あれから明美…美奈子は、シャロン達の指導により、日毎にメイドの作法と護衛術を吸収している。
飛翔「それで、明美さんの様子はどうなんだ?」
シャロン「飛翔様。明美ではなく美奈子です」
飛翔「おっと、悪い悪い。その美奈子さんの様子はどうなんだ?」
シャロン「はい。私やプレアデスからの指導で、メイドの作法の方はほぼ完璧と言っていいかと思われます。ですが…」
飛翔「もう一つの、戦闘の部分がイマイチって感じか…」
シャロン「はい」
ま〜明美…美奈子さんは、見るからに戦闘は苦手って感じだしな。これは妹の方も同じだな。
飛翔(初めてウチの店に来た時も、拳銃を出したがすぐ俺に奪われてたしな。ま、あれだと他の奴でも奪われてただろうしな…)
飛翔「メイドの作法がほぼ完璧なら、後は俺とシャロンの側で、戦闘に慣れてもらう方向にシフトするか」
シャロン「畏まりました。では明日より、美奈子を飛翔様付けのメイドといたします。暫くの間は研修と言う立場にいたします」
飛翔「了解。それで美奈子に関しての情報や戸籍は?」
シャロン「はい。そちらについてもご安心下さい。公安の方達のお力もお借りして、その上で公安内に情報は残さないよう細工しております」
飛翔「公安に戸籍とかの協力してもらったのは分かるが、その上美奈子の情報を公安内部に残さないってどうやったの?」
シャロン「フフフ…」
シャロンは笑うだけだった。ウチのメイド…シャロン以外のメイド達は恐ろしいな。
夏美「へ〜。美奈子さんって私達と年齢、そんなに変わらないんですね」
美奈子「そうみたいですね」
梓「それで、どうやってオーナーのメイドさんになれたんですか?」
美奈子「シャロンさんの母親と私の両親が知り合いで、困ったらシャロンさんの母親を頼りなさいと言われていて。それで…」
梓「そうだったんですね」
美奈子「そこで、シャロンさんから旦那様を紹介してもらったんです」
夏美「なるほど」
梓「けど、美奈子さんはオーナーの事、旦那様って呼ぶんですね」
美奈子「呼び方は好きにと言われたんですけど」
夏美「シャロンさんは飛翔様ですけど」
美奈子「多分ですが、用途によって使い分けると思います。旦那様と飛翔様を」
梓「大変ですね。メイドって」
美奈子「ですが、旦那様にお仕えできる。これほど嬉しい事はありません」
「「……」」
美奈子の言葉に、2人は黙ってしまう。そしてこう思った…
((美奈子さん…絶対に飛翔さん(オーナー)の事好きね))
女の勘は鋭いのである。特に、同じ恋心を抱いてる相手だと尚更だ。そして午前の営業が終了し、お客が落ち着いた頃に、午後から出勤の安室がやって来た。
安室「おはようございます」
「「おはようございます。安室さん」」
梓「夏美さん、安室さんも来たのであがってください」
夏美「分かりました」
安室「では僕も準備してきますね。おはようございますオーナー。シャロンさん。それと…此方の方は?」
事務所に入ってきた安室が、美奈子の事を聞いてきた。
飛翔「ああ。本日付けで新たに雇ったメイドです」
美奈子「初めまして。灰原美奈子です。よろしくお願いします」
美奈子はメイドらしく、安室に会釈しながら挨拶する。
安室「新たに雇ったメイドさんですか。美奈子さん…でしたね?初めまして、安室透といいます」
安室も普通に挨拶してきた。どうやら、美奈子が宮野明美だとバレなかったようだな。ま?変装技術も叩き込んだし、早々ヘマしなきゃバレはしないがな。けど、苗字が灰原か…
飛翔(いつ考えてたんだ?灰原なんて苗字…)
チラッとシャロンを見ると、笑顔でこちらを見てきた。コイツ…さては俺に内緒にしてたな?
飛翔(やれやれ…シャロンは偶にこういう悪戯があるからな)
俺は少し呆れながらも、特にそれ以上は気にしなかった。
劇場版で登場する女性キャラを登場させるか。
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登場させ、主人公に好意を持つ
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登場させ、主人公に好意を持つ(犯人含む)
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原作通り登場だけさせる