コナンの最強な協力者   作:シャト6

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第2話

俺はそのまま隣の阿笠邸に来ている。

 

飛翔(挨拶回りが、新一の事を聞くことになりそうだな)

 

そしてチャイムを鳴らす。中から太っちょの男が出てきた。この家の主“阿笠博士”だ。

 

阿笠「はい?」

 

飛翔「どうも博士。お久し振りですね」

 

俺は挨拶するが、博士は俺と分かっていないみたいで首を傾げていた。

 

阿笠「えっと…すまんがどちら様で?」

 

飛翔「酷いな~博士。いくら数年ぶりとはいえ、昔は新一達と一緒に来てたのに」

 

阿笠「新一とじゃと?」

 

飛翔「ええ、その後アメリカに引っ越しましたけどね」

 

そう言うとようやく俺が誰か分かったみたいだ。

 

阿笠「もしや…飛翔君か?」

 

飛翔「そうです」

 

阿笠「お~!本当に久し振りじゃな!元気じゃったか?」

 

俺と分かると、博士は嬉しそうな声を出す。

 

飛翔「まぁなんとか。博士も相変わらず変な発明ですか?」

 

阿笠「変な発明とは失礼じゃな。それより立ち話もなんじゃし、中に入りなさい」

 

飛翔「それではお邪魔します」

 

俺は中に入ると、博士はコーヒーを出してくれた。

 

阿笠「しかし本当に久し振りじゃの」

 

飛翔「そうですね。確か新一達が中学校入学頃でしたね。俺が日本を離れたのは」

 

阿笠「そうじゃったな。その時蘭君や園子君達が泣き出して、中々君から離れなかったのぅ。モテモテじゃな♪」

 

飛翔「アハハ…」

 

日本を離れた時の事を話し出す。確かにそうだったな~。

 

阿笠「で、もう蘭君達には会ったのかの?」

 

飛翔「いえ、時間も時間ですから」

 

阿笠「出来るだけ早く会ってあげなさい」

 

飛翔「そうします」

 

俺はコーヒーを一口飲み、先程の事を話だす。

 

飛翔「博士、つい先程アイツの家に行ったら、白衣を着た女と男が複数にいたけど、誰だあいつら?」

 

阿笠「なんじゃと?おかしいの。新一の家の鍵はわしが預かっとるんじゃが」

 

そう言いながら、ポケットに入れてた鍵を出す。

 

飛翔「後、新一が行方不明って聞いたが…本当なのか?」

 

俺は真剣な表情で博士に質問する。

 

阿笠「あ、いや…別に行方不明って訳じゃないぞ。いつも通り、事件の捜査をじゃな」

 

飛翔「……」

 

俺は博士の顔をじっくり見る。どうもオドオドしてるし、それにさっきと比べて呼吸、心音が速くなってる。これは嘘をつくときの症状と同じだ。

 

飛翔(つまり、博士は何らかの理由で嘘をつかなきゃならないって事か。普通に考えれば新一の事だが…)

 

俺は先程の博士の会話を思い出す。

 

阿笠『あ、いや…別に行方不明って訳じゃないぞ』

 

飛翔(行方不明って訳じゃない…ってことは、それに似た状況って事だよな?新一に何かあったのは確かだな)

 

俺はもう一度博士の顔を見る。すると博士は、汗をかいていた。

 

飛翔(汗…)

 

余程秘密にしなければいけないみたいだな。けど、新一を含めた皆は、俺の弟や妹みたいなもんだ。危険があるなら、出来るだけ協力してやりたい。

 

飛翔「博士」

 

阿笠「な、なんじゃ」

 

飛翔「ホントの事を言ってくれ。アイツに何があったんだ?どう考えても、あの連中は普通じゃない。大切な弟や妹達を助けるのも兄のつとめだしな♪」

 

阿笠「…そうじゃったの。皆からすれば、君はお兄さんじゃったな」

 

昔の事を思い出したのか、懐かしい顔をする。

 

阿笠「分かった。新一の事を話そう」

 

飛翔「そうか」

 

阿笠「ただし!今から話す事は誰にも言ってはいかん。もちろん、蘭君達にもじゃ」

 

飛翔「蘭ちゃん達にもか。分かった。約束する」

 

俺は頷いてそう答える。そして博士は、新一の身に起きたことを話した。

 

飛翔「へ~、薬で小さくか」

 

話の内容を聞いて、俺は素直なことを口にした。

 

飛翔「けど、相変わらず事件で変なことに首突っ込む癖は治ってないみたいだな」

 

阿笠「まぁの」

 

飛翔「けど、今の名前が“江戸川コナン”か。そして、蘭ちゃんの家に居候で小五郎さんの仕事を影で手伝ってるって訳か」

 

阿笠「その通りじゃ。毛利君が有名になれば、新一の体を小さくした連中の事が舞い込んでくるかも知れんからのぅ」

 

確かにその通りだな。けど大変だな。あの人、昔は刑事で敏腕だったけど、探偵になってからは今一つだったしな。蘭ちゃんからも電話やメールで愚痴聞かされたし。

 

飛翔「最近はいいけど、少し前までは家計のやりくり大変だっただろうな。蘭ちゃん」

 

阿笠「そうらしいの。1年前位から、あのビルの所有者も変わったから、家賃なども色々とあったじゃろうし」

 

飛翔「ああ、あのビルね」

 

俺はある場所に連絡する。そして暫くすると、シャロンが書類の入った封筒を持ってきた。

 

シャロン「飛翔様、例の物をお持ちいたしました」

 

飛翔「ありがとう」

 

俺は封筒を受け取り中身を確認する。

 

阿笠「あ~…飛翔君や」

 

飛翔「はい?」

 

阿笠「彼女は誰なんじゃ?」

 

おっと忘れてた。博士達はシャロンの事知らないんだった。

 

シャロン「初めまして、阿笠博士様。3年前から飛翔様のメイドをしております“シャロン・クルーガー”と申します」

 

阿笠「これはどうもご丁寧に」

 

シャロン「それでは飛翔様。私は戻ってお夕食の続きをしておきますので」

 

飛翔「分かった。出来るだけ早く帰る様にするから」

 

そしてシャロンは帰っていった。

 

阿笠「飛翔君、君はいつからメイドなんかを雇ったんじゃ?」

 

飛翔「ああ、実は…」

 

俺はシャロンと出会った時の事を話した。

 

阿笠「なるほど。それで彼女は君のメイドになったんじゃな」

 

飛翔「ええ、まぁ」

 

阿笠「その内蘭君達に刺されやせんかのぅ」

 

飛翔「アハハ…」

 

俺は博士の言葉に苦笑いするしかなかった。さて、話を変えてこの書類だ。

 

飛翔「実はですね博士。蘭ちゃん達が住んでいるあのビルの所有者なんですが…つい先程俺の物になりました」

 

阿笠「な、なんじゃと!?」

 

飛翔「これがその書類です」

 

俺は、毛利探偵事務所があるビルの書類を博士に見せる。

 

阿笠「じゃ、じゃが…一体いつ」

 

飛翔「1時間前に俺電話したでしょ?その時にシャロンに指示して、このビルと土地を所有してる人に売ってもらったんですよ」

 

阿笠「……」

 

飛翔「で、これであのビルは俺の物になったわけですから、これから家賃とかは振り込まれても、上手い具合に蘭ちゃん達の元に戻るって事です」

 

阿笠「つ、つまり、あのビルの家賃とかは」

 

飛翔「タダです♪あ、もちろん光熱費とかは払ってもらいますけどね」

 

阿笠「驚きすぎて、わしは何も言えんわい」

 

椅子にもたれ掛かる博士。

 

阿笠「じゃが飛翔君、何処にそんな大金があったんじゃ?」

 

飛翔「博士…株ってチョロいですね」

 

俺は笑いながら、博士にそう言うのだった。

劇場版で登場する女性キャラを登場させるか。

  • 登場させ、主人公に好意を持つ
  • 登場させ、主人公に好意を持つ(犯人含む)
  • 原作通り登場だけさせる
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