うと、降谷は驚き立ち上がる。
飛翔「おや?違いましたか?警察庁警備局警備企画課(ゼロ)所属の公安警察降谷零さん?」
降谷「あ、貴方はいったい…」
飛翔「ウチには優秀なメイドがいましてね。貴方の事を調べさせてもらいました。そして…コードネーム【バーボン】」
降谷「!!」
飛翔「恐らく、以前俺が偶然出会った宮野姉妹が、ここで私と話した事を組織の人に聞き、俺がどんな人物か直接見に来たってとこか?」
降谷「組織の事まで…」
降谷は懐に手を入れようとする。だが…
シャロン「動かないで下さい」
既にウチの優秀メイドが控えてるんだよ。
降谷「!?」
シャロン「ゆっくりと懐から手を出して上に上げてください」
そう言われ降谷は手をゆっくりと頭上より高く上げた。
「さて、ゆっくりコーヒーでも飲みながら話を聞かせてもらおうか」
降谷「……」
観念したのか、降谷はソファーに座り、シャロンが淹れたウチのコーヒー飲む。
降谷「…美味い」
「だろ?この豆は俺のお気に入りでな。家でも飲んでるが、店にも置いてるんだ」
少しコーヒーの話をしながら、降谷の事を話し出す。
降谷「…貴方は何故組織の事を知ってるんですか?」
「まぁ、ウチの知り合い…弟みたいに可愛がってた奴が、組織が開発した薬の餌食になってな」
降谷「なんですって!?」
「特に驚いたのが、まさか体が縮むとはな」
降谷「体が縮む?」
「子供になったんだよ」
降谷「まさか、組織がそんな薬を作っていたなんて」
「いや、組織はその薬が毒薬と思い込んでる節がある。アイツに薬を飲ませた奴がそんな事を言ってたと聞いてな」
降谷「そんな…」
降谷の奴も驚いてるな。
「さて…あんたはこれからどうするつもりだ?」
降谷「そうですね…」
「あんたがいいなら、ウチで雇ってもいい」
降谷「えっ?」
「その代わり、組織の情報をウチに隠さず全て報告する事。それを守れば特に咎める事はしない」
ま、別に情報を渡さなくてもいいんだがな。シャロンが調べてくれるだろうし。
降谷「…何が目的だ」
「ん?」
降谷「いくらなんでもその条件がおかしすぎる!」
「……」
降谷「他にも目的がある筈だ!」
「…松田陣平」
降谷「!?」
「萩原研二。2人はあんたの元同僚だったよな?」
降谷「な、何故その名前を」
「あの2人とは、昔付き合いがありましてね。よく教えられましたよ。爆弾の解体の仕方とかをね」
降谷「……」
「2人が亡くなったと聞いた時はショックだった。そして、その爆弾魔はまだ捕まっていないと聞き、警察達の無能さにイライラした」
降谷「……」
俺の言葉を聞いて、降谷は顔を逸らす。
「いや…あんたに言っても同じか。とにかく理由はそんな感じだな。あんたがあの2人と同じ課にいたって知った時は驚いたがな」
降谷「そう…ですか」
「ああ。黒の組織の情報があれば、俺達も色々と動きやすい」
降谷「…分かりました」
「なら交渉成立だ。これからよろしく頼むぞ。降谷零…いや安室透君?」
降谷「よろしくお願いします。オーナー」
こうして俺は、黒の組織の情報を貰う代わりに、公安警察の降谷零を働かせる事にしたのだった。
劇場版で登場する女性キャラを登場させるか。
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登場させ、主人公に好意を持つ
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登場させ、主人公に好意を持つ(犯人含む)
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原作通り登場だけさせる