コナンの最強な協力者   作:シャト6

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第3話

あれから2日後、博士には俺が日本に帰ってきてる事は内緒にしてくれと頼んだ。何故か聞かれたが、その方が面白いからと言ったのはご愛敬で♪

 

飛翔「さて、色々と確認しなきゃなんない事あるんだよな」

 

俺はただいまパソコンとにらめっこ中。すると、パソコンにメールが入る。同時に携帯にもくる。パソコンにメールが来た時、携帯にも来るようにしたのだ。で、中を確認する。

 

飛翔「誰からだ?」

 

メールを開き中を確認する。

 

飛翔「差出人は…ミネルバからだ。何々、『マイアミ・オープン女子で優勝したよ!』か。流石だな」

 

メールの相手は、アメリカの時に知り合ったプロテニスプレーヤーである“ミネルバ・グラス”からだった。

 

飛翔「けど、今のところは順調だな。また四大大会見に行けたら行かないとな。本人からのお願いだし」

 

そう考えながら、パソコンの電源を落とした。

 

飛翔「ん~!どうするかな」

 

時間は夕方、ボチボチ夕飯の時間か。

 

飛翔「たまには外に食いに行くか」

 

俺は久々に外に飯を食いに行く事にした。俺はシャロンに話に行く。

 

飛翔「シャロン」

 

シャロン「飛翔様?如何なさいましたか?」

 

飛翔「少し出掛けるから、夕食は今日はいい。外で食ってくるから」

 

そう言うと、シャロンは少し残念そうな顔をする。

 

シャロン「…かしこまりました」

 

飛翔「折角用意してくれたのに悪かったな」

 

シャロン「いえ」

 

飛翔「作ってくれたのは、ラップして冷蔵庫に入れてくれ。もしかしたら夜食で食べるかもしれないから。最悪明日食べるさ」

 

俺はそう言い、シャロンの頭を撫でて出ていった。

 

飛翔「久々に何処で食うかな。昔行った店まだやってるかな」

 

ブラブラと歩いてると、ある家にパトカーが止まっていた。

 

飛翔「何かあったんですか?」

 

警察「ええ、中で殺人事件がありまして」

 

飛翔「そうですか」

 

殺人事件か。相変わらず世の中物騒だな。

 

警察2「おい聞いたか?探偵の毛利小五郎が今推理してるらしぞ」

 

警察「なら犯人が分かったのか?」

 

毛利小五郎…小五郎さんが来てるのか。

 

飛翔「すみません、毛利さんに頼まれた物を持ってきたんですが、中に入っていいですか?」

 

警察2「そうか。分かった。入っていいぞ」

 

飛翔「ご苦労様です」

 

俺は上手い事言い、中に入り人が集まってる離れに向かった。すると中から声が聞こえてきた。

 

小五郎「私は疑っているんじゃありません。確信しているんです。貴方が犯人だとね」

 

「何だと!?」

 

小五郎「あるんですよこの部屋に。諏訪さんが犯人だと言う決定的な証拠が!」

 

目暮「ど、どこに!」

 

飛翔(へ~、小五郎さんが推理中か。けど、何で座ってるんだ?)

 

俺は小五郎さんの格好に疑問に思うが、取り合えず推理の続きを聞く。

 

小五郎「部屋中に刀傷を付けた本当の理由はね、ある物を隠す為だったんです」

 

目暮「ある物を隠す?」

 

小五郎「タンスの傷です」

 

そう言うと全員が部屋の右側のあるタンスを見る。

 

小五郎「傷をよ~く見てください。繋がっていない所があるでしょ」

 

目暮「た、確かに…」

 

小五郎「それは犯人によって、意図的に入れ換えられたもの。それを元に戻すには、一番上の段の左から二列目の引き出しと、同じ段の右端の引き出しを入れ換えて下さい」

 

小五郎さんの指示で、目暮警部が引き出しを入れ換えていく。

 

小五郎「次に、上から二段目の左端の引き出しと五段目の左端を。二段目の左から二列目と二段目の右端を。三段目の左から二列目を四段目の右端と。最後に、五段目の左から二列目を四段目の左から三列目と入れ換えて下さい」

 

全て入れ換えると、タンスにある文字が浮かび上がった。

 

目暮「こ、これは!?すわ!」

 

小五郎「おそらく、諏訪さんが阿久津さんの電話に気を取られてる隙に、被害者が刀で書いたものでしょう。それに気づいた貴方は、引き出しを入れ換えその上から傷を付けて文字を分からなくした。だが、そのままでは傷が付いたタンスだけが目立ってしまう。だから部屋中に刀傷を付けたんだ。タンスに刻み込まれた、ダイイング・メッセージを我々の視界から消すためにね!」

 

目暮「しかしどうして!彼は借りた金を持ってきているじゃないか!!」

 

諏訪「…刀ですよ」

 

すると、諏訪という男が話す。

 

目暮「刀?被害者が握っていたそれか」

 

諏訪「ふん!そんなナマクラじゃありませんよ。借金の形に預けてあった、我が諏訪家に代々伝わる『菊千代』。それを…あの男は!」

 

どうやら、被害者がその刀を売ってしまい、それで刀で殺したそうだ。

 

諏訪「気が付いたら…私は彼を一太刀にしていた。そう…こんな風にな!!」

 

すると諏訪は、警察が持ってた刀を奪い、小五郎さんに襲い掛かる。

 

諏訪「つあああああああ!!!!」

 

蘭「きゃあああああああ!!!!」

 

蘭の叫び声が響き渡る。だが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パキン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

諏訪「なに!?」

 

飛翔「やれやれ。随分と荒っぽい犯人だな」

 

俺は素早く小五郎さんと諏訪の間に入り、持ってた刀を蹴り折った。

 

蘭「えっ…嘘」

 

諏訪「私の太刀を蹴りで受けるとは…」

 

飛翔「太刀も何も、んな迷いのある太刀筋簡単に対処できる」

 

『いやいや…無理だって普通』

 

諏訪「…フッ、確かにそうですな。私にとって、最も大きな計算ミスは、貴方がここにいた事のようですな」

 

そして手錠をはめられ、諏訪は警察に連れていかれた。

 

目暮「毛利君!また見直したぞ!」

 

小五郎「あん?」

 

小五郎さんは、寝てたかのような反応するな。

 

蘭「……」

 

コナン「……」

 

飛翔「えっと…久し振り…だね」

 

蘭「…一体いつ戻ってきたんですか」

 

飛翔「えっと…三日前」

 

蘭「だったら」

 

ヤバイ…蘭ちゃんから凄いオーラが出てる。

 

蘭「三日前に帰って来てるなら、連絡の1つくらししてくれてもいいでしょう!!」

 

飛翔「お、落ち着いて蘭ちゃん!!」

 

蘭「問答無用!!頬肉(ジュー)シュート!!!!」

 

飛翔「ふべらっ!!?」

 

俺は小さい頃に教えた俺の技を食らった。

 

飛翔(蘭ちゃん…空手してるから、更に上達してるね)

 

俺は放物線を描き、庭に吹き飛んだのだった。

 

コナン「アハハ…女の嫉妬は怖ぇ~」

妃英里と工藤有希子のアンケート結果について。片方+両方の合計がヒロイン無しより多かった為、ヒロイン化は決定しました。なので次は片方、または両方のアンケートを取らせていただきます。

  • 妃英里
  • 工藤有希子
  • 両方

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