コナンの最強な協力者   作:シャト6

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第4話

蘭ちゃん達と出会って数日後、蘭ちゃんから伝わり園子ちゃんからもビンタをいただいた。で、コナン改め新一にお前の事を博士から聞いたと言い、事件に首を突っ込んだ時の事を説教した。だが、これからは俺が出来るだけ博士と同じ様に協力するとも言った。

 

飛翔「黒ずくめ…黒の組織か。その組織が持ってた薬を飲まされて体が縮んだ。本来は毒薬だったみたいだから、問答無用で殺すつもりだったみたいだな」

 

すると、シャロンが部屋に入ってきた。

 

シャロン「失礼します」

 

飛翔「どうしたシャロン」

 

シャロン「いえ、毛利蘭様からお電話がかかっております」

 

飛翔「蘭ちゃんから?こんな時間に?」

 

現在の時間は10時。こんな遅くに電話だなんて何かあったのか?

 

飛翔「とにかく電話に出るか」

 

俺は部屋の子機で電話に出る。

 

飛翔「もしもし、蘭ちゃんかい?」

 

蘭『飛翔さん、さっきの女の人…誰ですか?』

 

あ、しまった。蘭ちゃん達にシャロンの事話してなかった。

 

飛翔「あ、ああ。彼女はウチのメイドだよ」

 

蘭『へ~…メイドですか』

 

飛翔「あ、ああ」

 

蘭『ま~今はいいです。今度ゆっくりと話を聞かせてもらいますから』

 

飛翔(電話越しにでも、怒気が含まれてるのが分かる~((T_T)))

 

俺は説明の時の事を思いながら泣いた。

 

飛翔「そ、それよりもどうしたんだい?こんな時間に」

 

蘭『そうだった!飛翔さん、コナン君そっちに来てませんか?』

 

飛翔「コナン君かい?いや、今日は会ってないけど、何かあったのかい?」

 

蘭『今日コナン君、友達とデパートの仮面ヤイバーショー観に行ってるんですけど、まだ帰ってきてなくて』

 

飛翔「なるほど。確かに時間も時間だし」

 

蘭『それに、他の子達の所にも電話したんですけど、皆まだ帰ってきてないみたいで』

 

新一を含めた子供達がこの時間まで帰ってきていないか。何か変な事に巻き込まれてなきゃいいがな。

 

蘭『私、これからお父さんと一緒に目暮警部の所に行くんです』

 

飛翔「そうか。俺も探してみるよ。何か分かったら連絡して」

 

蘭『お願いします』

 

そして電話が切れる。

 

飛翔「しかし、新一の奴はともかく、子供達まで帰ってないとはな」

 

シャロン「如何なさいますか?」

 

飛翔「俺達も探しに行く。他の皆にも要請しておいてくれ」

 

シャロン「畏まりました」

 

そして俺はバイクで、新一達を探しに出掛けた。

 

飛翔「博士の所にはいないだろうな。昨日から発明関係の事で家空けるって言ってたし」

 

となると、まずはその仮面ヤイバーショーが行われたデパートに向かってみるか。

 

飛翔「えっと、デパートで仮面ヤイバーショーをしてる場所って…何処だ?」

 

なんともしまらねぇな…俺。で、あの後調べて今日仮面ヤイバーショーが行われたデパートへ行くと、細い路地からデパートの窓が見え、ペンキか何かでSOSと書かれていた。

 

飛翔「あれか!」

 

俺は急いでシャロンと蘭ちゃん達に連絡した。蘭ちゃんは急いで小五郎さんと目暮さんと一緒に来るそうだ。

 

シャロン「お待たせいたしました飛翔様」

 

飛翔「大丈夫だ」

 

シャロン「あれ…ですか」

 

シャロンは窓に書かれたSOSの文字を見る。

 

飛翔「ああ。おそらくだが、新一が向かいのビルにいる人に向けたメッセージだろう。だが、誰からもそんな通報が無かったって事は、気付かれなかったんだろな」

 

取り合えず俺達は、デパートの正面の入り口にやって来た。

 

飛翔「当然っちゃ当然だが、やっぱシャッター閉まってるよな」

 

シャロン「そうですね。おそらく社員専用の入り口も同じかと」

 

飛翔「だろうな。けど、どうすっかな~。こじ開けて中に入る訳にもいかないし。…ん?待てよ。デパートの中にいるなら、普通に警備の人に事情を説明すれば出してくれる筈だよな?」

 

シャロン「はい。おそらくですが、これが原因ではないかと」

 

シャロンはそう言い、取り出した新聞を俺に見せる。そこには、閉店後のデパートを襲った事件が書かれていた。

 

飛翔「おいおい…まさかあの文字の意味って」

 

シャロン「はい。このデパートの中に、その事件を起こした犯人がいると思うのが妥当かと」

 

飛翔「なら躊躇してらんねぇな。はぁ…また金がかかるな。いや、その前にお説教か?」

 

俺は嘆きながら、社員専用のシャッターの前に行く。

 

飛翔「羊肉(ムートン)ショットォ!!」

 

そしてシャッターを蹴り飛ばす。

 

飛翔「やっぱりか。どうやってるか知らないが、ご丁寧に警報を切ってるみたいだな」

 

シャロン「その様ですね」

 

飛翔「シャロン、お前は蘭ちゃん達にこの事を伝えてくれ。そして警察と一緒に連れて来てくれ」

 

シャロン「かしこまりました」

 

そしてシャロンは、蘭ちゃん達を呼びに行ってしまった。

 

飛翔「さて…何人いるんだか」

 

人数がわからない限り、無闇な行動はできない。新一や他の子供達もいるからな。

 

飛翔「取り合えず上に向かうか。中央のエスカレーターで上っていけば見つかるはずだ」

 

俺は止まってるエスカレーターで上に上がっていく。さて、どこにいるのやら。

 

2階に上がると、奥の方から何か臭ってくる。

 

飛翔「この臭い…アルコールだな」

 

その場所に行くと、辺りに酒瓶や樽が転がっており、犯人の1人がコードで縛られていた。

 

飛翔「へ~やるじゃねぇか。ってことは、もしかしたら、他にも捕まってるかもな」

 

俺は更に上に上っていく。すると、3人の男が同じ様にコードで縛られていた。そして少し離れた寝具コーナーのベットで、男の子2人と女の子1人が寝ていた。

 

飛翔「ハハッ、可愛い寝顔だな。だが、新一の姿が見えないな」

 

辺りを見回していると、何処からか音が聞こえてきた。

 

飛翔「今の音…銃声か!」

 

俺は忍術を急いで銃声が聞こえた方に走り出す。場所は階段で、所々銃弾の後が残っていた。

 

飛翔「屋上に向かってるな。銃弾の数からして、犯人は残り1人だけみたいだな」

 

ようやく俺は、屋上に到着した。扉の影から外を見ると、犯人であろう女と新一がいた。

 

「出てきな!遊びは終わりだよ」

 

女がそう言うと、新一は隠れてたバスケットボールのカゴをひっくり返して、中からボールを転がす。

 

「所詮は子供の悪あがきよ」

 

すると、1つのボールが新一の方に飛んでいく。それを新一は女目掛けて蹴った。

 

コナン「いっけぇぇぇぇ!!!!」

 

ボールは見事女が持ってた拳銃の手に命中する。

 

飛翔「今だ!」

 

俺は弾かれた拳銃を見て、素早く女を取り押さえた。

 

飛翔「大人しくするんだな」

 

俺は少し殺気を出しながら女に言う。それを感じたのか、女は大人しく俺に拘束された。

 

飛翔「やれやれ」

 

コナン「何で飛翔さんが?」

 

飛翔「蘭ちゃんから電話があったんだよ。『未だにコナン君が帰ってないんです。他の子供達も』って。それで、俺とシャロンが探しに出たら、窓に書かれたSOSの文字を見つけたんだよ」

 

コナン「なるほど。それで、あいつらは?」

 

飛翔「新一の友達なら、下の寝具コーナーのベットで仲良く寝てたよ」

 

コナン「ったくあいつら、呑気だな」

 

俺の言葉を聞いて、新一は安心しつつ呆れていた。

 

飛翔「仕方ないさ。もう夜明けの時間だしね。それと、もうじきシャロンが蘭ちゃん達を連れてここにやって来るよ」

 

コナン「そうですか。ところで飛翔さん、シャロンって誰ですか?」

 

飛翔「ああ、蘭ちゃんにも後で紹介するけど、俺が向こうに行ってる時に助けた人だよ。今はウチでメイドをしてくれてるよ」

 

コナン「メイドって」

 

そんな話をしてると、サイレンの音が聞こえてきた。

 

飛翔「どうやら来たみたいだね」

 

コナン「みたいですね」

 

飛翔「それじゃあ、あの子達と犯人を下まで下ろそうか」

 

こうして、無事に犯人と子供達は助け出され、後日デパートから新一達が表彰された。その間に食べた物や、壊した物のおとがめは一切なかったそうだ。

 

蘭「それで飛翔さん。シャロンさんの事説明してください」

 

シャロン「私は、飛翔様に全てを捧げています」

 

蘭「なっ!///」

 

シャロンさ~ん!余計なこと言わないでくれますかね~!!

妃英里と工藤有希子のアンケート結果について。片方+両方の合計がヒロイン無しより多かった為、ヒロイン化は決定しました。なので次は片方、または両方のアンケートを取らせていただきます。

  • 妃英里
  • 工藤有希子
  • 両方

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