群狼戦記〜ブリッツ・フリート〜   作:ヨシフ書記長

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最近忙しくて死にそう


カール軍港

協商連合の輸送船団が拿捕されて2日後

海中を進む1隻の潜水艦…

エンジンの音がうるさい船内の中で、一人の男の子は潜望鏡の前の椅子に座っていた

 

「ふぅ…なんとか…。協商連合の輸送船は叩けたけど…。怖かったぁ!何で!乗組員に輸送船の下に潜り込めとか言ったんだろう…。あの輸送船が武装してたら、俺らおしまいじゃんか!」

 

頭を抱えながら男の子が声を潜めて体を揺らしていると

 

「艦長!クレッチマー艦長!」

 

航海長が狭い艦内をかき分けながら、近づいてきた

 

「何だ?航海長?(ほかの人には何故か普通に喋れないんだよなぁ…)」

 

「もうすぐカール軍港です!準備してください!」

 

「うむ…わかった」

 

そう言うと、クレッチマーは制帽を被り、伝声管に口を近づけると言い放った

 

「我らが戦友諸君!我々はカール軍港に帰還する!

此度の戦果で帝国海軍の存在を世界に知らしめること出来た!

カール軍港では我々を祝おうとする人々で溢れかえってるだろう!

さぁ…諸君!帰還するぞぉ!」

 

 

「「「「うおおおおおおおお!」」」」

 

クレッチマーの声が艦内に響くと、艦内の至る所から歓声ががあがった

 

「潜望鏡をあげー!」

「了解!」

 

 

クレッチマーが潜望鏡を覗き込むと、カール軍港がうっすら見え始めていた

 

「バラストをあけろ!浮上するぞー!」

「了解!バラストの水を抜けー!」

 

乗組員達が基盤のスイッチを押しながら、バラスト用のバルブを回して、バラストを開放した。

 

艦内が少し斜めになると、水飛沫を散らしながら浮上した!

 

「総員!甲板上に並べ!」

 

クレッチマーが叫ぶと、乗組員達が慌ただしく動き出した

 

ハッチを開けて、乗組員たちが外に出ると駆逐艦が近づいてきた

 

「英雄の帰還だ!」

「おーい!」

 

駆逐艦の乗組員達が潜水艦に向かって手を振ってきていた

 

「総員!整列!」

 

クレッチマーの言葉に潜水艦の乗組員達が整列をして並び始めた

 

「軍旗を掲げよ!」

 

乗組員の1人が軍旗を掲げた。

そうして、カール軍港に潜水艦が近づくと、軍港の桟橋には凄い数の人々が歓声を上げながら、潜水艦の方に手を振ってきた。

 

「総員!敬礼!」

 

クレッチマーの言葉に乗組員達は一斉に敬礼をした。

 

そうして、潜水艦はカール軍港へと入港をはたした…。

 

 

「ロープを投げろ!潜水艦を係留するぞー!急げ!」

 

港の海兵達が慌ただしく動いていた。

そうして、潜水艦にかけ橋かけられると、クレッチマーは港に降り立った。海軍将校を連れた一人の軍人が近づいてきた

 

「良くやってくれた!クレッチマー少尉!

大戦果だ!君のお陰で陸軍共の鼻を明かすことが出来る!」

 

「ええ…ありがとうございます…デーニッツ准将閣下」

 

「早速だが…少尉

元帥閣下がお呼びだ…付いてきてくれ!」

 

 




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