怪盗キッドのメッセージカードが出てから、会場はザワザワしている。茶木警視に数人詰め寄っている。
小五郎「奴はもう、本物の黒真珠のありかを…」
朋子「フ…万が一分かっていたとしても、ここは洋上の監獄…刑事さん達がひしめくこの船から、見事に【
「警部!!後10分足らずで、本船は東京港に入港します!」
中森「よぉし!この部屋の出入り口を固めろ!!誰一人外に出してはならんぞ!」
コナン(さあシッポを出せ、怪盗キッド!!)
園子「ちょ、ちょっと蘭…胸の真珠どこ行ったの?」
蘭「え?ウソ…あ…すみませ〜ん!誰かその真珠拾って下さい!」
近くに転がった真珠を男性が拾おうとした瞬間、真珠が爆発した。そして次々床に落ちた真珠が、連鎖爆発を繰り返す。爆発といっても、爆竹程度だが…それに驚き、胸にまだ付けてた人達は、次々外して放り投げる。当然会場はパニック状態だ。
朋子「きゃ!」
飛翔「おっと!」
俺は人混みに押された朋子さんを抱き抱えた。
園子「ママ大丈夫!?」
朋子「え、ええ。飛翔君のおかげでね」
園子「あれ?」
すると園子ちゃんは何かに気がついた。
園子「ママのも無くなってるわよ、黒真珠…」
朋子「え?」
見ると、朋子さんの黒真珠も確かに無くなっていた。
朋子「ホントですわ」
しかし朋子さんは慌てなかった。
安室「鈴木夫人が慌てていないという事は、夫人も偽物を付けていたといわけですね」
朋子「ええ、その通りよ」
園子「そうなの?じゃあ誰が本物の漆黒の星を?」
朋子「それは…」
中森「逃がすな!今外に出た奴がキッドだ!」
見ると、多くの人が会場の外になだれ出ていた。その中に新一と蘭ちゃんもいた。なら、俺も動くか。
飛翔「では朋子さん。これお返ししますね」
俺は胸に付けてた黒真珠を朋子さんに渡す。
朋子「ええ、やはり貴方に渡していて正解でしたわ」
園子「ええっ!?ママ、本物の黒真珠飛翔さんに渡してたの!?」
朋子「ええ。彼以上にキッドから守るに相応しい人はいませんもの」
飛翔「驚きましたよ。箱を開けたら本物が入ってたんですから」
安室「店長は、ご自身のが本物の漆黒の星って分かってたんですか!?」
飛翔「ええ。おそらくシャロンも気が付いていたはずですよ?」
シャロン「はい。もちろんです」
安室「僕もまだまだですね…」
飛翔「それじゃあ僕も少し別行動しますので、シャロンと安室さんは、園子ちゃんと朋子夫人の護衛をお願いします」
シャロン「かしこまりました」
安室「お任せ下さい」
園子「あの、飛翔さんはどこに?」
飛翔「少し眠り姫を起こしにね」
そう言い残して、俺は会場を後にした。
飛翔「さて…匂いはこっちからだな」
俺はデッキに出て、匂いがする方に歩いて行く。そして1つの救命ボートの前に止まった。中を覗くと…
飛翔「やっぱりか」
中では蘭ちゃんスヤスヤと眠っていた。俺は起こさないように、蘭ちゃんを抱き抱えた。すると、別方向から蘭ちゃんがやって来た。
蘭?「なっ!?」
飛翔「少し遅かったですね。怪盗キッドさん?」
蘭?「まさか、寝かせてた場所がバレるなんてな」
飛翔「いえいえ。人より少し嗅覚や聴覚に自信があるだけですよ」
俺が笑顔で答えるが、その裏の顔は少し怒っていた。風邪でも引いたらどうするんだ。
飛翔「逃げるなら早く逃げた方がいいですよ。そろそろコナン君が追い付きそうですし」
キッド「あんたは捕まえないのかい?」
飛翔「ええ。今回は見逃しますよ。蘭ちゃんを医務室に念の為連れていきたいですし」
キッド「その言い方だと、彼女がいても俺を捕まえられる言い方だな?」
飛翔「それはもちろん…」
俺は蘭ちゃんを抱き抱えたまま、一瞬でキッドの目の前に詰め寄る。
キッド「!!?」
飛翔「その気になれば、いつでも捕まえられますよ?ですが、その役目は俺じゃあない」
コナン「待てキッド!」
すると、後ろから新一の声が聞こえてきた。
キッド「なるほど。捕まえるのはあんたじゃなく、あの坊主って事か」
飛翔「ええ。怪盗と探偵。実にお似合いでしょ?」
キッド「言ってろ。んじゃ、遠慮なく逃げさせてもらうぜ!」
そしてキッドは変装を解いて、ハンググライダーで飛んでいった。
コナン「飛翔さん!キッドは!!」
飛翔「悪いな新一。こんな状態は捕まえるのは無理だった」
コナン「クソッ!けど、蘭が無事ならいいか。次捕まえればいいだけだからな!」
キッドが飛んでいった方向を見ながら、笑みを浮かべる新一であった。似た者同士だな…ホント。そして船は無事に東京港に到着し、漆黒の星も無事に鈴木財閥に戻ったのであった。後日、園子ちゃんが蘭ちゃんにキッドの姿を聞いてたが、すぐに眠らされたので覚えていないと言っていた。
劇場版で登場する女性キャラを登場させるか。
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登場させ、主人公に好意を持つ
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登場させ、主人公に好意を持つ(犯人含む)
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原作通り登場だけさせる